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和歌山県の高校受験は、公立・私立とも特徴的な部分があるため、志望校選びや受験対策に悩む受験生や保護者も多いでしょう。

本記事では、和歌山県における高校入試日程や仕組み、内申点の計算方法などについて詳しく解説します。受験勉強を効率的に進めるための勉強法や、塾の活用法についても解説するため、これから受験を迎える中学生や保護者は、ぜひ参考にしてください。

和歌山県の高校受験の基本情報

まずは、和歌山県の高校受験の基本情報を把握しておきましょう。

高校受験の流れ

・公立高校受験の流れ

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公立高校受験では、「特色選抜」が行われた後「一般選抜」と「スポーツ推薦」が実施されます。不合格だった場合には、3月下旬に出願が開始される「追募集」にも出願可能です。

なお、「令和7年度和歌山県立入学者選抜日程」には、2026年度以降の日程について以下のように記載されています。

現在、「県立高等学校の今後の在り方」について検討を進めており、検討状況により、今後、県立高等学校入学者選抜日程等の一部を変更する場合があります。(※引用元:令和7年度和歌山県立高等学校入学者選抜日程

教育委員会の決定次第では上記の日程通りに入試が進まない可能性もあるため、受験の際には最新の動向も併せて確認することをおすすめします。

・私立高校受験の流れ
10~11月ごろ:三者面談で志望校を確定させる
 ▼
12月上旬~1月下旬:「一般入試」出願
 ▼
1月上旬:「一般入試」選考、合格発表

和歌山県の多くの私立高校受験では、上記の日程において「一般入試」のみで合格者を選抜します。

ただし、中には例外もあるため、注意が必要です。学校によってはA日程・B日程で2回の選抜を実施したり、推薦入試制度が用意されているケースもあります。志望校が決まったら、まずは各高校のホームページで詳細をチェックするようにしましょう。

和歌山県における高校受験の仕組み

ここでは、和歌山県の高校受験の仕組みについて、公立と私立に分けて解説します。

公立高校受験の仕組み

選抜方法 出願 選考方法
特色選抜 1校のみ出願可 面接、学校により作文、小論文、実技検査
一部の学校で推薦書
一般選抜 1校のみ出願可 ※例外あり 学力検査(国語・社会・数学・理科・英語)、調査書、一部の学校で面接、実技検査など
スポーツ推薦 1校のみ出願可※例外あり 一般選抜学力検査、スポーツ実技検査、推薦書など
追募集 1校のみ出願可※例外あり 総合問題による学力検査、一部高校において面接や作文もあり

※参考:令和7年度和歌山県立高等学校入学者選抜の概要

特色選抜とは、学校ごとの特色に応じて行う選抜方法のことです。学力試験は行われず、面接に加え作文や小論文、実技検査などが実施されます。スポーツに関する募集枠では、実績などに一定の規定がある場合もあるため注意が必要です。

一般選抜は、募集を行うすべての学校・学科(コース)で実施される選抜方法です。選抜の際には5教科(国語・社会・数学・理科・英語)で学力検査が行われますが、受験先によっては、面接や実技検査も実施されることもあります。

スポーツ推薦は、一般選抜と同じ日程で行われますが、受験には中学校長からの推薦が必要です。選考時には一般選抜と同じ学力検査に加え、実技検査等も実施されます。また、スポーツ推薦で不合格になった場合は、一般選抜で再度選考されます。

追募集は、一般選抜、スポーツ推薦までに募集定員に達しなかった高校のみが実施します。ただし、すでに公立高校に合格している人は出願できません。選考では総合問題による学力検査のほか、面接や作文が行われる高校もあります。

なお一般選抜、スポーツ推薦、追募集では、一部の学校において同一校・課程に限り、第2志望まで出願可能です。

私立高校受験の仕組み

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私立高校受験では、選抜方法は学校によって異なります。

多くの学校では、1回の「一般入試」で合否が決められます。受験科目は5教科(国語・社会・数学・理科・英語)と3教科(国語・数学・英語)から選択可能です。学力検査と並行して面接が行われることも多い点にも注意しましょう。また、出願方法も「専願」と「併願」から選べるケースがほとんどです。

