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英検®2級合格率8割!小学生からの多読教育|早稲田アカデミーIBSが目指す「使える英語力」育成の仕組み

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今回取材したのは、突出した英検®の合格実績で注目を集める英語塾『早稲田アカデミーIBS』。同塾では「読むこと」を重視した学習法で、洋書多読により大量のインプットを行います。大量のインプットを行うのは子どもが母国語を習得する過程と同じです。正しい順序で学習することで、英語初学者でもわずか2年で英検®2級に合格する実力を身につけられます。

早稲田アカデミーIBS本社スタッフチーフの嶋田拓也さんにお話を伺い、驚きの結果を生み出す英語学習の秘密を探りました。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断

目次

Wasaedaacademyibs

塾名 早稲田アカデミーIBS
対象学年 年長~小6(一部中高生含む) 
住所 東京都千代田区神田駿河台2-8瀬川ビル5F
プロフィール 低年齢から入れる英語塾でありながら、「お遊び英語」やいわゆる「英会話教室」とは一線を画し、「読めて、聴けて、表現できる」本物の英語力をつけることを目指しています。「楽しかった!……でも何も残らなかった」という事態にならないよう、洋書多読を活用した独自のメソッドでしっかりと学びを深めます。バイリンガル講師による少人数授業や国内最大級の児童洋書図書館、保護者同席の授業などが英語力の向上を強力に後押しし、子どもの未来の可能性を拡げます。
塾の詳細ページ https://www.waseda-ac.co.jp/english/ibs.html

今回取材を受けてくださった方▶

早稲田アカデミーIBS 本社スタッフチーフ 嶋田拓也さん

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“読む力”から英語脳を育てる——早稲田アカデミーIBSの指導方針とは

東大・医学部・世界の一流大学に一番近い小学生たちの英語塾

- 早稲田アカデミーIBSの教育方針を教えてください。

教育方針は大きく3つあります。一つ目は英語を英語のまま理解できる英語脳を育てること。二つ目は「いつ」までに「どんなこと」を実現させるのかはっきりさせるゴールオリエンテーション(目標設定に基づく学習設計)をしっかり行うこと。三つ目は豊富なインプットで確固たる英語力を育成する「洋書多読」を行うことです。

英語に限らず、何かができるようになるためには目標を立てることが重要です。私たちは、その指標としてクラス分けの際に英検®を使っていますが、英検®に合格すること自体がゴールではありません人生を豊かにするために本物の英語力をつける過程で、英検®にも合格するというイメージです

生徒や保護者の方には「早稲田アカデミーIBSは英語を勉強するところと、英語の本を読むところです」と常々伝えており、洋書多読にはかなり力を入れています。そのために「多読ライブラリー」というものもございます。

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1万冊の洋書に囲まれて、多読を日常に

-「多読ライブラリー」とはどのようなものでしょうか?

塾に併設した児童洋書図書館で、さまざまなジャンルや作家の洋書を1万冊以上取りそろえています。レベルの幅が広く、フェーズも1から20までに分けられていて、英語力にあった本を読むことができます。ただ本が置かれているだけでなく、ライブラリアン(司書)が常駐しているのも大きな特徴です。ライブラリアンから適切なアドバイスを受けることで、自分の英語力に見合った本が選べることに加え、自分の好きなジャンル以外にも興味関心が広げられます。

ライブラリアンは選書アドバイスに加え、読み方の指導も行っています。生徒がきちんと物語を追って読んでいるのか雑に読んでいるのかなどを確認し、最大限の学習効果を生む読み方を教えています。

社会テーマを“英語で語れる”子どもを育てる

- 英検®合格そのものを目的とされていないとのことですが、2年間で2級合格という成果は圧巻です。その背景には、どのような指導方針があるのでしょうか?

