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福岡県の高校受験は、公立・私立ともに多様な選抜方法があります。公立高校では学区制による受験校の制限があり、特色化選抜や一般入学者選抜など複数の方式が採用されています。一方で私立高校は学区に関係なく受験でき、推薦・専願・一般入試と選択肢が豊富です。

また内申点の仕組みや受験スケジュール、学力検査の科目や配点も選抜方法によって異なるため、事前の情報収集が合格へのカギとなります。

本記事では、福岡県の高校受験の基本情報や内申点の仕組み、志望校の選び方などについて詳しく解説します。福岡県の高校受験について詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

福岡県の高校受験の基本情報

まずは福岡県の高校受験の基本情報を見ていきましょう。

福岡県の公立高校は学区によって受験できる学校が決まる

福岡県の公立高校は学区制を導入しています。学区制とは、住んでいる地域によって受験できる高校が決まる制度です。福岡県では以下のように学区分けされています。

北九州地区 第1~第3学区
福岡地区 第4~第6学区
筑後地区 第7~第10学区
築豊地区 第11~第13学区

対象となる高校は、普通科(普通科コースと単位制は除く)・理数科・英語科・文理共創科。それ以外の学科がある高校では地区や学区に制限がなく、福岡県全域から受験することができます。

一方で私立高校は学区制がないため、行きたい高校があればどこの地区からでも受験が可能です。

高校受験の流れ

・公立高校の推薦入学者選抜・特色化選抜を受験する場合

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福岡県の公立高校の推薦入学者選抜や特色化選抜を受験する場合は、12月中旬の三者面談で志望校を決定します。1月下旬に出願し、検査を実施。2月上旬に合格者には内定が通知されます。

・公立高校の一般入学者選抜を受験する場合

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福岡県の公立高校では、合格者が定員に達しなかった場合、以下の日程で補充募集を行っています。

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公立高校の一般入学者選抜を受験する場合は、12月中旬に志望校を確定後、2月上旬から中旬に出願を行います。3月上旬に検査を受け、3月中旬に合格発表という流れです。

また福岡県の公立高校では、定員割れの学校や学科で補充募集も実施しています。3月下旬に検査を受け、約2日後に合格発表があります。

・私立高校の推薦・専願入試を受ける場合

12月 三者面談で志望校を決定する
1月下旬 推薦・専願入試を受ける学校に願書を提出する
1月下旬 推薦・専願入試の検査日
合格発表

福岡県の私立高校の推薦・専願入試を受ける場合は、12月中に三者面談で志望校を決定します。1月下旬に出願し、検査を受けて、1月末日までには合格発表があります。

・私立高校の一般入試を受ける場合

1月下旬~2月上旬 一般入試を受ける学校に出願する
2月上旬~中旬 一般入試検査日・合格発表

私立高校の一般入試を受ける場合は、1月下旬から2月上旬に出願。2月上旬~中旬に検査を受けて、合否が決まります。

福岡県 公立・私立高校の受験制度の違い

福岡県の公立高校と私立高校では受験制度が異なります。ここからはそれぞれの受験制度の違いを解説します。

公立高校の受験制度

  • 入試の種類:推薦入学者選抜と特色化選抜、一般入学者選抜の3種類
  • 選考方法(推薦入学者選抜):面接+調査書+(高校によって)作文・実技検査
  • 選考方法(特色化選抜):面接+調査書+(高校によって)作文・実技検査
  • 選考方法(一般入学者選抜):学力検査+調査書
  • 倍率:2025年の平均倍率は1.13倍。人気校の倍率は2.3倍以上。一般入学者選抜よりも推薦入学者選抜のほうが倍率が高い傾向があります
  • 学費:原則授業料の納付が必要ですが、保護者の所得状況によっては支援制度が適用され、学費の負担が軽減されます
  • 特色:学力検査の結果だけでなく、調査書に記載された内容も重視し、総合的に合格者を選抜します

福岡県の公立高校は、推薦入学者選抜と特色化選抜、一般入学者選抜の3種類の入試形式があります。

推薦入学者選抜と特色化選抜は同じ日程で実施されます。選考は面接と調査書をもとに合否を判定し、作文や実技検査を実施する高校もあります。その場合、作文と実技検査の結果も合否に影響します。

