高校の通知表の見方|2023年から変わった新様式との違いとは
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
本記事では高校の通知表の見方から推薦入試で必要な評定平均についてまで網羅的に解説をしていきます。高校に進学したばかりで分からないことがたくさんある人でも簡単に理解できるような内容になっていますので、ぜひこの記事をお役立てください。
「高校の通知表って、どうやって見るの?」
「推薦入試(学校推薦型選抜)を受けたい場合は、どのくらいの成績が必要?」
高校での通知表とは、学校が生徒や保護者に成績や高校生活の状況を報告するための書類です。
よくある形式としては、上記のように、観点別の評価と評定が科目毎に記載されているものがあります。
通知表に書かれている内容は進級や大学受験にも直結するため、しっかりと理解しておきたいと考える保護者も多いでしょう。
しかし、通知表を開いてもいまいち見かたがわからなかったり、成績を上げるために何をすべきか判断できなかったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では以下の内容を解説します。
この記事でわかること
・高校生の通知表の見かた
・推薦入試に必要な成績の高さ
・高校生が推薦入試を狙うのにおすすめの塾
実は大学入試では、推薦入試を導入する学校が増えています。すでに推薦入試を実施している学校でも、募集枠が拡大しているのが現状です。
推薦入試には高校での成績が大きく影響します。そのため受験を希望している方は、早めに学習状況を把握し、それに見合った対策を実施することが必要といえるでしょう。
記事の中では、推薦入試を狙う際の成績の目安やおすすめの塾などについても紹介しています。
最後までご一読のうえ、成績アップ対策の参考にしてください。
1.【図解】高校生の通知表の見かた
通知表には決まった形式がなく、学校ごとに異なります。ただし、いずれの通知表においても以下の2点は進級や進学に関係するため、重視すべきです。
通知表で必ずチェックすべきポイント
・出席日数
評定の高さは進級と進学の両方に、出席日数は主に進級に関わる重要な項目です。
高校生活の現状を知り、適切な対策を立てるためにも、しっかりチェックしましょう。
成績の高さ「評定」と「観点別」をチェック
通知表を開いたとき、最初に目につくのが成績の高低ではないでしょうか?
成績の高さを知るうえで特に注目したいのが「評定」と「観点別」と書かれた欄です。
評定とは
評定は、「5・4・3・2・1」の5段階で表記されます。各科目の学習状況全体の評価を表しており、各学期の評定をもとに、学年末に年間の評定が算出されます。
年間評定は、大学の「推薦入試(学校推薦型選抜)」や「AO入試(総合型選抜)」にもかかわる重要な数値です。
近年、大学受験では、以下の表のように国公立・私立を問わず推薦入試・AO入試の比率が高まっています。
年度 | 一般入試 | 推薦入試 | AO入試 | その他 |
---|---|---|---|---|
平成12年 | 65.8% | 31.7% | 1.4% | 1.1% |
令和2年 | 50.9% | 38.4% | 10.4% | 0.3% |
※参考:文部科学省「大学入学者選抜関連資料集」
推薦入試やAO入試は、受験条件として「各大学が指定した一定以上の評定を修めていること」が含まれている場合も多いのが特徴です。
なかでも、推薦入試は選考時の影響度も高いため、受験を検討している方であれば、要確認すべき項目といえるでしょう。
Tips!