まずは「ゴールオリエンテーション」です。これは、子どもたち一人ひとりの「目標から逆算した学び」を指します

入会時には、英検®2級や将来的な海外大学進学など、生徒ごとの到達目標を保護者と共有し、そのゴールに向けた学習計画を設計。授業後には毎回ブリーフィングを行い、進捗状況や課題を講師・ライブラリアン・保護者で確認し合いながら、着実にステップを積み重ねていきます

また、英検®合格には、英語の語彙力や文法力だけでなく、社会的な知識や論理的思考力も求められます。たとえば2級の問題では、「コンビニは24時間営業を続けるべきか?理由を2つ述べよ」といった設問が出されることもあります。これは高校生レベルの内容であり、小学生にとっては日本語でも答えるのが難しい問いです。

英検®はゴールじゃない!?早稲田アカデミーIBSの考え方とは?

- 早稲田アカデミーIBSでは、英検®合格を最終ゴールとはされていないそうですが、その背景にはどのような考えがあるのでしょうか?

はい、早稲田アカデミーIBSでは英検®の合格そのものを目標とするのではなく、むしろその過程でどんな力が育つかを重視しています。そのため、単なる試験対応力ではなく、背景知識や思考力の土台も育てる指導を行っています。

洋書の読書を通じて身につけた語彙を英語の定義で理解し、要約や意見発表などのアウトプットを繰り返すことで、どんな出題にも対応できる“応用力”と“強靭な英語力”を育成しています。

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続けられる仕組みがあるから、家でもがんばれる——早稲田アカデミーIBSの学びのサポート

 英語の“読み方”から始める授業ステップ

-早稲田アカデミーIBSで行われている授業の特徴を教えてください。

英語を学ぶうえでは、学習の順番がとても大切だと考えています。
まず最初に重視しているのが「読む力」の土台づくりです。英語をしっかりと読めるようになると、自然と聞く・書く・話す力も伸びていきます。そのため、早稲田アカデミーIBSでは最初にフォニックスを丁寧に学びます


次に、読書を通じて語彙や文構造の理解を深めていきます。授業ではCD付きの本やオールイングリッシュの教材も活用し、音声から英語に慣れることで「聞く力」の習得にもつなげています。
一般的には「英語はまず話せるようになりたい」と思われがちですが、私たちは子どもが母国語を覚えるプロセスと同じように、まずは十分なインプットが必要だと考えています

このインプットの時期には「サイレントピリオド(話さない時期)」があり、すぐに話せるようにはなりません。ですが、一定の量をインプットすると、ある時点で一気にアウトプットが出てくるようになるのです。
そのためにも、多読は非常に重要な手段です。

早稲田アカデミーIBSでは、家庭でも積極的に読書を続けてもらい、大量のインプットを日々積み重ねていきます。

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毎週6冊借りて読む!家庭でも“やりたくなる”多読習慣

-自宅ではどの程度読めばいいのでしょう?また、自宅で読書を習慣化するためのサポートはありますか?

多読は、英語力の土台をつくるうえで非常に重要な学習法です。早稲田アカデミーIBSでは、どのクラスでも家庭での多読を日常的に取り入れていただいています。

たとえば、一番初めのクラスでは週に4冊、進級後のクラスでは6冊までの本を借りることができます。読み方にも工夫があり、1回読んで終わりではなく、何度も繰り返して読むことを推奨しています。

特にCD付きの本では、黙読だけでなく、音声を聞いたり、音読したりすることで、リスニングや発音の力も自然に身につけていきます。

こうした取り組みを家庭の生活リズムの中に組み込むことで、たとえば準2級以上のクラスに在籍する生徒は、「中学3年間に学ぶ英文の約10倍」に匹敵する50万語を、わずか数ヶ月で読み切る生徒もいます。

また、多読の効果を高めるためのサポート体制も整っています。すべての生徒に読書記録をつけてもらい、毎週、ライブラリアンが内容をチェック。読書量だけでなく、読んでいる本の難易度や理解度、読み方の習慣まで確認し、一人ひとりに合わせたアドバイスを行っています。
いたずらに量を追うのではなく、「身につく読み方」ができているかを重視する、それが多読指導の基本方針です。

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少人数×保護者同席で“学びの様子”がよくわかる

-クラス運営にはどのような特徴がありますか?

