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大学生の一人暮らしにかかる費用は年間約158万円!仕送りなしで過ごすコツとは?

更新日:
大学受験
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大学生の一人暮らし(下宿生)にかかる費用は、2024年度の平均で月13.2万円、年間では約158万円にのぼります。家賃や食費に加えて教養娯楽費や通信費も必要になるため、想像以上に負担は大きく、仕送りの平均額も月約7.2万円に達しています

参照:「第60回学生生活実態調査」(全国大学生活協同組合連合会)

「毎月の生活費はどれくらい?」「仕送りだけで足りる?」「アルバイトをすれば大丈夫?」

本記事では最新データを基に、費用の内訳や仕送りの目安、さらにアルバイトや節約の工夫までわかりやすく解説。これから一人暮らしを始める大学生や、将来一人暮らしをしたいと思っている高校生、その保護者に向けて「一人暮らしにかかるお金」の情報をシェアします。

塾選ジャーナル編集部

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目次

大学生の一人暮らしにかかる費用の概要

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大学生の一人暮らしでは、学費のほか住まいや日常の生活費なども必要になります。まずは初期費用と月々の費用の内訳を確認し、そのうえで全国平均や都市別の傾向を見ていきましょう。

初期費用と毎月の生活費

一人暮らしを始めるときには、家賃の敷金・礼金・仲介手数料などに加えて、家具や家電の購入費や引っ越し費用など、まとまったお金が必要です。

大学生が一人暮らしをする際の初期費用の目安は、およそ家賃の約5倍とされています。全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学生の平均家賃は約5万6,000円です。

計算すると、初期費用は約28万円が目安になります

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また、大学生が一人暮らしをした場合の1か月の生活費の平均は、約13万2,000円(2024年度)です

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参照:「第60回学生生活実態調査」(全国大学生活協同組合連合会)

一人暮らしに必要な平均金額

ここからは、一人暮らしにかかる年間費用の全国平均と都市別の平均を紹介します。

全国平均

一人暮らしの生活費の全国平均は、約13万2,000万円(月)です。年間で計算すると、約158万4,000円の生活費が必要になります

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参照:「第60回学生生活実態調査」(全国大学生活協同組合連合会)

都市別平均

生活費が大きく上下する要因は家賃ですが、地方都市の家賃が3~4万円なのに対し、東京は約7.5万円、大阪は約5.9万円です。家賃だけで見ても地方都市と東京、大阪では大きな違いがあります。

エリア 家賃相場(大学生 一人暮らし)
東京 約7.5万円
大阪 約5.9万円
その他 地方都市 3~4万円

参照:全国家賃動向2025年8月調査(全国賃貸管理ビジネス協会)

家賃の違いを反映させた東京・大阪・地方都市それぞれの年間の平均生活費を見ていきましょう。

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参照:全国家賃動向2025年8月調査(全国賃貸管理ビジネス協会)

家賃以外にも都市によって物価が異なる場合もあります。志望校だけでなく、その街での暮らしにかかる費用も事前に調べておくことが大切です。

初期費用の内訳と目安

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大学生が一人暮らしを始めるときに、大きな出費となるのが「初期費用」です。マンションやアパートの敷金・礼金、仲介手数料といった契約時の費用に加え、引っ越し代や家具・家電の購入費用などもかかります。

<初期費用がかかる項目一覧>

初期費用項目 金額の目安
敷金(賃貸) 家賃1~2か月分
礼金(賃貸) 家賃1か月分
仲介手数料(賃貸) 家賃1か月分+消費税が上限
引っ越し費用 約5万円前後
家具・家電・生活用品の購入費用 約15万~25万円

賃貸の初期費用(敷金・礼金・仲介手数料)

賃貸契約時にかかる初期費用の大部分を占めるのが敷金・礼金・仲介手数料の3つです

敷金は、退去時の原状回復費用に使われる費用で、使用されなかった残金は返金されます。一方、礼金は大家さんへの謝礼金として用意するお金なので、返金はありません。仲介手数料は不動産会社に支払う手数料で、家賃1か月分プラス消費税が上限と定められています。