一般入学者選抜では、学力検査と調査書から合否が決められます。学力検査の結果と調査書の成績がともに一定の範囲内に入っている人をA群(入学定員以内、6割程度)、それ以外の人をB群に分けて選考を行うのが特徴です。A群は調査書の内容に特に問題がなければ合格が決定。A群で不合格になった人とB群は、調査書の記載事項をすべて確認し、学力検査の結果とともに精査して合否の判定が行われます。

私立高校の受験制度

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  • 選考方法:学校ごとに異なり、推薦入試・専願入試・一般入試がある
  • 学費:公立よりも高額だが、奨学金や補助制度が利用可能
  • 特色:学校ごとに特色あるカリキュラムや付属大学への進学ルートがある

福岡県の私立高校では、推薦入試と専願入試、一般入試の3種類の試験を実施しています。推薦入試では面接や作文、学力検査などを実施。学校によって、検査は面接のみの場合や学力検査と面接を行う場合などさまざまです。

また専願入試では、調査書と学力検査、面談で合否を判定する学校が多いでしょう。一般入試は、ほとんどの高校で学力検査の結果と調査書から合否を判定します。ほかの選抜方法よりも学力検査の結果が重要視されており、学力検査で各高校が定める合格ラインを超えなければ合格できません。

公立高校の推薦入学者選抜の特徴

福岡県の公立高校入試で実施されている推薦入学者選抜とは、中学校長の推薦を受けて受験する選抜方法です。各高校がそれぞれの特色に応じて推薦入学者選抜の要件を定めています。定員の比率は高校によって異なり、高校・学科ごとに人数を設定しています。

推薦入学者選抜では、面接や作文、実技検査の結果と調査書をもとに総合的に合否を判断するため、学力検査は実施されません。選考では、中学校での学校生活や学校内外での努力、興味・関心のある事柄、志望動機などが重視されます。

推薦入学者選抜は競争率が高く、合格する確率は決して高くありません。また中学校長の推薦が必要になるため、出願できないケースもあるでしょう。公立高校が第一希望の場合は、一般入学者選抜の学力検査対策は必要不可欠です。

公立高校の特色化選抜の特徴

福岡県の多くの公立高校では、学校ごとの特色にふさわしい生徒の入学を促進する目的で、特色化選抜を導入しています。特色化選抜は、各高校が設定する出願条件を満たす生徒であれば、中学校長の推薦なしに出願が可能です。ただし各高校で3年次の評定の基準が設けられており、基準をクリアしていないと出願できません。

定員の比率は県で定められておらず、高校・学科ごとに設定しています。

特色化選抜は、受験者全員に面接を実施し、各高校によって作文や実技検査などを行います。学力検査はありません。調査書や志願理由書などの提出書類と、面接・作文・実技検査の結果から合否を判定します。

特色化選抜も推薦入学者選抜と同様に、不合格になる可能性があります。特色化選抜が不合格になった場合、一般入学者選抜を受験する必要があるため、内申点対策や学力検査対策には取り組んでおきましょう

公立高校の「第2志願校制度」とは?

第2志望校制度とは、一般入学者選抜の際に一部の対象高校・学科へ第2希望として志願が可能になる制度です。

この制度を利用すると、第1希望の高校で不合格になり、第2希望の高校に欠員がある場合は、第2希望の高校で選考が行われます。選考に通ると、第2希望の高校への合格が決まります。

第2志願校制度では、第1希望の高校から第2希望の高校に学力検査の結果や調査書などの必要書類が送られるため、新たに受験の手続きをする必要がありません

第2志願校制度を実施している高校は、福岡県の公式サイトで確認してみてください。

受験科目と配点

福岡県の高校受験では、公立高校と私立高校で受験科目や配点が異なります。また公立高校では選抜方法によっても受験科目が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

ここでは選抜方法別に受験科目と配点を紹介します。

公立高校の受験科目・配点(推薦入学者選抜)

募集定員 高校・学科ごとに異なる
学力検査 なし
そのほかの検査 面接は全員に実施
各高校の判断で作文や実技検査を実施する場合もある
選抜方法 調査書と面接・作文・実技検査の結果から合否を判定

福岡県の公立高校の推薦入学者選抜では、学力検査を実施していません。面接は全員に実施し、高校によっては作文や実技検査を行う場合があります。

推薦入学者選抜は、中学校で努力したことや興味・関心がある事柄、志望動機などが選考で重視されます。

公立高校の受験科目・配点(特色化選抜)