学校によっては、10段階評価で評定が付けられる場合もあります。この場合、大学入試時にはそれぞれの数値を5段階評価に算出し直します。算出方法は高校によって異なる点に注意が必要です。
たとえば「9・10」を「5」に換算する学校もあれば、「8・9・10」を5に換算する学校もあります。
5段階評価での現状を把握するためにも、懇談や面談などで早めに算出方法を確認しておきましょう。
観点別とは
観点別とは、5段階評価の高低を決めるために、各科目を以下の3つの観点から評価したものです。
観点 | 評価対象 |
---|---|
知識・技能 | 定期テストや小テストの結果など |
思考・判断・表現 | 論述課題、レポート、発表、 グループディスカッション、作品制作など |
主体的に学習に取り組む態度 | 授業中の発言、授業態度、自己評価、 生徒同士の相互評価など |
各科目の「観点別」の欄には「A・B・C」いずれかのアルファベットが3つずつ並んでいるのがわかるでしょう。
この通知表の場合、左から順に「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」についての評価が記載されています。
多くの場合、5段階評価の高さはA・B・C評価に基づいて決められています。3つの観点のうち、どれをどのくらい評価するのかについては各学校で異なりますが、各項目の評価の度合いも確認しておくと、評価の根拠がわかりやすいでしょう。
また「さらに評価を上げるためには何を頑張ればよいのか」の指標にも使えるため、推薦入試やAO入試の評定アップ対策にも役立ちます。
出席日数は「遅刻・早退回数」も合わせて確認
評定と同じく毎回確認しておきたいのが、出席日数です。
出席日数とは、文字通り学校に登校した日数のことです。授業日以外の体育祭や文化祭などの行事も、出席日数に含まれます。
推薦入試においては、出席日数も合否に影響する場合があるため注意しましょう。指定校推薦や一部の公募推薦では、欠席日数が多いと応募対象から外れてしまうこともあります。
また、遅刻・早退の回数も必ず確認しましょう。
「遅刻3回で欠席1回にカウント」など学校独自のルールが決められていることも多いため「遅刻をカウントし忘れていて出席日数が足りなくなってしまった」という事態にならないよう気をつけなければいけません。
成績や出席日数が足りないと留年してしまう可能性も
高校は義務教育ではないため、成績や出席日数が足りないと即留年の可能性もあるため注意が必要です。
高校の年間評定で「1」を取ると、留年の対象になるケースもあります。学校によっては追試などの救済措置を取ってくれることもあるため、不安な場合は担任などに相談のうえ、対策を急ぎましょう。
また、進級に必要な出席日数の基準は学校によって異なりますが、多くの場合全体の3分の2以上の出席が目安。つまり、年間60日前後の欠席で留年の可能性が高いといえます。
なお出席日数が足りなくても、レポートや課題の提出で成績を評価してもらえることもあります。何らかの事情で休みが多くなるのがわかっている場合は、代替措置の有無を事前に確認しておくとよいでしょう。
2.実は高校生の通知表は新様式に変わった
子どもが持ち帰った通知表を見て「自分や上の子どものときと様式が違うのでは?」と気づく方も多いでしょう。
高校生の通知表は、2022年の学習指導要領改訂で新様式に変わりました。具体的には「知識・技術」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点を用いて成績を評価する方法に統一されています。
以前の通知表では、評価方法や評価基準が高校ごとにバラバラだったため、同じ成績にもかかわらず評定の高さに地域差・学校差が生じるケースが多くありました。
しかし新しい様式ではどの学校においても、同じ観点で習熟度が評価されるという点において公平性が増したといえるでしょう。
