東京理科大学で入りやすい学部はどこ?偏差値や倍率から紹介【2027年度】
「東京理科大に興味はあるけれど、自分の学力で届く学部はあるのだろうか」と不安に感じている人も多いでしょう。
東京理科大学で相対的に入りやすい学部・学科を考えるなら、創域理工学部、先進工学部、経営学部、工学部工業化学科、理学部第二部(夜間部)などが候補になります。ただし、偏差値だけで判断するのは危険です。
この記事では、東京理科大学の偏差値・共通テスト得点率・倍率をもとに、狙いやすい学部・学科を紹介します。入試方式や科目との相性、併願校の考え方も解説するので、自分に合う受験戦略を考える参考にしてください。
編集部
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目次
東京理科大学の学部偏差値はどれくらい?
東京理科大学の偏差値は、学部・学科や入試方式によって差があります。
もっとも低いのは、夜間に学ぶ理学部第二部で、42.5〜45.0です。一方、理学部第一部や工学部には62.5に達する学科もあります。まずは学部ごとの偏差値と倍率の全体像を押さえたうえで、自分に合った学部を考えていきましょう。

参照:河合塾Kei-Net「東京理科大学 偏差値(ボーダーライン)」
東京理科大学の偏差値・共通テスト得点率
河合塾のKei-Netによると、東京理科大学一般選抜のボーダーライン(合格の可能性が50%に分かれるラインのこと)は、偏差値42.5〜62.5です。
共通テストを利用するA方式の得点率は、59%〜87%まで幅があります。学部ごとの目安は、以下のとおりです。
<学部別 偏差値・共通テスト得点率の目安(2027年度入試向け)>
| 学部 | ボーダー偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 理学部第一部 | 60.0〜62.5 | 79%〜87% |
| 工学部 | 57.5〜62.5 | 77%〜87% |
| 薬学部 | 60.0 | 81%〜83% |
| 創域理工学部 | 55.0〜60.0 | 75%〜84% |
| 創域情報学部 | 57.5 | 83%〜84% |
| 先進工学部 | 57.5〜60.0 | 78%〜85% |
| 経営学部 | 57.5 | 77%〜80% |
| 理学部第二部 | 42.5〜45.0 | 59%〜66% |
参照:河合塾Kei-Net「東京理科大学 偏差値(ボーダーライン)」
もっとも偏差値が低いのは理学部第二部です。理学部第一部・工学部との差は、15ポイント以上あります。
東京理科大学の倍率
2026年度入試結果によると、入試方式によって倍率に大きな差があります。表は、方式ごとの倍率のレンジをまとめたものです。
一般選抜 方式別倍率の目安(2026年度実績)
| 入試方式 | 倍率のレンジ(全学科) |
|---|---|
| A方式(4教科型) | 2.0〜3.1倍 |
| A方式(3教科型) | 2.5〜5.0倍 |
| A方式(2教科+英語資格検定) | 2.0〜4.3倍 |
| B方式 | 1.8〜5.0倍 |
| S方式 | 3.3〜4.5倍 |
参照:東京理科大学「2026年度入試結果」
もっとも倍率が低いのは理学部第二部です。A方式は1.7〜2.0倍、B方式は1.8〜2.8倍にとどまります。一方、工学部建築学科はB方式で5.0倍に達します。同じ大学でも、学部や方式によって難易度は大きく異なります。
偏差値だけで「入りやすい学部」を判断しない
偏差値だけで「入りやすい学部」と判断するのは注意が必要です。倍率や募集人員、入試科目との相性によって、実際の合格しやすさは変わります。偏差値が低くても倍率が高い学科もあれば、その逆もあります。
次の章で偏差値だけでなく倍率や科目の面から、入りやすい学部・学科を具体的に紹介します。
東京理科大学で入りやすい学部・学科
偏差値だけでなく倍率や募集人員もふまえると、理学部第二部・創域理工学部の一部学科・先進工学部・経営学部の一部学科が、相対的に入りやすい候補です。
ただし、それぞれに注意点もあります。学部ごとの特徴を確認しましょう。