募集定員 高校・学科によって異なる
学力検査 なし
そのほかの検査 面接は全員に実施
各高校の判断で作文や実技検査を実施する場合もある
選抜方法 調査書や志願理由書などの提出書類と、面接・作文・実技検査の結果から合否を判定

公立高校の特色化選抜は、推薦入学者選抜と同様に学力検査を実施しません。面接は全員実施し、各高校の判断で作文や実技検査を行うことがあります。

調査書と志願理由書、面接・作文・実技検査の結果などから合否を判定します。

公立高校の受験科目・配点(一般入学者選抜)

募集定員 定員から推薦入学者選抜と特色化選抜の合格者を除いた数
出願 原則、第1希望のみで出願
志願変更は1回のみ可能
高校によって第2志望校制度を利用できる
学力検査 5教科(国語、数学、英語、理科、社会)の学力検査
英語は55分、そのほかの教科は50分
各教科60点満点、合計300点満点
そのほかの検査 各高校の判断で面接・作文・実技検査などを実施
選抜方法 学力検査と内申点で合否を判定
学力検査と内申点がともに上位の人はA群に分類され、調査書に問題がなければ合格
それ以外の人は調査書の内容を重視して合否を判定する

公立高校の一般入学者選抜では、国語・数学・英語・理科・社会の学力検査を実施します。各教科60点満点で合計300点満点。学力検査の結果と調査書、高校によっては面接・作文・実技検査の結果から合否を判定します。

高校や学科によっては、学力検査の特定教科の点数を加点する傾斜配点が行われたり、中学3年生の特定教科の内申点に加点したりする場合があります。

一般入学者選抜の合否判定は、学力検査と内申点がともに上位の人からA群、それ以外の人はB群に分けて行われます。A群は調査書に問題点がなければ合格が決定。A群で不合格になった人とB群は、調査書の内容や学力検査の結果を総合的に判断して合否が決まります。

私立高校の受験科目・配点

出願 併願の場合、日程が重ならない限り複数の高校に出願可能
学力検査 3教科(国語、数学、英語)の学力検査を実施するのが一般的
5教科(国語、数学、英語、理科、社会)の検査を実施する高校もある
検査時間や配点は学校によって異なる
そのほかの検査 推薦入試は面接や作文などを実施する場合がある
専願入試は各高校の判断で面接を実施
選抜方法 学校・学科によって異なる

福岡県の私立高校は、推薦入試・専願入試・一般入試すべての選考方法で、学力検査がある学校が多いでしょう。推薦入試と専願入試では、国語・数学・英語の3教科の学力検査を実施。各高校の判断で面接や作文の検査を行うこともあります。

推薦入試と専願入試は、合格すると必ずその高校に入学しなければなりません。

一般入試は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の学力検査を実施するのが一般的。選考では、学力検査の結果を重視する傾向があり、各高校が定めた合格ラインをクリアしなければ不合格になります。

受験スケジュール(2025年版)

ここでは福岡県の高校受験のスケジュールを紹介します。

まずは公立高校の入試日程です。

福岡県公立高校入試日程(2025年)

・推薦入学者選抜、特色化選抜

出願受付日 2025年1月22日(水)~1月28日(火)
面接・作文・実技試験・学力検査など実施日 2025年1月30日(木)・1月31日(金)
合格内定通知日 2025年2月5日(水)
合格発表日 2025年3月17日(月)

・一般入学者選抜

出願受付日 2025年2月7日(金)〜2月17日(月)
志願変更日 2025年2月18日(火)〜2月21日(金)
検査日 2025年3月5日(水)・3月6日(木)※
合格発表日 2025年3月17日(月)
備考 ※学力検査は3/5

