桐光学園の校風や進学実績は？カリキュラムや部活動・文化祭まで幅広くご紹介

桐光学園は神奈川県川崎市にある私立高校です。 1964年に創立された約70年の歴史がある高校です。 特に部活動が盛んで、進学校でありながら多くの運動部が、神奈川県屈指の実力を誇っています。 早稲田や慶應などの私立大学を中心に、卒業後は難関大学に進学する生徒が多いです。 今回は、神奈川県の高校受験に精通する〇〇が、桐光学園の進学実績や部活・カリキュラムについて、幅広くご紹介します。

桐光学園の基本情報

桐光学園の教育理念とその特徴

桐光学園の目指す教育として、以下の3つです。

①他者との関わりの中で自己を高めていこう
②失敗を恐れず失敗から学んでいこう
③一生続けられる好きなことを見つけよう

また、桐光学園の教育には2つの特徴があります。

1. 伸ばす力を支える「男女別学」

桐光学園ではクラスや授業が男女別で実施されており、桐光学園の敷地の中に男子棟と女子棟があります。授業では男女の理解プロセスの違いに応じた教科指導が実施されているようです。

一方で生徒会活動や委員会活動、学校行事などは男女が共に活動しています。

1. 中高6ヶ年教育プロジェクト

桐光学園は中高6年間をひとくくりに捉え、学年ごとに指導テーマを決めています。
高校でのテーマは以下の通りです。

高校1年・・・自己と社会参加
高校2年・・・自己を見つめる
高校3年・・・自己実現に向けて

学年ごとのテーマに基づいた活動が実施され、生徒が確実に成長できるよう進路指導がなされています。

これらの教育を通して思いやりや協調性・継続力をもった生徒の育成を図っています。

桐光学園のカリキュラム・クラス編成

桐光学園は大学受験を視野入れ、教科や科目によってかたよりがないように計画されています。

高校1年

高校1年次は特進クラスのSAコースとAコースに分かれ、さらにその中で中入生（桐光学園中学校からの内部進学生徒）と高入生（高校入試によって入学した生徒）のクラスに分かれます。
 

高校2年・3年

高校2年・3年次には志望大学に応じたコースで勉強に励みます。
高校2年次からは「文Iコース（国公立大学文系）」「理Iコース（国公立大学理系）」「文IIコース（私立大学文系）」「理IIコース（私立大学理系）」に分かれます。特に、Iコースには文理ともに最難関国公立大学を目指すαクラスが設置されているようです。

このようなクラス編成を行うことで、それぞれの志望大学に合った学習ができるため、効率よく学びを深められます。

大学訪問授業

大学訪問授業は、大学での授業を体験できる活動です。さまざまな学問分野の第一人者の先生を招いています。

この授業は年間20回実施されています。生徒たちはこの授業を通してさまざまな職業を知ることができたり、大学の学部・学科選択を真剣に考えたりと、進路選びに大きな役割を果たしているようです。

桐光学園の英語教育

桐光学園は海外への修学旅行やホームステイ、英語研修など教育の国際化に取り組んでいます。

以下が3つの特徴的な活動です。

①English Spring Workshop
外国人の指導のもと、3月の3日間、5時間×3日の計15時間、集中的な英語学習が実施されます。特にリスニング・スピーキングの技能を伸ばし、苦手分野の克服と、英語運用力全般の向上を図っています。

中学生向けと高校生向けの活動があり、生徒は自分のレベルに合わせてどちらの活動をするか選択できます。

②カナダ　修学旅行

修学旅行ではカナダを訪れます。

カナダ固有の文化に触れ、自分たちとはまったく異なる環境で生活する人と交流できる貴重な機会です。

この修学旅行を通して、異なる文化を理解し、お互いの文化を尊重することの重要性を学べるでしょう。

③EMPOWERMENT PROGRAM

この活動は8月の5日間実施されます。生徒5〜6名に対して1人ずつ、ハーバード大学やスタンフォード大学といった世界トップクラスの大学生・大学院生を招き、生徒は彼らと英語で議論を交わします。

