”英語を学ぶ”から“英語で考える”へ|J PREPの挑戦に見る、次世代の英語教育


編集部
塾選ジャーナル編集部
「我が子に“使える英語”を身につけさせたい」——そんな保護者に今、注目されているのが、世界基準の英語力を育てる本格派塾『J PREP』です。
応用言語学の知見を活かした効率的なカリキュラムによって、「話す・書く・読む・聴く」の4技能に加え、“英語で考える力”まで育成。日本にいながら、海外でも通用する実務レベルの英語力が身につくと、多くの生徒や保護者から高い支持を集めています。
今回は、J PREP代表の斉藤淳さんにお話をうかがい、「世界標準の英語習得を目指した生徒」が集まる理由を探りました。
今回取材した塾▶
塾名 | J PREP |
---|---|
対象学年 | 小学5・6年生~高校3年生まで |
住所 | J PREP 渋谷校 東京都渋谷区渋谷1-15-5 (その他、東京・神奈川で計8教室を展開) |
プロフィール | 「英語は科目ではなく、思考のための道具である」という哲学のもと、ディベートやエッセイ指導を中心としたカリキュラムを構築。「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」環境を用意し、英語力を育成するだけでなく「論理的思考力」や「表現力」も同時に養っていきます。英語を道具として活用しながら自ら学び、グローバル社会で活躍できる人材を育てることが目標です。3つのコースと幅広いレベル設定があり、初心者から海外帰国生や海外留学希望者まで英語力や学習ニーズに合わせて最適な学習環境が得られます。 |
塾の詳細ページ | https://jprep.jp/juku/ |
今回取材を受けてくださった方▶
J PREP代表 斉藤淳さん
J PREPの英語教育とは?“考える力”を育てる革新メソッド
「英語で考える」が当たり前に!J PREPの革新的な英語教育哲学
-J PREPが追求している世界に通じる最高水準の英語教育について、詳しくお聞かせください。
英語学習の真の目的は、読み書きの習得や大学受験の突破ではありません。英語を道具として使えるようになることで多様な情報に触れる機会を増やし、自分自身の可能性と活躍の場を広げることにあります。私はイェール大学で大学院生として過ごし、米国の複数の大学で教鞭を執っていた経験から、実務で必要な英語レベルを熟知しています。その知見を活かし、実務レベルに到達できるように逆算してカリキュラムを作りました。
英語学習には本来「最適な方法」があります。しかし、残念ながら日本の英語教育は適切とは言い難い方法で進められています。そのため、応用言語学や第二言語習得法などの幅広い知識を活かし、誰もが効率よく英語を学習できる環境を用意することで、日本の英語教育を変えていきたいと思っています。
初心者から始めて東大模試1位に!J PREPのカリキュラムとは
- とてもレベルが高そうに感じるのですが、英語が得意でなくても入塾できるのでしょうか?
「英語コア・カリキュラム」というコースでは、英語未経験者向けの初級クラスから用意しています。中学1年生でABCを覚えることから始めた生徒が、J PREPで地道に英語力を高めた結果、駿台の東大模試で全国1位になったこともあります。
小学1年生から小学4年生までを対象としたJ PREP Kidsという英語塾を運営していることもあり、早くから通っている生徒もいます。しかし、中学受験後に、本格的に英語を学び始めた生徒も意外と多いんです。しっかり英語力が身につくようなカリキュラムを用意しているので、スタートが遅めでも帰国子女でなくても、ケンブリッジ大学やUCL、トロント大学、ペンシルバニア大学などに受かる生徒もいます。また、国内では東京大学、京都大学、医学部をはじめとする難関国公立大学や、早稲田・慶應・上智といった難関私大への現役合格を目指す生徒も多く、海外・国内問わず高い目標に挑戦できる環境が整っています。
📊英語力を伸ばす多彩なコース構成
コース名 | 主対象 | 主な内容 |
---|---|---|
英語コア・カリキュラム | 小学5年生〜高校1年生 | 初学者向け/CEFR B2 ※(英検準1級)まで対応 ※ヨーロッパ言語共通参照枠 |
国内大学受験カリキュラム | 高校1年生〜高校3年生 | 難関大(東大・京大・医学部など)向け/高3は3段階レベルで指導 |
J PREP Scholars | 英検準1級以上 | 全編英語・TOEFL/IELTS対策/教養科目を英語で学ぶプログラム |
J PREPの環境と切磋琢磨できる仲間が導く確かな英語力
- 「最適な方法」で学べば英語力は簡単に身につくのでしょうか?
