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給付型奨学金30選!返済不要の条件から支給額までやさしく解説【2025年最新】

更新日:
大学受験
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給付型奨学金とは、学費や生活費を支援する返済不要の奨学金制度です。

「返済しなくていいの?」と驚く方もいるかもしれませんが、給付型奨学金は、経済的な理由で進学をあきらめることのないよう、意欲と能力のある学生の学びを支援することを目的としています。この奨学金を活用すれば、進学や学業に集中でき、将来の不安を減らせます。

本記事では、給付型奨学金の種類、対象者の条件、支給金額や選考基準など、知っておきたい具体的な情報をわかりやすく解説します。

塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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目次

給付型奨学金とは?まず知っておきたい基礎知識

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給付型奨学金を受け取るためには、どうすればよいのでしょうか。奨学金の仕組みや種類、受給要件を含めて基本を押さえましょう。

給付型奨学金は返済不要の「もらえる」奨学金

給付型奨学金は、返済の必要がない「もらえる」奨学金として、多くの学生に利用されています。国や自治体、大学、企業などが提供しており、経済的な理由で学業を続けるのが難しい学生を支援することが目的です。

成績や家計状況などの条件が設定されている場合が多く、審査を通過すれば学費や生活費の一部を無償で受け取れます。返済義務がないため、卒業後の経済的負担を心配せず学業や進路に集中できるのが大きなメリットです。

給付型奨学金と貸与型奨学金の違い

奨学金は大きく「給付型奨学金」と「貸与型奨学金」の2つに分けられます。2つの大まかな違いは次のとおりです。

項目 給付型奨学金 貸与型奨学金
返済義務 なし あり
採用基準 貸与型よりも高い 給付型よりも低い
採用人数 貸与型よりも少ない 給付型よりも多い

最も大きな違いは、返済義務の有無です。給付型奨学金は奨学金が給付されるため、返済する必要がありません。

一方の貸与型奨学金では大学卒業後に返済する必要があり、さらに無利子と有利子の2種類があります。

給付型奨学金のメリットとデメリット

給付型奨学金のメリットは返済義務がない点です。

大学進学には学費や生活費など、子どもや保護者に大きな金銭的負担がかかります。給付型奨学金を受ければ将来の返済を心配せずに、在学中の金銭的な負担を軽減できます。

デメリットは貸与型と比べて採用基準が厳しく、また採用人数が少ない点です。返済義務がないため貸与型よりも不採用率は高く、希望したからといって必ずしも利用できるとは限りません。

給付型奨学金の対象者

給付型奨学金の対象者は、その種類によって様々です

例えば独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の場合、世帯年収や学業成績といった条件を満たして入れば、居住地などにかかわらず誰でも申請できます。

また大学の給付型奨学金は当該大学に通っている生徒が対象です。自治体の給付型奨学金はその自治体に生徒本人、または生計維持者が住所を有していることを対象条件としているところもあります。

給付型奨学金の適用条件(世帯年収・世帯構成・学業成績)

世帯年収や世帯構成、学業成績といった適用条件も団体によって異なります。

例えばJASSOでは、学力基準と家計基準の2つを設けています。以下は進学前(予約採用)の給付型奨学金の基準です。

【学力基準】

・高等学校等における第1学年から申込時までの全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること

・将来、社会で自立し、及び活躍する目標をもって、入学しようとする大学等における学修意欲を有することが、文書、面談等により確認できること

【家計基準】

・収入基準:住民税情報により算出された支給額算定基準額が、1~4までの支援区分ごとの金額未満であること

・資産基準:子どもと生計維持者の資産額合計が、5,000万円未満であること

出典:独立行政法人 日本学生支援機構 「進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準」

収入基準の支援区分は次のとおりです。

●収入基準の支援区分

支援区分 収入基準
第1区分 子どもと生計維持者の市町村民税所得割が非課税
具体的には、子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が100円未満
第2区分 子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が、
100円以上25,600円未満であること
第3区分 子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が、
25,600円以上51,300円未満
第4区分 子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が、
51,300円以上154,500円未満

出典:独立行政法人 日本学生支援機構 「進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準」

また青山学院大学の「地の塩、世の光奨学金」では、以下のような条件を設けています。

【地の塩、世の光奨学金:給付条件】

・東京都(島しょ部を除く)・神奈川県・埼玉県・千葉県以外の国内道府県に保護者や家計を支えている者が居住し、入学時より当大学へ自宅外から通学する
・給与・年金収入金額(税込)が800万円未満、その他の事業所得金額が350万円未満
・JASSOの給付型奨学金+授業料減免に申請していない、または申請して不採用になった

