都立中学御三家とは?小石川・武蔵・両国の偏差値から学校の魅力まで解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
「御三家」といえば、私立の名門中学校を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし東京都内には、公立でありながら高い偏差値と進学実績を誇る「都立中学御三家」と呼ばれる3校も存在します。
それが、都立小石川中等教育学校、武蔵高等学校附属中学校、両国高等学校附属中学校です。
当記事では、「都立中学御三家」の特徴や合格に必要な勉強時間、塾選びのポイントを徹底解説します。また、多くの学校を比較できるように、他の有名御三家の情報も交えながら紹介していくので、受験を目指す小学生やその保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
都立中学御三家とは、小石川・武蔵・両国のこと
都立中学御三家は、都立小石川中等教育学校・武蔵高等学校附属中学校・両国高等学校附属中学校の3校を指します。これらは、東京都立の中高一貫校の中でも、トップレベルの教育を誇っているのが特徴です。毎年多くの受験生が入学を希望して、その難関に挑んでいます。
私立中学校の「御三家」が一般的に知られる中で、都立小石川、武蔵高等学校附属中学校、両国高等学校附属中学校の3校は、公立でありながらも各校独自の教育理念に基づいた質の高い教育を実施。結果として、高い進学実績を実現していることから、近年ますます人気が高まっています。
2025年に都立中学御三家の3校から、東京大学に合格した生徒数は、以下のとおりです。
学校名 | 合格者数(※高卒生を含む) |
---|---|
都立小石川中等教育学校 | 32人 |
武蔵高等学校附属中学校 | 11人 |
両国高等学校附属中学校 | 8人 |
都立中学御三家からは、毎年東京大学だけでなく、他の難関国公立大学や私立大学への合格者も多数輩出されています。
都立中学御三家「小石川」「武蔵」「両国」の中学受験の偏差値はどれぐらいか
中学受験専門塾の日能研が令和7年3月に発行した「2025年 中学入試 結果R4(※1)一覧(※2)」によると、小石川、武蔵、両国の各中学校の受験偏差値は下表のとおりです。
学校名 | 偏差値 |
---|---|
小石川 | 68 |
武蔵 | 67 |
両国 | 60 |
(※1)『R4とは』…合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。引用:R4一覧 【予想】|日能研
(※2)出典:2025年中学入試 予想R4一覧(2025年6月10日参照)
年度や模試の種類によって多少の変動はあるものの、一般的には、都立小石川中等教育学校の偏差値が最も高く、次いで武蔵高等学校附属中学校、両国高等学校附属中学校という順になる傾向があります。
都立中学御三家の偏差値は、一般的な中学受験の偏差値ランキングと比較してもトップクラスに位置しており、合格には高い学力と、各校の出題傾向に合わせた対策が不可欠であるといえます。
特に、適性検査という中学受験特有の入試形式では、単純な知識だけでなく、思考力・判断力・表現力も問われるため、出題傾向を把握した上で適切な準備を進めることが重要です。
都立中学御三家「都立小石川中等教育学校」の特徴
都立中学御三家の中でも、最難関とされる「都立小石川中等教育学校」は、卓越した進学実績に加え、知的好奇心を深く追求する独自の教育プログラムで注目を集めています。
生徒一人ひとりが自ら課題を発見し、論理的に解決する能力を育む教育を重視しており、アカデミックな校風です。
都立小石川中等教育学校の進学実績
都立中学御三家の中でも最もレベルが高い「都立小石川中等教育学校」は、毎年東京大学をはじめとする旧帝国大学や難関国公立大学へ多数の合格者を輩出しています。
2024年と2025年の進学実績は、以下を確認してください。
大学名 | 2025年 | 2024年 |
---|---|---|
東京大学 | 32名 | 32名 |
京都大学 | 11名 | 11名 |
東京医科歯科大学 | 1名 | 1名 |
一橋大学 | 6名 | 11名 |
早稲田大学 | 113名 | 108名 |
慶応義塾大学 | 53名 | 63名 |
上智大学 | 57名 | 71名 |
都立小石川中等教育学校は、文系・理系問わず、さまざまな最難関大学へ進学者を出しており、入学後に選択の幅を広げていける点が魅力です。
各生徒の興味関心や適性に応じた指導が行き届き、生徒が自ら目標に向かって努力できる環境が整っています。
都立小石川中等教育学校の特色
都立小石川中等教育学校の最大の特色は、「小石川教養主義」と呼ばれる独自の教育理念に基づいた、知識を深く掘り下げる探究学習です。
中でも、生徒全員が履修する「小石川フィロソフィー」では、物事を多角的に考察する力を養います。