<相対的に入りやすい学部・学科と注意点>
| 学部・学科 | 学科ごとの大まかな偏差値 | 注意点 |
|---|---|---|
| 理学部第二部(数学・物理・化学) | 42.5〜45.0 | 夜間学部。B方式は数学が必須 |
| 創域理工学部 電気電子情報工学科(S方式) | 55.0 | 募集人員15名と少なめ。専門コースの選択が必要 |
| 先進工学部 電子システム工学科・マテリアル創成工学科・機能デザイン工学科 | 57.5 | 物理工学科・機能デザイン工学科は2023年度設置と新しい |
| 経営学部 国際デザイン経営学科 | 55.0 | 1年次は北海道・長万部キャンパス |
| 工学部 工業化学科 | 57.5 | 理学部第一部よりわずかに低いが、難関学部であることに変わりない |
※学科ごとの大まかな偏差値(河合塾Kei-Netの「学部学科ランク」)を掲載しています。実際に出願する入試方式によって数値は変動します。
参照:河合塾Kei-Net「東京理科大学 偏差値(ボーダーライン)」
理学部第二部
理学部第二部とは、夜間に授業を行う理学部(数学科・物理学科・化学科)のことです。理学部の夜間部に限ると、現在、日本全国で東京理科大学にしか残っていません。
授業は18時10分以降に組まれ、学費は昼間部より大幅に安く、卒業すれば理学部第一部と同じ学士(理学)の学位や教員免許を取得できます。高校卒業後すぐに入学する学生に加え、社会人やシニア層まで幅広い年代が学んでいるのも特徴です。
参照:東京理科大学理学部第二部「理学部第二部のここがスゴイ!」
理学部第二部は、偏差値42.5〜45.0と全学部のなかでもっとも低い学部です。共通テスト得点率も59%〜66%にとどまります。募集人員も比較的多く、B方式は数学科70名、物理学科64名、化学科69名です。
創域理工学部
創域理工学部は、偏差値55.0〜60.0です。なかでも電気電子情報工学科のS方式(特定の専門分野に興味がある人向けに実施する、本学独自の入学試験)は偏差値55.0と、理学部第二部を除くと全学部でもっとも低い水準です。
ただし、S方式は募集人員が15名と少なめです。出願時に、専門コース(電気・制御システム系など)を選ぶ必要がある点も押さえておきましょう。
先進工学部
先進工学部を学科ごとの大まかな偏差値で見ると、57.5〜60.0です。なかでも電子システム工学科・機能デザイン工学科は57.5にとどまります。1987年設置の基礎工学部が前身で、2021年に現在の学部名になりました。全学年、葛飾キャンパスで学びます。
なお、マテリアル創成工学科は学科ごとの大まかな偏差値では57.5ですが、入試方式ごとの偏差値(B方式)では60.0となる点に注意してください。
物理工学科・機能デザイン工学科は2023年度設置と比較的新しい学科です。学びたい分野が学科の特色と合っているか、事前に確認しておくと安心です。
経営学部
経営学部を学科ごとの大まかな偏差値で見ると、55.0〜57.5です。とくに国際デザイン経営学科は55.0で、理系学部に比べて挑戦しやすい水準といえるでしょう。
ただし、国際デザイン経営学科は1年次を北海道の長万部キャンパスで過ごし、神楽坂キャンパスに通うのは2年次以降となる点に注意が必要です。
理学部第一部・工学部にも偏差値57.5の学科がある
理学部第一部・工学部は難関学部として知られていますが、学科によって難易度に差があります。工学部工業化学科は偏差値57.5です。
理学部第一部でもっとも低いのは応用数学科の57.5で、工業化学科と同水準です。
同じ学部でも学科・入試方式によって難易度は変わる
ここまで見てきたとおり、同じ学部でも学科や入試方式によって偏差値は変わります。創域理工学部だけでも55.0〜60.0の差があり、先進工学部も57.5〜60.0の幅があります。学部名だけで判断せず、学科・方式単位で比較することが大切です。
東京理科大学で入りやすい学部を判断するポイント
「入りやすい学部」を判断するには、偏差値だけでなく複数の指標を組み合わせて見る必要があります。ここでは、偏差値・倍率・募集人員・入試科目との相性・昼夜間の別・キャンパス・併願校という6つの観点から、判断のポイントを解説します。
