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早大学院・早大本庄・早実の偏差値や特徴は?早稲田大学の附属・系属高校を解説

更新日:
高校受験
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早稲田大学との連携だけでなく、ハイレベルな学習や自由な教育環境などから人気を集めているのが、早稲田大学の附属高校です。

いくつかある附属高校の中でも、今回は特に人気の高い「 早稲田大学高等学院」「早稲田大学本庄高等学院」「早稲田実業高校」の3校をご紹介。共通のメリットやそれぞれの偏差値・特色・学費・進学実績などを紹介するので、志望校選びの参考としてください。

(注)厳密には附属校と系列校に分かれていますが、本記事では読みやすさを重視する観点から、附属校にまとめています。

 

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

大山雅司

監修者

大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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目次

早稲田附属高校とは

早稲田附属校とは

早稲田大学には附属校と系列校の2種類があり、高校は以下のように全部で7校が存在しています(2025年5月現在)。

種別 学校
附属校 早稲田大学高等学院
早稲田大学本庄高等学院
系列校 早稲田実業学校高等部
早稲田高等学校
早稲田渋谷シンガポール校
早稲田大阪高等学校
早稲田佐賀高等学校

附属校と系列校の主な違いは、経営母体と早稲田大学への推薦枠数です。

附属校の経営母体は、早稲田大学と同一法人。そして、卒業生は全員が原則として、早稲田大学へ進学します(推薦枠100%)。

一方で系列校の経営母体は別法人ですが、学校名称に「早稲田」の名を冠しています。早稲田大学への推薦枠数は学校によって異なり、少ないところで約10%、多いところで約100%です。

早稲田附属高校の偏差値はどのくらい?

早稲田附属校の偏差値

今回ご紹介する「早稲田大学高等学院」「早稲田大学本庄高等学院」「早稲田実業高校」の偏差値を確認してみましょう。

学校名 偏差値
男子 女子
早稲田大学高等学院(男子校) 65(一般)/63(帰国) -
早稲田大学本庄高等学院 65(一般)/61(帰国) 65(一般)/61(帰国)
早稲田実業高校 66 66

※参照元:駿台中学生テストセンター 2024/2025年度 駿台高校受験公開テスト 参考資料(2024-09-deviation-scores.pdf)

どの高校も偏差値は難関校受験者向けである駿台偏差値において、おおむね65前後で、いずれも首都圏屈指の難関校といえます。次に、早稲田附属高校の共通のメリットや各校の特徴を詳しく解説していきます。

早稲田附属高校 共通のメリット

早稲田附属校 共通のメリット

今回紹介する「早稲田大学高等学院」「早稲田大学本庄高等学院」「早稲田実業高校」には、どの学校にも共通するメリットがあります。

主なメリットは、次の5つです。

① 早稲田大学へほぼ100%進学できる

最も大きなメリットが「卒業すれば、早稲田大学へ進学できること」です。

早稲田大学は日本にある私立大学の中で、トップクラスに位置する難関大学。大学受験における偏差値は学部や入試形態などによって変動しますが、60台前半~70台前半と高い水準となっています。競争率も激しく、受験をして合格するためには、相当な学習時間を確保しなければいけません。

しかし、早稲田大学の附属高校へ入学すると、よほどのことがない限りは全員が早稲田大学へ進学できます。学部・学科ごとに推薦枠があり、推薦枠以上に志望者がいる場合は、高校3年間の成績を基にして進学先を決定します(成績以外の項目を評価する総合選抜もあり)。

希望の学部・学科へ進学するためには、高校入学後も良い成績を取る努力が求められますが、早稲田大学へ進学できること自体は大きなメリットといえるでしょう。

② 塾代不要+助成金活用で実質30万円差!実はコスパが良い?

