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【2027年度受験版】学費が安い大学はどこ?国公立・私立を4年間の総額で比較

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大学受験
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「学費が安い大学に進みたいけれど、初年度の金額だけで比べて大丈夫?」と迷っていませんか。

国立大学の標準額なら、入学料と4年間の授業料を合わせて約242万円です。私立大学は初年度納付金の平均が約151万円ですが、夜間課程や公立大学の地域内料金を選ぶと、費用を抑えられる場合もあります。

ただし、一人暮らしになれば生活費が加わり、学費が安くても総額が高くなることがあります。この記事では公式情報をもとに、4年間の総額と生活費、奨学金まで含めて学費が安い大学の探し方を紹介します。

※2026年9月時点の情報です。2027年度の学費が公表されている大学は2027年度額を使用し、未公表の場合は公式に確認できる最新年度の金額を掲載しています。出願時には、各大学の最新の募集要項をご確認ください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

大学の学費はいくらなら安い?

大学の学費はいくらなら安い?

「学費が安い」といっても、基準がわからなければ比較できません。まずは国公立大学と私立大学の学費相場を押さえ、どの程度なら安いといえるのか確認しましょう。

国公立大学と私立大学の学費相場

大学の学費は、国公立か私立かによって大きく異なります。国立大学では授業料と入学料に標準額が定められている一方、私立大学では大学や学部による差が大きいのが特徴です。

国立大学の標準額は、授業料が年535,800円、入学料が282,000円です。 一方、文部科学省の調査によると、2025年度の私立大学の授業料は平均968,069円、初年度学生納付金等は平均1,507,647円でした。

国立大学と私立大学の学費の目安を比較すると、以下のとおりです。

区分 入学料 授業料 初年度納入金の目安
国立大学 282,000円(標準額) 535,800円(標準額) 817,800円
私立大学 240,365円(平均) 968,069円(平均) 1,507,647円※

※私立大学の「初年度学生納付金等」には、施設設備費や実験実習料、その他の費用を含みます。

国立大学と私立大学では、初年度の負担に大きな差があります。ただし、国立大学でも標準額より高い授業料を設定している大学があるため、「国立ならすべて同額」とは限りません。

参考:文部科学省|国立大学の授業料の仕組み、文部科学省|私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

入学料・授業料・施設設備費など大学でかかる費用

大学の学費には、授業料だけでなく入学料や施設設備費、実験実習費なども含まれます。入学料は原則として初年度のみですが、授業料や施設設備費は毎年必要になる場合があります。

「授業料が安い大学」と「卒業までの総額が安い大学」は、必ずしも同じではありません。

2025年度の私立大学では、授業料の平均が968,069円、施設設備費の平均が172,550円でした。このほか、実験実習料などが必要になる大学もあります。

本記事では、入学初年度に大学へ納める費用を原則として「初年度納入金」と表記します。ただし、入学料と授業料のみを示す大学もあれば、施設設備費や諸会費などを含む大学もあります。金額を比較するときは、何が含まれているかまで確認しましょう。

参考:文部科学省|私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

学費が安い大学を比較するときは「4年間総額」で見る

大学の学費を比較するときは、初年度納入金だけではなく、4年間の総額を見ることが重要です。入学料は初年度のみですが、授業料や施設設備費は2年次以降もかかるからです。

大学選びでは「初年度が安いか」だけでなく、「卒業までにいくらかかるか」を確認しましょう。

たとえば、国立大学で標準額が4年間変わらないと仮定すると、入学料282,000円と授業料535,800円×4年間で、合計は2,425,200円です。

一方、私立大学では2年次以降の納入金が初年度と異なることもあります。同じ大学でも学部によって金額は変わるため、希望する学部・学科の4年間総額まで確認することが大切です。

