【教育情報】8月1日に行われた文部科学大臣記者会見について|令和7年度全国学力・学習状況調査の全国データに基づく分析結果及び男女別集計の結果について言及

2025年8月1日(金)に文部科学省から「あべ俊子文部科学大臣記者会見録(令和7年8月1日)」が公表されました。

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令和7年度全国学力・学習状況調査の全国データに基づく分析結果及び男女別集計の結果について
文部科学省は、令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果と、令和6年度の経年変化分析調査および保護者調査の結果を公表しました。経年変化調査では、5教科中4教科で平均スコアが低下し、基本的な概念の理解や定着が不十分な児童・生徒が一定数いることが明らかになりました。文科省はこの結果を重く受け止めています。
成績低下の原因については断定できないものの、家庭学習時間の減少や、テレビゲーム・スマートフォンの使用時間の増加が影響しているとみられています。また、有識者からは新型コロナウイルスによる生活環境の変化が中長期的に影響している可能性も指摘されています。今後、文科省はこれらの要因についてさらなる分析を行う予定とのことです。
一方で、児童生徒の「主体的・対話的で深い学び」や1人1台端末の活用といった取り組みには一定の成果が見られました。文科省は調査結果の返却を早めたことで、各学校における生徒自身の振り返りが進むよう支援していく方針です。また、誰一人取り残さず必要な資質・能力を育成できるよう、今回の結果を学習指導要領の改定など教育政策の改善に反映していくとしています。
詳しくは文部科学省公式サイトをご覧ください。
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