英語を英語のまま学べるよう、バイリンガル講師によるオールイングリッシュ授業を行っています。1クラス8人程度の少人数制としているため一人ひとりに目が届き、個々にあった指導が可能です。2級クラスまでは保護者の方に同席していただいているのも特徴で、毎回の授業後に保護者向けのブリーフィングや授業報告メールの送付なども行っています

親は“マネージャー役”でOK!英語力は不要

- 保護者にはどのような役割が求められるのでしょうか?英語力も必要ですか?

保護者の方にお願いしているのは、学習の習慣化のためのマネージャー役なので、英語力は不要です。ブリーフィングや報告メールの中で授業内容や具体的な復習方法をお伝えするため、進め方に戸惑うこともありません。なお、授業はオールイングリッシュですが、講師はバイリンガルなのでブリーフィングは日本語で行っています。

毎週授業に同席していただいているので、ちょっとした困りごとなどは気軽にご相談いただける環境です。ほかにも個別面談や回診電話などでお話を伺うこともしております。学習のことや読書のこと、将来の進路のことなど幅広くご相談いただけます。

読んで、聴いて、覚える!語彙力アップの工夫

-教材はどのようなものを使用しているのでしょうか?

オリジナル教材と海外教材の両方を組み合わせて、幅広い学びを提供しています。
特に力を入れているのが、オリジナルの単語リストです。単語を英語で定義し、英語の例文もつけており、英語の意味を英語で理解するトレーニングになります。さらに、これらの定義や例文を音声で聞ける生徒専用のオンライン音声サイトも用意されています。


単語リストは、英語レベルに合わせて授業や家庭学習で使用し、翌週には理解度を確認するテストを実施。インプットとアウトプットを繰り返すことで、語彙の定着を図っています。その他にも、紙の教材はもちろん、アメリカの小学生が使っているオンライン教材や、CD付きの洋書なども活用し、生徒一人ひとりに合わせた多角的な学習を行っています。

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英語力が将来を広げる——早稲田アカデミーIBSで育つ進学力と学習習慣

応用力を土台に、英検®2級取得を目指す!

-早稲田アカデミーIBSで学ぶことでどのような力が身につくのでしょうか?

多読による大量のインプットを行うことで本物の英語力を育てています

たとえば2級クラスくらいになると、小学生でも身の回りのことだけではなく社会的なことや科学的なことも、かなりスラスラと英語で話せるようになります。

実際のところ、過去2年間において8割の生徒が英検®2級に合格しています。

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中学受験と英語の両立をどう支えるか

-塾に通う生徒の特徴について教えてください。

年長から小学校3年生くらいまでの英語初学者が多く、全体の7割くらいを占めています。4年生になって中学受験が本格化する前に英検®2級を取得したいという方々です。中学受験に集中するために一時的に退塾する方もいますが、受験終了後に再び戻ってくるケースが多くあります。

ほかには、英語力を武器に東大・医学部・世界の一流大学に挑戦したいという方も多くいらっしゃいます。

-中学受験のために一時的に通塾をやめても、英語力は維持できますか?

英検®2級レベルに到達すると、自分で英語学習を続ける基礎が身につくため、中学受験の期間中も「身についた読解習慣と“英語で理解する力”があれば、中学受験中でも自然と英語に触れ続けることができます。

また、受験に集中するために一時的に早稲田アカデミーIBSを離れる場合でも、卒業生を対象にした「ライブラリー会員制度」が利用可能です。


塾に併設された洋書図書館から本を借りることができ、受験勉強の合間に英語の読書を続けることで、語彙力や学習習慣を保ちやすくなります。

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英語入試でも活きる!合格実績とスコア活用

- 中学受験をする方も多いということでしたが、受験にも良い影響があるのでしょうか?

近年では中学受験でも英語入試を導入する学校が増えており、英検®2級や準1級を取得していることで出願条件の緩和や加点対象となるケースもあります

さらに、高校や大学受験においても、英検®などの外部試験のスコアが英語試験の免除や優遇措置につながる例が増えており、早稲田アカデミーIBSで身につけた英語力は将来の進路選択にも役立ちます。

また、こうした成果の背景には、低学年から始める多読を中心とした学習習慣の定着があります。日々の積み重ねが、自然と将来の学力や受験力にもつながっているのです。

- 生徒の進学先は具体的にはどのような学校なのでしょうか?