出典:青山学院大学「受験生向け奨学金制度(地の塩、世の光奨学金)」

国・大学・自治体・企業の給付型奨学金がある

先述したように、給付型奨学金を提供しているのは国・大学・自治体・企業など様々です。それぞれで特徴が異なります。

広く知られているのが、国の公的機関であるJASSOです。給付型奨学金と貸与型奨学金の2つを提供しています。

大学の給付型奨学金は当該大学へ通い、学業成績が優秀な生徒や経済的な困難を抱えている生徒を対象に支給される制度です。都道府県や市区町村など、自治体が運営する奨学金は主に地域に貢献する人材育成を目的としています。さらにCSR(企業の社会的責任)活動のひとつとして、給付型奨学金を設けている企業もあります。

給付型奨学金を受け取るには? 流れを確認

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次に、給付型奨学金を受け取るまでのプロセスを簡単に紹介します。

① 給付型奨学金の種類と給付金額を確認する

給付型奨学金にはいくつかの種類があり、それぞれで給付金額や支給条件が異なります。

まずはどのような種類があるのか、具体的な給付金額がいくらなのかを確認しましょう。

住んでいる自治体の公式ホームページに奨学金に関する情報があれば、「〇〇県 給付型奨学金」「〇〇市 給付型奨学金」と検索すると具体的な情報が見つかります。また、通っている高校や進学予定の大学に、直接問い合わせてみるのもおすすめです。

また塾選ジャーナルが厳選した奨学金30種をこの後紹介するので、ぜひ参考にしてください。

② 給付型奨学金の対象条件を確認する

給付金額などから自分に合いそうな給付型奨学金が見つかったら、対象条件を満たしているか確認します。具体的な条件は奨学金の種類によって異なりますが、例として次の3つが挙げらます。

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一定基準以上の学力があること、世帯収入が一定以下であること、対象となる学校に通っていることなど、条件の数や組み合わせも奨学金ごとに異なります。この後紹介する30選から、自分の状況に合うものがないか探してみましょう。

また学力条件や進学条件は子どもの努力や判断で満たすことができるので、親子で話し合いの場を設けるのもおすすめです。

③ 給付型奨学金の申し込み手続きをする

①と②で希望する条件・対象条件を満たしていたら、申し込みの手続きをします。申し込み方法は奨学金の種類によって異なるため、関連する書類や公式ページの要項をよくチェックしておきましょう。

マイナンバーや身元確認書、収入証明書など、提出するべき書類は多岐にわたります。申し込み期日もあるため、直前になって焦らないよう、余裕を持って準備を進めておくことが大切です。

給付型奨学金30選

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国・大学・自治体・企業といったさまざまな団体で、給付型奨学金を提供しています。給付金額や採用基準などはそれぞれで異なりますが、まずはどのような種類があるのか、かんたんに確認しましょう。

気になる奨学金があれば、公式ページで詳細までチェックしてください。

国の給付型奨学金(JASSO)

広く利用されている奨学金の定番です。

●JASSO 給付奨学金

採用人数 制限なし
申込期間 4~6月、9~11月
支給期間 原則として、学部の標準修業年限の間
支給金額 自宅通学:月4,400~42,500円
自宅外通学:月10,900~75,800円

参照:独立行政法人 日本学生支援機構 公式ホームページ

大学の給付型奨学金

さまざまな大学で独自の給付型奨学金を提供しています。

●東北大学/元気・前向き奨学金(修学支援基金)

採用人数 約50名
申込期間 7月
支給期間 1年間
支給金額 月3万円

参照:東北大学 公式ホームページ

●明治大学給費奨学金

採用人数 1,440名以内
申込期間 7~9月
支給期間 1回
支給金額 年20万~40万円

参照:明治大学 公式ホームページ

●青山学院大学/地の塩、世の光奨学金

採用人数 約350名
申込期間 11月、1月
支給期間 原則4年間
支給金額 年50万円

参照:青山学院大学 公式ホームページ

●立教大学/自由の学府奨学金

採用人数 500名
申込期間 9月、1月
支給期間 原則4年間
支給金額 年50万~70万円

参照:立教大学 公式ホームページ

●中央大学予約奨学金

採用人数 約100名
申込期間 10~11月
支給期間 原則4年間
支給金額 授業料相当額の半額

参照:中央大学 公式ホームページ

●大阪公立大学/グローバルリーダー育成奨学金

採用人数 -
申込期間 4~5月
支給期間 -
支給金額 年30万円

参照:大阪公立大学 公式ホームページ

●神戸大学/レンゴー奨学金(神戸大学基金)

