九州の難関国立高校とは?各学校の受験情報や進学実績、特徴、学費などを徹底解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
「九州エリアには、どのような難関の国立高校があるのかな?」と疑問に思っている中学生や、その親御はいませんか?2022年9月時点で国立大学や教育学部附属の高校はないものの、代わりに高等専門学校が存在しています。
今回は九州エリアにある「久留米工業高等専門学校」「熊本高等専門学校熊本キャンパス」「大分工業高等専門学校」「北九州工業高等専門学校」「佐世保工業高等専門学校」「鹿児島工業高等専門学校」の6校をピックアップして、それぞれの受験情報や進学実績、特徴、学費などを解説。受験対策におすすめの学習塾も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
九州の難関国立高校6選!受験情報や学校の特徴などを解説
冒頭で述べた学校は、どれも国立の高等専門学校です。一般的な高校と違い、修業期間は5年間。実践的な技術者の養成を目的に、数学・英語・国語などの一般科目と専門科目をバランス良く学ぶ場所です。
卒業すると準学士が授与され、4年制大学の3年次へ編入できます。どの学校も偏差値が高く、相当な勉強をしないと合格は難しいでしょう。
久留米工業高等専門学校【偏差値68】
参照リンク:久留米工業高等専門学校
久留米工業高等専門学校が全国にある高等専門学校の中で、最も古い学校として知られています。
受験・入試情報
2023年度の学力検査による選抜は2023年2月12日、追試験が2月26日におこなわれる予定です。試験科目は理科・英語・数学・国語・社会となっています。
進学実績
2022年度の大学編入試験では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・九州大学 9名
- ・九州工業大学 10名
- ・東京工業大学 1名
- ・千葉大学 2名
- ・名古屋大学 1名
学校の特徴
「自立の精神と創造性に富み、広い視野と豊かな心を兼ね備えた、社会に貢献できる技術者の育成」を教育理念とし、5年間を貫いた計画的な授業編成によった教育をおこなっています。
「機械工学科」「電気電子工学科」「制御情報工学科」「生物応用化学科」「材料システム工学科」の5学科を有し、すべての学科で実験や実習などの実践的な授業が多く取り入れられているのが特徴です。
第1学年~3学年では、主に基礎科目や教養科目を履修。基礎知識とスキルをもとに、第4学年以降は専門的な知識と技術の習得に励みます。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
福岡県久留米市小森野1-1-1
・最寄り駅
JR鹿児島本線の久留米駅からバスに乗車。高専前バス停で下車後、徒歩すぐです。
創立
1939年に前身となる久留米高等工業学校が設立されました。
生徒数
2023年度入試の募集定員が200名のため、5学年合わせて1,000名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2023年度入試における、初年度学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学料 | 8万4,600円 |
授業料 | 23万4,600円 |
教科書代等 | 約7万円 |
その他諸経費 | 約4万円 |
合計 | 約31万1,900円 |
上記のほか、入学後に学生用ノートパソコンの購入が必要です。
熊本高等専門学校熊本キャンパス【偏差値67】
参照リンク:熊本高等専門学校熊本キャンパス
熊本高等専門学校は熊本電波工業高等専門学校と八代工業高等専門学校の統合によって2009年に設置され、熊本キャンパスと八代キャンパスに分かれています。
受験・入試情報
2023年度の学力選抜は2023年2月12日、追試験が2月26日におこなわれる予定です。試験科目は理科・英語・数学・国語・社会となっています。
進学実績
2022年度の大学編入試験では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・九州大学 1名
- ・九州工業大学 3名
- ・筑波大学 1名
- ・熊本大学 2名
- ・鹿児島大学 1名
学校の特徴
「専門分野の知識と技術を有し、技術者としての人間力を備えた、国際的にも通用する実践的・創造的な技術者の育成および科学技術による地域社会への貢献を使命とする」を理念にかかげ、創造的な人材育成を目指しています。
