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給付型奨学金をもらえる確率は?意外と知らない年収の壁と併用(ダブル受給)ルール

更新日:
大学受験
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「給付型奨学金は倍率が高くて、どうせ無理……」と諦めるのは、2026年の最新ルールを確認してからでも遅くありません。実はJASSO(国の制度)の場合、要件を満たせば高い確率で採用される仕組みとなっており、「第4区分」の新設により、年収600万円世帯や多子世帯にも支援の対象が広がっています

本記事では、採用の目安となる区分の仕組みから、早慶・MARCHなどの独自の奨学金制度、受給の可能性を高める複数申請のコツまで詳しく解説します。自分には関係ないと考えている人も、まずは本記事で最新条件をチェックしてみてください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

給付型奨学金をもらえる確率はどのくらい?

給付型奨学金がもらえる確率は、「どの制度に申し込むか」によって1%から100%まで大きく変動します。

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<JASSO vs 民間・大学独自の奨学金比較表>

項目 採用の仕組み 採用人数 競争率 もらえる確率のイメージ 代表例
JASSO 条件を満たせば採用 上限なし なし
(条件制)
条件を満たせばほぼ100% 給付奨学金(第1〜第4区分)
大学独自 書類選考・成績審査 数十〜数百名 中〜高 大学・制度により異なる 立教大学「自由の学府奨学金」
自治体 書類選考・面接など 数名〜百数十名 中〜高 地域限定のため穴場もあり 堺市「堺未来応援奨学金」
企業 書類選考・小論文・面接など 数十〜千名超 高(10倍以上も) 応募者が多く狭き門 キーエンス

自治体の奨学金は居住地の制限があるぶん応募者が限られやすく、穴場になるケースもあります。企業の奨学金は倍率こそ高いものの、JASSOとの併用が可能なものも多いため、出して損はない選択肢です。

JASSO(国の制度)は、条件を満たせばほぼ100%

給付型奨学金の中でも、もっとも広く利用されているのがJASSO(日本学生支援機構)の奨学金です。国の制度であり、条件を満たした全員が採用される仕組みのため、いわゆる倍率や確率といった概念は存在しません。家計や学業その他の要件を全て満たしていることが確認できた人全員が採用されます

ちなみに、給付型奨学金とは返済の必要がない「もらえる奨学金」のことです。国や自治体、大学、企業などが提供しており、経済的な理由で進学が難しい学生を支援することを目的としています。

給付型奨学金の種類や申請方法など、さらに詳しい情報は以下の記事で解説しています。

\詳しくはこちら!/

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大学独自・民間・自治体は、選考次第で1%〜10%も

大学・自治体・企業が独自に設けている民間の給付型奨学金は、採用人数に上限があるものが多く、選考が行われます。

たとえば足立区の給付型奨学金(2023年度)では、20名の募集に191名が応募し、競争率は約10倍でした。

参照:【東京都足立区】締め切り迫る!返済不要の「足立区給付型奨学金」第2期募集中

このように、JASSOは「条件を満たせばもらえる」制度であるのに対し、民間や自治体の給付型奨学金は「条件を満たしたうえで選考を通る」必要があるという違いがあります。

JASSOの「区分」とは?自分に当てはまる確率を知る第一歩

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JASSOの給付型奨学金がもらえるかどうかは、おもに「世帯年収」「学力」「資産額」の3つで判断されます。

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第1〜3区分:住民税非課税・準ずる世帯(年収約380万円以下)

JASSOの給付型奨学金では、世帯年収そのものではなく「支給額算定基準額」と呼ばれる指標で収入基準が判定されます。これは住民税の情報をもとに算出される数値で、世帯構成や控除額によって変わります。

収入基準の支援区分は次の4段階です。JASSOの給付型奨学金を受けるには、いずれかの区分に属している必要があります。

支援区分 収入基準
第1区分 本人と生計維持者の市町村民税所得割が非課税
支給額算定基準額の合計が100円未満
第2区分 支給額算定基準額の合計が100円以上25,600円未満
第3区分 支給額算定基準額の合計が25,600円以上51,300円未満
第4区分 支給額算定基準額の合計が51,300円以上154,500円未満