採用人数 4名
申込期間 -
支給期間 1年間
支給金額 年50万円

参照:神戸大学 公式ホームページ

●九州大学/九州大学未来人材育成奨学金

採用人数 12名
申込期間 5月
支給期間 1年間
支給金額 年80万円

参照:九州大学 公式ホームページ

自治体の給付型奨学金

自治体でも、独自の給付型奨学金を提供しているところがあります。

●北海道札幌市/札幌市奨学金

採用人数 -
申込期間 年2回(4月・9月)
支給期間 大学を卒業するまで
支給金額 月6,000~9,000円

参照:札幌市 公式ホームページ

●埼玉県川越市/川越市大学奨学金

採用人数 約5名
申込期間 8月
支給期間 -
支給金額 月37,500円

参照:川越市 公式ホームページ

●東京都/東京都地域医療医師奨学金

採用人数 23名(指定大学あり)
申込期間 -
支給期間 大学を卒業するまで
支給金額 各大学の修学費(全額)+生活費として月10万円

参照:東京都 公式ホームページ

●神奈川県川崎市/川崎市大学奨学生

採用人数 約10名
申込期間 大学が指定する期間内
支給期間 正規の修業年限が終了するまで
支給金額 月38,000円

参照:川崎市 公式ホームページ

●千葉県東金市/石井清一郎記念奨学基金

採用人数 20名
申込期間 4~5月
支給期間 1年間
支給金額 月20,000円

参照:東金市 公式ホームページ

●京都府城陽市/辻奨学金

採用人数 -
申込期間 7~8月
支給期間 1回
支給金額 50万円

参照:城陽市 公式ホームページ

●大阪府堺市/堺未来応援奨学金(大学生等)