高校卒業後に早稲田大学を目指す場合は「費用面のコスパに優れている」のもメリットといえます。

一般的な公立高校から早稲田大学を目指す場合、多くの高校生は塾や予備校へ通うことになるでしょう。公立高校の授業料や塾・予備校の費用、大学受験料などを含めると、高校3年間で約140万円はかかると言われています。

一方で早稲田大学の附属高校へ入学した場合、3年間の学費は次のとおりです。

(参考値):
・早稲田大学高等学院:約320万円
・早稲田大学本庄高等学院:約320万円
・早稲田実業学校高等部:約325万円

これらを比較すると、年間約80万円の差額ですが、さらに2024年度(令和6年度)からは、東京都の「私立高等学校等授業料軽減助成金」の所得制限が撤廃され、2025年度(令和7年度)は年額最大49万円の助成(※)を受けられるようになりました。居住要件さえ満たしていれば、他県の私立大学に通う場合でも対象になります。
(※ 参照元:公益財団法人東京都私学財団ホームページ 私立高等学校等就学支援金事業)

助成金額を踏まえた場合、年間の差額は約30万円程度まで縮まります。早稲田大学への進学が約束されることを考えると、見方によってはコスパが良いと捉えることもできるでしょう。

③ 受験勉強の時間を他のことへ費やせる

大学受験をせずに早稲田大学へ進学できるため「受験勉強の時間を他のことへ費やせる」のもメリットです。

元々の学力や学習習慣の有無、志望する学部などによって異なりますが、早稲田大学へ合格するためには3,500~4,000時間もの勉強時間が必要といわれています。学校の授業が終わった後は、塾や予備校へ通ったり、帰宅後に自宅でも勉強したりと、忙しい日々を過ごすことになるでしょう。

早稲田大学の附属高校へ入学すれば、忙しい受験勉強から解放されます。空いた時間を部活動や課外活動、探究学習、趣味活動などに費やせるのは魅力です。

④ 早稲田大学との高大連携

どの附属高校も「早稲田大学との高大連携」に取り組んでいます。

高大連携とは、高校と大学が連携して教育をする仕組みのことで、それぞれの学校で次のような教育を推進しています。

  • 学部進学説明会
  • 大学教員による模擬授業
  • 大学講義の聴講
  • 大学生や大学院生との交流
  • クラブ活動や行事への参加
  • 語学講座や海外短期語学研修
  • 他大学への進学サポート

高校生のうちから大学の学びを体験し、大学進学を経て社会で活躍するための学力・意欲・チャンスを育てていけます。

⑤ 充実した留学や国際交流プログラム

グローバル化が進む中、早稲田大学の附属高校では「充実した留学や国際交流プログラム」の制度が整っています。

以下は、それぞれの高校で実施している留学や国際交流プログラムの一例です。

早稲田大学高等学院
・ニュージーランド短期留学~キア・オラプログラム~
・オーストラリア海外研修プログラム
・ゲーテ・インスティトゥート〔PASCHプログラム〕

早稲田大学本庄高等学院
・第1種留学(1年遅れによる復学を認める留学)
・第2種留学(一定の条件を満たした場合、1年遅れとならない復学を認める留学)

早稲田実業学校高等部
・UCLA アメリカ語学研修
・Stamford Endowed Schools(イギリスへの正規留学)

なかには費用負担の少ないプログラムもあり、内容や期間なども含めて、自分に合ったチャンスを見つけられます。

早稲田附属高校|それぞれの特徴を比較

早稲田附属高校の特徴を比較

早稲田大学の附属高校3校の共通メリットを理解した後は、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

早稲田大学高等学院|男子校

早稲田大学高等学院 は、1920年に設立された男子校です。高等学院中学部を併設しています。

早稲田大学高等学院の概要

学校の概要は、次のとおりです。

項目 詳細
正式名称 早稲田大学高等学院
場所 ・東京都練馬区上石神井3-31-1
・西武新宿線「上石神井」駅から徒歩7分
校舎 1,500席の講堂や、最新のロングパイル人工芝化したグラウンドなどがある
生徒数 ・1年生:507名
・2年生:476名
・3年生:485名
・総数:1,468名
※2025年4月時点
校風 ・とにかく自由で校則がほとんどない
・先生からの干渉もほぼない
イベント ・1学年12クラスあり、毎年クラス替えをする
・内部進学者と高校入学者は、1年次より混合クラスとなる
・行事の盛り上がりはクラス次第
進学傾向 ・政治経済学部と法学部への進学者が多い
・学部と学科ごとに推薦枠がある
・油断すると留年する
向いている人 ・男子だけの中で自由な高校生活を送りたい人
・他者から干渉されたくない人