ただし、学校によって選考が行われる回数が異なったり、教科数が決められていたりするため、詳細については各高校のホームページなどで確認するようにしましょう。

受験科目と配点

公立高校と私立高校では、学力検査の科目や配点、評価対象などにも違いがあります。

公立高校の受験科目・配点

選抜方法 配点
特色選抜
  • 学力検査なし
  • 面接、作文・小論文・実技検査など(学校による)
一般選抜
  • 学力検査(国語・社会・数学・理科・英語):500点満点
  • 内申点(調査書の評定):180点満点
※面接、実技試験を実施する学校・学科もある※一部の高校では傾斜配点を実施
スポーツ推薦
  • 学力検査(国語・社会・数学・理科・英語):500点満点
  • 内申点(調査書の評定):180点満点
  • 実技試験など
追募集
  • 総合問題(国語・社会・数学・理科・英語):100点満点
※面接、作文などを実施する学校・学科もある

※参考:令和7年度和歌山県立高等学校入学者選抜実施要項

公立高校の特色選抜では、学力検査は行ないません。

一般選抜とスポーツ推薦の学力検査は、各100点の500点満点です。ただし、学校や学科によっては傾斜配点を実施するケースもあるため注意しましょう。内申点は180点満点で評価されます。

追募集の総合問題は、5教科で100点満点です。

なお、面接や作文などの配点や評価割合は公表されていません。選考の際には、各学校で各選考方法の結果を総合的に判断して合否が決められます。

私立高校の受験科目・配点

私立高校受験の科目・配点は、各学校や学科により異なります。

学力検査は5教科、もしくは3教科で実施される場合が一般的ですが、採点後に独自の計算式で得点を再計算したり、英検の加算が行われたりするケースもあります。

詳細は、各学校のホームページをチェックするほか、中学校の教師や塾に確認しておくのがおすすめです。

和歌山県の高校受験における内申点の基本

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ここでは、和歌山県の高校受験における内申点について詳しく解説します。

内申点の対象期間

和歌山県では、中学1~3年次すべての成績が内申点の対象です。そのため、苦手科目や分野がある場合は、できるだけ早めに対策し、成績が落ちないようにする必要があります。

特に難関校の受験では学力検査で差がつきにくいため、合格を勝ち取るためには内申点対策も重要なポイントといえるでしょう。

内申点の計算方法

和歌山県の高校受験における内申点は、下表のように計算します。

中1 中2 中3 合計
9教科×5段階=45点満点 9教科×5段階=45点満点 9教科×5段階×290点満点 180点満点

※参考:令和7年度和歌山県立高等学校入学者選抜実施要項

内申点を計算する際、中学1・2年次の成績は9教科すべてをそのまま足します。中学3年次の成績は、9教科の合計を2倍して算出するため、注意しましょう。

なお、中学3年次の成績は2学期までが評価対象で、3学期の成績は含まれません。

内申点を上げる方法

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内申点を上げるためには、定期テストで高得点を取ることはもちろん、日頃の学習態度にも気をつける必要があります

定期テストでは、テスト範囲をしっかりと把握し、日々の学習計画を立てて勉強に取り組むことが求められます。定期テストが内申点に及ぼす影響は、学校によって異なります。しかし、定期テストの結果を重視している学校では、60点以上取れると評定3、80点以上だと評定4を得やすくなります。

提出物と授業態度も、内申点に大きな影響を与えます。提出物は、期日を守ってすべてやりきったうえで提出することが大切です。期日を過ぎてからの提出や、未完成での提出は、内申点を下げるリスクがあるため注意しましょう。

授業態度では、生徒の積極性を重視する学校が多いとされています。授業中に積極的に発言したり、講師に当てられたときに正しい解答ができたりすると、内申点アップが期待できるでしょう。

受験スケジュール(2025年度)

下表は、和歌山県で2025年に実施された高校受験のスケジュールをまとめたものです。

  公立高校
特色選抜 一般選抜 スポーツ推薦 追募集
出願 1月24日 2月17日 2月17日 3月24日
本出願 2月26~27日 2月26~27日
選考 1月30日 3月10~11日 3月10~11日 3月26日
合格発表 2月6日 3月18日 3月18日 3月28日

※参考:令和7年度和歌山県立高等学校入学者選抜実施要項

私立高校受験では、学校や学科によって日程が異なります。

多くの学校では1月下旬までに出願を終え、2月1~2日で選考が、2月2~3日で合格発表が行われました。ただし、この日程に該当しないケースもあるため、各高校のホームページで確認してください。

志望校の選び方

高校受験では、志望校を早めに決めておくことが、受験を成功させるコツの1つです。目標が明確になると、やるべきことが見え、学習意欲の向上を図れます。

ここからは、志望校を選ぶときの重要なポイントを5つ紹介します。

偏差値だけで決めない!適切な学校選び

志望校は、偏差値だけで決めるのではなく、高校の校風やカリキュラムも重視しましょう。

校風は、高校によって大きく異なります。文武両道を目指している高校や、大学受験を重視している高校、学校行事を盛んに行っている高校など、さまざまです。先輩から話を聞いたり、オープンスクールで見学したりすると、雰囲気をつかめるでしょう。