採用人数 約120名
申込期間 10月
支給期間 -
支給金額 年12万円

参照:堺市 公式ホームページ

●福岡県北九州市/杉浦奨学金

採用人数 若干名
申込期間 9月
支給期間 1回
支給金額 年20万円

参照:北九州市 公式ホームページ

企業の給付型奨学金

以下は、企業が提供している給付型奨学金の一例です。

●公益財団法人「山田進太郎D&I財団」/STEM(理系)女子奨学助成金

採用人数 約500名
申込期間 7~12月
支給期間 1回
支給金額 10万円

参照:公益財団法人 山田進太郎D&I財団 公式ホームページ

●公益財団法人 キーエンス財団/給付型奨学金

採用人数 700名
申込期間 2~4月
支給期間 4年間
支給金額 月10万円

参照:公益財団法人 キーエンス財団 公式ホームページ

●公益財団法人「似鳥国際奨学財団」/給付型奨学金

採用人数 450名
申込期間 5月まで
支給期間 1年間
支給金額 月5~8万円

参照:公益財団法人似鳥国際奨学財団 公式ホームページ

●公益財団法人「DAISO財団」/奨学金

採用人数 約55名
申込期間 8~10月
支給期間 最長4年間
支給金額 月5万円

参照:公益財団法人 DAISO財団 公式ホームページ

●公益財団法人「コカ・コーラ教育・環境財団」/奨学支援事業

採用人数 20名
申込期間 -
支給期間 大学の正規の最短修業年限
支給金額 月2万円

参照:公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 公式ホームページ

●公益財団法人「三菱UFJ信託奨学財団」/奨学事業

採用人数 -
申込期間 -
支給期間 在学する学校の正規の最短修業年限の終期まで
支給金額 月5万~11万5,000円

参照:公益財団法人 三菱UFJ信託奨学財団 公式ホームページ

●公益財団法人 日本証券奨学財団/奨学事業

採用人数 約60名
申込期間 -
支給期間 学部、あるいは各課程の最短修業年限
支給金額 月4万5,000~5万5,000円

参照:公益財団法人 日本証券奨学財団 公式ホームページ

●SONY/SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE

採用人数 約10名
申込期間 4~5月
支給期間 学士4年、修士6年
支給金額 最大年120万円

参照:SONY 公式ホームページ

大学院生が申請できる給付型奨学金

以下は、大学院生が申請できる給付型奨学金です。

●公益財団法人「通育英会」/大学院給付型奨学制度

採用人数 約45名
申込期間 -
支給期間 修士課程の2年間
支給金額 月10万円

参照:公益財団法人 電通育英会の公式ホームページ

●一般社団法人「TCS奨学金」/奨学生

採用人数 約15名
申込期間 10月~12月
支給期間 1年間
支給金額 月5万円

参照:一般社団法人 TCS奨学金の公式ホームページ

●公益財団法人「林レオロジー記念財団」/奨学金

採用人数 60名
申込期間 9~10月
支給期間 修士課程が終わるまで
支給金額 月7万円

参照:公益財団法人 林レオロジー記念財団

●公益財団法人「コカ・コーラ教育・環境財団」/奨学支援事業

採用人数 10名
申込期間 -
支給期間 修士課程の正規の最短修業年限
支給金額 月4万円

参照:公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団 公式ホームページ

●公益財団法人「三菱UFJ信託奨学財団」/奨学事業

採用人数 -
申込期間 -
支給期間 在学する学校の正規の最短修業年限の終期まで
支給金額 月7万~11万5,000円

参照:公益財団法人 三菱UFJ信託奨学財団 公式ホームページ

奨学金の選び方(注目するポイント)

たくさんある奨学金の中から相応しいものを選ぶためには、いくつかのポイントがあります。

まずは、進学後の学費と生活費を見積もりましょう。奨学金を受ける本人は1年間でどのくらいの支出と収入(アルバイト)があるのか、保護者はどれくらいの金額をサポートできるのか、それぞれを足し引きして不足分が見えてきたら、奨学金として必要な金額が割り出せます。

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奨学金によっては「他の奨学金と併用不可」「定期的なセミナーへの参加」といった条件が課されるため、自分の状況に合ったものかどうかも細かくチェックすることが大切です。

また給付金額などの希望条件を整理した上で、条件に合った奨学金をリストアップしてみましょう。優先順位を決めて、リストの中から申し込む奨学金を絞っていくと選択がスムーズです。

JASSOなら事前にシミュレーションも可能

「大学へ進学すると、どのくらいの費用がかかるのかな」「給付型奨学金の基準を満たしているかを知りたい」などと思った場合に役立つのが、JASSOのシミュレーションです

JASSOの公式ホームページ上には「進学資金シミュレーター」があり、いくつかの質問に答えるだけで、進学後の生活費や利用できる奨学金をシミュレーションできます。

金銭以外のサポートが受けられる可能性

奨学金の中にはお金を給付するだけでなく、生活支援や学習支援、留学支援なども行っている団体があります。

例えば、一般財団法人「人間塾」の「井上和子スカラーシップ」では、給付型奨学金として月10万円を1年間給付。さらに月2回のヤングセミナーや年1回のシンポジウムを通じて、人間力を培えます。希望者は月1回の塾長面談を受けられ、抱えている課題や進路について相談も可能です。

給付型奨学金の申請手続きと必要書類

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利用したい給付型奨学金が見つかり、条件も満たしていることが確認できたら、申請手続きを進めていきましょう。

給付型奨学金の申請方法と手順

JASSOでは進学前に給付型奨学金の予約採用が可能です。在学中の学校または卒業した学校を通じて申請します(卒業生は卒業後2年以内まで)。

主な手順は次のとおりです。

  1. 高校などから申し込みに必要な書類を受け取る
  2. 高校を通じて申請する
  3. 採用候補者決定通知が交付される
  4. 大学などへ進学後、進学届を進学先へ提出する
  5. 奨学生として採用され、通知が届く
  6. 奨学金の振り込みが開始される

また川崎市の「川崎市大学奨学生」では必要書類を添えて、在学している大学経由で市へ提出します。

申請に必要な書類

JASSOの給付型奨学金の申請に必要な書類は、次のとおりです。

  • 奨学金確認書兼地方税同意書
  • 身元確認書類

上記のほか、それぞれのケースに合わせてマイナンバー代用書類や年収等の実績計算書、在籍証明書なども必要です。

またDAISO財団の奨学金では、次のような書類が求められます。

  • 成績証明書
  • 世帯分の課税証明書
  • 小論文

書類によっては提出までに時間がかかるため、余裕を持って準備しましょう。

申請時の注意点

申請書類は、奨学金を受ける本人が記入しましょう。本人以外が記入した場合、奨学金が支給されない可能性があります。

ただし、家族が書くべき欄が指定されている場合は、必ず家族が記入してください。

書類がそろったら、複数人でダブルチェックすると安心です。

給付型奨学金の選考基準と競争率

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給付型奨学金の選考基準や競争率は、申し込みするにあたって気になるところでしょう。