参照:独立行政法人 日本学生支援機構「進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準

4人世帯(両親のうち1人が給与所得者+子2人)の場合、世帯年収が約271万円以下で第1区分、約378万円以下で第3区分に該当しやすいとされています。

<4人世帯の年収目安と支援区分・目安>

※両親のうち1人が給与所得者+子2人の場合

区分 年収目安(4人世帯)
第1区分 271万円以下
第2区分 272万~303万円
第3区分 304万~378万円
第4区分 379万~635万円
対象外 635万円超

ただし世帯構成や共働きかどうかで大きく変わるため、正確にはJASSOの「進学資金シミュレーター」で確認してください。

第4区分は2024年に新設された中間層への救済枠

2024年度に給付型奨学金の対象が大きく広がりました。新たに「第4区分」が創設され、それまで対象外だった年収約380万〜600万円の中間所得層にも支援が届くようになっています。ただし、全員が第4区分の対象になるわけではありません。条件は次のとおりです。

  • 多子世帯(子ども3人以上を扶養)であること
  • 私立の理工農系学部に在籍していること

さらに2025年度からは、多子世帯については授業料・入学金の減免における所得制限が撤廃されました。国が定める上限額までの減免を受けられます。ただし、毎月支給される「給付型奨学金」については引き続き所得に応じた制限があり注意が必要です。

詳しくは後述で解説します。

自分がどの区分か一目でわかる所得別・受給確率イメージ

JASSOの給付型奨学金は、支援区分によって支給金額が変わります。さらに第4区分は多子世帯や理工農系学部など追加条件があるため、もらえる確率の感覚も区分ごとに異なります。

以下の表は、4人世帯(両親のうち1人が給与所得者+子2人)を想定し、区分ごとの年収目安やもらえる額・給付の可能性をイメージしまとめたものです。

なお給付型奨学金の満額は75,800円(月)、授業料減免の満額は70万円(年)、入学金減免の満額は26万円です。

支援区分 年収の目安 給付奨学金(月額) 授業料減免 もらえる確率のイメージ
第1区分 〜約271万円 満額支給 満額減免 条件を満たせばほぼ確実
第2区分 〜約303万円 満額の2/3 満額の2/3 条件を満たせばほぼ確実
第3区分 〜約378万円 満額の1/3 満額の1/3 条件を満たせばほぼ確実
第4区分 〜約635万円 条件付き(0円の場合も) 条件付きで減免あり 多子世帯または理工農系に限る
区分外 約635万円超 なし 条件付きで減免あり 多子世帯に限る

※表の年収や額は目安です。正確にはJASSOの「進学資金シミュレーター」で確認してください。
※2025年度から、子どもを3人以上扶養している多子世帯は所得制限なしで授業料・入学金減免対象
※参照:JASSO「進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準

第1〜第3区分は、家計・学力・資産の条件さえ満たしていれば全員が採用されます。区分が上がるほど支給額は少なくなりますが、「もらえるかどうか」という点では確率に差はありません。

第4区分は多子世帯か理工農系学部の条件が加わるため、すべての世帯が対象になるわけではない点に注意してください。

年収が約635万円を超える場合は多子世帯の条件に目を配りつつ、JASSO以外の大学独自・自治体・企業の給付型奨学金に目を向けてみましょう。

【2026年最新】年収600万円世帯も対象!第4区分で変わる受給の可能性

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多子世帯・理工農系の2つのケースに分けて、支援内容を詳しく確認しましょう。

子ども3人以上の多子世帯:授業料減免の所得制限が実質撤廃!

