山形県の高校受験完全ガイド|スケジュール・勉強法・志望校の選び方
山形県の高校受験は、公立・私立とも特徴的な部分があり、志望校選びや受験対策に悩む受験生や保護者も多いでしょう。
本記事では、山形県の高校受験の仕組みや入試日程、内申点の計算方法などを詳しく解説します。受験勉強を効率的に進めるための勉強法や、塾の活用法についても触れているので、これから受験を迎える中学生や保護者は、ぜひ参考にしてください。
2026年から大きく変わる山形県の公立高校入試
- 全ての公立高校で「特色選抜」が実施
- 同一年度に公立高校が2回受験可能に
- 「特色選抜→前期選抜」「一般選抜→後期選抜」に名称が変更
- 「推薦入学者選抜」は廃止
2026年度より、山形県では一部の高校で先行して導入されていた「特色選抜」を、普通科を含む全ての公立高校で実施します。「特色選抜」とは、受験生の個性やの強みを生かした受験方法のことです。選考では面接や作文、実技試験などが用いられ「校風や学校が求める生徒像に合った学生なのか」という点が重視されます。
また、名称も「前期(特色)選抜」と「後期(一般)選抜」に変更されます。
「前期(特色)選抜」が不合格だった場合、「後期(一般)選抜」では同じ高校でも違う高校でも出願可能です。これまで1回だった公立高校の選考回数が2回に増えるため、より受験者の選択肢が広がるでしょう。
一方、2025年まで実施されていた「推薦入学者選抜」は廃止されます。
山形県の高校受験の基本情報
まずは、山形県の高校受験の大まかな流れを確認しましょう。
・公立高校の場合
「前期(特色)選抜」の選考は、1月下旬、2月上旬の2パターンの日程から、各高校が選んで実施されます。
もし志望校に合格できなかった場合、「後期(一般)選抜」に再度出願可能です。
・私立高校の場合
10月~11月ごろ:募集要項の発表、志望校を決定する。
▼
11月下旬~1月上旬ごろ:「一般入試」「推薦入試」出願。
▼
1月上旬~中旬ごろ:「推薦入試」の選考。
▼
1月中旬ごろ:「推薦入試」内定。
▼
1月下旬ごろ:「一般入試」の選考
▼
1月下旬~2月上旬ごろ:「一般入試」「推薦入試」合格発表が行われる。
▼
3月中旬:「2次募集」出願。
▼
3月中旬~下旬ごろ:「2次募集」選考、合格発表。
私立の場合、早い学校では11月ごろから出願が始まります。
ただし、受験日程や実施される選抜方法は学校や学科ごとに異なります。受験先によっては上記のスケジュールに当てはまらないケースもあるため、注意が必要です。詳細については各高校のホームページで確認しておきましょう。
L山形県の高校受験の仕組み
ここでは、山形県の高校受験の仕組みを、公立と私立に分けて解説します。
公立高校受験の仕組み
公立高校受験の各選抜方法には、以下の特徴があります。
選抜方法 | 出願 | 選抜方法 |
---|---|---|
前期(特色)選抜 | 1校のみ出願可 | 個人面接・集団面接・作文・発表・その他の中から各学校が1~3つ選んで実施、調査書 |
後期(一般)選抜 | 1校のみ出願可 | 学力検査(国語・社会・数学・理科・英語)、調査書、適性検査(一部の高校のみ) |
前期(特色)選抜では、上記選抜方法の他に小論文や実技試験、口頭試問、学力検査などが実施されるケースもあります。志望校が決まったら、中学校や塾に相談し、受験先の高校に応じた対策を心がけましょう。
後期(一般)選抜では、同一校内に二つ以上の学科がある場合には、原則第3志望まで志願できます。
また、普通科、理数科、国際学科を受験する際には、下表のように、いずれの選抜方法とも出願可能な学区に制限があるため注意しましょう。
学区 | 通学区域 |
---|---|
東学区 | 山形市、寒河江市、上山市、天童市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町 |
北学区 | 新庄市、村山市、東根市、尾花沢市、大石田町、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村 |
南学区 | 米沢市、長井市、南陽市、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町 |