早稲田高校の大きな特徴は、とにかく自由な校風で、校則もほとんどないことです。伝統的に生徒の自治性を高く保っており、先生からの干渉もほぼありません。

「部活動は基本的に、生徒たちが練習を考えて戦略も練る」「部活動の予算は生徒会が配分する」「学園祭では生徒が企画書を作成し、予算を確保する」といったように、生徒自らが考え、動き、学校生活をつくっていきます。

先生からの干渉だけでなく、男子校のため、異性の目を気にすることもありません。さらに受験勉強からも解放されるため、制限がない環境下で自由な生活を送れます。

早稲田大学の直系附属高校であることから、学部・学科の推薦枠が多く確保されているのもポイント。特に人気の高い政治経済学部と法学部で、推薦枠数が多くなっています。

一方で、生徒によっては「異性との出会いがない」ことがデメリットに感じるかもしれません。また3年間クラス替えがなく、行事参加も基本的には自由なため、行事への盛り上がり具合は所属するクラスの雰囲気に左右されることもあるでしょう。また自由な校風の中で油断をすると、修得単位が足りず留年してしまう点にも注意が必要です。

早稲田大学高等学院の学費

以下は早稲田高校の、2024年度実績の初年度学費です。

項目 金額 備考
入学金 260,000円 初年度のみ
授業料 684,000円 入学時と秋学期に分けて徴収
教育環境設備費 228,000円 入学時と秋学期に分けて徴収
実験実習料 14,000円 入学時と秋学期に分けて徴収
生徒会費 7,000円 年額
日本スポーツ振興センター共済掛金 1,500円 年額
初年度の合計 1,194,500円  

参照元:早稲田大学高等学院 公式ホームページ

3年間の合計は、3,195,500円です(2年時と3年時は、それぞれ授業料が異なります)。最新の学費については、各自でご確認ください。また運動着や教材、宿泊研修といった費用が別途かかります。

早稲田大学高等学院の進学先

2025年3月卒業生の、早稲田大学への進学先は次のとおりです。

学部 学科 進学者数
政治経済学部 政治学科 38名
経済学科 50名
国際政治経済学科 22名
法学部   76名
文化構想学部   27名
文学部   21名
教育学部 教育学科教育学専修 1名
教育学科生涯教育学専修 1名
教育学科教育心理学専修 2名
教育学科初等教育学専攻 1名
国語国文学科 2名
社会科地理歴史専修 1名
社会科公共市民学専修 5名
数学科 1名
複合文化学科 4名
商学部   50名
基幹理工学部 学系1(数学科、応用数理学科) 7名
学系2(応用数理学科、機械科学・航空学科、電子物理システム学科) 15名
学系3(応用数理学科、情報理工学科、情報通信学科) 23名
学系4(情報理工学科、情報通信学科、表現工学科) 12名
創造理工学部 建築学科 7名
総合機械工学科 8名
経営システム工学科 16名
社会環境工学科 7名
環境資源工学科 6名
先進理工学部 物理学科 1名
応用物理学科 1名
化学・生命学科 2名
応用化学科 4名
生命医科学科 5名
電気・情報生命工学科 14名
社会科学部   30名
人間科学部 人間情報科学科 1名
スポーツ科学部   3名
国際教養学部   15名
進学者数の合計   479名

参照元:早稲田大学高等学院 公式ホームページ

早稲田大学への推薦枠は100%です。学部・学科ごとに推薦枠数が決まっており、本人の志望に基づいて決定します。

推薦枠を超えて志望が重なった場合は、高校3年生の成績を基にして進学する学部・学科を決定。また成績には表れない活動や、志望動機、適性などを評価して学部を決める「総合選抜」もあります。総合選抜の推薦枠は各学部の1〜5割で、学部ごとに異なります。