2024年度の制度開始時点では、多子世帯の支援額は満額の1/4でした。しかし2025年度からは、多子世帯の「授業料・入学金の減免」については所得制限が撤廃されました。国が定める上限額までの減免を受けられます。

ただし、毎月支給される「給付型奨学金」については引き続き所得に応じた制限があります。所得区分によっては支給額が減額されたり、0円になったりする場合もあるため注意が必要です。

つまり、子どもを3人以上扶養している世帯であれば、年収にかかわらず、国が定める上限額まで授業料と入学金が減免されます。国立大学なら授業料がほぼ全額カバーされ、私立大学でも入学金26万円・授業料70万円を上限に減免される仕組みです。

なお、一番上の子がすでに社会人として独立し扶養から外れている場合は、扶養している子どもは2人とカウントされ、多子世帯に該当しないので注意しましょう。

参照:JASSO「令和6年度からの高等教育の修学支援新制度の中間所得層への拡大に係る対応について(第4区分)」「令和7年度からの多子世帯支援拡充に係る対応について

私立の理工農系学部:多子世帯でなくても年収約600万円まで支援

私立大学の理工農系学部に進学する学生も第4区分の対象です。ただし授業料減免は受けられますが、給付奨学金の月額支給は0円です。対象学部・学科は文部科学省が公表するリストで事前に確認しておきましょう。

参照:文部科学省「理工農系学部学科の対象機関リスト

【重要】授業料減免と生活費給付でルールが異なる

給付型奨学金の支援は大きく2つに分かれます。

1つ目は「授業料・入学金の減免」で、大学に納める学費が直接減額される仕組みです。多子世帯については2025年度から所得制限が撤廃されました。

2つ目は「給付型奨学金」で、生活費などに充てるお金が口座に振り込まれます。こちらは引き続き所得に応じた制限があり、区分によっては0円になる場合もあります。

多子世帯の人は、授業料減免だけで安心せず、毎月の生活費をどうまかなうかも合わせて確認しておきましょう。

合否を分けるのはどこ?採用・不採用を左右する3つの審査基準

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給付型奨学金をもらえる人ともらえない人の違いは、おもに次の3つの条件で分かれます。ここでは、それぞれの基準と見落としやすいポイントを解説します。

家計基準:年収だけでなく「資産5,000万円未満」が必須

世帯年収だけでなく、本人と生計維持者の資産合計が5,000万円未満であることもJASSOの条件です。年収は基準内でも資産が上限を超えていると対象外になります。また、離婚や再婚で生計維持者が変わった場合は、改めて確認しておきましょう。

学力基準:評定平均3.5が目安だが「学習意欲」での逆転も可能

JASSOの場合、高校の評定平均が5段階で3.5以上であるか、または在籍する高校での面談やレポート提出で学修意欲が認められるか、いずれかを満たすことが求められます。3.5は決して高いハードルではありませんが、数値が高いほど民間の奨学金にも申し込みやすくなります。

不採用のワースト1位は「書類の不備・提出遅れ」

条件を満たしていても、必要書類がそろっていなかったり提出期限を過ぎたりすると審査の対象にすらなりません。マイナンバー関連の書類は準備に時間がかかることもあるため、1か月前から準備を始めましょう。申請書は本人が記入し、家族とダブルチェックすると安心です。

早慶・MARCHの独自奨学金の受給率が高い

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有名私立大学(例:早慶・MARCH)は独自の給付型奨学金が充実しており、入試前に採用が決まる予約採用型も多数あります。

大学 制度名 採用枠 年額 対象
早稲田 めざせ!都の西北奨学金 約1,200名 45万〜70万円 首都圏以外の高校出身者
慶應 学問のすゝめ奨学金 550名以上 60万〜90万円 首都圏以外の高校出身者
明治 おゝ明治奨学金 1,000名以内 授業料の1/2 地域ブロック別選考
立教 自由の学府奨学金 500名 50万〜70万円 首都圏以外の高校出身者
青山学院 地の塩、世の光奨学金 約350名 50万円 首都圏以外の高校出身者

参照:各大学の公式ホームページ

いずれも一般選抜の出願前に採否がわかるため、結果を見てから受験するかどうかを判断できます。入試の合否には一切影響しない点もポイントです。

これらの大学独自奨学金は、多くの場合JASSOの給付型奨学金と併用が可能です。両方を活用すれば、私立大学でも実質的な負担を大幅に抑えられます。

なぜ地方の国公立より、都市部の有名私立の方が狙い目なのか

「学費が安いから国公立」と考える人は多いですが、奨学金の選択肢まで含めると、必ずしも国公立が有利とは限りません。

都市部の有名私立大学は、独自の給付型奨学金が豊富で採用枠も大きい傾向があります。JASSO+大学独自奨学金を併用すれば、国公立大学の学費と同等かそれ以下になるケースもあります。