一方で、定期テストの結果だけが評価対象ではないという点には注意が必要です。たとえ定期テストで高得点を獲得しても、日々の提出物がおろそかになっていたり、授業中に居眠りばかりしたりしていると「知識・技能」以外の評価が下がるため、思ったような成績が取れない可能性もあります。
つまり、評定を上げるためにはテスト期間だけでなく、日頃から真剣に学習に取り組むことが必要といえるでしょう。
3.私立高校と公立高校では通知表の評価方法は異なるのか
私立高校と公立高校とで通知表の評価方法が異なることは、基本的にはありません。
なぜなら、学習指導要領は私立・公立関係なくすべての高校が対象だからです。成績は3つの観点からの評価をもとに、絶対評価でつけられます。
ただし、絶対評価の基準を決めるのは、各教科担当の教師になります。つまり「定期テストで何点取ればどれくらいの評価になるのか」などについては、学校ごと・教科ごとにバラバラです。
たとえば、定期テストの点数が80点以上でAをつける教師もいれば、60点でAをつける教師もいます。
各教科での評価基準については、多くの場合、教師に聞けば教えてもらえます。「評価を上げるためにはあとどのくらい勉強したらいいんだろう?」と不安に感じる場合は、早めに確認しておくと効率よく成績アップを狙えるでしょう。
4.推薦入試を狙うなら評定平均4以上は狙いたいライン
推薦入試(学校推薦型選抜)での大学受験を考えている場合「どのくらい評定を取っていればよいのだろう?」「今のままの成績で大丈夫かな」と不安になることもあるでしょう。
結論からいうと、推薦入試を受験したいのであれば、評定平均4以上は狙っておくべきです。
評定平均とは、高校1・2年次の学年末の評定と、高校3年次の1学期末の評定を足して3で割った値です。副教科の評定も算出対象になる点には注意しましょう。
評定平均4以上を狙うべき理由としては、以下の2点が挙げられます。
評定平均4以上を狙うべき理由
・【公募試験】評定平均が低いと受験資格が得られない可能性がある
・【指定校推薦】評定基準よりも高いレベルでの競争になることもある
推薦入試の中には、大きく分けて「公募推薦」と「指定校推薦」の2種類があります。
それぞれの推薦には時期や特徴に違いがありますが、いずれの制度を利用する際も評定平均が大きくかかわってくる場合が多いため、事前に確認しておきましょう。
Tips!
大学合格後に奨学金を借りる場合には、評定平均の高さによって利用できる制度が異なります。
日本学生機構(JASSO)の奨学金制度の中には、無利子で借りられる奨学金(第1種奨学金)と有利子で借りられる奨学金(第2種奨学金)があります。第1種奨学金を利用するには、評定平均3.5以上であることが必要です。
【公募推薦】評定平均が低いと受験資格が得られない可能性がある
公募推薦とは、大学側が提示する出願条件を満たしている生徒が、高等学校長の推薦を受けて利用する推薦制度のこと。応募段階での人数制限はなく、条件にマッチすれば誰でも利用できるのが特徴です。
ただし多くの場合、出願条件の中に評定平均基準が含まれています。もし既定の評定平均を満たしていなければ、受験資格が得られない可能性もあるので注意しましょう。
以下の表は、2024年度難関私立大学の公募推薦における、評定平均基準をまとめたものです。
大学名 | 評定平均基準の目安※学部・学科により異なる |
---|---|
慶応義塾大学 | 4.0~4.1以上 |
上智大学 | 3.8~4.0以上 ※かつ特定の科目で 4.0~4.5以上 |
明治大学 | 3.5~4.3以上 |
同志社大学 | 3.5~4.0以上 |
表をみると、推薦入試を受験するためには、3.5~4.3と高い評定平均が必要なのがわかります。
学部によっては4.0未満で受けられるところもありますが、この数値はあくまで公募推薦を利用できる最低ラインです。つまり、各大学とも評定平均4.0以上は取っておいた方が安全といえるでしょう。
Tips!