例えば、「AIの発展がメディアに与える影響について」といったテーマについて、生徒たちは文献調査やグループディスカッションを重ね、最終的にたどり着いた自身の考えを論文にまとめて発表します。
また、文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けている都立小石川中等教育学校では、国際社会でリーダーとして活躍できる科学技術人材の育成を本格的に行っているのも特徴です。
生徒が自ら研究テーマを設定し、大学や研究機関と連携しながら実験や考察を行った結果を論文にまとめます。過去には、生徒が国際科学技術フェアで受賞するなどの成果も出ており、教育レベルの高さは都内でもトップレベルといえるでしょう。
都立小石川中等教育学校の概要
都立小石川中等教育学校は、東京都文京区に位置する都立の男女共学中高一貫校です。
高校からの生徒募集は行われず、中学入学者が6年間を共に過ごす完全中高一貫教育を実践しているため、生徒は落ち着いた環境で学びに集中できます。
都心にありながらも、広々とした校地があり、最新の研究設備を備えた実験棟や多目的ホール、天文台など、充実した学習環境が整っています。
【最寄駅】
都立小石川中等教育学校は、都営三田線の千石駅から徒歩3分の好立地にあります。
また、山手線/都営三田線の巣鴨駅からは徒歩10分、山手線・東京メトロ南北線の駒込駅からも徒歩13分と、複数の路線から通学しやすい点が魅力です。
【創立年】
都立小石川中等教育学校は、1918(大正7)年に設立した府立五中としての小石川高等学校の歴史と伝統を引き継ぎ、2006年に中等教育学校として開校しました。
【建学の精神・校風】
都立小石川中等教育学校は、府立五中創立時からの教育理念「立志」「開拓」「創作」を受け継いでいます。「自ら志を立て、自分が進む道を切り拓き、新しい文化を創り出す」グローバルリーダーの育成に尽力し、教育活動を展開しています。
また、校風としては、生徒の自主性を重んじる自由な雰囲気が特徴です。生徒たちは、授業だけでなく、部活動や学校行事における多様な経験を通じて、社会性やリーダーシップを育んでいきます。
【総生徒人数】
都立小石川中等教育学校の生徒数は約480名です。
都立小石川中等教育学校の学費
都立小石川中等教育学校は東京都立の中学校であるため、私立中学と比較すると学費が安価な点が大きな魅力です。学費は、公立学校の規定に準拠しており、入学金や授業料は原則としてかかりません。
年間にかかる費用は、教科書代や教材費、修学旅行積立金、制服代、PTA会費などで10万円台から20万円台が目安となるでしょう。年そのため、すべてを合わせても一般的な私立中学校の学費の数分の1程度に抑えられます。
私立中学校では年間100万円以上の学費がかかることも珍しくない中で、都立小石川中等教育学校では、大幅に節約をしながら、都内最高レベルの質の高い中高一貫教育を受けられます。
なお、学費を節約できることは、家庭の経済的負担を軽減するだけでなく、子どもの成長においても大きなメリットです。学費の心配が少ない分、習い事や地域のサークル活動といった、学校外のプログラムにも費用を充てられるため、子どもの可能性はますます広がり、豊かな人格を養っていけるでしょう。
都立小石川中等教育学校に実際に合格した人の体験記
2022年度中学受験で都立小石川中等教育学校に合格した人の合格体験記には、以下のような記述があります。
受験活動全体を通して、特に実践してよかったことについて
週に塾へ夜遅くまで通っていた。学校の宿題をやりながら、苦手な科目を一生懸命勉強していた、社会は勉強して本から学ぶだけでなく、最近のニュースなどをテレビで一緒にみて、何が起こってるか、これをついてどう思うかなどを一緒に会話したりしたのが良かったと思います。
保護者も一緒になって勉強の環境づくりをしたことが合格のポイントになったようです。
都立中学御三家「武蔵高等学校附属中学校」の特徴
都立中学御三家の一つである「武蔵高等学校附属中学校」は、東京都武蔵野市の広大な自然環境で、生徒の自主性と個性を最大限に尊重する教育を実践しています。
武蔵高等学校附属中学校では、生徒一人ひとりが自ら問いを立て、深く「考える力」を育んでいるため、多様な個性が集まり、互いに高め合っていける校風が特徴です。
武蔵高等学校・附属中学校の進学実績
武蔵高等学校附属中学校は、生徒の個性を尊重する教育を通して、高い大学進学実績を誇ります。
2025年の進学実績は、以下のとおりです。
大学名 | 2025年 |
---|---|
東京大学 | 11名 |
京都大学 | 6名 |
東京医科歯科大学 | 2名 |
一橋大学 | 18名 |
早稲田大学 | 55名 |
慶応義塾大学 | 18名 |
上智大学 | 53名 |
国際基督教大学 | 2名 |
武蔵高等学校附属中学校の大きな特徴は、画一的な指導ではなく、生徒一人ひとりの興味関心や適性に応じたきめ細やかな進路サポートを行っている点です。
その結果、東京大学をはじめとする難関国公立大学や、早稲田大学や慶應義塾大学などの最難関私立大学、さらには医学部や海外の大学など、生徒の希望する進路を多岐にわたって実現しています。