地方自治体・民間団体の奨学金:特定の条件で確率が跳ね上がる

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JASSOと並行して検討したいのが、地方自治体や民間団体が運営する給付型奨学金です。競争率が高い印象を持たれがちですが、条件次第でぐっと採用されやすくなる穴場も存在します。

自治体:出身地限定はライバルが少ない穴場

自治体の奨学金は居住地の制限があるぶん、応募者がそもそも限られます。

たとえば堺市の「堺未来応援奨学金(大学生等)」は約120名を採用し、年12万円が給付されます。この奨学金はJASSOの給付型奨学金(第1〜第3区分)を受給していることが申請条件のひとつです。

参照:堺市「堺未来応援奨学金(大学生等)

民間財団:団体によって併用ルールが大きく異なる

キーエンス財団は1,500名を採用し月12万円を4年間、DAISO財団は約55名を採用し月5万円を最長4年間支給します(いずれも2026年度)。競争率は高いですが、JASSOや大学独自の奨学金と併用できるケースもあるため、「通ればラッキー」の気持ちで出しておくのが得策です。

なお、DAISO財団のようにJASSO等と併用可能なものがある一方で、キーエンス財団のように「他の給付型奨学金とは併用不可(貸与型や授業料減免とは併用可)」とする団体もあります。あらかじめ、併用ルールに注意が必要です。

参照:公益財団法人キーエンス財団「2026年度 奨学生募集要項
参照:DAISO財団「2026年度 奨学生募集

いくつ出しても大丈夫? 複数申請で当選確率を最大化する

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給付型奨学金は1つしか申し込めないと思っていませんか。実は複数の奨学金に同時に申し込むことが可能です。

申請は無制限でOK!「申請してみる」が鉄則

JASSO・大学独自・自治体・民間の奨学金は、それぞれ別の運営主体が独立して募集しています。条件に合うものが3つあれば3つとも申し込めます。

申し込み自体に費用はかからないため、条件を満たしているかもと思ったら迷わず出すのが鉄則です。

要注意!「併用(ダブル受給)」ができる組み合わせ・できない組み合わせ

申請は自由にできますが、採用後の併用は奨学金ごとにルールが異なります。おもなパターンは次のとおりです。

<併用できるケースが多いもの>

  • JASSO + 大学独自の奨学金
  • JASSO + 貸与型奨学金
  • JASSO + 授業料減免制度

<併用できないケースがあるもの>

  • キーエンス財団 + 他の給付型奨学金(貸与型・授業料減免との併用は可能)
  • 青山学院大学「地の塩、世の光奨学金」+ JASSOの修学支援新制度

併用の可否は募集要項に明記されています。申し込む前に必ず確認してください

まずはJASSOを軸に、大学・民間を「3階建て」で申し込む

複数申請を効率よく進めるには、「3階建て」の考え方がおすすめです。

  • 1階:JASSO → 条件を満たせば全員採用。まずここを確実に。
  • 2階:大学独自 → 予約採用型があれば上乗せ。JASSOとの併用が多い。
  • 3階:民間・自治体 → 競争率は高いが、1階・2階があれば「落ちても困らない」状態で挑戦できる。

いきなり民間だけに絞ると、不採用時にすべての計画が崩れてしまうおそれがあります。JASSOで土台を固め、大学独自で厚みを加え、民間で上乗せする順番を意識しましょう。

給付型奨学金をもらえる確率をさらに高める5つのコツ

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給付型奨学金は条件を満たしているかどうかで決まるため、対策をすれば受かるというものではありません。しかし、条件を正しく理解し、準備を整えることで、採用される可能性を高めることはできます。

①進学資金シミュレーターで自分の区分を事前に確定させる

給付型奨学金の収入基準は、年収の額面ではなく「支給額算定基準額」で判定されます。世帯構成や控除の内容によって数値が変わるため、「年収〇〇万円だから対象外だろう」と自己判断するのは早計です。まずはJASSOの進学資金シミュレーターでどの支援区分に該当するかを確認してみましょう。