早稲田大学高等学院の入試情報

2025年4月入学生向けの入試情報は、以下のとおりでした。

  一般入試 自己推薦入試
募集人員 260名(帰国生18名を含む) 約100名
試験科目 筆記試験(英語・国語・数学・小論文) 面接
合否判定 試験の結果と出願書類(調査書など)を踏まえ、総合的に判断する 試験の結果と出願書類(調査書など)を踏まえ、総合的に判断する

参照元:早稲田大学高等学院 公式ホームページ

最新の入試情報は、各自でご確認ください。

早稲田大学高等学院の入試倍率

2025年度の入試倍率は、次のとおりでした。

  一般入試 自己推薦入試
募集人員 260名 約100名
志願者数 1,842名 228名
受験者数 1,428名 228名
合格者数 509名 104名
実質倍率 2.81倍 2.19倍

参照元:早稲田大学高等学院 公式ホームページ

一般入試の実質倍率は、2021年が2.30倍、2022年が2.67倍、2023年が2.73倍、2024年が2.75倍となっており、年々上がってきています。

2025年度の自己推薦入試の倍率は2.19倍と、一般入試と比べて低い数値でした。条件に該当すれば合格できる可能性が高まるため、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

早稲田大学本庄高等学院

早稲田大学本庄高等学院は、1982年に開校しました。男女共学の学校です。

早稲田大学本庄高等学院の概要

学校の概要は、次のとおりです。

項目 詳細
正式名称 早稲田大学本庄高等学院
場所 ・埼玉県本庄市栗崎239-3
・JR高崎線「本庄」駅から徒歩30分、またはバス利用
・スクールバスの運行あり
校舎 ・校舎は広大な大久保山の南裾に立つ、地上3階建て
・緑豊かな環境下で、野生動物にも出会える
・全室個室の学生寮を完備(男子寮と女子寮)
生徒数 ・1学年220名ほど(公式ホームページに生徒数の掲載なし)
・男子/女子、国内生/帰国生、一般入学者/推薦入学者が、8クラスに均等に分かれる
※2025年4月時点
校風 ・自由な校風
・男女共学、海外からの生徒を受け入れていることから、多様な出会いがある
イベント ・海外修学旅行
進学傾向 ・政治経済学部と法学部への進学者が多い
・学部と学科ごとに推薦枠がある
向いている人 ・自然豊かな環境の中で、伸び伸びと勉強したい人
・多様な出会いをとおして、視野を広げたい人

早稲田大学本庄高等学院があるのは、広大な大久保山の南裾です。東京ドーム約15個分の敷地面積を持ち、希少野生生物だったオオタカが生息しています。自然豊かな環境下で、伸び伸びとした学生生活を送れます。

早稲田大学高等学院と同じように、自由な校風が特徴です。男女共学であること、また海外からの生徒を積極的に受け入れていることから、多様な仲間と出会えるでしょう。

2022年度の入学生より、新カリキュラムを導入しています。1年生と2年生は共通科目、3年生は必修選択科目を文理それぞれで指定し、大学での専門教育へ接続するカリキュラムを組んでいるのが特徴です。

早稲田大学の直系附属高校のため、学部・学科の推薦枠が多く確保されています。特に人気の高い政治経済学部と法学部で、推薦枠数が多くなっています。

早稲田大学本庄高等学院の学費

以下は早稲田大学本庄高等学院の、2025年度入学生向けの初年度学費です。

項目 金額 備考
入学金 260,000円 初年度のみ
授業料 684,000円 入学時と第2期に分けて徴収
教育環境設備費 228,000円 入学時と第2期に分けて徴収
実験実習料 11,000円 入学時と第2期に分けて徴収
生徒会費 10,000円 年額
日本スポーツ振興センター共済掛金 1,500円 年額
生徒共済費 5,000円 年額
初年度の合計 1,199,500円  