偏差値・共通テスト得点率を見る
偏差値と共通テスト得点率は、入試の難易度を測るもっとも基本的な指標です。ただし、偏差値は模試を実施する予備校によって数値が変わることがあります。1つの指標だけで判断せず、複数の情報源を確認しましょう。
倍率・募集人員を見る
倍率は、志願者数を合格者数で割った数値です。偏差値が同じくらいでも、募集人員が少ない学科は倍率が高くなりやすい傾向があります。2026年度入試結果によると、東京理科大学の倍率は方式によって1.7倍〜5.0倍まで幅があります。募集人員とあわせて確認しましょう。
参照:東京理科大学「2026年度入試結果」
入試科目・配点との相性を見る
入試科目や配点は、学部・学科によって異なります。
理学部第二部数学科のA方式は、数学が400点満点で全体の3分の2を占めます。
一方、経営学部のA方式(4教科型)は、外国語・国語・数学に加えて、理科か地歴公民のどちらかを選べます。得意科目の配点が高い方式を選ぶと、実力を発揮しやすくなります。
昼間部か夜間部かを確認する
理学部第二部は、夜間に学ぶ学部です。授業時間帯や卒業までの学び方が、ほかの昼間学部と異なります。偏差値の低さだけで決めず、学び方が自分に合っているかも確認しましょう。
キャンパスや学科人気も確認する

東京理科大学は、神楽坂・葛飾・野田・北海道長万部の4つのキャンパスに分かれています。学部によって、入学後に通うキャンパスが異なります。
経営学部国際デザイン経営学科のように、1年次だけ別キャンパスで過ごす学科もあります。志望校を選ぶ際は、通学のしやすさもあわせて考えましょう。
併願校との組み合わせも考える
東京理科大学は理系に強い難関私立大学のため、他の理系大学を併願先に検討する受験生が多くいます。出願方式や試験日が重ならないように、併願校の日程もあわせて確認しておくと安心です。
具体的にどの大学が併願されているかの傾向は、次の章で紹介します。
【早慶上理の序列や特徴の比較はこちら】
【MARCH理系で入りやすい学部について、詳しくはこちら】
【四工大の序列と難易度について、詳しくはこちら】
東京理科大学に合格した人の体験談
ここでは、塾選に寄せられた東京理科大学の合格体験記を紹介します。実際に合格をつかんだ受験生や保護者の声から、どのような勉強法や姿勢が合格につながったのかを見ていきましょう。
東京理科大学に合格した人の勉強法
東京理科大学に合格した受験生の中には、得意科目を武器にしながら、苦手科目にもコツコツ向き合ったという人もいます。
高2から学習開始時の偏差値59の受験生の東京理科大学の合格体験記には、塾で身につけた時間配分などの実践的な解答力が力になったという記述があります。
得意科目を早くから固めておくと、入試本番でも安定した得点源になります。一方で、苦手科目を後回しにせず、映像授業や個別指導で早めに対策したという声も見られました。
高卒生(浪人生)から学習開始時の偏差値48の受験生の東京理科大学の合格体験記では、苦手科目を集中的に指導してもらったことで、偏差値を大きく伸ばせたという声もあります。
偏差値が低い時期から始めても、対策を続ければ合格は十分に狙えます。得意科目を伸ばしつつ、苦手科目を放置しないことが、東京理科大学合格の共通点といえそうです。
東京理科大学の併願校の選び方
東京理科大学を目指す受験生の多くは、早稲田大学の理工系学部(基幹理工学部・創造理工学部など)や、MARCH理系、芝浦工業大学などを併願先に選ぶ傾向があります。
参照:河合塾 Kei-Net「大学検索 2027年度入試データ」を基に編集部作成
【各大学の序列や難易度、入りやすい学部について、詳しくはこちら】
併願校選びについては、対照的な声もありました。
偏差値表の上から順に志望校を選んで、第一志望に届かなかったという声がある一方、偏差値を気にしすぎず、カリキュラムや授業内容で志望校を選んだという声もあります。
偏差値だけに頼らず、学びの内容や自分との相性も含めて検討することが、納得のいく併願校選びにつながります。
東京理科大学を目指す受験生が意識したいこと