参考:文部科学省|国立大学の授業料の仕組み

【2027年度受験版】学費が安い大学一覧

【2027年度受験版】学費が安い大学一覧

ここからは、大学公式サイトで学費を確認できる大学の中から、比較的負担を抑えやすい例を紹介します。

特に低額な大学を探すと夜間課程が多く出てきます。そのため、ここでは「夜間課程」と「昼間部」を分け、それぞれ3校ずつ紹介します。

夜間課程で学費が安い大学の例3校

夜間課程は、昼間部より授業料を低く設定している大学があります。国公立大学だけでなく、私立大学にも費用を抑えやすい夜間課程があります。

夜間課程で比較的学費を抑えやすい大学の例は、以下のとおりです。

大学 設置区分 学部・課程 初年度納入金 4年間総額
香川大学 国立 法学部・経済学部 夜間主 408,900円 1,212,600円
大阪経済大学 私立 経営学部第2部 663,000円 2,203,000円
東洋大学 私立 第2部・イブニングコース 710,000円 2,300,000円

※初年度納入金に含まれる費目は大学によって異なります。また、在学中に学費が改定された場合は総額が変わることがあります。

香川大学の夜間主コースは、入学料141,000円、授業料が年267,900円です。大阪経済大学経営学部第2部は、2027年度の初年度納入金が663,000円で、4年間総額は2,203,000円となっています。

東洋大学の第2部・イブニングコースは、2027年度の初年度納入金が710,000円の予定です。2年次以降は年530,000円のため、現在公表されている金額をもとにすると4年間で2,300,000円となります。

夜間課程なら、昼間部より4年間の学費を大きく抑えられる場合があります。 ただし、授業時間や大学生活のスタイルも異なるため、金額だけで決めないことが大切です。

参考:香川大学公式サイト|入学料・授業料、大阪経済大学公式サイト|学費等納付金一覧、東洋大学公式サイト|第2部・イブニングコース(夜)

昼間部で学費が安い大学の例3校

「学費を抑えたいけれど、夜間課程ではなく昼間部に通いたい」と考える人も多いでしょう。昼間部では、居住地域・出身地域によって入学料が低くなる公立大学も候補になります。

昼間部で比較的負担を抑えやすい大学の例は、以下のとおりです。

大学 区分(入学料) 初年度納入金 4年間総額
東京都立大学 東京都の住民 661,800円 2,224,200円
  その他の者 802,800円 2,365,200円
都留文科大学 市内出身者 676,800円※ 2,284,200円※
  市外出身者 817,800円※ 2,425,200円※
名桜大学 地域内 705,460円 2,312,860円
  地域外 830,460円 2,437,860円

※都留文科大学は、入学料と授業料をもとに算出しています。このほか、入学時に10万円程度の諸納金が必要です。

東京都立大学は、入学料が「東京都の住民」141,000円、「その他の者」282,000円で、授業料は年520,800円です。都留文科大学では、市内出身者と市外出身者で入学料が異なります。

名桜大学も、大学が定める「地域内」「地域外」で入学料が異なります。一般学部では、初年度納入金が地域内705,460円、地域外830,460円です。

公立大学では、居住地域・出身地域によって入学料が変わる場合があります。 区分の名称や条件は大学ごとに異なるため、自分がどこに該当するか確認しましょう。

参考:東京都立大学公式サイト|学費・減免制度・奨学金制度等、都留文科大学公式サイト|入試Q&A、名桜大学公式サイト|学部(学群)の入学金・学費・その他

学費を見る際の注意点

大学の学費を比較するときは、「初年度納入金」に何が含まれているかを確認しましょう。入学料と授業料だけで示す大学もあれば、施設設備費や実習費、諸会費などを含む大学もあります。

本記事では表記を「初年度納入金」に統一していますが、含まれる費目まで同じという意味ではありません。

また、公立大学では、居住地域・出身地域によって入学料が異なることがあります。大学ごとに条件が違うため、自分がどの区分に該当するかを公式サイトで確認してください。

4年間総額についても、現在公表されている学費が在学中ずっと変わらないとは限りません。2027年度額が未公表の場合や授業料改定の予定がある大学は、出願前に最新情報を確認しましょう。