たとえば家賃6万円の物件なら、敷金6〜12万円、礼金6万円、仲介手数料6.6万円程度が目安です。

引っ越し費用

引っ越し業者を利用する場合は、距離や荷物量、時期によって費用が変動します。

荷物が少なく、引っ越し先が同一市内であれば、引っ越し費用は約5万円前後と予想されます。引っ越し先が遠い場合や荷物が多い場合は、さらに高額な費用がかかるでしょう。

また2~3月は引っ越しする人が多く、引っ越し業者の繁忙期です。この期間は引っ越し費用が1.5~2倍に跳ね上がるケースもあります。

家具・家電・生活用品購入費

入居後に必要となる家具・家電の購入費用も大きな出費です。家具・家電の購入費も「どこまでそろえるか」「どこで購入するか」などによって変わってきます。

一般的には、一人暮らしに必要な用品をすべて新品でそろえると、約15万~25万円かかります。

毎月の生活費の内訳(支出)

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大学生の一人暮らしでは、家賃や食費、光熱費などの生活費が毎月かかります。費用の大半は家賃と食費で占められますが、そのほか通信費や交際費も積み重なると大きな負担になります。

<毎月の生活費 項目一覧>

項目 平均金額(全国)
家賃 5万6,000円
食費 2万6,000円
電気代 6,756円
ガス代 3,056円
水道代 2,282円
通信費(自宅) 3,300円
通信費(携帯Wi-Fi) 4,000~5,000円
交際費・娯楽費・雑費 1万4,000円

参照:家計調査 家計収支編 単身世帯(政府統計の総合窓口)
参照:「第60回学生生活実態調査」(全国大学生活協同組合連合会)

ここでは代表的な支出項目ごとに相場を見ていきましょう。

家賃(東京・大阪・地方の相場)

家賃は一人暮らしの支出の中で最も大きな割合を占めます。全国平均は5万4,000円ですが、住む地域によっての差があります。全国賃貸管理ビジネス協会の調査による東京・大阪・地方都市の家賃目安は、先述のとおりです。

食費(自炊/外食の比較)

食費は生活習慣によって大きく差が出ます。

食費(月)
平均 2万6,000円
用意の仕方 食費(月)
主に自炊する 約2万円
主に外食 約4万円

参照:「第60回学生生活実態調査」(全国大学生活協同組合連合会)

一人暮らしの学生の平均食費は月約2万6,000万円1か月を30日とすると1日の食費は約867円が平均値です。自炊を中心にすれば月2万円程度まで抑えられます。

一方、外食は一度の会計で1,000円以上かかることがほとんどです。そのため、外食の頻度が多いと1か月4万円近くかかるでしょう。

光熱費・水道代(季節変動あり)

夏は冷房代、冬は暖房代が加算されるため、上記の相場よりも高額になる可能性があります。特に冬場に暖房を使用する場合は、電気代が月1万円以上かかるケースも少なくありません。

通信費(スマホ代・インターネット代)

スマホ代や自宅のインターネット費用も毎月の支出に含まれます。全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学生の平均通信費は月約3,300円です

最近では、大学でオンライン授業やレポート作成があるため、Wi-Fi環境は必須となります。インターネット代として別途4,000〜5,000円は見込んでおくほうがよいでしょう

交際費・娯楽費・雑費

大学生活では、友人との食事やサークル活動、趣味にかける費用も欠かせません。

教養娯楽費の全国平均は、月約1万4,000円です。さらに、衣服や日用品、医療費といった雑費も含めると合計で月2万円前後になると予測できます。

大学生の収入とは?仕送り・アルバイト・奨学金の実態

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一人暮らしの大学生の収入は、主に「仕送り」「アルバイト収入」「奨学金」の3つです。

ここからはそれぞれの収入源について、塾選ジャーナルで行ったアンケート結果を基に金額の割合について詳しく紹介していきます。

仕送りの有無と金額

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アンケート結果によると、一人暮らしの大学生のうち87.7%が仕送りあり、12.3%が仕送りなしと回答しました。

仕送りがない学生はアルバイト代や奨学金で生活費を賄っており、自力でも生活ができている実態があります。一方で「学業や課外活動に割ける時間が減ってしまう」という声もあり、決して楽というわけではなさそうです。

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仕送りは学生生活の経済基盤です。仕送り額の割合を全国でみると「3〜5万円(36.8%)」が最も多く、次いで「5〜7万円(19.3)」「10万円以上(17.5%)」と続きます。