実は近年、ほとんどの国公立大学でも公募推薦が実施されています。
国公立大学の公募推薦は、評定4を上回る成績が応募条件に課されていたり、高校からの推薦人数が限られていたりと難易度が高いのが特徴です。
なかには「一般入試よりも倍率が低い」「受験科目が少ない」などのいわゆる「穴場学部・学科」が存在することも。
「国公立志望だから評定は関係ない」と受験勉強だけに力を注ぐ前に、一度志望校の推薦入試について確認することをおすすめします。
【指定校推薦】評定基準よりも高いレベルでの競争になることもある
指定校推薦とは、大学が指定校枠を与えた高校において校内選抜に残った生徒のみが利用できる推薦制度のことです。多くの場合、公募推薦と同じく評定平均3.5~4.0程度以上と決められています。
指定校推薦は、利用すれば非常に高い確率で合格が可能ですが、高校ごとに持っている枠の数が限られている点には注意が必要です。自分よりも評定の高い生徒が応募すれば、そちらが選ばれる可能性が高くなってしまうため、受験することすらできなくなってしまいます。
特に人気校の指定校推薦枠を狙うには、既定の評定平均よりもさらに高いレベルでの競争が予想されるでしょう。そのため、指定校推薦を希望する場合でも、評定平均4.0はほしいところといえます。
5.推薦入試を狙う高校生は早めの通塾がおすすめ
推薦入試(学校推薦型選抜)を狙うのであれば、学年が低いうちから塾を利用するのも手段の一つです。
おすすめの通塾開始時期は、高校1年生です。「早すぎない?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、以下の2つの理由から、早ければ早いほど効果的といえます。
推薦入試を狙う高校生に通塾がおすすめな理由
・推薦入試では1年次の評定から評価対象になるから
・学年が上がれば評定の挽回が難しくなるから
推薦入試での合格を目指すのであれば、評定アップ対策は避けては通れない課題です。「まだ3年生ではないから」「部活や課外活動が忙しいから」とあと回しにせず、早い時期からの推薦入試に強い塾の利用を検討しましょう。
推薦入試では1年次の評定から評価対象になるから
大学の推薦入試で評価対象になるのは、高校1~3年の評定です。どの学年・教科の成績も、基本的には同じ割合で評価されます。
そのため、高校1年生からよい成績をキープし続けられれば、推薦入試で非常に大きなアドバンテージになるといえるでしょう。
特に高校に入ったばかりの時期には「慣れるのに精一杯で、学習の進捗状況まで意識している余裕はない」という子どもも多いものです。そのままにしておくと「1・2年生の頃の成績が足を引っ張って評定平均が足りず、応募すらできない」という事態にもなりかねません。
塾を利用すると、高校での学習や大学受験について知識豊富な講師のフォローが受けられます。早いうちから評定を意識した学習ができるため、ライバルたちに先んじて受験を有利に進められるでしょう。
学年が上がれば評定の挽回が難しくなるから
推薦入試対策として評定平均を上げようとしても、学年が上がるほど挽回は難しくなります。
なぜなら、高校では1年生で学ぶ基礎的内容が、2年生3年生での学習に関連することが多いからです。
たとえば、高校1年生で学ぶ三角関数は、2年生以降に学ぶ内容でもたびたび登場します。仮に1年次につまずいてしまうと、当然2年次以降の学習内容も理解できず、評定の挽回も期待できません。
しかし、早いうちから塾を利用すれば、基礎的な知識をしっかりと身につけておくことができます。そのため、学年が上がって難解な単元を学習する際もスムーズに理解を深められるはずです。
6.推薦入試を狙う高校生におすすめの塾9選
推薦入試(学校推薦型選抜)を狙う高校生におすすめの塾は、以下の10校です。
塾名 | お問い合わせ | 校舎所在地 | 費用目安 | 推薦入試におすすめのポイント | その他の特徴 |
---|---|---|---|---|---|
個別教室のトライ | お問い合わせ | 全国・ オンライン |
50,000円 | ・学校ごとの 定期テスト対策 ・推薦入試対策 にも対応 ・マンツーマン指導 |
・講師は専任制 ・120万人の 指導実績をもとにした 「トライ式学習法」 |
臨海セミナー 大学受験科 | お問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・ 埼玉・大阪 |
10,000円 | ・推薦入学対策 講座を開講 ・定期テスト対策実施 ・部活との両立を アシスト |
・第一志望校合格の ための塾 ・T.A.(ティーチング アシスタント)による 総合的なフォロー |
