東海地方の難関私立女子高校とは?各学校の受験情報や進学実績、特徴、学費などを徹底解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
東海地方にはどのような難関私立女子高校があるのでしょうか?難関校へ入学するのは簡単ではありませんが、恵まれた教育環境の中で子どもの可能性をグンと広げられるはずです。
今回は東海地方にある難関私立女子高校の中から、特に人気の高い「椙山女学園高等学校」と「セントヨゼフ女子学園高等学校」「桜花学園高等学校」「聖霊高等学校」「光ヶ丘女子高等学校」を紹介します。学校ごとの受験情報や進学実績、カリキュラムなどの特徴、学費などを解説するので、志望校選びの参考としてください。
東海地方の難関私立女子高校5選!受験情報や学校の特徴などを解説
下記で紹介する5つの学校は、どれでも東海地方における上位の私立女子高校ばかりです。最新の受験情報や学校の特徴などを見ていきましょう。
椙山女学園高等学校【偏差値61】
参照リンク:椙山女学園高等学校
幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・大学院を持っている学校法人椙山女学園が運営しているのが、椙山女学園高等学校です。椙山女学園中学校との中高一貫校となっています。
受験・入試情報
2023年度の一般入試は2023年1月23日におこなわれる予定です。試験科目は国語・数学・社会・理科・英語(リスニングを含む)となっています。
進学実績
2021年度は以下のような大学への進学実績があります。合格者数は公表されていません。
- ・愛知県立大学
- ・青山学院大学
- ・学習院大学
- ・立教大学
- ・立命館大学
また、椙山女学園大学への推薦入学制度があります。
学校の特徴
教育理念である「人間になろう」を実現するために、「体力の増強」「学力の推進」「モラルの確立」「情操の育成」の4つを教育目標としてかかげています。
高校1年生は基礎学力の習得、高校2年生以降はそれぞれの進路希望に合わせた履修科目を自由に選択して、大学進学に備えられるカリキュラムを設定。主体的な学びを育てるために、自由に受講できる「土曜講座」も開設されています。
また、オーストラリアや台湾にある学校との国際交流プログラム、語学研修の機会があり、リアルな英語や外国文化に触れて、国際性を養えるのも魅力です。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
愛知県名古屋市千種区山添町2-2
・最寄り駅
名古屋市営地下鉄東山線の覚王山駅から、徒歩7分ほどでアクセスできます。
創立
椙山第一高等女学校・椙山女子専門学校附属高等女学校・椙山女子商業学校を合併して、1948年に創立されました。
生徒数
2022年5月時点の生徒数は、3学年合わせて1,129名となっています。
学費
2022年度入学生の初年度学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 20万円 |
授業料 | 44万4,000円 |
生徒会入会金 | 100円 |
PTA入会金 | 500円 |
校章・略章 | 1,110円 |
生徒会会費 | 4,500円 |
PTA会費 | 9,600円 |
日本スポーツ振興センター年会費 | 1,870円 |
生徒手帳 | 750円 |
学年費 | 4万3,000円 |
同窓会入会金 | 2万円 |
個人デバイス(chromebook購入)費 | 53,680円 |
合計 | 77万9,110円 |
セントヨゼフ女子学園高等学校【偏差値60】
参照リンク:セントヨゼフ女子学園高等学校
カトリック系の学校で、三重県内の難関私立女子高校といわれているのがセントヨゼフ女子学園高等学校です。中高一貫校のため、中学校から内部進学してくる生徒がいます。
受験・入試情報
2022年度の一般入試は2022年1月28日におこなわれました。試験科目は専願方式が国語・数学・英語(リスニングを含む)と面接、一般方式が国語・数学・英語(リスニングを含む)・社会・理科となっています。
進学実績
2022年度の大学乳では、以下のような大学への進学実績があります。
- ・名古屋大学 1名
- ・三重大学 5名
- ・上智大学 2名
- ・東京理科大学 1名
- ・立教大学 1名
学校の特徴
