大学受験の証明写真は私服がおすすめ!制服NGの大学例と男女別の服装
「大学受験の証明写真、高校生だから制服でいいよね?」と思っていませんか。
制服で撮影できる大学もありますが、慶應義塾大学や青山学院大学のように、高校の制服での写真を認めない大学もあります。出願写真が、入学後の学生証に使われる場合もあります。
この記事では、私服で撮るのがおすすめの理由や制服NGの大学例、男女別の服装、撮影時の注意点を解説します。併願校の条件も踏まえながら、安心して出願できる証明写真を準備しましょう。
編集部
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目次
大学受験の証明写真は私服がおすすめ!その理由は?

結論から言うと、どの服装にするか迷ったら私服で撮影するのがおすすめです。
服装に指定がない場合は、白や淡い色のシャツ・ブラウスに、紺やグレーの無地ジャケットを合わせると選びやすいでしょう。ジャケットがない場合は、シャツやブラウスだけでも候補になります。
私服をおすすめする主な理由は、制服での撮影を認めない大学があることと、出願写真が学生証に使われる場合があることです。ここでは、その根拠と、志望大学の規定を確認する方法を解説します。
出願写真が入学後の学生証にも使われることがある
出願時に提出した写真は、試験当日の本人確認だけに使われるとは限りません。大学によっては、入学後の学生証にもそのまま使われます。
例えば早稲田大学は、出願時の写真を入学後の学生証の写真として在学中使用すると案内しています。慶應義塾大学の一般選抜要項にも、学生証写真として卒業時まで使うと明記されています。
学生証は、図書館や学内施設の利用、定期試験の本人確認などで日常的に提示するものです。出願写真を制服で撮ると、大学生になっても高校の制服姿の学生証を持ち歩くことになりかねません。
出願の時点では、どの大学に入学するかはまだわかりません。入学後の学生証に高校の制服姿が使われることを避けたいなら、最初から私服で撮っておくと安心です。
なお、入学手続きのときに学生証用の写真を別に提出する大学もあります。すべての大学が出願写真を学生証に使うわけではない点は覚えておきましょう。
参考:早稲田大学|出願関連、慶應義塾大学|2026年度 一般選抜要項(昨年度参考)p.20
制服NGの大学は?慶應・青学などの公式ルール
出願写真を学生証にも使うことを理由に、制服を禁止したり、控えるよう案内したりする大学があります。公式資料で確認できた例を、制服の扱いの違いがわかるように整理しました。
高校の制服を禁止・避けるよう案内している大学の例
| 大学名 | 制服の扱い | 出願写真の用途 | 確認した資料 |
|---|---|---|---|
| 慶應義塾大学 | 使用不可 | 本人照合・学生証(卒業時まで) | 2026年度 一般選抜要項(昨年度参考) |
| 青山学院大学 | 不可 | 本人照合・学生証など | 2027年度 スポーツに優れた者の入学者選抜要項 |
| 東京医科大学 | 控えるよう案内 | 本人照合・学生証 | 2027年度 医学部入学試験 顔写真データの案内 |
慶應義塾大学は、高等学校等の制服で撮影したものは使用できないとしています。2027年度の一般選抜要項は確認できていないため、2026年度の要項を参考にしています。
青山学院大学は、高等学校の制服を着用した写真は不可とし、試験当日に出願写真と本人を照合すると案内しています。
東京医科大学は、出願写真を学生証に使うため、高等学校等の制服を着用した写真は控えるよう求めています。
表のとおり、慶應と青学は明確に「不可」、東京医科大学は「控えてほしい」という表現です。いずれにしても、制服で撮った写真では出願しにくい大学があるのは確かです。
一方で、植草学園大学のように制服・私服のどちらでも可とする大学もあります。ここに挙げたのは確認できた例の一部なので、志望大学の規定は必ず自分で確かめてください。
参考:慶應義塾大学|2026年度 一般選抜要項(昨年度参考)p.20〜21、青山学院大学|2027年度 スポーツに優れた者の入学者選抜要項 p.9〜10、東京医科大学|2027年度 医学部入学試験 顔写真データについて、植草学園大学|インターネット出願
国公立・私立に共通する服装規定の確認方法
「国公立だから制服でOK、私立だからNG」といった共通のルールはありません。写真の条件は、国公立・私立という区分ではなく、大学ごとに決められています。
確認するときは、志望大学の公式サイトで「学生募集要項」や「Web出願」のページを開きます。そのなかで「顔写真」「写真データ」「学生証」などの言葉を探しましょう。
チェックしたいのは、次の4点です。
- 制服について「不可」「控える」などの記載があるか
- 出願写真を入学後の学生証にも使うと書かれているか
- 撮影時期やデータ形式などの条件はどうなっているか
- スマートフォンで撮った写真を受け付けているか
最新年度の要項がまだ公表されていない場合は、昨年度の要項が参考になります。ただし、条件が変わることもあるため、公表後に改めて確認しましょう。
記載が見つからない場合は、大学の入試担当窓口に問い合わせてください。
大学受験の証明写真におすすめの私服【男女別】

