お気に入り
メニュー
11/30日までに申し込みの方限定!全員に最大20000円分キャッシュバック!
キャンペーンの詳細はこちら
  1. 塾選(ジュクセン)
  2. 塾・学習塾に関する記事一覧
  3. 都立高校偏差値ランキング上位校を徹底解説!現役塾講師が教える、高校選びのポイント
更新日:

都立高校偏差値ランキング上位校を徹底解説!現役塾講師が教える、高校選びのポイント

アイキャッチ画像
塾選(ジュクセン)編集部のサムネイル画像

編集部

塾選(ジュクセン)編集部

大山雅司のサムネイル画像

ひのき進学教室 三軒茶屋校講師

大山雅司

高校受験の志望校を選ぶとき、自分に合う学校を見つけるのは難しいもの。今回は、都立高校偏差値ランキング上位の高校をご紹介します。

今回ご紹介する都立高校は、進学指導重点校に新宿高校を加えた全8校。どの高校も進学実績が高いことが特徴ですが、カリキュラムや進路指導は学校によって様々です。子どもに合う都立最難関校を選べるように、各学校の特徴や選び方のポイントを解説します。

目次

都立高校偏差値ランキング上位の高校とは?

まずはじめに、「進学指導重点校」についてご説明します。進学指導重点校は、進学対策に積極的に取り組む高校として東京都教育委員会に指定された高校です。一般的には偏差値70以上と言われており、授業内容や指導体制も大学受験を強く意識したものとなっています。

今回ご紹介する都立高校は、この進学指導重点校7校に新宿高校を加えた全8校を指しています。新宿高校は進学指導特別推進校ですが、難関大学への進学実績が高く入試に独自問題を採用しているほか競争率も高いため、今回は最難関校のひとつに入れています。

今回ご紹介する8校は、学校ごとに特徴が異なります。高校名と学校の場所、特徴をまとめたので参考にしてみてください。

日比谷高校

最寄り駅
東京メトロ丸の内線赤坂見附駅

特徴 
進学指導重点校、Global Education Network 20 (GE-NET20)、スーパーサイエンスハイスクールに指定されている。
学校行事も盛んで、体育大会・合唱祭・星陵祭は三大行事と呼ばれている。

西高校

最寄り駅
京王井の頭線久我山駅、JR中央線荻窪駅

特徴
進学指導重点校。
50を超える部、同好会、サークルがあり、活発な活動が特色。
兼部をしている生徒も多く、個性派ぞろい。

国立高校

最寄り駅
JR中央線国立駅

特徴
進学指導重点校。
国公立大学や難関私立大学への進学をめざすとともに、文化祭や体育祭にも力を入れている。
特に文化祭は日本一の文化祭を自称する。
部活動のレベルも高い。

八王子東高校

最寄り駅
JR中央線豊田駅

特徴
国公立大学進学実績が高い進学指導重点校で、都からGE-NET20指定校・海外学校間交流推進校・理数研究校などの指定を受けている。
生徒をしっかりとリードしていく手厚さが売り。

戸山高校

最寄り駅
東京メトロ副都心線西早稲田駅

特徴
進学指導重点校、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている。
東京都指定の医学部進学を目指す生徒への支援事業(チーム・メディカル)や東京都指定のGlobal Education Network20なども盛んで、国際社会に貢献する人材となるためのたくさんのツールが用意されている。
理系分野に力を入れている。

青山高校

最寄り駅
東京メトロ銀座線外苑前駅

特徴
進学指導重点校。
「生徒の自主性を重んじる自由な校風」が特徴的な進学校。
難関国公立・有名私立大学の合格実績も高い。

立川高校

最寄り駅
JR中央線立川駅

特徴
進学指導重点校、英語教育研究推進校、海外学校間交流推進校、スーパーサイエンスハイスクールに指定されている。
自由な校風が特徴的。
学力向上・進学指導・探究活動へと組織的に取り組んでいる。

新宿高校

最寄り駅
JR中央線新宿駅

特徴
進学重視型単位制高校で、自分に合った授業を選択できる。
教員の数が多い分、習熟度別クラスを多く設置している。
大家族主義・団結感が売り。
進学指導特別推進校に指定されており、有名大学への進学が多い。
運動部と文化部を合わせて36ものクラブがあり、自分に合ったものを選択できる。