2025年の公立と私立の高校受験スケジュール比較表

日程 茨城県の公立高校 茨城県の私立高校
1月20日~23日   推薦・専願入試の出願開始
1月22日~28日 推薦入学者選抜・特色化選抜の出願受付  
1月24日   推薦・専願入試の検査日
1月28日   推薦・専願入試の合格発表
1月30日・31日 推薦入学者選抜・特色化選抜の検査日  
2月5日 推薦入学者選抜・特色化選抜の合格内定通知日  
1月下旬~2月上旬   一般入試の出願開始
2月上旬~中旬   一般入試試験日・合格発表
2月7日~17日 一般入学者選抜出願受付  
2月18日~21日 一般入学者選抜出願変更日  
3月5日・6日 一般入学者選抜検査日  
3月17日 推薦入学者選抜・特色化選抜・一般入学者選抜の合格発表  
3月18日~21日 補充募集出願受付  
3月24日 補充募集検査日  
3月26日 補充募集の合格発表  

(出典:福岡県「令和7年度福岡県立高等学校入学者選抜日程」)
(出典:福岡県私学協会「令和7年度 福岡県私立高等学校入学者 入試日程一覧」)

福岡県の高校受験における内申点の基本

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内申点は公立高校の合否を左右する重要な要素です。しかし「内申点の計算がわからない」「いつの成績が内申点に影響を与えるの?」と内申点について疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

ここからは内申点の対象期間や計算方法を解説します。

内申点の対象期間

福岡県の公立高校は、中学3年生の評定をもとに内申点を計算します。内申点に影響を与えるのは、主要教科4科目と実技教科5科目の合計9教科です。

ただし高校に出願する際に提出する調査書には、中学1・2年生の評定や観点別学習状況の評価なども記入されます。そのため公立高校の受験を考えている人は、早めに内申点対策を始めたほうがよいでしょう。

内申点の計算方法

福岡県の一般入学者選抜を受験する場合、内申点は以下のように計算します。

学年 計算方法 満点
中学3年生 主要5教科の5段階評価+実技4教科の5段階評価 45点満点

例えば中学3年生の9教科の評定がすべて「3」だった場合、9×3で内申点は27点です。

高校によっては、中学3年生の特定教科の評定を1.5倍する傾斜配点を行う場合があります。

推薦入学者選抜と特色化選抜でも、中学1~3年生までの評定は合否に影響します。ただし内申点の評価基準や算出方法が各学校によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

内申点を上げる方法

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各教科の成績を向上させるには、定期テスト対策に加え、課題の提出や授業態度にも気を配ることが重要です。

確実に成績を上げるには、定期テストで高得点を取ることが欠かせません。わずか1点の違いでも評定に影響し、結果的に内申点の向上につながる可能性があります。

さらに課題を期限内に提出することも内申点を高める要素の一つです。締め切りを守るだけでなく、内容を丁寧に仕上げることを心がけましょう。

また成績評価には授業態度も含まれます。授業中に積極的に発言したり、疑問点を教師に質問したりすると学習への意欲が評価され、内申点アップにつながるでしょう。

志望校の選び方

高校受験を成功させるには、早めに志望校を決定しておくことが不可欠です。なぜなら志望校を決めることで、合格までにどのような勉強が必要か明確になり、効率よく受験勉強を進められるためです。目標が決まることで学習意欲の維持にも効果的でしょう。

しかし福岡県には多くの高校があり、志望校選びに困っている人もいるのではないでしょうか。ここからは志望校の選び方を紹介します。

偏差値だけで決めない!適切な学校選び

志望校を選ぶ際は、偏差値だけでなく校風やカリキュラムも考慮しましょう

校風は高校ごとに大きく異なります。文化祭や体育祭などの行事を重視する学校もあれば、勉強と部活動の両立をサポートする学校もあります。学校のパンフレットを読んだり、オープンキャンパスに足を運んだりして、自分に合う環境かどうかを確認してみてください。

またカリキュラムも学校選びの重要な要素です。英語教育に力を入れている高校や、理系科目の授業時間を多く確保している高校など、学校によって異なります。特に大学進学を目指す場合は、志望している大学合格に向けたカリキュラムが整っているかどうかをチェックしておくことが大切です。

公立高校 vs 私立高校のメリット・デメリット

ここからは公立高校と私立高校のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

  公立高校 私立高校
メリット ・費用が安い
・校風や服装などの自由度が高い
・生徒一人ひとりへのサポートが手厚い
・施設や設備が充実している
デメリット ・私立高校より生徒一人ひとりのサポートが手厚くない
・数年ごとに教師が変わる可能性がある
・費用が高い
・校風が生徒に合わない場合がある