最適な方法で学べば無駄はなくなりますが、すぐに英語力が身につくわけではありません。反復学習を行うことでしか確かな英語力は身につかないのです。その点、J PREPには英語学習を無理なく継続できる環境が整っています。工夫を凝らした授業や充実した自宅学習サポートがあることに加え、大きな役割を果たしているのが学習意欲の高いクラスメイトの存在です。切磋琢磨できる仲間がいることでモチベーションを保ちやすく、楽しみながら学び続けられます。
少人数&英日ハイブリッド!J PREPの授業を徹底解剖
英語で「考える力」を育てる!J PREP流英日ハイブリッド授業の真髄
- 「最適な方法」で学べる授業とはどのようなものか教えてください。
20人以下少人数制を採用し、英語4技能に「考える」を加えた5技能を効率的に習得できるようにしています。また、英語母語講師による英語のみで行う授業と、日本語母語講師による補足・解説を効果的に組み合わせた「英日ハイブリッド指導」が特徴です。「英語を使って何を考え、どう伝えるか」という力を養い、国内難関大学進学や海外留学に必要な英語力を効率的に育みます。
日本語母語講師からは英文法などを教わりますが、英文法を理解するだけでは英語を使えるようにはなりません。そのため、英語母語講師と実際に使えるようになるまで練習します。たとえるなら楽器の演奏のようなもので、日本語母語講師から楽譜の読み方を習い、英語母語講師とは楽器の演奏の練習をするイメージです。
英語で考える力が伸びる!J PREP流ディスカッション授業の実際
- 英語「で」考えるとはどういうことなのでしょうか?
英語で「考える」というのは、英語を通して思考し、情報を整理・発信するスキルを指します。J PREPでは、ただ英語を話す・書くだけでなく、読んだ内容について自分の意見をまとめ、それをディスカッションで表現する活動を行っています。
たとえば高校1年生のクラスでは、ローマ史の英語テキストを読み、自分の視点からその出来事をどう捉えるかを記述・発表する授業があります。こうした取り組みは、単に英文を読むスキルではなく、「情報を理解し、自分の頭で考え、英語で伝える」トレーニングとなっています。
また、60分~90分のオールイングリッシュパートでは、アメリカの高校生が実際に使用する生物や歴史の教科書を用いて、科学や人文の内容を英語で学びます。英語を“知識を得る道具”として使う体験が、学びの質を高めています。
このように、英語「で」考える力を育てることで、語学力にとどまらない深い思考力と表現力を養っていきます。たとえばAI時代の今、情報の真偽を見極める力や、自分の意見を英語で構築・共有できる力が求められています。J PREPではディスカッションやエッセイを通じて、そうした実践力を育成しています。
-ディスカッションも授業として多く取り入れられていますが、日本の学校だとなかなか機会が少ないと思います。人前で発言するのが恥ずかしいという子でも大丈夫でしょうか?
最初はもちろん、戸惑う生徒もいます。いきなり英語で発言するのは緊張しますし、「間違えたらどうしよう」と不安になる気持ちもよくわかります。
ですが、J PREPのクラスは、前向きに取り組む仲間が集まる温かな雰囲気です。授業では、講師が率先してディスカッションを楽しみ、積極的な発言には大きなリアクションで応えてくれます。その雰囲気に引き込まれ、いつの間にか「自分もやってみたい」と感じる生徒がほとんどです。
また、英語の発音が不安な生徒には講師が丁寧に発音を教えますし、AIを活用した音読練習などのサポートも整っています。徐々に自信を持って発言できるようになり、自然とクラス内でのやりとりにも積極的になれますよ。
プロ講師×音声学習で差がつく!“使える英語”を育てる仕組みとは?