地域別で学費が安い大学を探す

地域別で学費が安い大学を探す

自宅から通える地域に絞って大学を探したい人もいるでしょう。ここでは、各地域で学費を抑えやすい大学の例や、大学を見るときのポイントを紹介します。

東京・神奈川・千葉エリア

東京周辺では、公立大学や国立大学を中心に比較すると、私立大学より学費を抑えやすい場合があります。

東京都立大学では、年間授業料が520,800円です。入学料は居住地域によって異なり、「東京都の住民」に該当する場合は141,000円となります。

首都圏では、自宅から通える国公立大学を選ぶことで、学費と一人暮らしの費用を両方抑えられる可能性があります。

同じ東京都内でも、私立大学と国公立大学では4年間の大学納付金に差があります。自宅からの通学時間まで含めて比較するとよいでしょう。

参考:東京都立大学公式サイト|学費・減免制度・奨学金制度等

その他の関東エリア

その他の関東では、国立大学の夜間主課程も選択肢の一つです。電気通信大学の先端工学基礎課程は、夜間主として設置されています。

昼間部だけでなく夜間主まで選択肢を広げると、学費を抑えられる大学が見つかることがあります。

ただし、学費が低いことだけでなく、授業時間や通学のしやすさも確認しましょう。昼間部を希望する場合は、関東各県の国公立大学を同じ条件で比較するのがおすすめです。

参考:電気通信大学公式サイト|先端工学基礎課程の紹介

北海道・東北エリア

北海道・東北では、居住地域によって入学料を変えている公立大学もあります。青森公立大学では、年間授業料が535,800円です。

公立大学では、地元から進学することで入学時の負担を抑えられる場合があります。

青森公立大学の入学料は、居住地域によって156,600円、219,200円、313,200円の3段階です。このほか、実習演習費が年30,000円必要となります。

参考:青森公立大学公式サイト|授業料、入学料その他大学が徴収する費用に関すること、青森公立大学入試サイト|青森公立大学Q&A

東海エリア

東海エリアでは、国立大学と公立大学を中心に比較すると学費を抑えやすい大学を探せます。

名古屋市立大学など、公立大学では入学料について地域区分を設けている場合があります。国立大学についても、標準額をそのまま採用しているとは限らないため注意が必要です。

2027年度受験では、前年の学費をそのまま当てはめず、最新年度の金額を確認しましょう。

2027年度学費がまだ決まっていない大学では、募集要項に前年の金額を参考として掲載している場合があります。確定後に再確認してください。

参考:名古屋市立大学公式サイト|入学料・授業料等

甲信越・北陸エリア

甲信越・北陸周辺では、国公立大学を中心に学費を比較するとよいでしょう。山梨県の都留文科大学では、年間授業料が535,800円です。

大学納付金だけでなく、自宅から通えるかどうかも総負担を左右します。

都留文科大学では、市内出身者と市外出身者で入学料が異なります。また、入学料・授業料のほかに諸納金も必要です。

参考:都留文科大学公式サイト|入試Q&A

関西エリア

関西では、国公立大学に加えて私立大学の夜間課程も選択肢になります。大阪経済大学経営学部第2部は、2027年度の初年度納入金が663,000円です。

私立大学でも、夜間課程なら4年間の学費を抑えられる場合があります。

大阪経済大学経営学部第2部は、2027年度の4年間総額が2,203,000円です。関関同立などの昼間部を志望する場合は、後述する大学群別の比較も参考にしてください。

参考:大阪経済大学公式サイト|学費等納付金一覧

中国・四国エリア

中国・四国では、夜間主コースを設置している国立大学があります。香川大学の法学部・経済学部夜間主コースは、入学料141,000円、授業料が年267,900円です。

香川大学の夜間主コースは、4年間の入学料・授業料を1,212,600円に抑えられます。

昼間部との違いは学費だけではありません。授業時間や履修方法も確認したうえで検討しましょう。

参考:香川大学公式サイト|入学料・授業料

九州・沖縄エリア

九州・沖縄でも、地域区分を設ける公立大学があります。

名桜大学では、一般学部の初年度納入金が地域内705,460円、地域外830,460円です。4年間総額は地域内2,312,860円、地域外2,437,860円となっています。

居住地域・出身地域による入学料の違いと、自宅から通えるかどうかをセットで確認しましょう。

大学の学費が低くても一人暮らしが必要になれば、生活費を含めた負担が大きくなる場合があります。

参考:名桜大学公式サイト|学部(学群)の入学金・学費・その他

有名私立大学で学費が安いのは?大学群ごとに比較

有名私立大学で学費が安いのは?大学群ごとに比較

学費を抑えたいものの、早慶上理やGMARCH、関関同立なども志望校にしたい人は多いでしょう。有名私立大学を比べる場合は、大学名だけでなく、できるだけ同じ系統の学部で比較することが重要です。