進学個別指導のTOMAS | お問い合わせ | 東京・神奈川・ 千葉・埼玉 |
42,000円ほど | ・学年に合った 進路指導を実施 ・戦略的な 推薦入試対策 |
・「合格逆算 プログラム」による 計画的な学習 ・マンツーマン指導 |
坪田塾 | お問い合わせ | 首都圏・関西・ 名古屋・ オンライン |
1,530~2,736円 (1時間あたり) |
・推薦入試対策を実施 ・定期テスト 対策を実施 ・各種資格試験対策 にも対応 (英検・TOEIC・ TOEFLなど) |
・ベストセラー 「ビリギャル」の 舞台となった塾 ・予習→授業の 反転学習スタイル |
代々木個別指導学院 | お問い合わせ | 東京・神奈川・ 千葉・埼玉 |
要問合せ | ・定期テスト対策実施 ・テスト直前対策 授業実施 ・推薦入試対策 にも対応 |
・「認める・ほめる・ 励ます」がモットー ・「反復学習」と 「リターン学習」で 学び残し防止 |
創英ゼミナール | お問い合わせ | 東京・神奈川 | 20,900円~ | ・内申対策に特化した コースあり ・定期テスト対策は 5教科対応 |
・「一人ひとり主義」にもとづいた つきっきりのサポート ・目的に合わせたオーダーメイド授業 |
武田塾 | お問い合わせ | 全国・ オンライン |
50,000円 | ・塾での学習+ 家庭学習も 徹底的に管理 ・自学自習の習慣が 身につく |
・授業なし、自習が 基本のカリキュラム ・1冊の参考書を とことん学ぶ |
大学受験ディアロ【Z会グループ】 | お問い合わせ | 東京・神奈川・ 千葉・埼玉・ 栃木・静岡・ オンライン |
要問合せ | ・大学受験専門塾 ・推薦入試・AO入試の ための特別講座あり |
・運営母体はZ会 ・1:1でアウトプット 中心の授業 |
個別指導学院フリーステップ | お問い合わせ | 東京・神奈川・ 千葉・埼玉・ 京都・滋賀・ 大阪・兵庫・ 徳島 |
25,000円 | ・学校別の対策 カリキュラム受講可 ・総合選抜対策 オンラインコース開講 ※推薦入試対策にも対応 |
・問題の本質を 理解させる指導 ・思考力・表現力を 養うのが得意 |
「推薦入試に強い」と一口にいっても、各塾の学習スタイルやフォロー内容はさまざまです。
いち早く自分に合った塾を見つけるためにも、早めの情報収集を心がけましょう。
個別教室のトライ
個別教室のトライは、CMで知られる個別指導塾です。 120万人以上の指導実績を持ち、「トライ式学習法」に基づいた完全マンツーマンの指導を提供しています。
全国に直営教室を展開し、自宅や学校の近くで個別指導が受けられる便利さも魅力です。 「トライ式学習法」は、生徒が自分で説明することで理解を深める「ダイアログ学習法」、記憶を強化する「エピソード反復法」、偏差値向上を目指す「速読訓練」、学習後すぐに復習する「トライ式復習法」の4つのテクニックで構成されています。
さらに、120万人のデータを活用した「トライ式性格診断」により、生徒を9つのタイプに分類し、それぞれに適した指導を行います。
①推薦入試対策の注目ポイント
個別教室のトライでは、1:1のマンツーマン授業が基本です。授業中にわからない箇所や不安な箇所が出てきてもピンポイントでフォローしてもらえるため、苦手分野ができにくいというメリットがあります。
また、学校ごとの定期テスト対策や推薦入試対策も充実しており、学年に応じて必要な内容を学べるのも嬉しいところです。
②このような人におすすめ!
・講師との相性が心配な人
・何を勉強したらいいかわからない人
・学習習慣を身につけたい人
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
個別教室のトライの料金は実際いくら?356名に聞いた授業料と季節講習費用を小中高別に解説
臨海セミナー 大学受験科
臨海セミナー 大学受験科は、高校生の中でも第一志望大学への現役合格を目指すための塾です。
塾内には講師のほかにT.A.(ティーチングアシスタント)と呼ばれるスタッフも在籍しており、学習相談や欠席時の補講などにも対応しています。
①推薦入試対策の注目ポイント
臨海セミナー大学受験科では、高校3年次に「推薦入学対策講座」を開講。志望動機書や小論文の添削、面接対策などが受けられます。
高校1・2年次には定期テスト対策のほか、部活との両立サポートにも力を入れているのも特徴的です。単科講座から受講できる料金体系や、少し遅めの時間からの授業(20時20分スタート)など、部活をがんばりりながらでも通いやすいよう工夫されています。
②このような人におすすめ!