5時間×5日の計25時間英語で議論を重ねるため、生徒の英語力は大幅に向上するはずです。

桐光学園の部活動

桐光学園では部活動が盛んで、運動部・文化部ともにたくさんの部活があります。

運動部の中でも、サッカー部と野球部は全国大会の常連校で、多くのプロ選手を輩出しています。
また、文化部が非常に多いことも桐光学園の特徴としてあげられます。

桐光学園の学校行事

桐光学園では多くの行事が行われており、ただ参加するだけでなく、生徒が中心となって行事を作り上げていくことが桐光学園の特徴です。生徒主体で行事を行うことで、終えた時の達成感や充実感が大きなものになるとともに、「考える習慣」を身につけます。

輝緑祭

桐光学園の文化祭は「輝緑祭」の名称です。
2023年は約1万3500人もの来場者が訪れました。
文化祭実行委員長をはじめとして、実行委員や生徒会、生徒が輝緑祭を成功させようとさまざまな活動に取り組んだようです。

ステージでの演奏や屋台の出店など、盛り上がる企画がたくさん用意されています。

芸術鑑賞（高3）&東大見学ツアー

毎年6月には高校3年生を対象に芸術鑑賞を行います。
2023年度は歌舞伎鑑賞でした。また、生徒2人が実際の着物を羽織り、立ち振る舞いを教えてもらいました。

芸術鑑賞後は桐光学園OBの案内のもと、東京大学見学ツアーが実施されました。
講義教室や図書館、食堂などを見学し、生徒たちのモチベーションを高める機会になったようです。

その他にも多くの魅力的な行事が実施されています。

桐光学園の進学実績

桐光学園の主な進学実績（2023年度）は以下の表の通りです。

多くの生徒が難関大学に進学しています。表からもわかるように私立大学に進学する生徒が非常に多いです。

桐光学園の著名な卒業生

桐光学園の著名な卒業生は以下の通りです。

プロスポーツ選手も輩出しています。

• 井出口純（プロサッカー選手）
• 中村俊介（プロサッカー選手）
• 松井裕樹（プロ野球選手）
• 東條大樹（プロ野球選手）
• 鈴木ゆゆうた（YouTuber）
• 内海裕太（ウクレレ世界チャンピオン）

桐光学園の制服

 

男子は紺色の結襟つき学生服（学ラン）、女子は紺色のブレザーにプリーツスカートを着用します。夏には男女共用の紺色と白のポロシャツまたは白の半袖シャツを着用するようです。

バッグについては、部活ごとのバッグを使用する生徒が多いそうです。

また、メイクは禁止されています。スマホは持参自体は可能ですが、緊急時以外に電源を入れることは禁止されています。そのため、家でスマホの電源を切らなくてはなりません。勉強や部活動に集中したい人には最適な環境だといえるでしょう。

桐光学園の学費

初年度に必要な費用は、男子が約1,463,000円、女子が約1,500,000円です。

内訳の詳細は以下の通りです。

まとめ

今回は桐光学園の校風や進学実績について詳しく解説しました。

桐光学園は神奈川県川崎市にある創立約70年の高校です。
桐光学園が目指す教育として以下の3つが掲げられています。

①他者との関わりの中で自己を高めていこう
②失敗を恐れず失敗から学んでいこう
③一生続けられる好きなことを見つけよう

これらの目標のもとで、思いやりや協調性・継続力をもった生徒の育成に注力しています。

部活動が盛んで、県内屈指の実力を誇っています。
特にサッカー部と野球部は全国大会の常連校で、それぞれプロスポーツ選手も輩出しています。

また、多くの生徒が難関大学に進学しています。私立大学へ進学する生徒が多いことが特徴的です。