公立高校は費用が安いというメリットがある一方で、生徒一人ひとりへのサポートが私立高校よりも劣るというデメリットがあります。公立高校の授業は一定のペースで進んでいくため、自分で予習・復習に取り組んでおかないと、授業についていけなくなる可能性もあるでしょう。

一方で私立高校は生徒一人ひとりへのサポートが手厚く、大学受験対策にも力を入れている高校が多くあります。ただし私立高校の校風は各高校で大きく異なるため、入学後に校風が合わないと感じる可能性もあるでしょう。

それぞれの高校のメリット・デメリットを比較して、自分に合った高校を選びましょう。

志望校のオープンキャンパス活用法

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志望校を選ぶ際には、複数の高校のオープンキャンパスに参加して比較することが重要です。

オープンキャンパスでチェックしておきたいポイントは、以下のとおりです。

教師の雰囲気

高校によっては、体験授業が受けられます。どのような雰囲気で授業が進むのかを確認しましょう。

施設の充実度

校舎、体育館、プール、グラウンドのほか、学食や購買の有無など、自分がこの高校でどんなことをしたいかを想像しながら、どのような施設が必要かを考えましょう。またトイレや更衣室の清潔さもチェックしておきたいポイントです。

通学の利便性

通学にかかる時間や、電車の場合は利用経路などを調べておきましょう。自転車や徒歩の場合は、天候が悪い日でも通学しやすいかも考えてみましょう。

学習カリキュラム

文系・理系の決定時期、クラス分けが成績別かどうか、定期テストや大学進学に対するサポートなどは、自分の進路に関わるので重要です。

部活動の様子

部活動の加入率や入りたい部活動があるかなどを確認しておきましょう。

オープンキャンパスは、学校の資料や先輩の話などではわからない、リアルな高校の雰囲気を知ることができる機会です。高校によっては、オープンキャンパスで体験授業を行ったり、部活動体験ができたりする場合があります。実際の在校生・教師の雰囲気や、校内の様子などを確認すると、入学後の学校生活をイメージしやすくなるでしょう。

気になる高校がある場合は、積極的にオープンキャンパスに参加しましょう。

進学実績・大学合格実績の確認

大学進学を目指すなら、志望校の大学合格実績を確認しておくことが重要です。進学実績が多い高校では受験対策や進路指導が充実しており、大学合格に向けたサポートを受けやすくなります

進学支援に力を入れている高校は、進学セミナーの実施や個別の進路相談など、受験生の学習を後押しする制度が整っていることが多いでしょう。さらに指定校推薦の枠を設けている学校もあり、一般受験よりも有利な条件で大学進学を目指せるケースもあります。

各高校の進学実績は、学校の資料で確認できます。加えてオープンキャンパスや説明会に足を運び、具体的なサポート内容を直接質問してみるのもおすすめです。

進学実績をしっかり調べ、自分の目標に合った高校を選びましょう。

塾・家庭教師・オンライン学習の選び方

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塾の種類 講師1人が指導する人数 授業料目安 カリキュラム 代表的な塾
集団指導塾 少人数/6~10人
大人数/11人以上
約6,000円~約15,000円
※中学3年生が
週1回通塾する
場合の月額相場
あり ・秀英予備校
・学志館
・昴
個別指導塾 1~3人 約6,000円~約36,000円
※中学3年生が
週1回通塾する
場合の月額相場
オーダーメイド ・個別教室のトライ
・スクールIE
・明光義塾
映像授業の塾 3,278円
※東進オンライン
学校中等部
オーダーメイド
(ない場合も)
・東進オンライン学校
中等部
オンライン塾 1人
(大人数の場合も)
5,400円
※そら塾
オーダーメイド
(ない場合も)
・トライのオンライン
個別指導塾
・そら塾

これから高校受験を迎える中学3年生の中には、塾に通うかどうか迷っている人もいるのではないでしょうか。高校受験対策ができる塾は、主に「集団指導塾」「個別指導塾」「映像授業の塾」「オンライン塾」の4つに分けられます。

文部科学省が公表したデータ※によると、公立中学校に通う生徒で、通信教育や家庭教師を利用していない人の割合は72.7%、塾を利用していない人の割合は34.1%という結果になりました。

この結果から、公立中学校に通う生徒の約3割は通信教育や家庭教師を利用しており、約7割は塾を利用していることがわかります。文部科学省のデータは中学生全般の数値なので、中学3年生に絞るとさらに通信教育や家庭教師、塾を利用している人の割合は増えると考えられるでしょう。