早慶上理で学費を比較するときのポイント

早慶上理は、大学によって設置学部が異なります。そのため、「大学単位でどこが一番安いか」を決めるより、志望する学部同士で比べるほうが実態に合っています。

たとえば早稲田大学政治経済学部は、2027年度の初年度納入金が1,298,280円です。一方、東京理科大学には理学部第二部があり、数学科では2026年度の卒業までの費用概算が3,646,760円となっています。

早慶上理では、大学名ではなく「受験する学部×4年間総額」で比べましょう。

2027年度額が公表されている大学については、前年の数字ではなく最新の学費一覧を確認してください。

参考:早稲田大学公式サイト|入学金や授業料など納付金、早稲田大学政治経済学部公式サイト|学費・奨学金、東京理科大学公式サイト|理学部第二部 学部案内

GMARCHで学費を比較するときのポイント

GMARCHの文系学部では、初年度納入金が近い水準の大学もあります。数万円の違いだけで決めるのではなく、2年次以降を含めて比較しましょう。

2027年度の法学部では、学習院大学が1,364,300円、中央大学が1,413,700円、法政大学法律学科が1,350,000円です。明治大学法学部は、2027年度の初年度納入金が1,387,300円となっています。

2027年度受験では、前年の学費比較をそのまま使えない大学もあります。

たとえば青山学院大学は、2027年度入学者から入学料を80,000円に引き下げる一方、授業料や在籍基本料などを見直しています。志望校ごとに2027年度額を確認しましょう。

参考:学習院大学法学部公式サイト|学費、明治大学公式サイト|大学案内 学費・諸会費、中央大学公式サイト|学部学費一覧、法政大学公式サイト|学費一覧、青山学院大学公式サイト|2027年度入学者の学費改定と入学手続き時の取り扱いについて

関関同立で学費を比較するときのポイント

関関同立についても、同じ学部系統で比較することが大切です。同志社大学法学部の2027年度初年度納入金は1,202,000円です。

立命館大学は、2027年度入学者の法学部授業料を年1,147,200円としています。入学料などを含めた初年度納入金は、大学の最新情報で確認してください。

「2027年度受験版」では、2027年度額と前年の参考額を混同しないことが重要です。

関西学院大学のように、2027年度入試資料の公開時点で新年度学費が未定の大学もあります。その場合は、前年額を参考にしつつ、確定後に確認しましょう。

参考:同志社大学公式サイト|2027年度 学部1年次入学生 学生納付金、立命館大学公式サイト|2027年度以降の学費政策および2027年度授業料等について、関西学院大学公式サイト|入試情報

日東駒専で学費を比較するときのポイント

日東駒専でも、初年度納入金だけでなく2年次以降まで確認することが重要です。

東洋大学では、2027年度の第1部は学部によって初年度納入金が異なります。一方、第2部・イブニングコースは全学部共通で710,000円の予定です。

駒澤大学は2027年度入学者の学費を公表しており、法学部を含む一部文系学部では初年度納入金が1,297,000円となっています。

大学間の差が小さい場合は、初年度の数万円差より4年間総額や通学費まで見ることが大切です。

参考:東洋大学公式サイト|2027年度納付金予定額、駒澤大学公式サイト|学費・奨学金

タイプ別に学費が安い大学を探す

タイプ別に学費が安い大学を探す

希望する学部・学科が決まっている場合は、同じ系統の大学同士で比較しましょう。文系・理系・医療系では必要な設備や実習が異なるため、学費の水準にも差があります。

文系で学費が安い大学

文系で学費を抑えたい場合は、国公立大学や私立大学の夜間課程が候補になります。

私立文系でも、夜間課程なら初年度納入金が100万円を大きく下回る大学があります。

たとえば東洋大学の第2部・イブニングコースは、2027年度の初年度納入金が710,000円の予定です。2年次以降も年530,000円のため、昼間の私立文系より費用を抑えやすくなっています。

昼間部を希望する場合は、自宅から通える私立大学と国公立大学を4年間総額で比較するとよいでしょう。

参考:東洋大学公式サイト|第2部・イブニングコース(夜)