証明写真に写るのは主に胸から上です。服装を選ぶときは、シャツやジャケットなど上半身の見え方を意識しましょう。
ここでは、男子・女子それぞれが迷いやすいポイントに答えながら、具体的な組み合わせを紹介します。男女で分けているのは選びやすさのためで、大学が性別ごとに服装を指定しているわけではありません。
男子におすすめの服装
男子は、白や淡いブルーのシャツを基本にすると迷いません。迷ったら、白シャツに紺やグレーの無地ジャケットを合わせる組み合わせが選びやすいでしょう。

代表的な組み合わせと、選びやすい場面は次のとおりです。
男子の服装例と選びやすい場面
| 組み合わせ | 選びやすい場面 |
|---|---|
| 白シャツ+紺・グレーの無地ジャケット | 制服を避けて、落ち着いた服装で撮影したいとき |
| 白シャツ+ネクタイ+ジャケット | 入学式用のスーツで撮りたいとき |
| 白シャツのみ | 手持ちの服で手軽に撮りたいとき |
| 白シャツ+無地のカーディガン | ジャケットを持っていないとき |
ジャケットやネクタイは必須ではありません。大学から服装の指定がなければ、シャツ1枚も選択肢になります。
ネクタイを着ける場合は、第一ボタンを留めてから結びましょう。着けない場合は、襟が寝ていないか、左右がそろっているかを鏡で確かめておくと安心です。
シャツのサイズが大きすぎると、肩や首まわりにたるみが出ます。普段から体に合っているシャツを選んでください。
女子におすすめの服装
女子は、白や淡い色のブラウス・シャツを基本に考えましょう。大学から服装の指定がなければブラウス1枚も選択肢になり、改まった印象にしたいときにジャケットを足すと考えれば十分です。

代表的な組み合わせと、注意したい点を整理しました。
女子の服装例と注意点
| 組み合わせ | 注意したい点 |
|---|---|
| 白ブラウス+紺・黒・グレーの無地ジャケット | 無地でサイズが合うジャケットを選ぶ |
| 白のブラウスのみ | 透け感の少ない生地を選ぶ |
| 襟付きシャツ | 襟の形が崩れていないか確認する |
| ブラウス+無地のカーディガン | 紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色に |
| 襟なしのブラウス・シンプルなニット | 首元が大きく開かず、装飾が少ないものを選ぶ |
「襟なしの服でもいいの?」と迷う人もいますが、表のとおり首元が詰まったデザインなら選択肢になります。
ブラウスは、照明が当たると透けて見えることがあります。白を選ぶ場合は、生地に厚みがあるかを確かめておきましょう。
大きなリボンやフリルがついた服は、顔より服に目がいきやすくなります。装飾は控えめなものを選ぶと、写真全体がすっきりまとまります。
スーツは必要?高卒生・制服がない人の服装
「私服で撮るなら、スーツを買わないといけないの?」と心配する人もいるかもしれません。大学からスーツ着用の指定がなければ、証明写真のためだけにスーツを新しく買う必要はありません。
手持ちのシャツやブラウスに、ジャケットやカーディガンを合わせる形でも撮影できます。
入学式用のスーツをすでに用意しているなら、それを着て撮るのもよい方法です。家族のジャケットを借りる場合は、肩幅や袖丈が合っているかを事前に確認しましょう。サイズが合わないと、肩や襟元が不自然に見えます。
高卒生や私服の高校に通う人も、考え方は同じです。前の2つの見出しで紹介した組み合わせから、手持ちの服で選んでください。
高卒生の共通テスト申し込みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
大学受験の証明写真で避けたい服装と身だしなみ