「愛と奉仕の精神に生きる」を建学の精神にかかげ、さまざまな分野で活躍する女性リーダーの育成に努めています。
生徒一人ひとりの学力に合わせて勉強できるように、「SAC(スーパーアドバンスコース)」と「AC(アドバンスコース)」の2コースを設置。SACは高い学力を育成するために、早い段階から先取り学習などの大学入学対策をおこないます。
また、国語と数学、英語はコースを超えた習熟度に合わせてグループ分け。ランクアップを目指して、グループごとに達成目標を設けています。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
三重県津市半田1330
・最寄り駅
JR紀勢本線の阿漕駅から、徒歩15分ほどでアクセスできます。
創立
1959年に創立されました。
生徒数
2021年4月時点の生徒数は、3学年合わせて213名となっています。
学費
2022年度入学生の初年度学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 5万円 |
授業料 | 39万6,000円 |
学校維持費 | 7万2,000円 |
活動諸費 | 1万3,200円 |
教育環境整備協力費 | 1万9,200円 |
旅行積立金 | 6万円 |
保護者会費 | 3,600円 |
教育充実費(初年度のみ) | 8万円 |
合計 | 69万4,000円 |
桜花学園高等学校【偏差値58】
参照リンク:桜花学園高等学校
多様なコース設定で、子どものニーズや可能性に沿った学習指導を受けられるのが桜花学園高等学校です。
受験・入試情報
2022年度の一般入試は2022年2月1日におこなわれました。試験科目は国語・数学・英語(リスニングを含む)となっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への進学実績があります。合格者数は公表されていません。
- ・筑波大学
- ・新潟大学
- ・愛知県立大学
- ・三重大学
- ・立教大学
学校の特徴
「心豊かで気品に富み、洗練された近代女性の育成」を建学の精神とし、人としての心の上品さを持った人材を育てます。桜花学園ならではの女子教育として、日本の伝統文化である礼法・着付け・茶道、キャリア講演、ICT教育などが盛んです。
多様な学びをサポートするために、全部で5つのコースを設置。「特進コース」「国際キャリアコース」「文系Ⅰコース」「文系Ⅱコース」「保育コース」と、充実したラインナップです。
特進コースは学校の最上位コースで、国公立大学合格を目指します。高校1年生から週36時間の授業時間を設け、さらに学習合宿や8限目の補習、外部講師による特別講義、個別指導など、サポート体制が整っています。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
愛知県名古屋市昭和区緑町1-7
・最寄り駅
名古屋市営地下鉄鶴舞線・桜通線の御器所駅から、徒歩7分ほどでアクセスできます。
創立
1903年に桜花義会看病婦学校が、1923年に桜花高等女学校が設立されました。
生徒数
2022年入試の募集定員が436名のため、3学年合わせて1,300名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2022年度入学生の初年度学費は次の通りです。
項目 | 進学コース | 国際キャリアコース | 特進コース |
---|---|---|---|
授業料 | 46万1,400円 | 46万1,400円 | 46万1,400円 |
その他 | 17万1,236円 | 18万2,104円 | 18万1,637円 |
合計 | 63万2,636円 | 64万3,504円 | 64万3,037円 |
聖霊高等学校【偏差値58】
参照リンク:聖霊高等学校
聖霊高等学校は学校法人南山学園が運営している、中高一貫校です。中学校からの内部進学者がいます。
受験・入試情報
2022年度の一般入試は2022年2月3日におこなわれました。試験科目は国語・数学・英語(リスニングを含む)となっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への進学実績があります。
- ・お茶の水女子大学 1名
- ・岐阜大学 1名
- ・上智大学 15名