理系で学費が安い大学

私立大学の理系学部は、実験設備や実習などに費用がかかるため、文系より学費が高い傾向があります。学費を抑えたい場合は、国公立大学を中心に探す方法があります。

私立理系では、夜間課程まで含めると費用を抑えられる選択肢があります。

東京理科大学理学部第二部数学科は、2026年度の入学から卒業までにかかる費用概算が3,646,760円です。昼間の私立理系と比較すると、負担を抑えやすい設定となっています。

参考:東京理科大学公式サイト|理学部第二部 学部案内

看護・医療系で学費が安い大学

看護・医療系は、実習などに費用がかかりやすい分野です。学費を抑えたい場合は、国公立大学の看護系学部も確認しましょう。

看護系でも、公立大学なら一般的な国公立大学に近い学費で学べる場合があります。

名桜大学人間健康学部看護学科では、初年度納入金が地域内724,100円、地域外849,100円です。4年間の授業料等の総額は、地域内2,331,500円、地域外2,456,500円となっています。

参考:名桜大学公式サイト|学部(学群)の入学金・学費・その他

医学部で学費が安い大学

医学部は6年制のため、4年制学部とは総額の計算方法が異なります。

国立大学で標準額を採用している場合、入学料282,000円と、6年間の授業料3,214,800円を合わせて3,496,800円です。

医学部の学費を抑えたい場合、国公立大学は有力な選択肢になります。

ただし、国立大学でも授業料を独自に設定している場合があります。また、教科書や実習など大学納付金以外の費用も必要です。

参考:文部科学省|国立大学の授業料の仕組み

通信制大学で学費が安い大学

通学制にこだわらない場合は、通信制大学も選択肢になります。自宅を中心に学べるため、通学費や一人暮らしの費用を抑えやすいことも特徴です。

放送大学は、124単位を修得して卒業する場合、最低限必要な学費が768,000円です。

内訳は入学料24,000円と、124単位分の授業料744,000円です。在学年数ではなく、履修登録した単位数に応じて授業料を支払います。

ただし、通信制大学によってはスクーリングなどで別途費用が必要です。初年度だけでなく、卒業までの総額で比べましょう。

参考:放送大学公式サイト|学費っていくらかかるの?、放送大学公式FAQ|卒業までに必要な費用

学費だけでなく「大学生活にかかる総額」で比べよう

学費だけでなく「大学生活にかかる総額」で比べよう

大学進学で必要になるお金は、入学料や授業料だけではありません。特に自宅外から通う場合は、家賃や食費などの生活費が家計に大きく影響します。

自宅通学と一人暮らしでは総額が大きく変わる

日本学生支援機構の令和6年度学生生活調査によると、大学学部昼間部の学生生活費は、自宅生が年約180万円、下宿・アパート等では約234万円です。

下宿・アパート等の学生生活費は、自宅生より年間約54万円高くなっています。

この金額には学費も含まれますが、居住形態によって大学生活全体の支出に大きな差が出ることがわかります。

学費が安い地方の大学でも、一人暮らしが必要なら4年間の総負担が高くなる可能性があります。

参考:日本学生支援機構|令和6年度学生生活調査結果

交通費・教材費・実習費など授業料以外にもお金がかかる

自宅から通う場合でも、交通費や教材費、パソコン代、昼食代などが必要です。理系や医療系では、実験・実習関連の支出が増える場合もあります。

大学へ納めるお金と、大学生活そのものにかかるお金は分けて考えましょう。

志望校の年間学費がわかったら、通学費や教材費などを加えて、1年間に必要な金額を試算すると現実的な資金計画を立てやすくなります。

学費が安くても一人暮らしなら総額が高くなることがある

地方の国公立大学は学費が安く見えても、自宅から通えなければ家賃や生活費が必要です。一方、自宅から通える私立大学なら、学費が高くても生活費を抑えられる可能性があります。