また離婚や転職などで世帯の収入状況が変わった場合は、以前より有利な区分に該当することもあります。前に調べたから大丈夫と思い込まず、変化があったタイミングで再度確認することが大切です。

②採用担当に刺さる学修計画書を提出する

JASSOの給付型奨学金では、評定平均が3.5に届かない場合でも、学修意欲が認められれば申請が可能です。その際は在籍する高校での面談やレポート提出が求められます。

書類で差がつくポイントは「将来、学んだことをどう社会に活かしたいか」が具体的に書かれているかどうかです。

書き方については、次の4ステップで組み立てると整理しやすくなります。

  1. 将来どんな職業に就きたいか(目的)
  2. なぜそう思うようになったか(きっかけ)
  3. 大学で何を学び、それがどう役立つか(学修計画)
  4. 学んだことで社会にどう貢献したいか(将来の展望)

たとえば「薬剤師になりたい」だけでは漠然としています。「祖父が毎日飲む薬の種類が多く苦労している姿を見て、高齢者が飲みやすい薬の開発に携わりたい」と書けば、動機と社会貢献がつながります。

民間の奨学金の場合は、申し込む団体の理念や活動方針を事前に調べ、自分の目標との接点を盛り込むことも効果的です。

③マイナンバー等の必要書類を1か月前から準備する

JASSOの場合、申請には奨学金確認書兼地方税同意書や身元確認書類のほか、ケースに応じてマイナンバー関連の書類なども必要です。書類によっては役所での取得に時間がかかるため、締め切り間際にあわてないよう早めに準備を始めましょう。

申請書は原則として奨学金を受ける本人が記入します。本人以外が記入すると不採用になる可能性もあるため注意してください。書類がそろったら、家族など複数人でダブルチェックすると安心です。

④高校・大学の窓口と密な連携をとる

奨学金の最新情報をもっとも早くつかんでいるのは、高校の進路指導部や大学の学生課(奨学金担当窓口)です。募集開始の案内や書類の変更、締め切りの前倒しといった情報は、公式サイトよりも先に学校経由で届くことがあります。

JASSOの給付型奨学金は高校を通じて申請する仕組みのため、そもそも窓口との連携なしには手続きが進みません。加えて、学修意欲の確認に必要な面談やレポートも高校側が実施します。早い段階から担任や進路指導の先生に「奨学金を検討している」と伝えておくだけで、必要な情報が自然と回ってくるようになります

大学進学後も同様です。大学独自の奨学金や民間団体の奨学金は、大学の学生課が募集を取りまとめているケースが多く、学内掲示やポータルサイトで案内されます。

⑤不採用通知が来ても諦めない! 秋採用や家計急変枠のチェック

春の募集で不採用になったとしても、それで終わりではありません。

まず知っておきたいのが、「秋の募集(9〜11月)」の存在です。JASSOの給付型奨学金は年2回の申し込み機会があり、春に不採用でも秋に再挑戦できます。春の時点では世帯年収が基準を超えていたが、その後の収入変動で条件を満たすようになるケースもあります。

もうひとつが「家計急変採用」です。生計維持者の失業、病気、災害などで家計が急変した場合、通常の募集時期に関係なく随時申し込むことができます。急変後の収入見込みで審査されるため、直近の収入減が反映されやすい仕組みです。

参照:JASSO「被災・家計急変時の給付奨学金(家計急変採用)

まとめ 2026年の給付型奨学金は「最新制度を知っている人」がもらえる年

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給付型奨学金がもらえるかどうかは、倍率や運ではなく、条件を満たしているかどうかで決まります。とくにJASSOの給付型奨学金は、条件を満たした全員が採用される仕組みのため、条件を満たせば確率は高いといえます。

給付型奨学金は「うちの年収では無理だろう」「自分の成績では無理だろう」と思い込んで調べずに諦めてしまうのが、一番もったいないケースです。まずはシミュレーターや募集要項を確認し、最新の制度から自分が申し込める奨学金がないか探してみてください。

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