自分に合った都立偏差値上位校を選ぶ4つの決め手

高校受験の志望校選びは親の立場からすると大学進学を見据えた大事な一歩です。しかし子どもにとってはそれだけではなく、勉強や友だちとの交流、部活動などを通じて自己成長するための大事な3年間を過ごす場所を選ぶという観点も大きくあります。

そのため志望校選びでは、進学実績はもちろん「どんな高校生活を送りたいか」をイメージをしながら絞ることもポイントです。学校生活でどんなことを大切にしたいのかは、子どもによって違います。今回は4つの選ぶポイントと、それぞれのポイントごとにおすすめの都立高校をご紹介します。

①国公立大学や私立の難関校を目指したい

国公立大学や私立難関大学を目指す人は、大学の進学実績が豊富な高校を選ぶことがおすすめです。特に行きたい大学が決まっている方は、自分が目標としている大学への進学実績が高い高校を選ぶと、過去の進学実績を元に目標に目標に近づくことができるため理想的。大学受験は、3年間という長いスパンを走り続けるマラソンのようなもの。進学実績が豊富な学校のトップ集団が集まる中で走り続けることは、自分の実力アップへとつながるはずです。

まず、最難関校の主な大学への合格実績を見ていきましょう。

●大学の進学実績が高い高校

2024年 高校別国公立大学合格者

  東京大学 京都大学 一橋大学 東京工業大学 合計
日比谷 52 7 14 2 75
西 6 10 9 4 29
国立 11 3 15 3 32
八王子東 0 0 6 7 13
戸山 8 7 15 6 36
青山 3 0 14 1 18
立川 1 3 8 4 16
新宿 2 1 5 3 11

2024年 高校別私立大学合格者

  早慶上理 ※1 GMARCH ※2 合計
日比谷 446 181 627
西 197 200 397
国立 ※3 - - -
八王子東 124 338 462
戸山 211 263 474
青山 167 352 519
立川 140 369 509
新宿 206 452 658

※1…早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学
※2…(G)学習院大学、(M)明治大学、(A)青山学院大学、(R)立教大学、(C)中央大学、(H)法政大学
※3…国立は非公開

表からわかるように、国公立大学、私立大学ともに合格者数が圧倒的に多いのが日比谷高校。中でも東京大学、「早慶上理」と呼ばれる難関私立大学の早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大学への合格者数が群を抜いて多いのが特徴です。

次に国公立大学の合格者数が多いのが、戸山高校、国立高校、西高校です。私立の早慶上理と合わせて有名私立大学「GMARCH」(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の合格者数が多いのは新宿高校、青山高校、立川高校になります。(※)
国公立大学や私立の難関大学を目指す人は、各高校が出している合格者数を参考に志望校を絞り込んでみてください。

※上位校の押さえ校としてGMARCHを受けている生徒も多く存在します。そのため、合格実績と進学実績は異なります。

②高校3年間の過ごし方を重視したい

学習面について先生の関与度が高いのか、自分のペースを尊重してくれるのか。部活動に力を入れているのか、文化祭など行事の注力度はどうかなど、学校の校風や強みはそれぞれ異なります。高校生活の中で自分が充実させたいのはどんなことなのかをしっかり考えた上で、それに合った校風やカリキュラムがある学校を選ぶことがおすすめです。

学校の校風や強みとして、進学を見据えて学習面の指導に特徴がある学校と、高校生活をより充実させる要素の行事や部活動に力を入れている学校をピックアップして紹介します。

●学習の指導が手厚い高校

・青山高校
・八王子東高校
・新宿高校

学習面のフォローが手厚く、バックアップしてくれる学校です。先生が熱心に指導をして、生徒の先生の距離が近い印象を受けるのが、青山高校と八王子東高校です。どちらも土曜授業や夏休みなど長期休暇中に講習をするなど、通常の授業以外の指導にも注力しています。八王子東高校では生徒が自己の進路希望を実現できるように進路指導部と各学年が一体となり、3年間を見通した進路指導も推進されています。新宿高校は、ほかの学校と比べると教員数が多く、生徒それぞれに合わせた習熟度別の学習を取り入れています。先生が生徒の学力を把握しながら指導しているのが特徴です。