熊本キャンパスには情報工学と通信工学が融合した情報通信を学ぶ「情報通信エレクトロニクス工学科」、制御関連技術と情報関連技術などを学ぶ「制御情報システム工学科」、医療・交通・行政・金融・流通といった、社会システムの基盤を支える情報技術を学ぶ「人間情報システム工学科」の3つを設置。5年間の一貫学習を通して、各分野のスペシャリストを目指せます。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
熊本県合志市須屋2659-2
・最寄り駅
熊本電気鉄道菊池線の熊本高専駅から、徒歩2分ほどでアクセスできます。
創立
1943年に財団法人熊本無線電信講習所が設立。1971年に熊本電波工業高等専門学校となり、2009年に八代高等専門学校と統合して、現在に至ります。
生徒数
2023年度入試の募集定員が120名のため、5学年合わせて600名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2014年時点における、5年間の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学料 | 8万4,600円 |
授業料(年間) | 23万4,600円 |
卒業までの合計金額 | 約160万円 |
卒業までの学費には教科書代や制服代、学生会費、後援会費などが含まれています。
大分工業高等専門学校【偏差値67】
参照リンク:大分工業高等専門学校
3カ所目は大分工業高等専門学校です。
受験・入試情報
2022年度の学力選抜は2022年2月13日におこなわれました。試験科目は理科・英語・数学・国語・社会となっています。
進学実績
2022年度の大学編入試験では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・東京大学 1名
- ・九州大学 2名
- ・九州工業大学 3名
- ・大阪大学 1名
- ・熊本大学 5名
- ・大分大学 3名
学校の特徴
「人間性に溢れ国際感覚を備え、探求心、創造性、表現能力を有する技術者を養成する」を教育目的にかかげ、技術者として将来必要な資質や能力の育成に励みます。
「機械工学科」「電気電子工学科」「情報工学科」「都市・環境工学科」の4つの学科が設置されており、それぞれ体系化された教育カリキュラムの中で、専門分野の発展・進化を促します。
大きな特徴のひとつが、「アグリエンジニアリング教育プログラム」の導入です。農工連携技術や農業の工業化の発展を促すために、本科5年・専攻科2年の中で、農学の素養を持った工業(工学)技術者の育成を目指しています。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
大分県大分市大字牧1666番地
・最寄り駅
JR日豊本線の高城駅から、徒歩25分ほどでアクセスできます。
創立
1963年に設立された、大分工業高等専門学校が前身です。
生徒数
2023年度入試の募集定員が160名のため、5学年合わせて800名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2022年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学料 | 8万4,600円 |
授業料 | 23万4,600円 |
教科書等 | 3万円~4万円 |
実習服・体操服・教材等 | 4万円~8万円 |
合計 | 38万9,200円~43万9,200円 |
北九州工業高等専門学校【偏差値66】
参照リンク:北九州工業高等専門学校
北九州高専やNITKITの名称で知られているのが、北九州工業高等専門学校です。
受験・入試情報
2023年度の学力選抜は2023年2月12日におこなわれる予定です。試験科目は理科・英語・数学・国語・社会となっています。
進学実績
2020年度の大学編入試験では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・九州大学
- ・九州工業大学
- ・熊本大学
- ・広島大学
- ・宮崎大学
合格者数の内訳は不明です。
学校の特徴
「幅広い工学基礎と創造的技術開発力の修得」「国際社会で尊敬され、信頼される国際センスの修得」「地球にやさしい技術を開発できる心豊かな人間性の涵養」の3つを教育目的にし、開拓型エンジニアの育成を目指しています。
「生産デザイン工学科」のみが設置され、入学後の1年半は生徒全員が全学生共通の一般科目と専門基礎科目を学習。その後、「機械創造システムコース」「知能ロボットシステムコース」「電気電子コース」「情報システムコース」「物質化学コース」の5コースに分かれて、それぞれの専門分野に関する知識と技術の習得に励みます。