地域別に見ると、仕送り額の割合は以下のとおりです。

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首都圏では7〜10万円・10万円以上が合計40%を占め、生活コストの高さがうかがえます。

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一方、関西圏は10万円以上が25%とやや高めで、3〜5万円層も同様に多いのが特徴です。

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地方では「3〜5万円」が50%と最多で、仕送り額は低めです。都市部は家賃・物価が高いため、仕送りも増える傾向があるといえるでしょう。

アルバイトの有無とアルバイト代の金額

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アンケートでは、大学生の86.2%がアルバイトをしていると回答しました。

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月収の平均は「3〜5万円(32.2%)」が最も多く、次いで「7〜10万円(23.2%)」「5〜7万円(19.6%)」と続きます。

アルバイトは生活の支えになる一方で、「時間を取られる」「課題と両立が難しい」「体力的に厳しい」といった声も多く寄せられています。特に時間的な制約を理由に負担を感じている学生が多く、学業への影響は少なくありません。

奨学金の活用と貸与・受給額

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独立行政法人日本学生支援機構の調査では、奨学金を申請した大学生の割合は全体で約60%に上ることがわかっています。今回、大学生で現在一人暮らしをしている人、あるいは大学時代に一人暮らしをしていた人を対象にとったアンケートでは、約3割の人が奨学金を活用したという結果でした。

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最も割合が多かった受給額は「3〜5万円(30.0%)」で、1〜3万円や5〜7万円も各20%と分散しています。一方で「10万円以上」と答えた学生も20%おり、受給額には大きな幅があることがわかりました。

奨学金とは?知らないと損する制度・申請方法、種類をわかりやすく解説【2025年版】

奨学金利用者の中には、卒業後の返済に不安を感じると答える人も見受けられました。その理由としては「借入額の大きさ」「就職後の生活費との両立」「返済期間の長期化」などが挙げられています。

奨学金は大学生活を支える大きな助けになる反面、卒業後の負担にも考慮が必要です。利用を検討する際は、返済シミュレーションを行い、将来の収入やライフプランを踏まえたうえで必要額を設定しましょう。

また奨学金には返済不要の「給付型奨学金」もあるので、申し込めるものがないか調べてみるのも手です。

給付型奨学金30選!返済不要の条件から支給額までやさしく解説【2025年最新】

1年間・4年間でかかる費用をシミュレーション

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大学生の一人暮らしに必要な費用は、月ごとの生活費だけでなく、入学時の初期費用や4年間でかかる費用などを計算し、総額を見ておくことが大切です。

ここでは1年間と4年間で必要になる費用の総額をシミュレーションしてみましょう。

1年間で必要な費用

前述のとおり、全国大学生活協同組合連合会の調査によると、平均的な月の生活費は約13.2万円です。これを年間に換算すると、生活費だけで約158万4,000円が必要となります

このほかにも初期費用や書籍購入費、勉学に必要な費用などもかかるため、さらに必要な生活費が多くなる可能性もあると考えておきましょう。 

4年間で必要な費用

次に大学4年間で必要になる生活費用の総額をシミュレーションしてみましょう。

費用項目 4年間の合計
生活費 約633万6,000円
初期費用 約28万円
総額 約661万6,000円

年間生活費の目安は、約158万円です。この結果から、4年間の生活費を計算すると約660万円となります。

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ただし、生活費や初期費用は、住む場所や生活の仕方によっても大きく変動します。これ以上かかるケースもあるため、余裕を持って資金を用意しておきましょう。

大学生の一人暮らしで押さえておきたい、節約のコツと工夫

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大学生の一人暮らしは自由度が高い反面、毎月の生活費や初期費用が大きな負担となります。ただし、日常の少しの工夫で年間数万円単位の節約につながるケースも少なくありません。

同時にアンケートからは、アルバイトと奨学金を活用しつつ仕送りなしで生活するために役立ちそうな“ヒント”もいくつか見えてきました。たとえば、

  • 固定費(家賃・通信費)を最優先で削減する
  • アルバイト収入は「3〜5万円」程度を目安に無理なくやる
  • 奨学金を併用して学業時間を確保する
  • 食費は自炊を意識し、学食も活用する
  • 交際費は「宅飲み」や「参加回数を絞る」などで調整する