目標に向かって主体的に取り組む武蔵高等学校附属中学校の生徒は、大学受験に対してもひたむきに努力する傾向があり、その点が優秀な進学実績につながっているといえるでしょう。
武蔵高等学校・附属中学校の特色
武蔵高等学校附属中学校の最も際立った特色は、「自主自立」の精神を育む教育です。学校生活の中で、教員が生徒の学びを強制するのではなく、生徒が自ら考え行動する機会が提供されています。
武蔵高等学校附属中学校の「自主自立」を育む教育の象徴といえるのが、中学3年生の時期に取り組む「卒業論文」です。生徒は各自で興味のあるテーマを設定し、図書館や実験施設、広大な敷地内の自然を活用しながら研究を進め、最終的には論文として発表します。
この「卒業論文」を制作する過程では、深い探究心や論理的な思考力、豊かな表現力が培われます。
また、敷地内の豊かな自然を活かした体験学習も、他の学校にはない武蔵高等学校附属中学校特有の教育です。池の生態系調査や植物の観察などからは、座学だけでは得られない「生きた学び」を習得できます。
武蔵高等学校・附属中学校の概要
武蔵高等学校附属中学校は、東京都武蔵野市に広大な敷地を持つ都立の男女共学中高一貫校です。
なお、生徒においては、高校からの募集は行わず、中学入学者が6年間を共に過ごす完全中高一貫教育を採用しています。
キャンパスは、都心からほど近いながらも、広大な自然が残る恵まれた環境にあります。校舎や体育施設に加え、広々としたグラウンドや緑豊かな空間は、生徒たちが伸び伸びとした学校生活を送るのに最適な場所です。
【最寄駅】
武蔵高等学校附属中学校の最寄り駅は、JR中央線・西部多摩川線の武蔵境駅で、下車して徒歩10分ほど歩いたところにあります。
また、西武バスの桜橋からも徒歩7分ほどの位置にあるため、生徒たちは交通機関を利用してスムーズにアクセスできます。
【創立年】
武蔵高等学校附属中学校は、2008年に東京都立武蔵高等学校に併設されました。学校自体は、昭和15年から開校しており、長い歴史をつないでいます。
【建学の精神・校風】
武蔵高等学校附属中学校では、自分たちが暮らす地球の環境問題や社会問題に取り組む「地球学」を取り入れて、グローバル的な課題に対する解決方法や持続可能な国際社会への貢献を模索する「向上進取の精神」を培っています。
また、自由な校風によって、生徒の個性を尊重し、多様な価値観を認め合う文化を育んでいます。
【総生徒人数】
武蔵高等学校附属中学校の1学年の生徒数は、3学年合わせて360名程度です。
多くの科目では、少人数授業を取り入れるなど、個々の生徒の成長をきめ細やかにサポートする体制が整っています。
武蔵高等学校・附属中学校の学費
都立学校である武蔵高等学校附属中学校は、学費による経済的な負担が少ない点が大きなメリットです。
入学金や授業料は東京都が定める公立学校の基準に準拠しており、年間にかかる費用は数十万円程度に抑えられます。
私立の同レベルの学校と比較すると、年間で多くの学費を節約できるため、家計に優しい選択肢として保護者から支持されています。
学費の負担を減らしつつも、質の高い中高一貫教育を受けられるというメリットは、多くの家庭で、子どもの可能性を広げることにつながるでしょう。
武蔵高等学校附属中学校に実際に合格した人の体験記
2023年度中学受験で武蔵高等学校附属中学校に合格した人の合格体験記には、以下のような記述があります。
受験活動全体を通して、特に実践してよかったことについて
公立中高一貫校は私立中学受験と違い併願が難しく、もし不合格になった場合は居住地近くの公立中学に通う場合が多くなる。また倍率も高く、検査内容も私立とは違って適性1、2、3と問題の質が全く違うためモチベーションを持続することが難しくなるため自発的にやる気を出すような工夫が必要となる。
合格するためのポイントとして、自発的にやる気を出す工夫が重要となったようです。
都立中学御三家「両国高等学校・附属中学校」の特徴
都立中学御三家の一つ「両国高等学校・附属中学校」は、古き良きと最新を融合させた教育を展開させ、グローバル社会で活躍できるリーダー的な人材の育成を目指しています。
特に、国際理解教育と探究活動に力を入れ、生徒の知的好奇心を刺激し、課題解決力を養うことに注力している学校です。
両国高等学校・附属中学校の進学実績
両国高等学校・附属中学校は、「第一志望大学への進路実現」を進路指導の第一目標にしています。特に、国公立大学への進学者が多く、毎年東京大学をはじめとする超難関国立大学へ多数の合格者を輩出しています。
2024年・2025年の進学実績は、以下のとおりです。
大学名 | 2025年 | 2024年 |
---|---|---|
東京大学 | 8名 | 6名 |
京都大学 | 1名 | 2名 |
東京医科歯科大学 | 0名 | 2名 |
一橋大学 | 0名 | 3名 |
早稲田大学 | 43名 | 45名 |
慶応義塾大学 | 16名 | 38名 |
上智大学 | 14名 | 27名 |