-J PREPの講師、専門性や教育方針について教えてください。
J PREPの講師は、英語が話せるだけの人ではありません。厳しい選抜と専門研修を経て採用された、教育への熱意と専門知識を兼ね備えたプロフェッショナルです。
応用言語学や英語教授法の知見を活かし、年齢や習得段階に合わせた効果的な指導を行っています。たとえば、英語初心者には“音の基礎”から丁寧に指導を行います。
日本語は母音が5つ、子音が16程度と音の数が少ない言語ですが、英語には母音だけでも20種類、子音は25種類以上あります。日本語では「ア」と聞こえる音も、英語では5種類以上に分かれていることもあります。
こうした音の違いを理解しないままでは、正確に伝わらず、英語力の伸びも遅れてしまいます。そこでJ PREPでは、英語母語講師との反復練習や音声学的なアプローチを取り入れた授業などを通じて、英語の音を身体で覚えるような指導を徹底しています。
このような専門的かつ実践的な指導により、生徒は自然と“使える英語力”を身につけていくのです。
英語で学び、実力を伸ばす。J PREPの授業と柔軟なサポート体制
- ほかにも特徴のある授業はありますか?
授業では、英語を使って日本文化や科学の知識を学ぶ探究的な活動も行っています。たとえば「参勤交代」や「和食」など、日本に関するテーマを英語で説明する練習を通して、英語で“自分の背景”を語る力を育てます。これは、海外では文化や宗教、歴史観について聞かれることが多いため、世界で活躍するうえで不可欠な素養となります。
- 英検®対策などもできるのでしょうか?
英検®対策は季節講習で行っています。季節講習では様々な講習を用意しており、中には未入塾生が参加できるものもあります。
そのほかにも多様なセミナーを開催しています。たとえば、学校の授業対策セミナーを開催することも。中高一貫の進学校ではハイレベルな英語の授業をしているところもあり、中学から本格的に英語に取り組み始めた子には難しい場合があるんです。このように、生徒たちの声に耳を傾けながら、英語の学びでつまづかないように様々な形でサポートしています。
- 家庭学習のサポート体制について教えてください。
授業の予習復習をしてもらうほかに、中学生の場合、標準コースで週に2~3時間程度、集中コースで週に4時間程度の宿題が出ます。英語力を着実に伸ばすためには、毎日30分でも宿題に取り組むなど日々の家庭学習を習慣化することが大切です。一度自転車に乗れるようになった人が乗り方を忘れないのと同じように、英語は得意科目になると点数が安定しやすいという特徴があります。
自宅学習に使える素材も豊富に用意 しています。たとえばビデオ教材。音声と映像が一緒に入ってくるので、英語の意味をそのまま理解しやすく、学習効率が良くなります。海外で日本文化を説明するときに役立つ和食や日本の歴史をテーマにしたものや、科学に関連する話など、内容にも工夫しています。さらに、塾生のみが利用できるオリジナル語学学習ツール「J PREP Portal 」には、音読すると正しく発音された単語の比率を教えてくれたり、質問に答えている動画を提出すると講師からコメントが返ってきたり、自主学習を支える様々なメニューが揃っています。
未来を生き抜く力を育てる──J PREPの学びの本質
世界基準の英語で、考える力が育つ
- J PREPではどのような力が身につくのでしょうか?
私たちは英語をただの言語スキルとして教えているのではなく、「思考の言語」として扱っています。英語で考え、英語で伝える力があってこそ、国際社会で本当に通用する英語になります。
それはたやすいことではありませんが、J PREP では講師も生徒も授業を楽しんでいます。私自身は40年前に大好きなハリウッド映画で英語を覚えました。楽しみながら学ぶことは最大の学習効果を生むと思っているので、校舎も、学ぶ楽しさを感じられるような雰囲気づくりを大切にしています。たとえば、ミシガン大学やケンブリッジ大学などの名門校に通っている卒業生がたくさんいるのですが、校舎に置いている本棚には卒業生たちが通っている留学先のカレッジマスコットがたくさん置いてあります。よく見るとハーバードとか書いてあるんです。生徒たちにとっては身近な先輩の進路として、刺激になるとともにワクワク感も感じられるのではないかと思います。
「国際会議でも通用する!J PREPで育てる合意形成力
- 社会人になってから活かせる力も身につくのでしょうか?