そのため、受験する段階で具体的に学びたい専門分野が決まっていない子どもも、入学後にゆっくりと検討できるのは大きな魅力です。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
福岡県北九州市小倉南区志井5-20-1
・最寄り駅
JR日田彦山線の志井公園駅・志井駅、または北九州高速鉄道(北九州モノレール)小倉線の企救丘駅から、徒歩15分でアクセスできます。
創立
1965年に設置されました。
生徒数
2021年4月1日時点で、5学年合わせて1,044名の生徒が在籍しています。
学費
初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学料 | 8万4,600円 |
授業料 | 23万4,600円 |
合計 | 31万9,200円 |
佐世保工業高等専門学校【偏差値66】
参照リンク:佐世保工業高等専門学校
佐世保工業高等専門学校は長崎県内で、唯一の国立高等専門学校です。
受験・入試情報
2023年度の学力選抜は2023年2月12日、追試験が2月26日におこなわれる予定です。試験科目は理科・英語・数学・国語・社会となっています。
進学実績
2020年度の大学編入試験では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・東京大学 1名
- ・九州大学 2名
- ・九州工業大学 7名
- ・大阪大学 1名
- ・筑波大学 1名
- ・熊本大学 4名
学校の特徴
「ものづくりや創造する喜びと学ぶ楽しさを早期に知ることを通して、明確な職業意識、学習意欲を養成する」などを教育目的にかかげ、複眼的視野をもつ人材の育成を目指しています。
「機械工学科」「電気電子工学科」「電子制御工学科」「物質工学科」の4学科構成で、1年次より高度なスキルを持った技術者を育てるためのカリキュラムが組まれています。
理数系科目は実験や実習といった体験的学習を重視し、理論と実践に基づいた力を養成。また、国語・英語系の科目では、国際社会で活躍できる技術者に必要なコミュニケーション・プレゼンテーション能力の向上を図ります。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
長崎県佐世保市沖新町1-1
・最寄り駅
JR佐世保線・松浦鉄道西九州線の佐世保駅よりバス乗車。自動車検査登録事務所前バス停で下車後、徒歩すぐです。
創立
1962年に設置されました。
生徒数
2023年度の入試における募集定員が160名のため、5学年合わせて800名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学料 | 8万4,600円 |
授業料 | 23万4,600円 |
学生会入会金 | 1,500円 |
学生会会費 | 1万5,000円 |
その他諸納金 | 約4万3,000円 |
教科書・参考書等 | 約4万5,000円 |
製図用具・電卓 | 約1万円 |
制服・体操衣・実習服等 | 約9万円 |
合計 | 52万3,700円 |
寮に入る場合は、別に学寮費が必要です。
鹿児島工業高等専門学校【偏差値66】
参照リンク:鹿児島工業高等専門学校
最後は鹿児島県内にある、鹿児島工業高等専門学校です。
受験・入試情報
2023年度の学力検査による選抜は2023年2月12日におこなわれる予定です。試験科目は理科・英語・数学・国語・面接となっています。面接は集団面接です。
進学実績
2020年度の大学編入試験では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・九州大学 4名
- ・九州工業大学 6名
- ・東京工業大学 2名
- ・鹿児島大学 8名
学校の特徴
「未来の技術を創る人を育てる」を教育理念にかかげ、広く産業の発展に寄与する人材育成を目指しています。
学科は全部で「機械工学科」「電気電子工学科」「電子制御工学科」「情報工学科」「都市環境デザイン工学科」の5つ。学科ごとに入学するものの、1年次は混合学級で幅広い視野を養います。
2年次以降は学科ごとにクラス編成がおこなわれ、実験と実習を重視した授業が展開。専門技術の習得だけでなく、教養を身につけられるようにリベラルアーツ教育にも力を入れています。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1
・最寄り駅
JR日豊本線・肥薩線の隼人駅から、徒歩25分ほどでアクセスできます。
創立
1963年に設置されました。
生徒数
2023年度入試における募集定員が200名のため、5学年合わせて1,000名ほどの生徒が在籍していると思われます。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学料 | 8万4,600円 |
