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【お悩み相談室♯010】高校受験編|スマホを見てだらだら。勉強しない子どものエンジンをかけるには?

更新日:
高校受験
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塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

大山雅司

ひのき進学教室 三軒茶屋校講師

大山雅司

「子どもが勉強をしない」「うちの子、本当に高校に行ける?」「反抗期でまったく親の言うことを聞かない」……子どものモチベーションの低さや学力の伸び悩みに加え、親子間でのコミュニケーションの難しさ。思春期でもある高校受験生を持つ親の悩みは尽きません。

実際、塾選ジャーナル編集部が行った高校受験に関するアンケートによれば、98%の保護者が「悩みがある」と回答。そこで、高校受験を控えた中学生の子を持つ保護者の悩みを解決するため、受験指導のプロ・大山雅司先生にアドバイスをもらいました。ぜひ、お子さんへのサポートに役立ててください!

目次

【今回のお悩み】スマホを見てだらだら。なかなか勉強しない子どものエンジンをかけるには?

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【CASE 010】中学2年生・男子
性格:
要領がよく、コミュニケーション能力が高い。自分からは積極的に勉強をしないタイプ。

【今回のお悩み】
ペンネーム:さくらもち さん(中学2年生 保護者)

「勉強しろ」と口うるさく息子に言ってしまい険悪になるのが悩みです。始めれば要領よくこなすのですが、勉強に向かうまでに時間がかかるため、ついすぐに「勉強しないならスマホを取り上げる!」と言って、ケンカになってしまいます。どうすれば、この負のループから抜け出せるのでしょうか……。

【大山雅司先生のアドバイス】利用時間を決める。自室には持ち込ませない。スマホの使い方はルール作りが鍵!

2020年以降、コロナ禍と学校からのタブレット配布が進み、スマホはただの娯楽・交流ツールではなく、教育学習ツールとしても使われるようになりました。中学生のスマホ所持率は年々増加傾向にあり、子どもにスマホを持たせる必要性に迫られ、その使い方に関して悩んでいる保護者も多いです。

スマホの扱いで難しい点は、勉強しているのか遊んでいるのか判断しづらい点にあります。多くの大人は「スマホを見ている=遊んでいる」とつい判断しがちですが、現代のデジタル学習環境では、スマホは重要な学習ツールにもなっています。オンライン授業、デジタル教材、学習管理アプリなど、スマホ画面で学習している可能性も高く、単純に「勉強していない」と決めつけることもできません。どこまでが学習利用で、どこからが遊びなのか判断がつきにくい状態です。
「スマホばかり見て勉強しない」という悩みも確かにあるのですが、勉強や成績と、スマホは一度切り離して考えてみましょう。なぜなら、スマホを取り上げたからといって机に向かって勉強するとは限らないからです。

「勉強に支障が出るから」ではなく、「スマホの使用料金を払っているのが親なので、使い方は親が決める」という理由で充分なので、最初に厳しめにルールを設定しておくといいでしょう。理想としては、子どもにスマホを持たせる段階で、家庭内の約束ごとを決めておくことです。

例えば、「スマホを使っていいのは2時間まで」「自室への持ち込みは禁止」というルールにしている家庭は珍しくありません。遊び以外の時間の過ごし方に勉強のモチベーションがうまく乗せられていれば、制限を緩めないままでも中学生活を終えられるはずです。また、スマホデバイス上での設定で使用時間を管理する、各社通信会社の子ども向けのフィルタリングサービスを利用することも効果的です。例えば、ソフトバンクの「安心こどもフィルター」では、年齢に応じたアプリ利用制限、利用時間制限、有害サイトのブロックなども可能です。さらに、子どもの端末の通信可能ギガ数を下げたり、自宅のWi-Fiルーターで「端末ごとに利用可能時間を設定できる機能付きのルーター」を用意するという方法もあります。「通信可能ギガ数=お子さんへのお小遣い」と考え、その範囲内でどう使うかを子どもに考えさせるのは有効な取り組みといえるでしょう。

2025年2月に、僕がXで集めたアンケートでは、7割が「使用時間・場所の制限を設けている」もしくは「そもそもスマホを持たせていない」と回答しています。つまり、「制限がある」家庭が多数派なんですよね。スマホは友達との交流ツールであるという一面もありますが、「親が厳しいから、この時間は返信できない」というのは、子ども同士のコミュニケーションとして不自然ではないといえるでしょう。親の世代であれば、テレビやゲームをする時間が決められていたのと同じと考え、割り切って子どもには制限の中で楽しんでもらいましょう

では、スマホの使用時間を制限したとして、どうすれば勉強に対してやる気になるか?そこが問題ですよね。勉強を始めるオン・オフのスイッチが入りづらいのであれば、単純に場所を変えるのも一案。例えば、塾に通っていないなら、日常と切り離した「勉強する空間」として通わせるのも効果的です。自習室がある塾であれば、授業がある日以外にも通えるケースもあるので、体験授業に行った時にでもチェックしてみてください。塾に通うようになると、勉強に取り組むための時間を確保するだけでなく、自分と同年代の子たちが何に取り組んでいるのかを知る機会にもなります。これまでとは違う環境に身を置くことで、違う価値観に出合うこともあるでしょう。

親が子どもに「勉強しなさい」と言うことを、我慢する必要はありません。ただし、「勉強した分だけ、頭は良くなっていくものだ」という世界観の中で話をしてほしいと思います。

そのうえで、今勉強を頑張ることが、高校生になってからのやりたいことの実現につながる、と近い将来をイメージさせて、動機付けをするといいですね。会話のきっかけとして、「高校になったらどんな部活に入りたいの?」「制服がある学校とない学校どっちがいい?」など、中学生活と比較してどのような高校生活を送りたいのかを聞いてみるのもおすすめですよ。

成功へ導く賢者からの金言!

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まずはスマホのルールを家族のルールとしてしっかり決めて。

※塾選調べ:
対象:高校受験をする予定の子どもをもつ保護者49名にアンケートを実施
期間:2025年1月7日~14日実施

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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