ここからは塾選びのポイントを紹介します。

※(出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」)

集団塾 vs 個別指導塾の違い

塾を選ぶ際、集団塾と個別指導塾のどちらが自分に合っているのか迷う人は少なくありません。それぞれの特徴を理解し、自分に適した学習環境を選ぶことが大切です。

集団塾は、複数の生徒が同じ教室で学ぶスタイルです。授業は、学校と同様に講師が生徒の前に立ち、一方通行で解説を進めていきます。年間のカリキュラムが事前に決まっており、学力や志望校ごとにクラスが分けられることが一般的です。塾によっては模試の成績を掲示し、生徒同士の競争意識を高める仕組みを導入している場合もあります。

ライバルと競い合いながら勉強したい人や一定のペースで学習を進めたい人には、集団塾がおすすめです。

個別指導塾は、講師が1~3人の生徒を担当します。生徒一人ひとりの目標や学力に合わせてカリキュラムを設定しているのが特徴。生徒のニーズに合わせた指導を受けられます。講師が近くで指導を行っているので質問しやすく、苦手科目を重点的に学べる環境が整っています。

じっくり理解を深めながら学習したい人や、個別にサポートを受けたい人に適しています

自分の学習スタイルや目標に合わせて、最適な指導方法を選び、効率よく学力向上を目指しましょう。

オンライン学習の活用法

高校受験の準備を効率的に進めたい人には、オンライン学習の活用がおすすめです。

オンライン学習は、インターネット環境が整っていればどこでも授業を受けられます。自宅で学習できるため通塾にかかる時間を省略でき、より多くの時間を勉強に充てられます。部活動や習い事と両立しながら、自分のペースで学習を進めやすいでしょう。

またオンライン講座では、有名講師による質の高い授業を受けられる場合があります。映像授業なら必要に応じて繰り返し視聴できるため、理解を深めやすくなるでしょう。

ただし高校受験の出題傾向は地域ごとに異なるため、オンライン学習だけでは対策が十分でないこともあります。地元密着型の塾のほうが高校受験対策に適している場合もあるため、塾を選ぶ際は合格実績や指導方針を事前に確認することが大切です。

模試の活用法

高校受験対策を効率的に行うためには、模試の活用が不可欠です。模試を受験すると、現在の学力での立ち位置や苦手分野などを把握することができます。力を入れて学習する必要がある範囲を絞れるため、効率よく学習を進められるでしょう。

ここからは模試の活用法について解説します。

主要な模試の種類(福岡県高校入試模擬試験・フクト公開実力テスト・福岡県一斉模試)

福岡県の高校入試に対応した主要模試は以下のとおりです。

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模試の判定結果の見方

模試の結果で特に気になるのは、志望校の判定ではないでしょうか。A判定やB判定が出ると安心する人も多いかもしれません。しかし模試の成績がよくても、それだけで合格が確定するわけではありません。

模試の判定は、あくまで現在の学力からの結果と認識しておくことが大切です。直近の模試で思うような結果が出なかったとしても、今後の努力次第で合格の可能性を高めることは十分可能です。逆にA判定やB判定を受けて油断し、勉強の手を止めてしまうと本番で不合格になることもあり得ます。

模試を効果的に活用するには結果の振り返りが欠かせません。返却後は間違えた問題や苦手な分野を分析し、重点的に復習して学習の効率を向上させましょう。

まとめ

福岡県の高校受験では、公立高校の場合、推薦入学者選抜と特色化選抜が同日、一般入学者選抜はその後に実施されます。私立高校は、推薦・専願入試の後に一般入試の順です。選抜や評価の方法は学校・学科によって異なるので注意しましょう。

内申点は中学3年生の成績のみが反映されますが、調査書には中学1・2年生の評定や学習状況なども記載されるので、内申点対策は早めに行いましょう。

また受験勉強では単に暗記するだけでなく、模試を活用して苦手を把握し、計画的に学習を進めることが重要です。学習塾・家庭教師・オンライン塾など、自分に合った勉強方法を選び、効率的に学習しましょう。

「塾選」では石川県の高校入試対策に適した塾を掲載しています。ぜひ塾選びの参考にしてください。

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