細やかな学習指導と、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた丁寧なサポートは、生徒たちが長期にわたる受験勉強に対して、ひたむきに取り組む原動力となっているでしょう。
また、両国高等学校・附属中学校のグローバルな視点を踏まえた教育は、国際系の学部や海外大学への進学を志す生徒たちを強力に後押ししてくれます。
生徒たちをやる気にさせる教員の熱心な指導と、将来を見据えた教育カリキュラムが相まって、両国高等学校・附属中学校は優れた進学実績を安定的に維持し続けています。
両国高等学校・附属中学校の特色
両国高等学校・附属中学校の特色は、自主性を重視した深い学びと、グローバルな視点を養う教育です。
例えば、両国高等学校・附属中学校では「自律自修」を校訓としています。自身で設定した目標の実現に向けて学びの姿勢を身に付けることは、新たな活躍の場へと進んでいく原動力となるでしょう。
また、両国高等学校・附属中学校では、国際理解教育に力を入れていることも特徴の一つです。対面やオンラインなどの方法で同年代の外国人と接する機会も多く、国際感覚を自然に養っていける環境が魅力です。
このような、自主性や国際感覚を刺激するプログラムによって、両国高等学校・附属中学校では、変化の激しい現代社会でも活躍できる能力を養うことが期待できます。
両国高等学校・附属中学校の概要
東京都墨田区にある両国高等学校・附属中学校は、都心ながらも、落ち着いた学習環境を実現する都立の男女共学中高一貫校です。
中学入学者が6年間を共に過ごす完全中高一貫教育であり、高校からの生徒募集は行われていません。
【最寄駅】
両国高等学校・附属中学校は、JR線・半蔵門線の錦糸町駅より徒歩約5分の立地にあります。また、都営新宿線の菊川駅や住吉駅からは徒歩約10分と、アクセスしやすい位置にあります。
【創立年】
1901(明治34)年に東京府第三中学校として設立され、以来120年を超える長い歴史を持つ学校です。
【建学の精神・校風】
自ら考え、自ら学ぶ「自律自修」を校訓として、生徒の高い志を実現し、意欲をもって行動できるリーダーの育成を目指しています。
生徒の自主性を尊重しつつも、一人ひとりが希望する道に進めるように、きめ細やかな指導でバランスの保たれた校風です。
また、文化祭や体育祭などの学校行事は、生徒が主体となって企画・運営しており、豊かな人間性を育む場となっています。
【総生徒人数】
両国高等学校・附属中学校の中学生の生徒数は、約440名です。
両国高等学校・附属中学校の学費
両国高等学校・附属中学校は都立の中学校であるため、私立中学と比較して学費負担は大幅に軽減されます。
教科書代や教材費、修学旅行積立金、制服代、PTA会費などが実費としてかかりますが、すべてを合わせても一般的な私立中学の年間学費に比べ、かなり低く抑えられます。
浮いた学費を英語学習のための外部プログラムや、得意を伸ばせる習い事などに活用すれば、子どもの興味関心を広げるきっかけづくりとなるでしょう。
都立の両国高等学校・附属中学校を目指すことは、多くの家庭にとって魅力的な選択肢の一つです。
両国高等学校附属中学校に実際に合格した人の体験記
2023年度中学受験で両国高等学校附属中学校に合格した人の合格体験記には、以下のような記述があります。
受験活動全体を通して、特に実践してよかったことについて
都立中受験では小学校からの内申点も必要なため、学校生活もおろそかにしなかった。行事などは積極的に参加し、リーダーなどの役も進んでやっていた。結果、学校の成績も上がり受験の時に有利になったと思う。夏からは過去問を徹底的にやりこんで、苦手な問題に何度も取り組んだ。計算問題も沢山こなし、計算問題はミスなくスピード感を持って解けるように頑張った。結果、ケアレスミスなどで点を落とすことはなくなったと思う。
合格するためのポイントとして、受験勉強だけでなく、学校活動も大切にしたことが重要となったようです。
無理をしてでも都立中学御三家へ入学する意味
中学受験において、都立中学御三家の狭き門を突破することはかなり難しいでしょう。しかし、それでもなお、都立中学御三家を目指す意味は十分にあります。
都立中学御三家へ入学する最大のメリットは、費用対効果の高さです。公立である都立中学御三家の3校では、私立の最難関校に匹敵する、あるいはそれ以上に質の高い教育を安価な学費で受けられます。
また、都立中学御三家の各校が提供する独自の教育プログラムは、一般的な公立中学校ではなかなか体験できない貴重な学びの機会です。
さらに、都立中学御三家の3校には、高い学習意欲を持つ生徒たちが全国から集まるため、互いに刺激し合い、能力を高め合える環境にある点もメリットでしょう。単に成績を競い合うだけでなく、部活動や学校行事を一緒にやり遂げることで、協調性やリーダーシップも身につけていきます。
これらのメリットを総合的に考えると、都立中学御三家への入学は、十分な価値があると選択肢といえます。
都立中学御三家合格者の勉強時間は?