これまでのところ、英語をそのまま入試科目として活用して中学受験に臨んだ生徒は、まだ多くありません。

ただし、英検®2級を取得したのち、中学受験にシフトした生徒の中には、開成・麻布・桜蔭・女子学院などの御三家に進学したケースもあり、受験終了後に早稲田アカデミーIBSに戻ってくることもよくあります。

また、英語入試を導入している中学校では、豊島岡女子学園などへの合格実績もあります

国語力や自走力にもつながる読書習慣

ー 英語力以外にも身につく力はあるのでしょうか?

多読に力を入れていることから生徒が読書好きになり、国語力も伸びるようです。結果として英語だけでなく国語も得意な生徒がかなり多くなっています。先ほど申し上げたように、保護者の方のご協力も得ながら日々の自発的な学びを習慣化できるのも特徴です。

毎日45分。家庭でも続く学習習慣のつくり方

ー学習が習慣化するまでが大変だと思いますがどのような工夫をしていますか?

習慣化の初期段階では、ご家庭での環境づくりや学習リズムの定着が大切になります。早稲田アカデミーIBSでは、学習を日常の中に自然に組み込めるように、毎週のブリーフィングで具体的な進め方や声かけの工夫などを保護者の方にお伝えしています。

また、読書記録や宿題を通じて「毎日、これだけやればOK」というルーティンが明確になっているため、お子さんも安心して取り組める仕組みになっています。

ライブラリアンとも連携し、進捗の見える化やモチベーション維持をサポートしています。たとえば、読んだ本の冊数や語数が積み上がると「自分は続けられている」という実感が湧き、学習の定着にもつながります。

そのうえで、最初の1年間は1日45分、2年目以降は1時間程度を目安に、ご家庭でも読書以外の英語学習に取り組んでいただいています。何をするべきかは授業後のブリーフィングで毎回ご案内しています。

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「自分の言葉で伝えられるようになった!」——保護者・生徒の声で見る早稲田アカデミーIBSの成果

人前で話せなかった子が、発信する力をつけた(保護者/小学2年生)

年長から早稲田アカデミーIBSに通い始め、現在は英検®2級クラスに在籍しています。もともとは人前で話すのが苦手で、自分の意見を積極的に言うタイプではありませんでした。
しかし、少人数の授業と丁寧な声かけのおかげで、英語での発話はもちろん、日常生活でも自分の考えを言葉にして伝えられるようになりました。
英語学習を通じて、自己表現の力そのものが育っていると実感しています。

✨現地校でも通じた英語力に驚き(保護者/小学6年生)

以前早稲田アカデミーIBSに通っていましたが、親の仕事でイギリスに引っ越すことになりました。わが子が現地での授業や生活にすぐ馴染めるか心配でしたが、初日から堂々と授業に参加していて驚きました。多読やアウトプット中心の学びが、実際の場面で通用する英語力としてしっかり身についていたのだと実感しました。

✨英検®1級のその先へ——志を持つ仲間と高め合える環境(生徒/中学・高校生)

早稲田アカデミーIBSでは、英検®1級に合格した後も、そこで終わりではなく、さらに高い目標を持てる環境が整っています。私は現在、海外大学進学を目指す特別クラスで学んでいますが、同じ志を持つ仲間たちと一緒に、日々刺激を受けながら学び続けています。
自分の英語力をさらに伸ばしたい、夢を叶えたいと思える場所があるのは本当に心強いです。

【取材後記】

早稲田アカデミーIBSは母語の習得方法にならったインプットを重視する学習メソッドで、短期間で英語力を劇的に伸ばしています。今回、お話を伺って特に印象的だったのは、洋書多読の量の多さです。それを実現するために学習を習慣化する仕組みもありました。

学習に継続的に取り組めるということは、英語力習得の際はもちろん受験期や社会人になってからも生かせる大きな武器です。低学年のうちからしっかりと学習習慣を身につけられる点に大きな魅力を感じました。

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執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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