また、カリキュラムも志望校選びで見ておきたいポイントです。将来の夢や目標に合わせて、学びたい内容が充実している学校を選ぶとよいでしょう。特に、大学進学を目指している場合は、志望大学の受験に対応したカリキュラムになっているかどうかを確認しておくことが大切です。

公立高校 vs 私立高校のメリット・デメリット

志望校を選択するときに、公立高校にするか私立高校にするか迷っている人もいるでしょう。公立高校・私立高校は、どちらにも下記のようなメリット・デメリットがあります。

  公立高校 私立高校
メリット ・費用が安い
・比較的自由度が高い
・施設
・設備が整っている
・大学受験に対して手厚いサポートが受けられる
デメリット ・私立高校よりも一人ひとりのサポートは手厚くない
・数年ごとに教師が変わる可能性がある
・学費が高い
・校風が合わない場合がある

公立高校は、費用が安いというメリットがある一方で、教師の異動が数年ごとにあるため、3年間のうちに教師が変更になる可能性があります。

また、私立高校は、大学進学率を重視している学校も多く、受験サポートがしっかりしています。ただし、校風や雰囲気が学校ごとに大きく異なるため、入学後に「合わない」と感じる生徒もいるかもしれません。

それぞれのメリットとデメリットを比較して、自分にぴったりな学校を選びましょう。

志望校のオープンキャンパス活用法

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気になる高校がいくつかある場合は、オープンキャンパスを活用しましょう。オープンキャンパスでは、学校ごとにさまざまな催しを開催しており、実際に授業を体験できたり、先輩からの話を聞いたりできます。

オープンキャンパスでは、以下の項目をチェックしておきましょう。

在校生の様子

在校生の様子を見れば、どのような校風か、何となくつかめます。生徒の自主性を重んじる高校もあれば、伝統ある趣きで落ち着いた雰囲気の高校もあります。

教師の雰囲気

高校によっては、体験授業が受けられます。どのような雰囲気で授業が進むのかを確認しましょう。

施設の充実度

校舎、体育館、プール、グラウンドのほか、学食や購買の有無など、自分がこの高校でどのようなことをしたいかを想像しながら、必要な施設があるかを確認しましょう。また、トイレや更衣室の清潔さもチェックしておきたいポイントです。

通学の利便性

通学にかかる時間や、電車の場合は利用経路などを調べておきましょう。自転車や徒歩の場合は、天候が悪い日でも通学しやすいかも考えてみましょう。

学習カリキュラム

文系・理系の決定時期、クラス分けが成績別かどうか、定期テストや大学進学に対するサポートなどは、自分の進路に関わるため重要です。

部活動の様子

部活動の加入率や入りたい部活動があるかなどを確認しておきましょう。

在校生や教師の雰囲気、通学の利便性については、実際に高校に行ってみないとわからないことがほとんどです。複数の高校のオープンキャンパスに参加することで、入学後の生活を想像しやすくなり、自分に合っている高校を見つけることができるでしょう。

オープンキャンパスは、高校の雰囲気を実際に見ることができる貴重な機会です。少しでも気になる高校があれば、オープンキャンパスに参加してください。

進学実績・大学合格実績の確認

大学受験を検討している人は、志望校の進学実績を確認しておくとよいでしょう。特に国公立大や難関私学への受験を考えている人は、目標とする大学への進学実績がどの程度かを確認しておくことが大切です。

進学実績が豊富にある高校では、個別相談や進路セミナーなどの進路指導が充実していると考えられます。高校によっては、指定校推薦枠を設けている可能性もあります。自分の将来の目標とマッチした高校かどうか見極めましょう。

塾・家庭教師・オンライン学習の選び方

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高校受験を考えている人にとって、塾選びは合格への重要なステップの1つです。

高校受験対策の塾の種類を大きく分けると、「集団指導塾」「個別指導塾」「映像授業の塾」「オンライン塾」の4種類があります。

塾の種類 講師1人が指導する人数 授業料目安 カリキュラム 代表的な塾
集団指導塾 少人数/6~10人大人数/11人以上 約6,000~約15,000円※中学3年生が週1回通塾する場合の月額相場 あり ・喜望ゼミナール
・進学教材ネクスト
・STUDY  GRASP
個別指導塾 1~3人 約6,000~約36,000円※中学3年生が週1回通塾する場合の月額相場 オーダーメイド ・個別教室のトライ
・スクールIE
・明光義塾
映像授業の塾 3,278円※東進オンライン学校中等部 オーダーメイド(ない場合も) ・東進オンライン学校中等部
オンライン塾 1人(大人数の場合も) 5,400円※そら塾 オーダーメイド(ない場合も) ・トライのオンライン個別指導塾
・そら塾