詳細は給付型奨学金の種類によって異なりますが、以下で主な選考基準などを紹介します。

給付型奨学金の選考基準

JASSOでは学力基準と家計基準の2つが設けられています。

学力基準を満たしているかどうかは、在籍(卒業)している学校で実施。学修意欲の確認も高校などにおいて、面談やレポートなどを通じて行われます。

給付型奨学金の競争率

2023年度の東京都足立区の給付型奨学金では、第1期20名の募集に192名からの応募がありました。競争率は約10倍です。

多くの団体で競争率は公表していませんが、返済義務がないことから競争率は高いと推測できます。

ただし、JASSOの公式ホームページでは「提出書類等の手続きに不備がなく、家計や学業その他の要件を全て満たしていることが確認できた人全員が採用されます。」とあるため、競争率自体がないものと思われます。

より高い確率で奨学金を受け取るための工夫

返済義務のない給付型奨学金を受給できれば、進学にかかる金銭的な負担を大きく減らせます。より高い確率で奨学金を受け取るためには、次で紹介する3つの工夫をしてみましょう。

高校在籍中から成績を上げておく

ほとんどの給付型奨学金では、一定基準以上の学力が求められます。そのため、高校の在籍中からできるだけ成績を上げておくことがポイントです。

例えば評定平均が3.5以上とあっても、3.5ぴったりよりも、3.5以上あった方が高評価となるでしょう。

また成績が高ければ高いほど、申し込める奨学金の種類が広がります。

複数の奨学金に申し込む

自分の条件に合った奨学金があれば、複数のものに申し込むとよいでしょう。受給できる確率が上がります。

ただし、奨学金によっては他の奨学金との併用が禁止されているものもあるため、事前にご確認ください。

自己アピールの内容を充実させる

自己アピールの内容を充実させるのも、奨学金を受け取る確率を上げる方法のひとつです。

奨学金の種類によっては作文や面接などを通じて、それぞれの志望動機や将来の夢などが問われます。大勢の申請者の中から審査員の印象に残るよう、より具体的で魅力のある自己アピールを考えておきましょう。

また申し込む団体の理念や方針などをチェックし、自己アピールに取り入れるのも効果的です。

給付型奨学金についてよくある質問

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最後に、給付型奨学金についてよくある質問を紹介します。

給付型奨学金はどんな人が受給できる?

給付型奨学金を受給できる人は、奨学金の種類によって異なります。それぞれで学力基準や世帯収入基準などが設定されており、基準をクリアすれば申し込みが可能です。

また中には居住地が限定されているものや、定期的なセミナー参加が条件となっているものもあるでしょう。

給付型奨学金の世帯年収の制限はいくら?

世帯年収の制限も、奨学金の種類によってさまざまです。

JASSOでは収入基準の支援区分を、次のように定めています。

支援区分 収入基準
第1区分 子どもと生計維持者の市町村民税所得割が非課税
具体的には、子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が100円未満
第2区分 子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が、
100円以上25,600円未満であること
第3区分 子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が、
25,600円以上51,300円未満
第4区分 子どもと生計維持者の支給額算定基準額の合計が、
51,300円以上154,500円未満

参考:独立行政法人 日本学生支援機構 公式ホームページ

区分によって、支給される金額が変動します。

また資産基準として「子どもと生計維持者の資産額合計が、5,000万円未満であること」がある点にも注意しましょう。

給付型奨学金は毎月いくら支給される?

JASSOでは自宅通学で月4,400~4万2,500円、自宅外通学で月1万900~7万5,800円がもらえます。

国公立大学なのか私立大学なのか、生活保護を受けている生計維持者と同居しているかなどによって、金額が変動する仕組みです。

その他の給付型奨学金では、それぞれで支給額が異なります。

まとめ 給付型奨学金を諦める前に調べてみよう

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給付型奨学金は返済義務がないことから、家庭の経済的な負担を軽減することに役立ちます。対象者や申請に必要な条件はそれぞれ異なりますが、自分は対象外と決め込む前に、数ある奨学金制度を確認してみましょう。

採用人数が決まっているものは競争率が高いと推測できますが、JASSOの要項には「提出書類等の手続きに不備がなく、家計や学業その他の要件を全て満たしていることが確認できた人全員が採用されます」と書かれています。決して簡単ではありませんが、この記事を参考に機会を探ることをおすすめします。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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