- ・同志社大学2名
- ・立命館大学 6名
また、南山大学への学園内推薦制度があります。2022年度は44名が合格しました。
学校の特徴
宗教教育・外国語教育・情操教育を教育の三本柱とし、キリストの教えを基本に捉えた指導をおこなっています。
高校では能力や適性に応じた、発展的な学習カリキュラムが設定。数学と英語はグレード制を採用し、習熟度別に勉強を進められます。高校2年生校は進路希望に合わせて、選択科目を多く配置。多くのクラスが少人数制のため、より手厚い学習指導が期待できます。
また、国際的な視野を広げるための海外研修の機会も豊富です。オーストラリアにある姉妹校での学校生活体験のほか、アイルランドでホームステイをしながら、現地の語学学校に通っての研修があります。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
愛知県瀬戸市せいれい町2番地
・最寄り駅
名鉄瀬戸線の新瀬戸駅・尾張瀬戸駅から、学園バスを利用できます。
創立
1949年に名古屋市中区三の丸に中学校が、1952年に高等学校が設立されました。
生徒数
2022年度は3学年合わせて、698名の生徒が在籍しています。
学費
2021年の初年度学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 19万円 |
授業料 | 44万7,600円 |
父母の会費 | 1万4,400円 |
生徒会費 | 3,600円 |
合計 | 65万5,600円 |
光ヶ丘女子高等学校【偏差値58】
参照リンク:光ヶ丘女子高等学校
光ヶ丘女子高等学校はカトリック系女子修道会の聖ドミニコ宣教修道女会が運営している、ミッションスクールです。
受験・入試情報
2022年度の一般入試は2022年2月3日におこなわれました。試験科目は国語・数学・社会・理科・英語となっています。
進学実績
2020年4月現在、過去5年間の大学合格実績は次の通りです。
- ・京都大学 1名
- ・筑波大学 1名
- ・東京外国語大学 3名
- ・早稲田大学 14名
- ・慶応義塾大学 3名
学校の特徴
「誠実」「純潔」「奉仕」の3つを校訓とし、人の光となれるような人材育成が目標です。
入学時に「普通科」と「国際教養科」から学科を選択。普通科は高校1年生で数学・英語の少人数習熟度別授業などを通して基礎学力を育成し、さらに高校2年生から「文理コース(文系クラス・理系クラス)」「福祉コース」に分かれます。国際教養科は英語教育に重点的に取り組み、語学力を磨きながらグローバルな視点を広げられるカリキュラムです。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
愛知県岡崎市大西町奥長入52
・最寄り駅
名鉄名古屋本線の男川駅から、徒歩10分ほどでアクセスできます。
創立
1963年に設立されました。
生徒数
2022年度入試の募集定員が315名のため、3学年合わせて945名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2022年度入試における初年度学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 38万円 |
授業料 | 42万2,400円 |
施設設備費 | 3万3,600円 |
PTA・生徒会等入会金 | 4,000円 |
生徒会費 | 9,600円 |
PTA会費 | 1万800円 |
後援会費 | 4,800円 |
制服および各種用品代・教科書代 | 17万5,000円前後 |
年間諸経費 | 9万円 |
合計 | 113万200円前後 |
東海地方の難関高校受験に向けたおすすめ塾
上記で紹介した東海地方にある難関私立女子高校に合格するためには、高い学力を身につけなければいけません。また、志望校ごとの入試傾向に合わせた対策も必要となるでしょう。
最後にジュクセンがおすすめする学習塾を、全部で5カ所紹介します。
おすすめ塾①佐鳴予備校
佐鳴予備校は愛知県と静岡県に教室を持つ予備校です。2022年度の高校入試では、椙山女学園高等学校へ102名の合格者を輩出しました。授業は集団指導型と個別指導の2種類があります。