服装が決まっても、着こなしや写り方によっては写真を受け付けてもらえない場合があります。
ここでは、避けたい服装と、本人確認のために注意したい身だしなみ、写真の加工について解説します。大学の要項で「不可」とされている項目と、一般的に避けたほうがよい項目は分けて紹介します。
パーカー・柄物・背景と同化する服に注意
大学が明確に禁止していなくても、証明写真では避けたほうが無難な服装があります。判断の基準は、顔より服が目立たないことと、体の輪郭がはっきり見えることです。
具体的には、次のような服装は避けると安心です。
- フードが首元で目立つパーカー
- 大きな柄やロゴ、キャラクターがプリントされた服
- Tシャツなど、首元がよれやすいカジュアルな服
- 首元が大きく開いた服
- 大きなピアスやネックレスなど、顔より目立つアクセサリー
一方で、背景との同化は大学が明確に不可としている例があります。青山学院大学は、背景と同化して身体との境界がわかりにくい写真は不可としています。
証明写真の背景は白や薄い青が多いため、白いシャツ1枚だと肩の線がぼやけることがあります。白を着るなら紺やグレーの上着を重ねるか、背景色を選べる写真館で服と違う色を選びましょう。
参考:青山学院大学|2027年度 スポーツに優れた者の入学者選抜要項 p.9〜10
前髪・眼鏡・メイクで注意したいこと
大学受験の証明写真は、試験当日の本人確認に使われます。そのため、顔がはっきり確認できる写り方を最優先にしましょう。
慶應義塾大学の要項では、前髪で目が隠れているものや、眼鏡に光が反射して個人が判別できないものは使用できないとしています。前髪は目にかからないようピンで留めるか、横に流してから撮影してください。
受験時に眼鏡をかける人は、眼鏡を着用した写真を求められる場合があります。眼鏡の扱いも大学によって異なるため、出願先の規定を確認しましょう。
例えば東京医科大学は、受験時に眼鏡を使う場合は眼鏡をかけて撮影するよう求めています。青山学院大学は、レンズは無色透明に限るとし、ブルーライトカットなど色付きの眼鏡は不可としています。撮影時は画面で反射を確認し、顔の向きや照明の角度を調整しましょう。
メイクについても、大学が定める顔写真の条件を確認しましょう。普段の顔と大きく印象が変わるメイクは、本人確認の妨げになる可能性があるため、避けるのが無難です。
参考:慶應義塾大学|2026年度 一般選抜要項(昨年度参考)p.21、東京医科大学|2027年度 医学部入学試験 顔写真データについて、青山学院大学|2027年度 スポーツに優れた者の入学者選抜要項 p.9〜10
顔写真の加工・美肌フィルターは避ける
肌をなめらかにする補正や、目を大きくするような加工は避けましょう。美肌補正や顔の形を変える加工、背景の合成などは、大学の規定に反する可能性があります。
慶應義塾大学は、加工・修正した画像は使用できないとし、証明写真作成用アプリで撮影したものも含むとしています。加工で本人照合ができない場合は、受験を認めないと明記しています。
東京医科大学や青山学院大学も、スマートフォンのアプリなどで加工していない写真であることを条件にしています。カメラアプリに自動補正機能がある場合は、オフにしてから撮影しましょう。
一方で、大学の出願システムには、写真を表示枠に合わせるための機能が用意されている場合があります。慶應義塾大学はトリミングや拡大縮小、回転の機能を使って枠に合わせるよう案内しています。青山学院大学も、出願画面上でサイズや明暗を調整できるとしています。
写真の調整が必要な場合は、大学が認めている方法や出願システムの機能を使用しましょう。
参考:慶應義塾大学|2026年度 一般選抜要項(昨年度参考)p.21、青山学院大学|2027年度 スポーツに優れた者の入学者選抜要項 p.9〜10、東京医科大学|2027年度 医学部入学試験 顔写真データについて
大学受験の証明写真に関するよくある質問