西学区 | 鶴岡市、酒田市、三川町、庄内町、遊佐町 |
※参考:山形県立高等学校通学区域に関する規則の一部を改正する規則の制定について
山形県の公立高校受験では、原則として居住地のある学区以外への出願はできません。
ただし理数科では、東学区と北学区間に限りどちらの通学区域の学校への出願も認められています。例えば、居住地が東学区の山形市にあったとしても、北学区である新庄市の高校への出願が可能です。
私立高校受験の仕組み
私立高校では、ほとんどの高校で「一般入試」と「推薦入試」が実施されます。
私立高校では学校・学科によって入試日程がバラバラであるため、一般入試(併願)であれば複数校を受験できます。同じ一般入試でも専願の場合は、1校のみの出願しかできないので注意しましょう。
学力テストは5教科(国語・数学・理科・社会・英語)の高校がほとんどです。ただし、専願の場合は3教科のみだったり、面接が実施されたりするケースもあります。
推薦入試で出願できるのは、1人1校のみです。調査書のほかに中学校からの推薦書が必要ですが、それ以外の選抜方法は学校・学科によって異なります。
また、上記表以外にも自己推薦など独自の入試を実施している学校もあるため、まずはホームページなどで早めに要項を確認しましょう。
受験科目と配点
次に山形県の高校受験に必要な受験科目と、その配点について確認しましょう。
公立高校の受験科目・配点
公立高校の受験科目、配点は、以下のとおりです。
選抜方法 | 配点 | |
---|---|---|
前期(特色)選抜 | 個人面接、集団面接、作文、発表、その他(小論文、実技、口頭試問、学校ごと の学力検査等)の中から1~3つを選択して実施。配点は各学校・学科の基準による |
|
後期(一般)選抜 | 学力検査(国語、数学、社会、理科、外国語):500点満点 内申点:学校・学科により異なる |
2025年度に実施された前期(特色)選抜では学力検査は行われませんでしたが、2026年度以降、学校・学科によっては基礎学力検査が実施されます。また、面接や作文などの評価割合もそれぞれ異なるため、詳細については各高校のホームページなどで確認しましょう。
後期(一般)選抜は5教科(国語・数学・理科・社会・外国語)で実施されます。配点はそれぞれ100点ずつの計500点満点ですが、学校・学科によっては傾斜配点が実施される場合もあります。
内申点の配点は、学校や学科により異なります。詳しくは次項で解説しているので、併せて参考になさってください。
私立高校の受験科目・配点
私立高校の受験科目や配点は、以下の表のとおりです。
選抜方法 | 配点 | |
---|---|---|
一般入試 | 学力検査(5教科/3教科)、調査書、面接(一部校のみ):配点は学校により異なる | |
推薦入試 | 調査書、面接、作文、プレゼンテーションなど:配点は学校により異なる |
※参考:各私立高校の募集要項
私立高校では一般入試、推薦入試とも、配点や合格基準については公表されていません。中学校や塾などは詳細を把握していることも多いため、事前の確認が大切です。
山形県の高校受験における内申点の基本
ここでは、山形県の高校受験における内申点について詳しく解説します。
受験する学校や学科によっては学力検査と同じくらい重要視されることもあるため、きちんと対策しておきましょう。
内申点の対象期間
山形県の高校入試では、中学3年次の成績(中3の12月末まで)のみが内申点の対象となります。
ただし「令和8年度山形県立高等学校入学者選抜基本方針」には、内申点以外の調査書の内容も考慮される旨が明記されています。
調査書を選抜の資料とする場合は、調査書中の「特別活動等の記録」及びその他の記録にも十分留意するものとする。
(引用元:令和8年度山形県立高等学校入学者選抜基本方針)
特に難関校の受験を目指す場合、わずかな点差が合否を分けるケースも多いため、中学1・2年次の成績や授業以外の活動にも力を入れておくべきです。
内申点の計算方法
山形県の高校入試における内申点の計算方法は、以下のとおりです。
9教科×5段階(最高得点45点)
つまり、中学3年次の成績の合計が、そのまま内申点になります。