中学生向けの集団指導では「なぜそうなるのか」という原理原則の理解を目指し、基礎から発展レベルまでの学習をカバー。理解から定着へ、定着からレベルアップへ無理なく進んでいけます。また、年4回の模擬試験「全国実力考査」があり、定期的にいまの学力をチェックできるのも特徴です。
ホームページ上に授業料は掲載されていません。各自でお問い合わせください。
おすすめ塾②明倫ゼミナール
伝統の教育で高い合格実績を持っているのが、明倫ゼミナールです。2022年度の高校入試では、椙山女学園高等学校へ10名、光ヶ丘女子高等学校へ8名の合格者を輩出しました。
中学部では集団型の授業を実施。講師は「楽しい授業」を心がけ、授業龍は生徒の笑顔が絶えません。反復学習を重視し、授業で学んだ内容は必ず宿題に課されます。授業内容を思い出して、自分で問題を解くことで本当の実力が身につきます。また、ノート作り指導や定期テスト前の対策、個別アドバイスなどのサポート体制も充実。二人三脚で志望校合格を目指せます。
ホームページ上に授業料は公表されていません。無料体験時やガイダンスにて、コースに合った料金が案内されます。
おすすめ塾③個別指導スクールIE
やる気スイッチで知られている学習塾が、個別指導スクールIEです。高校の合格実績は公表されていないため、各自でお問い合わせください。
講師は完全担任制のため、授業のたびに変わることはありません。いつも同じ講師が授業をおこなうことで子どもとの信頼関係を築き、性格や個性、理解の仕方などに合わせた指導を受けられます。
1対1の完全マンツーマン指導のほか、講師1人に対して生徒が2人付く1対2の個別指導も実施。学習ニーズや希望に合わせて選べます。学習プランは完全オーダーメイドのため、必要な部分だけ効果的に勉強できるのも特徴です。
ホームページ上に授業料は公表されていません。各自でお問い合わせください。
こちらの記事でも塾について解説しています。
おすすめ塾④:個別指導の明光義塾
全国各地に教室を持ち、個別指導で受験対策を進めていけるのが個別指導の明光義塾です。高校の合格実績は公表されていないため、各自でお問い合わせください。
授業は個別指導のため、一人ひとりに合わせた学習プランを作ってくれます。対話式の授業のため、講師が一方的に解説することはありません。わからないところはその場で質問できるので、確実に理解をしてから次の単元へ進めます。
ホームページによると、中学生3年生が月に4回通った場合の授業料は、月1万5,400円となっています。
塾の詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
おすすめ塾⑤個別教室のトライ
最後のおすすめ塾は、個別教室のトライです。高校の合格実績は公表されていないため、各自でお問い合わせください。
授業はマンツーマン授業。生徒が学んだことを自分の言葉で講師に説明する時間を作り、「わかったつもり」を防ぎます。120万人の指導実績に基づいた独自のトライ式学習法を用いて、難関高校合格を目指せるのも特徴です。進学塾との併用もできるため、「苦手な教科だけ個別指導でカバー」といった使い方もできるでしょう。
ホームページ上に授業料は公表されていません。各自でお問い合わせください。また、こちらの記事でも塾について解説しています。
まとめ
東海地方には今回紹介したような、難関といわれている私立の女子高校がいくつかあります。入学時より大学進学を視野に入れたカリキュラムを設けているところが多く、効率的・効果的に大学受験勉強を進めていけるでしょう。また、国際交流や語学教育など、独自の魅力的な教育をおこなっているところも少なくありません。
塾通いも検討しながら、子どもの性格や特性に合った志望校を選んでください。
・関連記事 ~この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます。
・東海地方の難関私立共学高校とは?各学校の受験情報や進学実績、特徴、学費などを徹底解説!
・東海地方の難関私立男子高校とは?各学校の特徴や受験情報、進学実績、学費など徹底解説!
・東海地方の難関国立高校とは?各学校の特徴や受験情報、進学実績、学費など徹底解説!
・進学校の定義や基準は?進学校に行くメリットやデメリット、おすすめの塾など紹介
・【東海地方】各国立中学校の特徴を紹介|進学実績や受験情報、学費、おすすめの学習塾も解説
執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。