「国公立だから必ず安い」と考えず、学費と生活費を合わせて比べることが大切です。

比較するときは、「4年間の大学納付金」「家賃・生活費」「交通費」を大学ごとに並べてみましょう。家庭が実際に負担する金額を把握しやすくなります。

奨学金や授業料免除で大学の負担を減らす方法

奨学金や授業料免除で大学の負担を減らす方法

希望する大学の学費が予算を超えていても、すぐに進学を諦める必要はありません。奨学金や授業料減免などを利用できれば、実際の自己負担を抑えられる場合があります。

JASSOの給付型・貸与型奨学金

日本学生支援機構(JASSO)には、返済不要の給付型奨学金と、卒業後に返済する貸与型奨学金があります。

2027年度に大学へ進学する予定の高校生も、進学前の予約採用に申し込めます。

給付型奨学金は、申込者本人と生計維持者の所得や資産などによって支援区分が決まります。高校在学中に申し込む予約採用もあるため、学校から案内があったら早めに確認しましょう。

参考:日本学生支援機構|進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準、日本学生支援機構|奨学金の家計基準の判定について

大学独自の奨学金・授業料免除制度

大学独自の奨学金も確認しておきましょう。家計状況や学業成績などの条件を満たすと、返済不要の給付を受けられる場合があります。

志望校が決まったら、学費とセットで大学独自の奨学金も確認することが重要です。

制度によっては、大学へ入学してからではなく、受験前や入学手続前に申請するものもあります。志望校の「奨学金」「学生支援」ページを早めに確認しましょう。

地方自治体が提供する奨学金

都道府県や市区町村が、住民や地域出身者を対象とする奨学金を設けている場合もあります。進学先だけでなく、現在住んでいる自治体の制度も調べてみましょう。

自治体の奨学金には、卒業後の地元就職などを条件に返還を支援する制度もあります。

対象や募集時期は自治体ごとに異なります。大学へ進学してからでは申し込めない制度もあるため、高校在学中から確認しておくと安心です。

民間団体・企業・財団による奨学金

企業や財団などが、独自の給付型奨学金を募集していることもあります。対象となる学部や出身地域、家計状況などが決められている制度も少なくありません。

JASSOだけでなく、大学・自治体・民間団体まで探すと選択肢が広がります。

ただし、ほかの奨学金との併用を認めていない制度もあります。申請前に募集要項を確認してください。

高等教育の修学支援新制度

高等教育の修学支援新制度では、条件を満たした学生に対し、授業料・入学料の減免と給付型奨学金による支援が行われます。

2025年度から、多子世帯の学生は所得制限なく、授業料・入学料を一定額まで減免する対象になっています。

ただし、「大学にかかる費用がすべて無料になる」という意味ではありません。減免には上限があり、対象校や学業に関する要件もあります。

自分が対象になりそうな場合は、JASSOや文部科学省の最新情報を確認しましょう。

参考:文部科学省|高等教育の修学支援新制度、文部科学省|高等教育の修学支援新制度 制度の概要

国の教育ローン

入学料などまとまった資金を用意する必要がある場合、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」も選択肢です。

国の教育ローンは、子ども1人につき原則350万円まで利用できます。

一定の要件に該当する場合は、上限450万円です。JASSOの奨学金と併用することもできます。

ただし、教育ローンは返済が必要です。借入可能額だけを見るのではなく、返済期間や毎月の負担まで確認してください。

参考:日本政策金融公庫|教育一般貸付(国の教育ローン)、日本政策金融公庫|国の教育ローン よくあるご質問

大学の学費を期限までに払えないときは分納・延納を相談できる場合がある

大学によっては、授業料を複数回に分けて支払える制度や、納入期限を延ばせる制度を設けている場合があります。

支払いが難しいとわかったら、自己判断で期限を過ぎる前に大学へ相談しましょう。

在学生なら学生課や学費担当部署、入学前なら入学手続担当などが主な相談先です。制度の有無や申請期限は大学によって異なるため、志望校の公式サイトで確認してください。

学費が安い大学についてよくある質問

学費が安い大学についてよくある質問

最後に、学費が安い大学を探すときによくある疑問をまとめます。本文で扱った内容を踏まえ、進学先を比較するときのポイントを確認しましょう。

日本で学費が安い大学はどこですか?