都立中学御三家への合格を目指す場合、具体的にどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。
都立中学御三家の合格者からの口コミによると、学年が上がるにつれて学習時間が増加していく傾向が見られます。
また、超難関といわれる都立中学御三家の受験に勝つためには、学習量を増やすだけでなく、効率的な学習計画と継続的な努力が重要です。
自宅学習と塾での学習を組み合わせながら、多くの時間を受験勉強に費やしている受験生が多いようです。
都立中学御三家合格者の小4時の勉強時間
塾選に寄せられた口コミによれば、都立中学御三家に合格した生徒が小学4年生の頃に学習していた時間は以下のようになっています。
都立中学御三家合格者の小4時の勉強時間の平均(1日あたり)
自宅での学習時間 | 塾の学習時間 | |
---|---|---|
小石川 | 1.2時間 | 1.3時間 |
武蔵 | 1.4時間 | 1.1時間 |
両国 | 1.1時間 | 1.6時間 |
小学4年生は、中学受験に向けた本格的な基礎固めを始めるのに適した時期です。ただ量をこなすだけでなく、学習習慣を確立し、勉強に対するポジティブな姿勢を育むことが重要視されます。
具体的には、苦手分野を克服し、各科目の基本概念を理解しておくと、後の学年で応用力を身につける際に、つまずかずに取り組めるでしょう。また、無理なく着実に学習量を増やしていく計画性も大切になります。
都立中学御三家合格者の小5時の勉強時間
塾選に寄せられた都立中学御三家合格者の口コミによると、小学5年生の頃には、より専門的な受験勉強に踏み込み始める生徒が多いようです。
都立中学御三家合格者の小5時の勉強時間の平均(1日あたり)
自宅での学習時間 | 塾の学習時間 | |
---|---|---|
小石川 | 1.8時間 | 2.2時間 |
武蔵 | 2.2時間 | 2.5時間 |
両国 | 1.9時間 | 2.5時間 |
小学5年生の時期は、中学受験の主要科目の基礎知識を固めた上で、応用問題にも積極的に挑戦し始める段階です。
特に、都立中高一貫校の入試にある適性検査では、読解力や記述力、思考力を必要とする問題が出題されるため、対応するための反復演習が求められます。
受験に勝つには、苦手分野の徹底的な克服と、得意分野をさらに伸ばすための戦略的な学習計画が不可欠です。さらに、継続的な学習習慣を維持できるかどうかも、合否に大きく影響するでしょう。
都立中学御三家合格者の小6時の勉強時間
中学受験本番を迎える小学6年生では、学習時間はまさにピークを迎えます。
都立中学御三家合格者の小6時の勉強時間の平均(1日あたり)
自宅での学習時間 | 塾の学習時間 | |
---|---|---|
小石川 | 2.5時間 | 2.7時間 |
武蔵 | 2.5時間 | 3.0時間 |
両国 | 2.6時間 | 3.5時間 |
小学6年生では、これまでに学んだ知識をもとに、過去問や演習問題を繰り返すことで実践的な力を養っていきます。
複数の中学を受験する場合は、各学校の出題傾向を徹底的に分析した上で、設問ごとの時間配分にも気を配りながら、本番で実力を発揮するための訓練をする必要があります。
また、精神面や体調面の管理、最後の最後まで諦めずに努力し続ける忍耐力も、合格を引き寄せる重要な要素となります。
その他の御三家
「御三家」という言葉は、最難関とされるトップ3の学校を指す通称として広く使用されています。
一般的には、男子校と女子校に分けて「男子御三家」「女子御三家」が有名ですが、地域や学校種別にわけて、「都立中学御三家」などの呼称も存在します。
このような御三家」は、それぞれが独自の教育方針や伝統、校風を誇っているのが特徴です。
ここでは、そうした「御三家」と呼ばれる学校の特徴と内容を紹介します。
都立高校御三家
都立の高校の中で、最もレベルの高い3校とされているのが、「都立高校御三家」です。含まれる日比谷高校・西高校・戸山高校の3校は、圧倒的な大学進学実績を誇ります。
都立高校御三家の進学実績は、東京大学をはじめとする超難関国公立大学への合格者数において、私立高校のトップ校と肩を並べるレベルです。
都立高校御三家の3校は、それぞれ異なる教育理念を掲げながらも、生徒の自主性を重んじる自由な校風は共通しているといえるでしょう。
都立教育で高いレベルの学習を求める生徒たちがこぞって入学を希望するため、入試における競争率はかなり高くなっています。
男子御三家
都内にある私立男子中学校の中で、トップ3として広く知られている開成中学校・麻布中学校・武蔵中学校は、「男子御三家」と呼ばれています。
それぞれ長い歴史と伝統を持つ名門校であり、個性豊かな校風が特徴です。
中でも、開成中学校は、個性を生かす教育方針と難関大学への圧倒的な合格実績で人気を誇っています。また、麻布中学校は、自由な校風で生徒の個性を最大限に伸ばす教育を展開しています。
武蔵中学校は、自然に囲まれた環境を生かし、体験学習などで生徒の知的好奇心を刺激する教育方針が特徴です。
最難関の入試を突破して男子御三家に入学した男子生徒たちは、将来幅広い分野で活躍できる素質を磨いていきます。
女子御三家
私立中学受験において、女子の最難関とされるのが「女子御三家」です。桜蔭中学校・女子学院中学校・雙葉中学校の3校が含まれ、多くの女子学生の憧れとなっています。
桜蔭中学校は、徹底した学習指導と難関大学への抜群の進学実績を誇り、女子校トップの地位を継続し続けています。
女子学院中学校は、自由な校風の中で生徒の主体性を育み、多様な才能を伸ばす教育が特徴です。