参照元:早稲田大学本庄高等学院 公式ホームページ

3年間の合計は、3,210,500円です(2年時と3年時は、それぞれ授業料が異なります)。最新の学費については、各自でご確認ください。

早稲田大学本庄高等学院の進学先

2025年3月卒業生の、大学進学先は次のとおりです。

✓早稲田大学

学部 進学者数
政治経済学部 73名
法学部 36名
文化構想学部 21名
文学部 15名
教育学部 3名
商学部 35名
基幹理工学部 36名
創造理工学部 34名
先進理工学部 22名
社会科学部 19名
国際教養学部 13名
進学者数の合計 307名

✓他大学への推薦進学

大学 進学者数
日本医科大学 2名
進学者数の合計 2名

早稲田大学への推薦枠は100%です。学部・学科ごとに推薦枠数が決まっており、本人の志望に基づいて決定します。

また日本医科大学と協定を結んでいるため、生徒2名を日本医科大学の学校型選抜へ推薦可能です。

早稲田大学本庄高等学院の入試情報

2025年4月入学生向けの入試情報は、以下のとおりでした。

  国内生 帰国生
一般入学試験 α選抜 帰国生入学試験 I選抜
募集人員 男子:約100名
女子:約70名
男子:約45名
女子:約30名
男子:約15名
女子:約10名
男女:約20名
試験科目 国語・数学・英語 1次試験:書類選考
2次試験:面接
国語・数学・英語 1次試験:書類選考
2次試験:基礎学力試験(数学・英語)、面接
合否判定 試験の結果と出願書類(調査書など)を踏まえ、総合的に判断する 試験の結果と出願書類(調査書など)を踏まえ、総合的に判断する

参照元:早稲田大学本庄高等学院 公式ホームページ

最新の入試情報は、各自でご確認ください。

早稲田大学本庄高等学院の入試倍率

2025年度の入試倍率は、次のとおりでした。

  国内生 帰国生
一般入学試験 α選抜 帰国生入学試験 I選抜
募集人員 男子:約100名
女子:約70名
男子:約45名
女子:約30名
男子:約15名
女子:約10名
約20名(男女)
志願者数 男子:1,784名
女子:799名
男子:93名
女子:143名
男子:107名
女子:72名
90名
受験者数 男子:1,737名
女子:771名
- 男子:98名
女子:63名
-
合格者数 男子:458名
女子:189名
【1次試験】
男子:55名
女子:41名
【2次試験】
男子:48名
女子:32名
男子:39名
女子:22名
【1次試験】45名
【2次試験】22名
実質倍率 男子:3.79倍
女子:4.08倍
男子:1.94倍
女子:4.47倍
男子:2.51倍
女子:2.86倍
4.09倍

参照元:早稲田大学本庄高等学院 公式ホームページ

男子よりも女子の方が倍率が高くなっており、競争の激しさが伺えます。

国内生入学試験とα選抜、帰国生入学試験とI選抜はそれぞれ併願が可能です。合格のチャンスが広がるため、条件に該当する場合はチャレンジしてみるとよいでしょう。

早稲田実業高校

早稲田実業学校は1901年に設立され、1963年より系列校となりました。男女共学の学校です。

早稲田実業高校の概要

学校の概要は、次のとおりです。

項目 詳細
正式名称 早稲田実業学校高等部
場所 ・東京都国分寺市本町1-2-1
・JR中央線と西武国分寺線・多摩湖線「国分寺」駅より徒歩7分
校舎 ・初等部と中等部を併設
・スポーツ施設が充実している
・アスレティックトレーナーが在籍するトレーニングルームあり
生徒数 高等部の生徒総数:1,042名
※2025年5月時点
校風 ・しっかりとした校則がある
・文武両道の精神が強い
イベント ・学年が上がるごとにクラス替えがある
・海外交流や国内研修
・秋の体育祭と文化祭
進学傾向 ・政治経済学部と商学部、教育学部への進学者が多い
・早稲田大学以外の難関大学への進学者もいる
向いている人 ・文武両道に励みたい人
・高校生らしい青春を体験したい人

早稲田実業学校高等部は、これまでに紹介した2校と異なり、しっかりとした校則を持っています。「華やかなものを去り、実に就く」を意味する「去華就実」を校是とするなど、硬派な校風が特徴です。