ここでは、撮影前に気になりやすい疑問をまとめて解消します。入試方式による違い、撮影時期、撮影方法、写真の使い回しについて見ていきましょう。
一般選抜・推薦入試で写真のルールは違う?
写真の条件は、入試方式の名前よりも大学ごとの規定で決まります。ただし、同じ大学でも方式によって、写真が必要かどうかが変わる場合があります。
例えば大妻女子大学の一般選抜では、A方式は顔写真の貼付が必要ですが、共通テストの成績を使うB方式では不要です。
推薦入試や総合型選抜で気をつけたいのは、出願時期が一般選抜より早いことです。そこで提出した写真が、合格・入学後にそのまま学生証に使われる場合もあります。
一般選抜より早く写真が必要になる場合があるため、撮影時期の条件を事前に確認しておきましょう。
参考:大妻女子大学|Web出願
証明写真はいつ撮る?3か月以内の条件に注意
撮影時期の条件は、大学によって異なります。「出願前3か月以内」とする大学もあれば、「〇年〇月〇日以降」と日付で指定する大学もあります。
公式資料で確認できた例は、次のとおりです。
出願先別・撮影時期の条件の例
| 出願先 | 撮影時期の条件 |
|---|---|
| 2027年度 大学入学共通テスト | 2026年7月1日以降に撮影したもの |
| 慶應義塾大学(2026年度一般選抜) | 2025年6月1日以降に撮影したもの |
| 青山学院大学(2027年度スポーツに優れた者の選抜) | 出願前3か月以内に撮影したもの |
| 植草学園大学(2027年度入試) | 3か月以内に撮影したもの |
| 東京医科大学(2027年度医学部入試) | 3か月以内に撮影したもの |
表のとおり、条件の書き方はさまざまです。特に「3か月以内」の大学では、秋に撮った写真を1〜2月の一般選抜に使うと期限を過ぎる可能性があります。
複数の大学に出願するなら、各大学の撮影時期の条件を一覧にしてみましょう。条件がそろわない場合は、出願時期に合わせて撮り直すことも考えておくと安心です。
参考:大学入試センター|令和9年度 大学入学共通テストQ&A、慶應義塾大学|2026年度 一般選抜要項(昨年度参考)p.21、青山学院大学|2027年度 スポーツに優れた者の入学者選抜要項 p.9〜10、植草学園大学|インターネット出願、東京医科大学|2027年度 医学部入学試験 顔写真データについて
証明写真機やスマホで撮影しても大丈夫?
撮影方法の条件も大学によって異なります。スマートフォンで撮った写真を認める大学がある一方、原則として受け付けない大学もあります。
例えば慶應義塾大学や東京医科大学は、条件を満たせばスマートフォンなどで撮影したものでも構わないとしています。一方、早稲田大学は一般選抜・共通テスト利用入試について、スマートフォン等で撮影された写真は原則受け付けないと案内しています。証明写真機などで撮影した写真のデータを使うよう求めています。
撮影方法ごとの特徴は、次のとおりです。
撮影方法別の特徴
| 撮影方法 | 特徴 |
|---|---|
| 写真館 | 服装や姿勢、眼鏡の反射を相談しながら撮影できる |
| 証明写真機 | 手軽に撮影でき、データを受け取れる機種もある |
| スマートフォン | 場所を選べるが、受け付けない大学もある |
複数の大学に出願するなら、写真館か、データを受け取れる証明写真機で撮っておくと対応しやすいでしょう。撮影方法を決める前に、志望大学の募集要項を確認してください。
参考:早稲田大学|出願関連、慶應義塾大学|2026年度 一般選抜要項(昨年度参考)p.21、東京医科大学|2027年度 医学部入学試験 顔写真データについて
共通テストと大学出願で同じ写真を使える?
共通テストでも、出願時に顔写真データの登録が必要です。ただし、共通テストと各大学の出願では、撮影時期やファイル形式、背景などの条件が異なる場合があります。
2027年度共通テストでは、2026年7月1日以降に撮影した顔写真を使用します。一方、出願前3か月以内の写真を求める大学もあるため、共通テストで使用できた写真でも、大学への出願時には条件を満たさない場合があります。
同じ写真を使いたい場合は、撮影時期だけでなく、ファイル形式や背景色などの条件も照らし合わせておきましょう。
共通テストで登録した写真は、受験票にも表示されます。共通テストの顔写真データの登録方法や出願手順については、以下の記事で詳しく解説しています。
共通テストの受験票の取得方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考:大学入試センター|令和9年度 大学入学共通テストQ&A
まとめ 大学受験の証明写真は私服で撮影し、出願先の規定を確認しよう

大学受験の証明写真は、制服での撮影を認めない大学もあるため、迷ったら私服を選ぶのがおすすめです。出願写真が入学後の学生証に使われることも考えると、私服を選ぶメリットがあります。
服装は、白シャツやブラウスなど手持ちの服で対応できます。ただし、撮影時期や撮影方法、写真形式などの条件は大学ごとに違うため、私服で撮れば必ず出願できるわけではありません。
まずは志望校と併願校の募集要項を開き、制服の扱いと写真の条件を確認しましょう。条件が大学ごとに大きく異なる場合は、出願時期に合わせて撮り直すことも想定しておいてください。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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