また、雙葉中学校では、カトリックの伝統に基づいたきめ細やかな指導を実施。人間教育を重視する校風で知られています。
女子御三家では、それぞれの学校が異なる魅力を持つため、受験生は自身の個性や家庭の教育方針に合った学校を選んでいます。
男子新御三家
近年、伝統的な男子御三家に次ぐ存在として注目を集めているのが「男子新御三家」です。
一般的には駒場東邦中学校・海城中学校・巣鴨中学校を指します。
男子新御三家は、伝統的な男子御三家にも劣らない高い大学進学実績を誇りながらも、国際教育やICT教育など、時代の変化に合わせた新しい教育を提供しています。
また、男子新御三家は、教育だけでなく、部活動や年間行事においても、現代の若者の多様なニーズに応えています。
もちろん将来の職業や進学を見越した学校選択も重要ですが、中学生という大切な時間を充実して過ごせる環境選びも大切にしましょう。
女子新御三家
「女子新御三家」は伝統的な女子御三家「桜蔭・女子学院・雙葉」に続く人気と実績を誇る3を指す通称です。一般的には、豊島岡女子学園中学校・吉祥女子中学校・鷗友学園女子中学校が含まれます。
女子新御三家は、優れた大学進学実績はもちろんのこと、独自の教育方針に基づいて生徒の個性を伸ばし、社会で活躍できる多様なスキルを育むことに力を入れています。
例えば、豊島岡女子学園中学校では、毎朝5分程度の運針を実施しています。無心になって集中すること・基礎を大切にすること・努力を積み重ねることを自然と身につけられる教育の一環です。
その他、現代社会に生かせるICT教育を取り入れたり国際交流プログラムを充実させたりして、女子新御三家は、女子中学校教育における新たなスタンダードを確立しています。
神奈川男子御三家
神奈川県にある私立男子中学校、栄光学園中学校・聖光学院中学校・浅野中学校の3校を「神奈川男子御三家」としています。
どの学校も、東京大学をはじめとする超難関大学への高い進学実績を誇る進学校です。
栄光学園中学校と聖光学院中学校は、どちらもカトリックの精神に基づいた教育方針を掲げており、国際交流プログラムを用いた高いレベルでの英語教育に定評があります。
一方、浅野中学校は、文武両道を実践し、生徒の自主性を尊重する教育で知られています。
神奈川県内で最難関の男子校を目指す受験生にとって、神奈川男子御三家は憧れとなっているため、競争率は高いです。
神奈川女子御三家
神奈川県の私立中学受験における女子校の最高峰が「神奈川女子御三家」です。一般的には、フェリス女学院中学校・横浜雙葉中学校・横浜共立学園中学校の3校を指します。
神奈川女子御三家は、どの学校もキリスト教の精神にのっとった校風で、長い歴史と伝統を受け継ぎ、質の高い教育を提供している点が特徴です。
中でも、フェリス女学院中学校は、自立した女性を育む教育を重視していて、中学2年生では全員が体験型英語学習施設の1日プログラムに参加します。
一方、横浜雙葉中学校では、通常の学習に加えて、生徒各自の興味・関心を深く掘り下げる探究活動も実施しています。
また、横浜共立学園中学校では「世界の人々とともに生きるための教育」に力を入れていて、国際理解週間を設けているのも特徴の一つです。
各校が独自の教育方針を持ちながらも、共通して生徒の知的好奇心を刺激し、豊かな人間性を育む環境を整えています。
千葉御三家
千葉県における中学受験の最難関校として位置づけられるのが「千葉御三家」です。渋谷教育学園幕張中学校・市川中学校・東邦大学付属東邦中学校の3校を指すのが一般的です。
特に、渋谷教育学園幕張中学校は、全国的にも有数の進学校として知られ、非常に高いレベルの学力を持った生徒が集まります。
市川中学校では、通常の学習とは別に、生徒の能動的な学びを狙った課外活動を推進しています。
また、理系教育に強みを持つ東邦大学付属東邦中学校は、生徒の好奇心と探求心を刺激する「実験重視の理科教育」を実施。実践的な学びは、高い学力の習得に貢献しているでしょう。
千葉御三家は、トップレベルの教育環境を求める受験生にとって、魅力的な選択肢となっています。
西の御三家
関東だけでなく、西日本にも「御三家」と呼ばれる最難関中学校が存在します。関西圏の男子中学校であれば、灘中学校・甲陽学院中学校・東大寺学園中学校の3つが「西の御三家」あるいは「関西御三家」と称されます。
最も知名度の高い灘中学校は、全国トップレベルの超難関校であり、圧倒的な進学実績を誇ります。あえて文章化された校則を設けず、生徒の主体性を養う方針も、トップ校ならではの魅力といえるでしょう。
一方、兵庫県の西宮市にある甲陽学院中学校では、科目によって少人数授業を採用し、進路に合った適切な指導を受けられる点が特徴です。
また、奈良県にある中高一貫の東大寺学園中学校は、質の高い教育を行うとともに、年間行事なども盛んで、生徒の豊かな人格を育んでくれます。
西の御三家3校は、西日本の受験生たちがこぞって狙うため、非常に高い競争率になりますが、目指す価値のある学校ばかりです。
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開成・桜蔭など、毎年最難関中学への合格者を多数輩出しており「SAPIX」「日能研」「早稲田アカデミー」と並び、首都圏の中学受験四大塾と言われています。
【特徴】
四谷大塚を代表するのはベストセラーとなったオリジナル教材「予習シリーズ」です。「予習シリーズ」は「中学受験のバイブル」と称され、早稲田アカデミーをはじめとする多くの中学受験塾で採用されています。この徹底した予習主義が生徒自身が問題に向き合い試行錯誤する経験を通し、想像力や思考力を磨きます。