内申点と学力検査の結果は、各学校が定める評価割合(3:7、4:6、5:5、6:4、7:3のいずれか)に応じて再計算されます。多くの学校や学科では、学力検査の結果を重視する傾向にあるといえるでしょう。
内申点を上げる方法
内申点を上げるためには、定期テストで高得点を取ることはもちろん、日頃の学習態度にも気をつける必要があります。
定期テストでは、テスト範囲をしっかりと把握し、日々の学習計画を立てて勉強に取り組むことが求められます。定期テストが内申点に及ぼす影響は、学校によって異なります。しかし、定期テストの結果を重視している学校では、60点以上取れると評定3、80点以上だと評定4を取れる可能性が高くなります。
提出物と授業態度も、内申点に大きな影響を与えます。提出物は、期日を守ってすべてやりきってから提出することが大切です。期日を過ぎてからの提出や、未完成の状態での提出は、内申点を下げる可能性があるため注意しましょう。
授業態度では、生徒の積極性を重視する学校が多いとされています。授業中に積極的に発言したり、講師に当てられたときに正しい解答ができたりすると、内申点アップを期待できるでしょう。
受験スケジュール
ここでは、山形県の高校受験における実際のスケジュールを紹介します。
公立高校入試日程(2026年度)
以下は2026年度実施予定の、公立高校入試日程です。
前期(特色)選抜 | 後期(一般)選抜 | |
---|---|---|
選考 | 2026年1月20日/2月3日 | 2026年3月7日 |
合格発表 | 2026年3月17日 | 2026年3月17日 |
山形県の2026年度公立高校入試日程は、選考日と合格発表日に限り、すでに公表済みです。また、2025年度の日程を参考にすると、出願時期は前期(特色)選抜では1月下旬、後期(一般)選抜では2月中旬ごろと考えられます。
私立高校入試日程(2025年度)
私立高校の入試日程は、2025年度に実施されたものを紹介します。
推薦入試 | 一般入試 | |
---|---|---|
出願 | 2025年11月24日~2026年1月6日 | 2025年12月9日~2026年1月22日 |
選考 | 2026年1月8日~18日 | 2026年1月24日~2月1日 |
合格発表 | 2026年1月10日~21日 ※上記期間に内定通知後、1月下旬~2月上旬に合格発表の学校もある | 2026年1月31日~2月7日 |
※参考:各私立高校の募集要項
私立高校の日程は、学校・学科によって異なります。出願や選考などは表中の期間を通じて行われているのではなく、期間内のいずれかの時期に実施されています。
また、上記表に当てはまらない日程で選考が行われるケースもあるため、あくまで参考として役立ててください。
志望校の選び方
高校受験では、志望校を早めに決めておくことが、受験を成功させるコツの1つです。目標が明確になると、やるべきことが見え、学習意欲の向上を図れます。
ここからは、志望校を選ぶときの重要なポイントを5つ紹介します。
偏差値だけで決めない!適切な学校選び
志望校は、偏差値だけで決めるのではなく、高校の校風やカリキュラムも重視しましょう。
校風は、高校によって大きく異なります。文武両道を目指している高校や、大学受験を重視している高校、学校行事を盛んに行っている高校など、さまざまです。先輩から話を聞いたり、オープンスクールで見学したりすると、雰囲気をつかめるでしょう。
また、カリキュラムも志望校選びで見ておきたいポイントです。将来の夢や目標に合わせて、学びたい内容が充実している学校を選ぶとよいでしょう。特に、大学進学を目指している場合は、志望大学の受験に対応したカリキュラムになっているかどうかを確認しておくことが大切です。
公立高校 vs 私立高校のメリット・デメリット
志望校を選択するときに、公立高校にするか私立高校にするか迷っている人もいるでしょう。公立高校・私立高校は、どちらにも下記のようなメリット・デメリットがあります。
公立高校 | 私立高校 | |
---|---|---|
メリット | ・費用が安い ・比較的自由度が高い |
・施設・設備が整っている ・大学受験に対して手厚いサポートが受けられる |