・部活もがんばりたい人
・難関校志望の人向け
・推薦入試を考えている人
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
進学個別指導のTOMAS
進学個別指導のTOMASは、医学部や難関大学への進学実績に定評がある1:1の個別指導塾です。授業は独自の「合格逆算プログラム」にもとづき、計画的に実施されます。
状況に応じて毎月プログラムを調整しながら学習するため、合格に向けて無駄のない努力ができる点も魅力といえるでしょう。
①推薦入試対策の注目ポイント
TOMASでは、各学年に応じて段階的な進路指導を行っています。高校1年次に修得した基礎的な知識を生かして、高校2年次には発展的な学習にも挑戦。高校3年次は各自の志望校に向けて、必要な対策を講じます。
また、推薦入試対策が手厚いのも特徴の一つです。特に志望理由書対策は生徒1人につき2名の講師が添削にあたり、複眼的な視点でのフォローが受けられます。
②このような人におすすめ!
・高い学力を持つ子どもにおすすめ
・忙しい子どもや首都圏在住向き
・苦手な科目を克服したい子どもや、逆に高い学力を思いっきり伸ばしたい子ども
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
進学個別指導のTOMAS(トーマス)の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
坪田塾
坪田塾は、ベストセラー小説「ビリギャル」のモデルとなった方が通っていたことでも知られる個別指導塾です。予習→授業の「反転学習」で「わかった」を「できる」に変える指導を行っています。
首都圏や関西に校舎を展開するほか、オンライン指導にも対応しているため、近くに校舎がない方でも利用できるのはうれしいでしょう。
①推薦入試対策の注目ポイント
坪田塾では、定期テスト対策や推薦入試対策のほか、英検やTOEIC、TOEFLなどの各種試験対策にも力を入れています。推薦入試では所有資格が有利に働くことも多いため、注目しておきたいところです。
授業は平日21時40分までの時間であれば、柔軟なスケジュールが組めるので、部活など課外活動との両立もしやすいでしょう。
②このような人におすすめ!
・受験に役立つ資格取得も考えている方
・課外活動と学習を両立したい方
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
代々木個別指導学院
代々木個別指導学院は、生徒の個性と自主性を尊重する塾です。
生徒一人ひとりの目標、学力、性格に合わせたオーダーメイドの「キミ専用カリキュラム」を提供し、他の進学塾では対応が難しい私立の中高一貫校の勉強にも対応可能です。
「褒める・認める・励ます」指導を重視し、厳しい塾では続かないと感じる生徒にも最適です。
①推薦入試対策の注目ポイント
代々木個別指導学院では、定期テスト対策として高校に合わせた専用のカリキュラムを提案しています。テスト前には「テスト直前対策授業」が受講できるので、学習のもれや苦手箇所の再確認にも役立つはずです。
塾には講師のほかに総合学習アドバイザーがおり、家庭学習の方法についてもレクチャーしてもらえます。家でも自分で学習を深めていく習慣がつくと、小テスト対策や提出課題のクオリティアップにもつながるでしょう。
②このような人におすすめ!
自分のペースで学習を進めていきたい人
部活や習い事などのプライベートを両立したい
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
代々木個別指導学院の料金は実際いくら?塾生116名に聞いてみた
創英ゼミナール
創英ゼミナールは神奈川県で個別指導専門塾を運営し、地域密着型の運営により高い合格実績を誇ります。大学受験の現役合格率は95.6%、高校受験の第一志望校合格率は91.3%です。授業は3~4人の生徒に1人の講師が指導する形式で、生徒は自分の得意・不得意に合わせた指導を受けつつ、ライバルとの緊張感も感じられます。時間や科目を選べる柔軟性と「オーダーメイドの学習計画」を提供しており、月謝は低価格設定で効果的かつ効率的な学習を実現できます。
①推薦入試対策の注目ポイント
創英ゼミナールでは、推薦入試対策として「内申対策コース」が用意されています。コースには週1回ずつの映像授業と個別指導が含まれており、別の教科を受講することも可能です。
定期テスト対策では主要5教科すべてに対応している点も特徴的。受講教科以外の対策も受けられるので、成績の全体的な底上げにも役立つでしょう。
②このような人におすすめ!