またWebコンテンツが豊富で、効果的に毎週の学習を進められます。例えば、四谷大塚が誇る一流講師陣の映像授業は「予習ナビ」を通じて、理解できるまで何度でも視聴可能です。文章構成力・表現力を磨く「今日のコラム」や算数と国語のトレーニングができる「高速基礎マスター」などのWebコンテンツを活用できます。
生徒自らが予習をした内容の定着度は、毎週のテストで確認可能です。また5週に一度の組分けテストでは、生徒の学力に合わせてコース変更が実施されます。S・C・B・Aのレベル別クラスで、現在の学力から無理なく第一志望校への合格を目指すことができます。
四谷大塚は通信教育も行っており、自宅でも四谷大塚の授業・テストを受講できます。そのため、中学受験専門の進学塾が近隣にない人や習い事で忙しく、通塾時間が取れない人にもおすすめです。
【料金】
授業料については、以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
【サポート体制】
四谷大塚の講師は、常に生徒一人ひとりの良いところを見つけて「その場で」「具体的に」ほめることを徹底。生徒の「もっと努力しよう」という気持ちを引き出しながら指導を行っています。また、保護者との密なコミュニケーションをとることにより、個別サポートも充実しています。
-進学個別指導のTOMAS(トーマス)
進学個別指導のTOMASは生徒1人に対して講師が1人付く、完全マンツーマンの個別指導が特徴です。授業時間中は講師を独占できるため、密度の濃い学習を深められるでしょう。開成中学の図形問題対策や桜蔭中学の記述対策、そして麻布中学の特殊算対策なども可能のため、難関中学受験対策をしたい子どもにもおすすめです。
【特徴】
完全個別指導のため、あらゆる子どもの学習ニーズに対応しています。一人ひとりの理解度やスピードに合わせて授業が進んでいくため、分からないところを分からないままにすることは決してありません。
中学受験を目指す場合、まずは志望校から選びます。偏差値ではなく子どもが本当に入りたいと思う学校を志望校に設定することで、合格に向けた受験勉強のモチベーションをしっかり高めることが可能です。授業は講師による一方的な解説ではなく、議論を取り入れているのが特徴です。生徒自身が考える機会が多く、思考力も高められるでしょう。
【料金】
授業料については、以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
【サポート体制】
進学個別指導のTOMASでは授業を行う講師とは別に、担任が子ども一人ひとりに付きます。効果的に学習成果をアップさせるためには講師の指導力だけでなく、子どもと保護者、そして講師が互いに連携し合わなければいけません。担任はそれぞれの間に入って、連絡や調整などのマネジメントを行います。生徒面談や保護者面談、電話連絡、課題の共有などを通して、子どもの学習をバックアップしてくれます。
【合格実績】
合格実績については、こちらをご覧ください。
-中学受験 個別指導のSS-1
個別指導のSS-1は関東・関西に8教室を展開しており、プロの講師がクオリティの高い個別授業を提供する中学受験専門の塾です。
【特徴】
個別指導のSS-1は完全マンツーマンでの個別授業で、質問がしやすく疑問点を解消できます。専門講師が徹底した志望校対策を行い、中学受験対策に最適の塾といえます。またオンライン授業も展開しているため、生徒に合わせた学習スタイルを選ぶことが可能です。
さらに学習塾には珍しく「保護者の授業見学がいつでも可能」であり、個別指導のSS-1のユニークな特徴となっています。高い指導力に裏付けられた自信の表れといってもよいかもしれません。
生徒の97%はSAPIXや馬渕教室、進学館といった大手進学塾にも通っているため、SS-1には各塾の受験ノウハウも蓄積されています。自習室の環境もよく、最短で成績アップを目指している難関中学受験希望の生徒にとっては、高い費用対効果が得られそうです。
【料金】
授業料については、以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
【サポート体制】
指導レポートや月例面談、週例コールなどの家族への状況・進捗報告、生徒の課題や解決法の共有によって授業と家庭学習のトータルサポートを行っています。結果としてこの対応が成績アップ・目標達成への近道と考え、効率のよい指導につなげています。
【合格実績】
合格実績については、こちらをご覧ください。
-個別教室のトライ
個別指導と「トライ式学習法」で、確かな学力を身につけられるのが個別教室のトライです。120万人の指導実績に基づいて体系立てられたトライ式学習法は、これまで多くの子どもたちを志望校合格や目標達成に導いてきました。ムリ・ムダなく、自分に合った授業を受けたいと考えている子どもにおすすめです。
【特徴】
日本全国に600以上の直営教室を運営しており、授業は完全マンツーマン指導で、生徒との双方向性のやり取りを重視しています。特徴の一つは、120万人もの指導実績によって作られた「トライ式学習法」です。生徒自身が講師に学習項目を説明する「ダイアログ学習法」、毎回の授業で反復を行う「エピソード反復法」、勉強してから1時間以内に復習をする「トライ式復習法」などを通して、確実な学力を身につけます。
