保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

お気に入り
メニュー
  1. 塾選(ジュクセン)
  2. 進学
  3. 塾選ジャーナル
  4. 高校受験|ダンス・YouTubeに夢中…勉強しない中3娘に“やる気スイッチ”を入れるには?

高校受験|ダンス・YouTubeに夢中…勉強しない中3娘に“やる気スイッチ”を入れるには?

更新日:
高校受験
アイキャッチ画像
塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

大山雅司

ひのき進学教室 三軒茶屋校講師

大山雅司

ダンスやYouTubeに夢中な中3の娘。このままで本当に高校に行けるのか…と焦る一方で、やりたいことを尊重したい気持ちも。
そんな保護者の葛藤に、受験指導のプロ・大山雅司先生が“やる気を引き出す関わり方”をアドバイス。
好きなことを否定せず、勉強のモチベーションにつなげるヒントを紹介します。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断

目次

受験生なのに、ダンスやYouTube撮影など好きなものばかりに夢中。勉強にやる気になってもらうには?

14919 1

【CASE 008】中学3年生・女子
性格:
ダンスが好き。好奇心旺盛で、すごく明るくて楽しい子

【今回のお悩み】
ペンネーム:テスパパ さん(中学3年生 保護者)

テストの前でも友人YouTubeを撮影したり、ダンスを習い行ったりと本当に勉強しません。
「本人がやりたいことをやるのが一番」とあまり何も言わず自由にさせていたのですが、いよいよ高校受験が迫ってきたため親として「このままでは高校に行けないのでは?」と不安を感じています。
さすがに高校には行ってもらいたいですが、どうすれば勉強に対してやる気を出させることができるのでしょうか。

「好きなこと」を否定せず、中学生の“やる気”を勉強につなげる声かけを

好きなことをきっかけに、中学生の“勉強習慣”をつくる声かけを

高校受験に向けて本腰を入れる時期なのに、お子さんが好きなこと・楽しいことに夢中になって勉強が後回しになってしまうことは、よくありますよね。見守る保護者としては不安になりつつ、好きなことをしているお子さんを肯定してあげたい、明るい性格のままスクスクと育ててあげたいという気持ちもあることと思います。

好きなことをやめれば、勉強するというわけでもありません。大切なのは、その「楽しいこと」と「勉強」をバランスよく両立させる、という点です。好きなことに熱中できる情熱は正しいこととして認めつつ、上手に両立できるよう、受験勉強することに対して動機付けをしてあげましょう。

志望校という“リアルな目標”が、やる気の原動力に

大事なのは「行きたい高校」の存在です。目指す場所があれば、モチベーションも自然と湧いてくるもの。逆にいうと、中学3年生という年頃の場合、「この高校に行きたい」と本気で思えるような志望校が見つかっていないと、本当の意味で勉強に対してのやる気スイッチは入らないともいえます。

まず、「どんな高校生活を楽しみたいの?」と聞いてみることから始めましょう。今は各高校、学校ホームページで様々な学校情報を詳しく発信しています。今回の相談者さんのケースでは、ダンスが好きということなので、例えば、ダンス部の部活動の様子を調べたり、文化祭に見学に行くのもおすすめです。先輩たちの姿を目にする機会を与えてあげると、高校生活をリアルに感じるきっかけになることでしょう。

小さな“約束”の積み重ねが、勉強習慣をつくる

中学3年生の夏までは、まず「最低限絶対にやること」を親子で話し合い、“約束事”として設定することが勉強習慣づくりの第一歩です。

📌 約束事を決めるポイント
・「塾の宿題は必ずやる」
・「定期テストでは前回より1点でも上を目指す」
└ 本人が「これならできるかも」と思える、小さなハードルに設定するのが成功のコツです。

また、好きなことに夢中になるのは悪いことではありませんが、「約束を果たしたうえで楽しむもの」という意識付けが大切です。
勉強と遊びを切り分けることで、子どもの中に「ルールの中で自由を楽しむ」姿勢が育ちます。

📌 守れているかチェックするには?
・まずは本人に任せる(自分で管理する力を伸ばす)
・塾に通っている場合は、塾の先生に協力いただくのもおすすめ
・もし守れていないようなら、「ちゃんとやりなさいよ」と再確認し、自然な形で立て直しましょう

こうした小さな成功体験の積み重ねが、「やればできる」という自己効力感につながり、勉強習慣の定着に近づいていきます。

できたことに注目して、“好きなことを楽しむ資格”を伝える

部活動を頑張るのと同じように、勉強することも一つの「努力」です。単純に偏差値や成績を気にするのではなく、「約束を守ってくれれば、親としても安心して好きなことを許してあげられる」「勉強を頑張れば、行きたい学校で楽しい高校生活を送れる」というスタンスで接することが大切です。

「好きなこと」と高校生活をつなげて、やる気の芽を育てよう

中学生の今しかない感性や興味を大切にしながら、少しずつ勉強とのバランスを取る工夫が、長い目で見て大きな力になります。

「今の好き」が将来につながるかもしれない、という希望の持ち方ができれば、子ども自身も前を向いて取り組めるようになります。
将来の高校生活を“楽しみ”として描けるように導きながら、日々の努力に意味を持たせてあげましょう

親の関わり方ひとつで、子どもは自分の意志で動き出すようになります。
「好きなことを我慢させる」のではなく、「好きなことを未来につなげる」視点で、やる気のスイッチを押してあげたいですね

成功へ導く賢者からの金言!

14919 2

「好きなこと」と、高校生活をリンクさせて勉強へのモチベーションをUP!

※塾選調べ:
対象:高校受験をする予定の子どもをもつ保護者49名にアンケートを実施
期間:2025年1月7日~14日実施

Onayami Bnr

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

関連記事

が選ばれる 3

掲載をお考えの学習塾様へ

初期費用無料で掲載可能 
お気軽にお問い合わせください

塾選で塾を探す