デメリット | ・私立高校よりも一人ひとりのサポートは手厚くない ・数年ごとに教師が変わる可能性がある |
・学費が高い ・校風が合わない場合がある |
公立高校は、費用が安いというメリットがある一方で、教師の異動が数年ごとにあるため、3年間のうちに教師が変更になる可能性があります。
また、私立高校は、大学進学率を重視している学校も多く、受験サポートがしっかりしています。ただし、校風や雰囲気が学校ごとに大きく異なるため、入学後に「合わない」と感じる生徒もいるかもしれません。
それぞれのメリットとデメリットを比較して、自分にぴったりな学校を選びましょう。
志望校のオープンキャンパス活用法
気になる高校がいくつかある場合は、オープンキャンパスを活用しましょう。オープンキャンパスでは、学校ごとにさまざまな催しを開催しており、実際に授業を体験できたり、先輩からの話を聞いたりできます。
オープンキャンパスでは、以下の項目をチェックしておきましょう。
在校生の様子
在校生の様子を見れば、どのような校風か、何となくつかめます。生徒の自主性を重んじる高校もあれば、伝統ある趣きで落ち着いた雰囲気の高校もあります。
教師の雰囲気
高校によっては、体験授業が受けられます。どのような雰囲気で授業が進むのかを確認しましょう。
施設の充実度
校舎、体育館、プール、グラウンドのほか、学食や購買の有無など、自分がこの高校でどのようなことをしたいかを想像しながら、必要な施設があるかを確認しましょう。また、トイレや更衣室の清潔さもチェックしておきたいポイントです。
通学の利便性
通学にかかる時間や、電車の場合は利用経路などを調べておきましょう。自転車や徒歩の場合は、天候が悪い日でも通学しやすいかも考えてみましょう。
学習カリキュラム
文系・理系の決定時期、クラス分けが成績別かどうか、定期テストや大学進学に対するサポートなどは、自分の進路に関わるため重要です。
部活動の様子
部活動の加入率や入りたい部活動があるかなどを確認しておきましょう。
在校生や教師の雰囲気、通学の利便性については、実際に高校に行ってみないとわからないことがほとんどです。複数の高校のオープンキャンパスに参加することで、入学後の生活を想像しやすくなり、自分に合っている高校を見つけることができるでしょう。
オープンキャンパスは、高校の雰囲気を実際に見ることができる貴重な機会です。少しでも気になる高校があれば、オープンキャンパスに参加してください。
進学実績・大学合格実績の確認
大学受験を検討している人は、志望校の進学実績を確認しておくとよいでしょう。特に国公立大や難関私学への受験を考えている人は、目標とする大学への進学実績がどの程度が確認しておくことが大切です。
進学実績が豊富にある高校では、個別相談や進路セミナーなどの進路指導が充実していると考えられます。高校によっては、指定校推薦枠を設けている可能性もあります。自分の将来の目標とマッチした高校かどうか見極めましょう。
塾・家庭教師・オンライン塾の選び方
高校受験を考えている人にとって、塾選びは合格への重要なステップの1つです。
高校受験対策の塾の種類を大きく分けると、「集団指導塾」「個別指導塾」「映像授業の塾」「オンライン塾」の4種類があります。
塾の種類 | 講師1人が指導する人数 | 授業料目安 | カリキュラム | 代表的な塾 |
---|---|---|---|---|
集団指導塾 | 少人数/6~10人 大人数/11人以上 |
約6,000~約15,000円 ※中学3年生が 週1回通塾する 場合の月額相場 |
あり | ・学習塾 Next Stag ・山形練成会 ・ココラ塾 |
個別指導塾 | 1~3人 | 約6,000~約36,000円 ※中学3年生が 週1回通塾する 場合の月額相場 |
オーダーメイド | ・個別教室のトライ ・スクールIE ・明光義塾 |
映像授業の塾 | ー | 3,278円 ※東進オンライン 学校中等部 |
オーダーメイド (ない場合も) |
・東進オンライン学校 中等部 |
オンライン塾 | 1人 (大人数の場合も) |
5,400円 ※そら塾 |
オーダーメイド (ない場合も) |
・トライのオンライン 個別指導塾 ・そら塾 |