●自主性が求められる環境で学習を進められる高校 

・立川高校
・戸山高校
・西高校

周りを気にせず自分で考えて学習を進めたい、というタイプの方におすすめなのが、適度な距離感で指導してくれる学校です。西高校は「自主自律」を重んじる校風が特徴です。生徒が自ら考え、自ら行動する力を育てることを大切にしており、比較的自由な校則のもとで自律的な学びが奨励されています。立川高校、戸山高校も自由な校風が特徴で、学習面でもそれぞれの主体性が尊重される傾向があります。自由といっても大事なところはしっかりフォローをしてくれる心強さもあるため、楽な方向に流されてしまわない安心感があります。

●行事や部活動に特に力を入れている高校

・国立高校
・青山高校

勉強以外にも打ち込めることを求めてる方には、行事や部活が盛んな学校をチェックしてみるのがおすすめです。国立高校の「国高祭」は、評判も高く有名。文化祭と体育祭が合わさったもので、学校一丸となって作り上げるエネルギッシュな学園祭のために、熱心な生徒が集まります。青山高校は、部活動も盛んな学校です。青山フィルハーモニー管弦楽団をはじめ部活動の種類は豊富で、生徒が活発に活動している様子です。

③自分の強みを生かしたい

自分の強みを生かすためには、それを引き出してさらに伸ばせる環境が不可欠です。高校ごとに、教育方針や強化している分野は異なります。進学指導に特化した学校、スポーツや文化活動に力を入れている学校、専門的な知識を深めるコースがある学校など、それぞれの特色を理解し、自分の強みを伸ばせる高校を選ぶことがおすすめです。

得意分野や目標・夢がある方は、特定の分野に特化したカリキュラムのある高校を選ぶのがおすすめです。独自のカリキュラムや制度が整っている学校として、今回はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている学校と海外大学進学に力を入れている学校をご紹介します。

●SSHに指定されている高校

・立川高校
・戸山高校
・日比谷高校

※戸山高校は令和6年度より「2年間の経過措置期間」となっています。

SSH指定校とは、将来国際的に活躍できる科学技術人材の育成を目的として文部科学省が指定した学校のこと。最難関校の中では立川高校、戸山高校、日比谷高校です。立川高校は文系・理系を問わず探求活動をしていく方針に。戸山高校は1年生からSSHクラスが特設され、専門知識を学ぶことができます。日比谷高校は2年生から「理数探究」が選択でき、文系理系にかかわらず希望すれば誰でも参加活動できます。

海外大学に進学する生徒を例年輩出しているのは、日比谷高校。英語教育が充実しているのはもちろん、海外研修などにも積極的に取り組んでいるのが特徴です。有名な海外大学の進学実績も高くなっています。

④通学のしやすさを優先したい

高校生活は予想以上に忙しくて時間がないもの。大学受験を見据えて、塾や予備校に通うことになったらなおさらです。それを踏まえ、立地の良さや利便性の高さを優先するのも選択肢のひとつです。3年間無理なく通学できるよう、交通手段と所要時間、最寄り駅の使い勝手の良さなどチェックが必要になります。

3年間通い続けるには、立地の利便性は重要になります。合わせて、自宅からの交通手段、所要時間もチェックしてください。

立地が良く、利便性の高い高校


・青山高校
・新宿高校
・立川高校


3年間通い続けるには、立地の利便性は重要になります。自宅から高校までの交通手段、所要時間もチェックしておくと毎日の通学風景を具体的にイメージすることができるので安心です。

電車やバス通学になる場合、多くの路線が通っているか、最寄り駅やバス停からの距離は近いかなどを見ておきたいですね。青山高校、新宿高校、立川高校の3校は各方面からアクセスしやすい大きな駅が最寄りで、そこから徒歩10分以内で通えるため、、毎日の通学に便利な立地にあります。

まとめ

最難関校はどの学校も、難関大学進学を視野に入れてカリキュラムなどが組まれています。その中から志望校を選ぶには、高校生活で何を優先したいかを考えることが大切です。これまで紹介した”4つの決め手”を参考に、自分が優先したいことに合った学校をみつけてください。ほかにも進学指導特別推進校と進学指導推進校の「上位校」、偏差値50以上の「中堅校」を紹介している記事もあります。各高校のホームページや『塾選』記事の情報をもとに早めに志望校選びをスタートし、志望校への合格を目指しましょう。

執筆者プロフィール

塾選(ジュクセン)編集部のサムネイル画像
塾選(ジュクセン)編集部
編集部

塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

監修者プロフィール

大山雅司のサムネイル画像
大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

近くの塾を探すボタンの画像

が選ばれる 3

掲載をお考えの学習塾様へ

初期費用無料で掲載可能 
お気軽にお問い合わせください