文部科学省のデータ「令和5年度子供の学習費調査」によると、公立中学生が通信教育や家庭教師を利用しなかった割合は、約72.7%、学習塾を利用しなかった割合は、約34.1%とわかりました。この結果から、通信教育・家庭教師を利用した人は、全体の約3割、学習塾を利用した人は、約7割にのぼるといえます

文部科学省が公表したデータは中学生全体の割合であるため、中学3年生の受験生だけに絞ると、さらに多くの人が通信教育・家庭教師・塾などを利用したと考えられるでしょう。

ここからは、和歌山県の高校受験に適した塾を選ぶ方法を紹介します。

(出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」を基に筆者が作成)

集団塾 vs 個別指導塾の違い

高校受験対策ができる塾には、集団塾と個別指導塾があります。

集団塾は、講師1人が生徒10名以上に対して指導を行う指導スタイルです。学習カリキュラムはあらかじめ決まっており、学校の授業のように講師が一方通行で解説を行うのが特徴。生徒の学力や目標に合わせてクラスがわかれている塾が多く、同じ目標を持った同級生と切磋琢磨しながら学習を進められます。

ライバルがいたほうが学習のモチベーションが高まる人や、学習習慣がある程度身についている人には、集団塾がおすすめです。

一方、個別指導塾は、講師1人が生徒約1~3名に指導をするスタイルです。生徒の学力や目標に合わせてカリキュラムを設定するため、一人ひとりのニーズに合った授業を受けられます。講師が生徒の近くで指導を行っているため、解説中にわからない所があれば、すぐに質問できる環境です。

苦手分野が多い人や自分のペースで学習を進めていきたい人は、個別指導塾が向いているでしょう。

オンライン学習の活用法

オンライン塾は、インターネットを活用して学習指導を行うスタイルです。インターネット環境さえあれば、場所を問わず授業を受けられます。通塾する必要もなく、通塾にかかっていた時間を勉強に回せることは、メリットといえます

また、場所にとらわれずに授業を受けられるオンライン塾では、自宅にいながら有名講師の授業を受けることが可能です。ただし、高校受験は各地域の特色が出ます。地元にある学習塾のほうが、受験に対するノウハウを持っていることが多いため、志望校への合格実績があるかどうかは事前にチェックしておきましょう。

模試の活用法

模試は、自分の苦手分野や現在の学力を客観的に把握できるため、受験生にとって欠かせない存在です。しかし、模試にもさまざまな種類があり、どれを受験したらいいかわからないという人もいるでしょう。

ここからは、和歌山県の主要な模試や出題傾向を紹介します。あわせて、模試の判定を見る際に注意すべき点についても解説しているため、高校受験対策の参考にしてください。

主要な模試の種類(和歌山Vもし、五ツ木模試など)

和歌山県の高校入試におすすめの模試としては、以下の2つが挙げられます。

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模試の判定結果の見方

模試の結果が返ってきたら、一番気になるのは志望校の判定結果でしょう。志望校にA判定が出ていたら、今の自分の実力でも合格できると安心してしまう生徒もいるかもしれません。しかし、A判定が出たからといって、必ず合格するというわけではありません

模試の合格判定は、過去に模試を受けた生徒の合格率で算出されます。たとえば、過去にその模試で偏差値60を取った生徒のうち80%以上が高校に合格していれば、模試で偏差値60でA判定が出るという仕組みです。

そのため、模試の判定結果を見る際には、偏差値と過去の生徒の合格率を結び付けて合格判定を出していることを認識しておきましょう

模試を有効活用するには、自分が間違えた問題や足を引っ張っている教科を確認し、見直しをすることが大切です。

まとめ

和歌山県の高校受験では、公立と私立で入試の仕組みが大きく異なります。特に私立は学校ごとに選抜方法や実施時期が決められているため、志望校が決まり次第、詳細を確認しておくと安心です。

また、和歌山県では中学1年次からの成績が内申点の対象となります。合格を勝ち取るためにも、早めの内申点対策を心がけましょう。

受験勉強では単なる暗記ではなく、模試を活用して苦手を把握し、計画的に学習を進めることが重要です。学習塾・家庭教師・オンライン塾など、自分に合った勉強方法を選び、効率的に学習しましょう。

「塾選」では、和歌山県の高校入試対策に適した塾を掲載しています。ぜひ、塾選びの参考にしてください。

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