などです。このアンケート結果から具体的な節約のアイデアをピックアップして紹介します。

家賃を抑えるコツ

家賃は生活費の中で最も大きな割合を占める固定費です。そのため、家賃を抑えられると節約効果も大きくなります

大学の近隣は便利な一方、家賃が高くなる傾向があります。通学に30分〜1時間程度かけてもよければ、郊外のエリアで1〜2万円安い物件を見つけることも可能です

\大学時代に一人暮らしを経験した人によると…/

「家賃がいちばん高い支払い」(たるる 京都府 既卒)

 「家賃は安くてもいいと思った」(サキ 栃木県 大学生)

「家賃が重いです」(くら◎ 大阪府 大学生)

「生活にかかるお金で1番かかるから」(ゆう 東京都 既卒)

という声がありました。支出の大部分を占める家賃を抑えることで、節約度合いがグッと高まる感触がうかがえます。

食費を抑えるコツ

食費は毎日の積み重ねで大きな差が出ます。外食中心だと1食あたり1,000円程度かかり、月4万円近くになることもあるでしょう

一方、自炊は1食あたり200〜300円程度で済み、月2万円前後まで抑えられます。スーパーの特売日や閉店間際の値引きを活用したり、作り置きや冷凍保存を取り入れたりと、小さな工夫の積み重ねが大事です。

また、学食を上手に活用するのもおすすめです。大学の食堂は安価で栄養バランスのとれたメニューが多く、外食よりもコストを抑えられます。

\大学時代に一人暮らしを経験した人によると…/

自炊や作り置きを頑張れば節制の力も身につく」(ksan 茨城県 大学生) 

「外食は食費がかさむ。自炊を増やせばもっと節約できる」(たくみ 愛知県 大学生)

 「自炊を増やせば健康にも良いし、節約にもなる」(りんご飴 東京都 大学生)

 「自炊しても食費がかさむので、計画的な買い物も意識したほうがいい」(もちさん 福岡県 大学生)

という声がありました。食費の節約を「自己管理力の習得」と結びつける意識も見られ、前向きに工夫しやすい節約ポイントともいえそうです。

通信費を下げるコツ(格安SIM・学生割引)

通信費はスマートフォン代とインターネット代が中心ですが、工夫次第で月数千円単位の節約が可能です。

特に大手キャリアのスマートフォンを利用している場合、格安SIMに乗り換えるだけで月8,000円から3,000円前後に抑えられるケースもあります

さらに、多くのキャリアやプロバイダでは学生割引プランを用意しており、インターネット代が毎月500〜1,000円安くなることもあります。家族で同じキャリアを利用している場合は「家族割」を組み合わせるのもおすすめです。

\大学時代に一人暮らしを経験した人によると…/

「固定費を減らすべき」(チェン 愛知県 既卒)

 「毎月かかるもので、見直しやすそう」(バランス 石川県 既卒)

 「格安SIMに興味がある」(ふゆはこたつでみかん 東京都 既卒)

といった声が挙がりました。特にスマホ代やWi-Fi代のような固定費の見直しが節約の第一歩になると考え、工夫している学生が多いとわかります。

光熱費を抑えるコツ

光熱費は季節やライフスタイルによって変動しやすい出費ですが、行動次第で調整できる余地があります。

\大学時代に一人暮らしを経験した人によると…/

「ガス代が高騰しているので、どうにかして削減したい」(26 北海道 既卒)

 「身近で一番削減できそう」(ちゃんまつ 静岡県 大学生)

「個人の努力でなんとかできる」(おんゆあ 岡山県 大学生)

 「大学で過ごすなどして節約できる」(たーこ 京都府 既卒)

という声が集まりました。日々の行動パターンを意識することで節約ができるポイントであることがうかがえます。

交際費を抑えるコツ

大学生活では友人との交流やサークル活動も大切ですが、対処の仕方で調整可能な費用ともいえます。無理に交際を断つのではなく、メリハリをつけて選択することが、節約と充実した生活の両立につながりそうです。

\大学時代に一人暮らしを経験した人によると…/

「飲みに誘われても毎回参加することは避けたい」(抹茶プリン 愛知県 大学生)

 「交際費を節約できればバイトの時間を減らせる」(川瀬雅英 東京都 大学生)

「自宅飲みに切り替えるなど工夫していきたい」(りゅう 東京都 大学生)

 「自分の意志で変えられるものは交際費ぐらい」(こてん 埼玉県 大学生)