文部科学省のデータによると、公立中学生が通信教育や家庭教師を利用しなかった割合は、約72.7%、学習塾を利用しなかった割合は、約34.1%とわかりました。この結果から、通信教育・家庭教師を利用した人は、全体の約3割、学習塾を利用した人は、約7割にのぼるといえます。
文部科学省が公表したデータは中学生全体の割合であるため、中学3年生の受験生だけに絞ると、さらに多くの人が通信教育・家庭教師・塾などを利用したと考えられるでしょう。
ここからは、山形県の高校受験に適した塾を選ぶ方法を紹介します。
(出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」を基に筆者が作成)
集団塾 vs 個別指導塾の違い
高校受験対策ができる塾には、集団塾と個別指導塾があります。
集団塾は、講師1人が生徒10名以上に対して指導を行う指導スタイルです。学習カリキュラムはあらかじめ決まっており、学校の授業のように講師が一方通行で解説を行うのが特徴。生徒の学力や目標に合わせてクラスがわかれている塾が多く、同じ目標を持った同級生と切磋琢磨しながら学習を進められます。
ライバルがいたほうが学習のモチベーションが高まる人や、学習習慣がある程度身についている人には、集団塾がおすすめです。
一方、個別指導塾は、講師1人が生徒約1~3名に指導をするスタイルです。生徒の学力や目標に合わせてカリキュラムを設定するため、一人ひとりのニーズに合った授業を受けられます。講師が生徒の近くで指導を行っているため、解説中にわからない所があれば、すぐに質問できる環境です。
苦手分野が多い人や自分のペースで学習を進めていきたい人は、個別指導塾が向いているでしょう。
オンライン塾の活用法
オンライン塾は、インターネットを活用して学習指導を行うスタイルです。インターネット環境さえあれば、場所を問わず授業を受けられます。通塾する必要もなく、通塾にかかっていた時間を勉強に回せることは、メリットといえます。
また、場所にとらわれずに授業を受けられるオンライン塾では、自宅にいながら有名講師の授業を受けることが可能です。ただし、高校受験は各地域の特色が出ます。地元にある学習塾のほうが、受験に対するノウハウを持っていることが多いため、志望校への合格実績があるかどうかは事前にチェックしておきましょう。
模試の活用法
模試は、自分の苦手分野や現在の学力を客観的に把握できるため、受験生にとって欠かせない存在です。しかし、模試にもさまざまな種類があり、どれを受験したらいいかわからないという人もいるでしょう。
ここからは、山形県の主要な模試や出題傾向を紹介します。あわせて、模試の判定を見る際に注意すべき点についても解説しているので、高校受験対策の参考にしてください。
主要な模試の種類(山形県統一模試・山形県もぎ)
山形県で実施される主な模試は、以下の2点です。
模試の判定結果の見方
模試の結果が返ってきたら、一番気になるのは志望校の判定結果でしょう。志望校にA判定が出ていたら、今の自分の実力でも合格できると安心してしまう生徒もいるかもしれません。しかし、A判定が出たからといって、必ず合格するというわけではありません。
模試の合格判定は、過去に模試を受けた生徒の合格率で算出されます。たとえば、過去にその模試で偏差値60を取った生徒のうち80%以上が高校に合格していれば、模試で偏差値60でA判定が出るという仕組みです。
そのため、模試の判定結果を見る際には、偏差値と過去の生徒の合格率を結び付けて合格判定を出していることを認識しておきましょう。
模試を有効活用するには、自分が間違えた問題や足を引っ張っている教科を確認し、見直しをすることが大切です。
まとめ
山形県の高校受験では、志望校や選考方法に合った対策を行うことが大切です。
公立高校では、2026年度より受験制度が大幅に変更されます。私立高校では学校・学科によって選考方法が異なるため、希望の進路に応じた適切な準備を心がけましょう。
また、受験勉強は単なる暗記ではなく、模試を活用して苦手を把握し、計画的に学習を進めることが重要です。学習塾・家庭教師・オンライン塾など、自分に合った勉強方法を選び、効率的に学習しましょう。
「塾選」では、山形県の高校入試対策に適した塾を掲載しています。ぜひ、塾選びの参考にしてください。