体験記の中には、オープンキャンパスへの参加が志望校選びに役立ったという声も見られました。実際にキャンパスを訪れることで、学びのイメージがつかみやすくなります。
偏差値や倍率のデータに加えて、自分の目で確かめる機会も作っておきましょう。
東京理科大学の特徴
東京理科大学は、理工系に強みを持つ難関私立大学です。ここでは、大学の特色・キャンパス・就職実績・学費について紹介します。学部選びの参考にしてください。
東京理科大学は理工系に強い難関私立大学
東京理科大学は1881年創立の、理学の普及を建学の精神とする大学です。
理学部・工学部・薬学部・創域理工学部・創域情報学部・先進工学部・経営学部の7学部を持ち、理学部第二部を除く6学部は理工系の学びが中心です。
研究力の高さでも知られ、私立大学として唯一のノーベル賞受賞者(2015年ノーベル生理学・医学賞受賞、本学大学院出身の大村智博士)を輩出しています。
東京理科大学のキャンパス
東京理科大学は、4つのキャンパスに分かれています。
<学部別キャンパス一覧>
| キャンパス | 所在学部 |
|---|---|
| 神楽坂キャンパス | 理学部第一部、経営学部(経営学科・ビジネスエコノミクス学科)、理学部第二部 |
| 葛飾キャンパス | 薬学部、工学部、先進工学部 |
| 野田キャンパス | 創域理工学部、創域情報学部 |
| 北海道・長万部キャンパス | 経営学部 国際デザイン経営学科(1年次のみ) |
学部によって通うキャンパスが異なるため、志望する学部・学科のキャンパスも確認しておきましょう。
東京理科大学の就職実績
東京理科大学の学部卒業生(夜間学部含む)の進路決定率は96.5%です。学部卒業生のうち55.1%が大学院に進学しており(経営学部を除く昼間学部では65.1%)、専門性を高めたうえで就職する学生が多いのも特徴です。
参照:東京理科大学「就職・キャリア関連データ」
東京理科大学の学費
2026年度入学者の初年度納付金(入学金・授業料・教育充実費に加え、学生傷害共済補償費・父母会費・校友会費を含めた合計)は、学部によって差があります。
<学部別 初年度納付金(2026年度入学者用)>
| 学部・学科 | 初年度納付金合計 |
|---|---|
| 経営(経営、ビジネスエコノミクス) | 1,428,740円 |
| 経営(国際デザイン経営) | 1,454,740円 |
| 理学部第一部(数学、応用数学) | 1,799,740円 |
| 工学部 | 1,864,740円 |
| 先進工学部 | 1,864,740円 |
| 創域理工学部(数理科学) | 1,799,740円 |
| 薬学部(薬学科) | 2,509,740円 |
| 理学部第二部(数学) | 1,054,190円 |
参照:東京理科大学「初年度納付金(2026年度入学生)」
理学部第二部は、夜間学部のため他学部より初年度納付金が抑えられています。上記には学生傷害共済補償費・父母会費・校友会費(入学年次のみ)を含みます。
まとめ 自分に合った東京理科大学の学部を選ぶために大切なこと
東京理科大学で入りやすい学部を考えるなら、理学部第二部、創域理工学部電気電子情報工学科(S方式)、先進工学部、経営学部国際デザイン経営学科などが候補になります。
ただし、偏差値だけで判断するのは避けましょう。倍率・募集人員・入試科目との相性・昼夜間の別・キャンパス・併願校まで含めて検討することが、後悔しない学部選びにつながります。
2027年度一般選抜の詳細な募集要項は、本学公式サイト(入学者募集要項ページ)で順次公開されます。募集人員や配点に変更がないか、公開後にあらためて確認することをおすすめします。
東京理科大学は理工系に強い難関私立大学ですが、学部・学科によって難易度に差があります。この記事で紹介した偏差値・倍率・入試方式の特徴を参考にしながら、自分の得意科目や興味、将来の進路と照らし合わせて、納得できる学部選びをしてください。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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