個別教室のトライでは、中学受験対策・学習習慣の定着・苦手科目克服などの学習課題に合わせた、学習プランや勉強方法を提案しています。現状分析結果や最新の受験情報を基にしながら、オリジナルカリキュラムを作成し、子どもを志望校合格に導いてくれるでしょう。
【料金】
授業料については、以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
【サポート体制】
AIによる科学的な分析と教室長兼教育プランナーが作成する学習プランには、授業以外の日にやるべきことも細かく記載。自主学習までしっかりカバーします。
【合格実績】
合格実績については、こちらをご覧ください。
-プロ家庭教師の名門会
名門会は関東・関西地方を中心に北海道から鹿児島まで、講師を全国各地に派遣しています。自習室完備の教室も全国に多数あるので、授業がない日でも、いつでも学習が可能です。
【特徴】
名門会は志望校や生徒の課題に合わせた個別のカリキュラムを用いる点で、授業の難易度や学習進捗を生徒一人ひとりに合わせるのが困難な集団指導塾とは異なります。今やるべき対策を見失うことがないため志望する中学校が難関校であっても、着実に合格点をとることができる実力を身に付けることが可能です。
在籍する講師は、指導経験・合格実績共に優れたプロ講師のみ。さらに、合格のための総合マネジメントを行う教務担任が生徒一人ひとりに付くため、受験のプロによる包括的なサポートをあらゆる面で受けることができます。
名門会の最大の特徴は、灘、開成、筑駒等、最難関校への合格が豊富な点です。蓄積されたノウハウと確かなシステムに基づいた完全マンツーマン指導で、入れる中学校ではなく、行きたい中学校への進学を実現します。
【料金】
授業料については以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
【サポート体制】
名門会Onlineではインターネットとパソコンなどの通信機器があれば、日本全国どこからでもプロ教師による学習指導を受けることが可能です。独自開発型のオンラインシステムを採用することで、対面授業と変わらないハイクオリティな指導が受けられます。
-スクールIE
スクールIEの教室は全国47都道府県に多数開設されています。オンライン授業システムも完備されているため、近くに教室がなくても、どこでもスクールIEのきめ細やかな個別指導を受講することが可能です。
【特徴】
スクールIEは、自発的に勉強する姿勢を生徒に身に付けさせ、確実な志望校合格や苦手克服、成績アップを実現します。生徒一人ひとりの学力はもちろん、性格にも対応した個別指導システムで、無理なく効率の良い中学受験対策を行うことが可能です。
指導は生徒一人ひとりの理想を現実にするオーダーメイドカリキュラムに基づいて行われます。このカリキュラムにはスクールIEオリジナルの個性診断テスト「ETS」で分析した、生徒の性格や個性も反映されているため、学習のモチベーションを落とさず、効率の良い学習が可能です。
【料金】
授業料は12,500円~となっています。
以下の記事で詳しく解説していますので、参照してみてください。
【サポート体制】
スクールIEでは、年3回の保護者面談や定期的な連絡により、学習状況や志望校の悩みにきめ細かく対応しています。入塾前には教室見学や無料体験授業で不安を解消でき、講師との相性に不安がある場合も変更の相談が可能です。また、教室長が授業を巡回し、適切なサポートを行います。
-個別指導学院フリーステップ
東京都や埼玉県、千葉県、大阪府、奈良県、兵庫県などに教室を持っているのが、個別指導学院フリーステップです。
【特徴】
個別指導学院フリーステップは講師1名に対して生徒が2名で個別指導をおこなっている学習塾。一人の生徒が講師から解説を受けている間、もう一人の生徒は学んだことをベースに問題演習へ取り組みます。
小学生向けに「中学受験コース」を開設しており、それぞれの学力や志望校のレベルに合った学習指導が展開。独自の研究機関となる「フリーステップ教育技術研究所」が各中学校の入試問題を徹底的に研究し、研究結果をオリジナルツールや教材作成に生かしています。さらに学習プランナーによる個別の学習カリキュラム作成など、最短距離で中学受験合格を目指せるのが特徴です。
【料金】
授業料については以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
【サポート体制】
フリーステップでは、塾生に無料の自習スペースを提供し、自宅で集中しにくい生徒も学習に取り組みやすい環境を整えています。年3回以上の三者面談で家庭と情報共有を行い、効果的な学習支援を実施。また、各受験に対応した説明会や勉強合宿などの独自イベントも開催しています。
まとめ|都立中学御三家(小石川・武蔵・両国)は“高い進学実績×公立らしさ”を兼ね備えた特別な3校
この記事では、都立中高一貫校のトップに位置する、都立小石川中等教育学校・武蔵高等学校附属中学校・両国高等学校附属中学校からなる「都立中学御三家」について詳しく解説しました。
各校では、生徒の学力向上はもちろんのこと、探究学習や国際プログラムなどを通して、将来に活かせる主体性やリーダーシップなども培っていけるでしょう。
また、公立であるため、質の高い教育を安価な学費で受けられる点も、都立中学御三家の大きな魅力です。
これから受験を控えている学生やその保護者の方は、合格者が実践した具体的な勉強時間や塾選びのポイント、他の御三家との比較なども、ぜひ参考にしてください。
執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。