といった声が寄せられました。交際費は自分の判断次第で調整しやすい支出と考える学生が多く、場所や機会を選ぶことで節約したり、費用を調整する意識がうかがえます。

家財費を抑えるコツ

アンケートからは具体的なアイデアは拾えませんでしたが、意外と負担になるのが家具・家電です。新品で一式そろえると20〜30万円かかることもあり、中古品やリサイクルショップを活用すれば半額以下でそろえることができます

また、シェアハウスや家具付き物件を選べば、購入費用そのものを大幅に削減が可能。短期間の使用を想定している場合は、サブスクリプション型のレンタルサービスを利用するのも効率的です。

大学生の一人暮らしでかかる費用についてよくある質問

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大学生の一人暮らしに関しては「どのくらいお金がかかるのか」「仕送りがないと難しいのか」などのさまざまな疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

ここでは大学生の一人暮らしの費用についてよくある質問にわかりやすく回答します。

大学生の一人暮らしの費用はいくら?

全国大学生活協同組合連合会の調査によると、一人暮らしの大学生にかかる月額費用は13万円程度です。そのため、大学生が一人暮らしでかかる年間費用は、約158万円となります。

また、一人暮らしを始める際の初期費用は、家賃の4~6か月分必要とされています。そのため、家賃5万円の賃貸で暮らす場合は、約20万~30万円用意しなければなりません。

まずは初期費用と年間費用を把握すると、無理のない資金計画が立てやすくなります。

仕送りなしでも生活できる?

仕送りがない場合でも、アルバイトや奨学金などを活用し、生活を工夫すれば一人暮らしも可能です。

ただし、学業との両立には注意が必要です。特に授業や試験が多い学期は収入が減る可能性もあるため、生活費の固定費(家賃・通信費など)を抑える工夫が欠かせません。

奨学金や教育ローンも選択肢として検討し、仕送りゼロでも安心して暮らせるプランを立てることが大切です。

女子大学生の一人暮らしは費用が違う?

女子大学生と男子大学生で一人暮らしの費用に大きな差はありません

ただし女子学生の場合、防犯面を重視してオートロック付きマンションや管理人常駐物件を選ぶケースが多く、結果として家賃がやや高くなる傾向があります。また、生活用品や衣類にかける費用が男子学生より高めになることもあります。

女子学生のほうが、平均月数千円~1万円程度出費がかさむ場合があると認識しておくとよいでしょう。

いくらあれば生活できる?

月13万円以上あれば生活できると考えられます

全国大学生活協同組合連合会の調査では、一人暮らしの大学生の生活費は、平均で1か月131,710円です。そのうち家賃が5~6万円、食費が2~3万円、光熱費や通信費が1~2万円を占めるのが一般的です。

節約を徹底すれば10万円未満で暮らすことも不可能ではありませんが、急な出費や交際費を考えると、余裕を持たせておくのがおすすめです。

節約しても遊べないって本当?

「節約生活=遊べない」と思われがちですが、工夫次第で楽しみながら一人暮らしは可能です。

たとえば、飲み会は居酒屋よりも友人宅での「宅飲み」にすれば大幅に節約できます。また、休日のレジャーも無料や低価格で楽しめる施設を選べば負担は軽減されます。

大切なのは「使わない」のではなく「どこにお金を使うかを選ぶ」ことです。

まとめ 年間・月ごとの目安を把握して、安心して大学生活を始めよう!

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大学生の一人暮らしには、家賃や食費といった毎月の生活費に加え、入学時の初期費用も必要となります。全国平均では、月13万円前後・年間で約158万円がかかるとされており、4年間では660万円近い支出が想定されます

ただし、都市部と地方では家賃や物価に大きな差があり、仕送りやアルバイト収入の活用方法も学生ごとに異なります。

年間・月ごとの費用の目安を押さえておけば、「どのくらい資金を用意すれば安心か」が見えてきます。自分に合った生活設計を立てて、不安を減らして大学生活をスタートしましょう。

アンケート調査概要
調査対象:2019年以降大学生として一人暮らしをしていた人 一人暮らしをしている現役大学生(有効回答数65名) 
調査時期:2025年9月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「大学生の一人暮らしの費用」についての調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:「大学生の一人暮らしの費用」についての調査と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/33710/)へのリンク設置をお願いします。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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