対象を昼間・夜間・通信制のどこまで含めるかによって答えは変わります。

通学制では、国公立大学の夜間課程に学費がかなり低い例があります。

たとえば香川大学の夜間主コースは、入学料と年間授業料を合わせた初年度納入金が408,900円です。通信制まで含めると、放送大学は卒業までに必要な最低限の学費が768,000円となっています。

「一番安い大学」を探す前に、昼間・夜間・通信のどれを希望するか決めて比較するとよいでしょう。

参考:香川大学公式サイト|入学料・授業料、放送大学公式FAQ|卒業までに必要な費用

国公立大学ならどこでも学費は同じですか?

国公立大学なら、どこでも同じ学費というわけではありません。

国立大学の授業料535,800円と入学料282,000円は「標準額」です。

国立大学法人は、この標準額を基準として授業料を設定します。また、公立大学は大学ごとに金額が異なり、居住地域・出身地域によって入学料が変わる場合もあります。

「国公立なら一律」と考えず、志望する大学ごとに学費を確認しましょう。

参考:文部科学省|国立大学の授業料の仕組み、東京都立大学公式サイト|学費・減免制度・奨学金制度等

私立大学で学費が安いのはどこですか?

私立大学では、夜間課程に学費を抑えた例があります。

2027年度の大阪経済大学経営学部第2部は、初年度納入金が663,000円です。

東洋大学の第2部・イブニングコースも、2027年度の初年度納入金は710,000円の予定です。ただし、昼間部と夜間課程では授業時間などが異なります。

昼間部だけで探す場合は、同じ学部系統の大学同士で4年間総額を比べましょう。

参考:大阪経済大学公式サイト|学費等納付金一覧、東洋大学公式サイト|第2部・イブニングコース(夜)

国公立大学と学費が安い私立大学ではどちらがお得ですか?

大学へ納める学費だけを見ると、国公立大学のほうが安いケースは多くあります。しかし、自宅から通えるかによって実際の負担は変わります。

下宿が必要な国公立大学より、自宅から通える私立大学のほうが総額を抑えられる場合もあります。

大学納付金だけで判断せず、家賃や食費、交通費まで含めた4年間の総額で比較してください。

大学無償化はどんな家庭が対象ですか?

高等教育の修学支援新制度では、世帯収入などに応じて授業料・入学料の減免や給付型奨学金による支援が行われます。

2025年度からは、多子世帯の学生について授業料・入学料減免の所得制限が撤廃されました。

ただし、対象校や学業などに関する要件があります。多子世帯であっても、大学にかかるすべての費用が無条件で0円になるわけではありません。

参考:文部科学省|高等教育の修学支援新制度、文部科学省|令和7年度からの多子世帯に対する大学等の無償化について

親の貯金がなくても大学に進学できますか?

親の貯金が十分でなくても、奨学金や授業料減免、教育ローンなどを利用して進学できる可能性があります。

大切なのは、合格してからではなく、高校在学中に資金計画を始めることです。

JASSOには、進学前に申し込む予約採用があります。まずは入学手続時に必要なお金と、入学後に必要なお金を分けて考え、利用できる制度を探しましょう。

参考:日本学生支援機構|進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準

返済しなくてもいい奨学金はありますか?

JASSOには返済不要の給付型奨学金があります。また、大学や自治体、民間団体が独自の給付型奨学金を設けていることもあります。

返済不要の支援を探すなら、JASSOだけでなく志望大学の奨学金制度も確認しましょう。

募集時期や家計基準、学力条件は制度ごとに異なります。また、ほかの奨学金と併用できない場合もあるため、募集要項を確認してください。

参考:日本学生支援機構|給付奨学金

まとめ 学費は初年度だけでなく4年間の総額で比較しよう

まとめ|学費は初年度だけでなく4年間の総額で比較しよう

学費が安い大学を探すときに大切なのは、初年度の金額だけで判断しないことです。夜間課程や通信制、公立大学の地域による入学料の違いなどを利用すれば、大学へ支払う費用を抑えられる場合があります。一方、一人暮らしになれば生活費が増え、学費が安い大学を選んでも4年間の総負担が高くなることがあります。

まずは気になる大学を3〜5校ほど選び、「4年間の大学納付金」「自宅通学か一人暮らしか」「利用できる奨学金・授業料減免」を同じ条件で比べてみましょう。大学名だけで高い・安いを決めず、家庭が実際に負担する総額で考えることが、無理のない進学先選びにつながります。

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塾選ジャーナル編集部

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