もちろんです。英語という言語は、国際社会で合意形成や知的な議論をするための“実用言語”です。そのため、J PREPではディスカッションやディベートを重視し、他者と建設的な意見交換ができる力を育てています。単に言語知識を蓄積するのではなく、「使えるレベル」まで引き上げるのが特徴です。たとえば将来、国際会議で交渉したり、科学的な知見を共有したりといった実務的なシーンでも活躍できるような力を育てているのです。
憧れがやる気に変わる!J PREPの出会いが引き出す学びの意欲
- 実践的なことが学べる環境があるんですね。
授業や教材だけでなく、学びを“本物の体験”に変える仕掛けが多数用意されています。たとえば、各界で活躍するプロフェッショナルを招いたセミナーを定期的に開催しています。これまでには、元国連職員や外資系金融機関でグローバルに活躍していたビジネスパーソンによる講演、東大や海外大学に合格した卒業生との座談会などを行ってきました。英語が現実の社会でどう使われ、どんな力が求められるのかを、リアルな体験談から知ることができます。
英語を習得するには継続が大切ですが、そのためには「学ぶ意味」を実感することが不可欠です。J PREPでは、こうした出会いや経験を通して、生徒のモチベーションを引き出す取り組みを大切にしています。
J PREPに通った生徒・保護者からのリアルな声
✨授業についていけるかという不安もすぐに解消(保護者・子ども/中学1年生)
初めにJ PREPの教科書を見たとき、英語だらけで授業についていけるかな、と不安になりました。しかし、先生がとてもわかりやすく説明してくださり、よく理解できました。 また、60分のオールイングリッシュ・パートでは、本場の発音に触れるとともに、英語で物事を伝える力が上達しました。授業以外でも、ビデオを提出したら先生が添削をしてくださり、様々な表現を知ることができたり、文法アプリで復習し、しっかりと文法を身に付けることができたりしました。 そして、英語が徐々に好きになっていきました。 クラスメートにはいろいろな学校の人がいて、学校とは雰囲気が違い、刺激を受けます。 これからも英語を勉強して、外国でも伝わるような英語を身に付けていきたいです。 |
✨盛り上げ上手の講師が作る楽しい授業(保護者・子ども/小学6年生)
私は毎週の授業をとても楽しみにしています。特に予習を頑張っていて、動画をくり返し見て、勉強しています。私は、授業で発言をするのが好きなので、積極的に手を挙げています。 答えたときに先生が盛り上げてくれたり、ほめてくれたりしてとても楽しいです。間違えてしまってもその場で教えてくれるので、正しく覚えることができます。 もう一つ頑張っていることはスピーキング練習動画を必ず提出することです。 先生に直接発音を直してもらえ、コメントもあって勉強になります。 この動画の準備が授業の復習になり、発音の勉強に役立っています。 J PREP に通ってから学校の授業で発音をほめられるようになり、洋書が読めるようになりました。 1年で英検®3級にも合格し英語が大好きになりました。 これからもいっぱい勉強して将来にいかしていきたいです。 |
✨留学レベルの英語を身に付け話すことへの抵抗感も解消(保護者)
娘はJ PREPに中学2年生からお世話になりました。当初より留学の希望がありましたので英語学習は大切と考え、読む、書く、話すに力を入れているJ PREPで学ばせていただきました。 授業で話す機会が多くあったようで英語を使うことに抵抗はなくなったようです。 また、課題図書を通じ、様々なテーマに触れることができ、英語以外の刺激も数多くあったようでした。講師の先生にも折々で励ましをいただき感謝しております。 J PREPで培った英語力をベースに留学先でも学びを深め、異文化理解と多様な価値観への受容が醸成されるといいなと願っております。 |
【取材後記】
J PREPを取材して感じたのは、「英語を学ぶ」という枠を超えて、生徒一人ひとりの“未来を描く力”を育てているということです。
教科としての英語ではなく、世界とつながるための言葉。J PREPではその英語を通じて、自分の考えを深め、他者と対話し、新しい可能性を切り拓く土台がつくられていました。
「正解を選ぶ力」ではなく、「問いを立て、自分の言葉で伝える力」を育てる、それは、これからの時代に必要不可欠な力です。もし「うちの子に、本当に使える英語を身につけてほしい」と感じているなら、J PREPはその想いに真正面から応えてくれる場所になるはずです。
ワクワクしながら学び、堂々と英語で語る。そんな子どもたちの姿こそが、J PREPの日常風景なのです。
※J PREP代表・斉藤淳さんの新著『1億人の英語習得法』(SB新書)は2025年6月7日刊行予定。
【『塾選(ジュクセン)ジャーナル』編集部】
※掲載内容は、2025年4月時点の情報です。
執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。