授業料 | 23万4,600円 |
教科書・実習服ほか | 約9万円 |
学生会費 | 7,000円 |
後援会費 | 2万4,000円 |
後援会入会費 | 2万5,000円 |
同窓会費 | 1万5,000円 |
合計 | 48万200円 |
寮を利用する場合は、学寮費が必要です。
九州の難関高校受験に向けたおすすめ塾
最後に九州の難関高校受験に向けた、おすすめの学習塾を全部で5カ所紹介します。
おすすめ塾①全教研
全教研は福岡県と佐賀県、長崎県、大分県、山口県に教室を展開している学習塾。2022年度の入試では久留米工業高等専門学校へ27名、北九州工業高等専門学校へ11名、佐世保工業高等専門学校へ1名の合格実績がありました。
中学部の授業は集団指導スタイルです。基礎と応用問題の演習で単元理解を深め、目標を絞った学習指導で志望校合格を目指します。家庭用学習プリントや教科ごとの小テスト、授業前後の補習など、サポート体制も充実しています。
授業料はホームページ上で公表されていません。各自でお問い合わせください。
おすすめ塾②英進館
英進館は福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県に教室を持つ学習塾です。2022年度の高校入試では久留米工業高等専門学校へ36名、北九州工業高等専門学校へ39名の合格実績がありました。
中学部の授業は集団指導スタイルです。「難関私立・公立トップ高受験」や「超難関私立高受験」などとクラスが分かれており、子どもの学力や志望校レベルに合わせた学習指導を受けられます。
使用するテキストは塾のオリジナル。厳選された教材と綿密に作られたカリキュラムによって授業がおこなわれ、無理なく志望校合格へステップアップできます。
ホームページによると授業料は1教科あたり、月1万3,200円です(天神本館の場合)。
おすすめ塾③九大進学ゼミ
3つ目は九大進学ゼミです。山口県と福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県に教室を持っています。2022年度の入試では久留米工業高等専門学校へ8名、北九州工業高等専門学校へ12名、佐世保工業高等専門学校へ4名、鹿児島工業高等専門学校へ19名の合格実績がありました。
授業は集団指導スタイルです。通常授業では学校使用の教科書に準拠したテキストを用いて、5教科指導をおこないます。1時限40分授業を1日3時限おこない、学習単元の根本理解を目指します。中学3年生の9月以降は、1日4時限です。
授業料はホームページ上で公表されていません。各自でお問い合わせください。
おすすめ塾④早稲田スクール
早稲田スクールは、熊本県内に教室を持っている学習塾です。2022年度の入試では国立高等専門学校へ37名の合格実績がありました。具体的な学校名はホームページ上で公表されていません。
授業は複数の生徒が一緒に受ける集団指導スタイルです。「授業」→「問題練習」→「解答解説」→「まちがい直し」→「理解」を基本サイクルにして、入試対応力を養成。さらに理解度確認チェックテストがおこなわれ、理解してテストに合格できるまで徹底指導をしてくれます。
ホームページによると中学3年生が「県外最難関私立受験クラス」「県外難関私立受験クラス」に通った場合、月の授業料は3万5,200円です。
おすすめ塾⑤対話式進学塾 1対1ネッツ
個別指導スタイルで受験勉強を進めていきたい子どもにおすすめなのが、対話式進学塾 1対1ネッツです。福岡県を中心に九州、中国、関東などに教室を持っています。高校の合格実績はホームページ上に公表されていないため、各自でお問い合わせください。
授業は1対1の、完全マンツーマンスタイルです。AIを活用したオーダーメイドの学習カリキュラムに沿って、一人ひとりの学力や課題、苦手科目、志望校レベルなどに合わせた学習指導が展開。最短距離で効率的な学習効果アップを目指せます。
授業料はホームページ上で公表されていません。各自でお問い合わせください。こちらの記事でも詳細を解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ
九州には国立大学や教育学部附属の国立高校はありません。その代わり、国立の高等専門学校がいくつか存在しています。正確には高校ではありませんが、卒業すると準学士の学位を得られ、四年制大学へ編入する生徒がたくさんいます。
今回紹介した高等専門学校は、どれも偏差値が高いところばかりです。通塾を検討しながら、子どものニーズに合った志望校を選んでください。
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