野球を始め、体育系の部活動に力を入れているのも、早稲田実業学校高等部ならではでしょう。敷地内には野球やサッカー、ラグビーといった各種目に対応したグラウンド、屋内練習場、弓道場、ゴルフ練習場などを完備。トレーニングルームには米国公認アスレティックトレーナー(ATC)の資格を有するアスレティックトレーナーが在籍し、スポーツ傷害に関する相談に応じます。

早稲田大学の系列校なので、早稲田高等学院と早稲田本庄高等学院の推薦枠とは若干異なります。政治経済学部や商学部、教育学部などの進学者数が多いのが特徴。理系学部よりも文系学部の方で、競争が激しくなっています。

早稲田実業高校の学費

以下は早稲田実業学校の、2025年度入学生の初年度学費です。

項目 金額 備考
入学金 300,000円 初年度のみ
授業料 612,000円 4月と10月に分けて徴収
施設設備資金(経常的) 252,000円 4月と10月に分けて徴収
教育充実費 36,000円 4月と10月に分けて徴収
生徒会費 9,600円  
父母の会費 12,000円  
父母の会入会金 2,000円 内部進学生は不要
初年度の合計 1,223,600円 高等部からの新入生

参照元:早稲田実業学校 公式ホームページ

3年間の合計は、3,246,800円です(2年時と3年時は、それぞれ授業料が異なります)。最新の学費については、各自でご確認ください。また制服や運動着、教科書、校外学校行事といった費用が別途かかります。

早稲田実業高校の進学先

2024年度卒業生の、大学進学先は次のとおりです。

✓早稲田大学

 
学部 進学者数
政治経済学部 65名
法学部 29名
文化構想学部 19名
文学部 9名
教育学部 50名
商学部 53名
基幹理工学部 27名
創造理工学部 22名
先進理工学部 14名
社会科学部 25名
人間科学部 5名
スポーツ科学部 3名
国際教養学部 11名
進学者数の合計 332名

✓指定校推薦

大学 進学者数
日本医科大学 2名
進学者数の合計 2名

✓他大学入学試験合格者

大学 進学者数
東京大学 1名
筑波大学 1名
信州大学 1名
東京理科大学 3名
立教大学 1名

早稲田大学への推薦枠は約100%です。学部・学科ごとに推薦枠数が決まっており、本人の志望や成績に基づいて決定します。

また指定校推薦で日本医科大学へ進学する生徒がいるほか、一般入学試験を経て、他大学へ進学する生徒も一定数います。

早稲田実業高校の入試情報

2026年度の入試情報は、以下のとおりです。

  一般入試 推薦入試
募集人員 約90名(男子約45名・女子約45名、帰国生含む) 約45名(男女、スポーツ・文化分野合わせて)
試験科目 国語・数学・英語 出願書類・面接・大会やコンクールなどの実績
合否判定 国語・英語・数学の3科目の合計点で判断 出願書類・面接・大会やコンクールなどの実績を踏まえ、総合的に判断する

参照元:早稲田実業学校 公式ホームページ

最新の入試情報は、各自でご確認ください。

一般入試では報告書・調査書の内容はすべて確認するものの、内申点としては加味されません。国語・数学・英語の3科目の合計点で、合否が決まります。

推薦入試はスポーツ・文化分野のほか、指定校推薦もあります。スポーツ・文化分野では出願時に、スポーツ分野や文化分野のいずれかを選択。特にスポーツ分野で対象となる部活動の幅は広く、多くの生徒に受験のチャンスが生まれるでしょう。