・勉強の仕方がよくわからないが神奈川・東京での進学を考えている人
・定期テストの対策をして点数UPをはかりたい人
・個別指導のなかでも、できるだけ費用を抑えて効果を上げたい人
・習い事と両立したい人
・曜日や時間、科目数を自由に選びたい人
・映像授業で自分のペースで勉強したい人向け
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
武田塾
武田塾は、授業をしないという珍しい学習スタイルの塾です。カリキュラムは生徒の自習をもとに、宿題、個別指導、確認テストで構成されています。
教材は生徒のレベルに合わせて1冊に絞った参考書を使い、各単元が完璧に理解できるまで絶対に次に進まないため、知識の定着漏れや「わかったつもり」が防げます。
①推薦入試対策の注目ポイント
武田塾では、授業時間を削減し決められた1冊の参考書に絞って学習します。そのため、たとえ学年が上がっていても取り組むペースによっては短期間で成績を挽回することも可能です。
また定期テスト前には、通常の宿題の量を減らしたりなくしたりして学習ペースの調整したり、普段受講していない教科の対策も受けられます。
②このような人におすすめ!
・自分で学ぶ力を身につけたい方
・短期間で成績アップさせたい方
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
大学受験ディアロ【Z会グループ】
大学受験ディアロは、通信教育サービスで知られるZ会が運営する大学受験専門塾です。
授業は、1:1で生徒が講師に解説するアウトプット型なのが特徴。毎回予習していることが前提で授業が進むだけに、家庭学習の習慣が身につきやすいのも魅力といえるでしょう。
①推薦入試対策の注目ポイント
大学受験ディアロでは、毎回の授業で修得した知識や自分の考えを講師にアウトプットします。自分の言葉で表現する授業スタイルは、面接やディスカッション対策にも役立つでしょう。
また「学校推薦型選抜・総合型選抜対策講座」では、専門のキャリアコンサルタントによる個別の志望理由書添削や面接指導が受けられます。
②このような人におすすめ!
・アウトプット学習に興味がある方
・家庭学習の習慣を身につけたい方
・学校型推薦型選抜や総合型選抜で大学受験を検討している方
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
個別指導学院フリーステップ
個別指導学院フリーステップは、生徒に問題の本質を理解させることを重視する塾です。
単に正解を暗記するだけでなく「なぜ」「なに」と深く踏み込んだ学習をすることで、生徒の思考力や表現力アップにも力を入れています。
①推薦入試対策の注目ポイント
個別指導学院フリーステップでは、各高校に合わせた学校別対策カリキュラムが受講可能です。
2024年度からは「総合型選抜対策オンラインコース」が新設。面接や小論文の授業は、推薦入試対策にも対応しています。自宅にいながら受講可能なので、居住地域によっては「受講できない」という事態も防げるでしょう。
②このような人におすすめ!
・定期テストの点数をあげ、今の自分よりワンランク上の成績をめざしたい人
・受験まで頼れる伴走者にリードしてもらいたい人
・勉強に対して、モチベーションがわかない人
費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
個別指導学院フリーステップの料金を徹底解説!独自調査で分かった実際の授業料や成績変化、ここだけのリアルな声も紹介
まとめ
高校の通知表は、高校生活の状況を把握するうえで非常に重要な書類です。
通知表に書かれてる内容の中には、大学受験や進級に大きく影響する項目もあります。特に推薦入試(学校推薦型選抜)を狙っている方は、見かたを理解し適切な対応策を講じるようにしましょう。
「学校の授業や家庭学習だけでは十分な成果が現れない」という場合には、推薦入試対策が得意な塾を利用するのも1つの方法です。
自分に合った塾が見つかれば、効率よく成績が伸ばせるので可能性が高いので「まだ早いかも」と先延ばしにせず、早めの検討をおすすめします。
執筆者プロフィール
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。