早稲田実業高校の入試倍率

2025年度の入試倍率は、次のとおりでした。

  一般入試 推薦入試
総数 帰国生 スポーツ・文化分野 指定校
募集人員 男子:約45名
女子:約45名
約45名 10名
志願者数 男子:638名
女子:412名
男子:30名
女子:32名
男子:107名
女子:21名
男子:4名
女子:6名
受験者数 男子:590名
女子:380名
男子:28名
女子:31名
男子:107名(スポーツ105名、文化2名)
女子:21名(スポーツ15名、文化6名)
男子:4名
女子:6名
合格者数 男子:141名
女子:87名
男子:8名
女子:13名
男子:41名(スポーツ40名、文化1名)
女子:4名(スポーツ2名、文化2名)
男子:4名
女子:6名
実質倍率 男子:4.18倍
女子:4.37倍
男子:3.50倍
女子:2.38倍
男子:2.61倍(スポーツ2.62倍、文化2.00倍)
女子:5.26倍(スポーツ7.5倍、文化3.00倍)
男子:1.00倍
女子:1.00倍

参照元:早稲田実業学校 公式ホームページ

一般入試の実質倍率は、男女共に4.00倍を超えています。スポーツ・文化分野の推薦入試も実質倍率が高くなっており、競争率が高くなっていることがわかります。

早稲田附属高校3校の魅力ポイント一覧

これまでに紹介した早稲田附属高校3校の魅力と特色を、以下の表にまとめました。

学校名 校風 生徒数 特色 向いている人 3年間の学費目安
早稲田大学高等学院※男子のみ とにかく自由で校則がほとんどない

1,468名

※2025年4月時点

・生徒の自治性を高く保っている
・先生からの干渉はほぼない
・政治経済学部と法学部への進学者が多い
・男子だけの中で自由な高校生活を送りたい人
・他者から干渉されたくない人
3,195,500円
早稲田大学本庄高等学院 自由な校風 660名ほど(公式ホームページに掲載無し)
※2025年4月時点
・自然豊かな環境下で勉強できる
・海外からの生徒も積極的に受け入れている
・政治経済学部と法学部への進学者が多い
・自然豊かな環境の中で、伸び伸びと勉強したい人
・多様な出会いをとおして、視野を広げたい人
3,210,500円
早稲田実業高校 しっかりとした校則がある

1,042名

※2025年5月時点

・文武両道の精神が強い
・スポーツ施設が充実している
・早稲田大学以外の難関大学への進学者もいる(少数)
・文武両道に励みたい人
・ある程度、規律のある空間で高校生活を過ごしたい人
3,246,800円

今回紹介した3校の中で、早稲田高校は男子のみ、早稲田大学本庄高等学院と早稲田実業高校は共学です。男子はどの学校も選べますが、女子は早稲田大学本庄高等学院と早稲田実業学校の2択となります。

附属校(早稲田大学高等学院・早稲田大学本庄高等学院)と系列校(早稲田実業学校)で、早稲田大学への学部別推薦枠が異なります。そのため、すでに志望する学部・学科がある場合は確認しておくとよいでしょう。

3校に共通しているのは、他大学の受験は現実的ではないことです。例えば、早稲田実業学校では東京大学といった他大学への進学者も少数いますが、周囲のほとんどが系列大学に上がることを前提とした環境の中で、他大学受験に向けての勉強を続けていくというのは相当の覚悟が求められるでしょう。

また早稲田実業高校と早稲田大学本庄高等学院では、日本医科大学への指定校推薦があるものの、進学者数はそれぞれ2名ほどです。1学年の中で2名ほどしか推薦枠がないため、かなりハードルが高いといえます。

例えば、早稲田大学には医学部がないため、高校を受験する段階で「将来は医学部へ行く」と明確な目標がある場合は、早稲田大学附属高校以外のルートを考えてみるのもよいでしょう。

まとめ:自分らしい進学ルートを選ぼう

難関大学に位置づけられている早稲田大学へ進学できることから、早稲田大学附属高校は高い人気を集めています。

早稲田大学高等学院と早稲田大学本庄高等学院は推薦枠100%、早稲田実業学校は推薦枠が約100%と、ほぼすべての志望者が早稲田大学へ進学可能です。

早稲田大学附属高校とひと口にいっても、それぞれで校風や教育方針、生徒数などが異なります。今回紹介した情報を参考にしながら、自分らしい進学ルートを選んでください。

※参考動画:【早稲田附属】高等学院・本庄・実業の特徴を解説

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監修者プロフィール

大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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