【2027年度】共通テスト情報Ⅰがいらない大学27選!選び方の注意点も
「共通テストの情報を使わずに受験できる大学はあるの……?」と悩んでいる受験生もいるのではないでしょうか。
結論としては、共通テストの情報Ⅰを使わずに受験できる国公立大学はあります。情報Ⅰをまったく利用しない募集区分だけでなく、他科目を選択すれば情報Ⅰを使わずに済む方式も存在します。
この記事では、2027年度入試を前提に、情報Ⅰを使わずに受験できる大学・学部・方式を整理して紹介。あわせて、情報Ⅰを使わない選択のメリットと注意点、この記事で掲載している大学に合格した先輩の勉強法も紹介します。
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目次
共通テストで情報Ⅰがいらない大学はある?

結論から言うと、情報Ⅰを使わずに受験できる大学は存在します。
ただし「大学全体で不要」というケースは多くありません。学部・学科・日程によって扱いが変わることを、まず押さえておく必要があります。ここでは、一覧に入る前に「情報Ⅰがいらない」という言葉の意味を整理しておきましょう。
情報Ⅰを使わない・選択できる大学がある
「情報Ⅰがいらない」には、大きく分けて2つの意味があります。
1つ目は、そもそも合否判定に情報Ⅰを使わない募集区分です。2つ目は、情報Ⅰが選択科目の一つに含まれているものの、別の科目を選べば情報Ⅰを使わずに済む募集区分です。
この2つは似ているようで意味が異なるため、一覧を見る際は必ず備考欄を確認してください。
「利用しない」と書かれている場合は、そもそも情報Ⅰが選択肢にすら含まれていません。「選択によって回避可能」と書かれている場合は、情報Ⅰを選ばない代わりに、指定された別科目を選ぶ必要があります。
国立大学は情報Ⅰ必須が多い
国立大学協会が一般選抜で「情報」を含む6教科8科目を原則としていることもあり、情報Ⅰを必須とする募集区分が多く見られます。
2025年度入試のデータではありますが、河合塾の調査によると、国立大学は「必須」が97%を占め、「他教科との選択」や「利用しない」を合わせても4%に満たない結果となっています。
とはいえ、すべての国立大学・すべての日程で必須というわけではありません。学部によっては後期日程などで、情報Ⅰを利用しない、または選択科目として扱うケースも見られます。
「国立大学だから情報Ⅰは絶対に必須」と決めつけず、学部・日程ごとに確認することが大切です。
参考:最新入試情報解説!2025年度入試のポイント|河合塾Kei-Net
公立大学には情報Ⅰ不要の方式もある
公立大学のなかには、情報Ⅰを利用しない、または他教科との選択によって回避できる募集区分があります。
2025年度入試のデータではありますが、同じ河合塾の調査では、公立大学は「必須」が44%にとどまり、「他教科との選択」と「利用しない」を合わせると56%に上るとされています。国立大学と比べて、公立大学は情報Ⅰの扱いにばらつきが大きい傾向がうかがえます。
公立大学を志望する場合は、学部ごとの募集要項まで目を通すことをおすすめします。
情報Ⅰがいらない国公立大学一覧【2027年度】

以下では、情報Ⅰを利用しない、または他科目を選択することで情報Ⅰを使わずに受験できる募集区分を紹介します。地域別にまとめているので、志望校のあるエリアから確認してみてください。
必ず最新年度の募集要項をご自身でも確認してください。入試制度は年度によって変更される場合があります。
備考欄には「情報Ⅰを利用しない」「選択によって回避可能」など、扱いの違いを記載しています。両者は意味が異なるため、志望校を検討する際は備考欄まで必ず読んでください。
北海道・東北
| 大学・学部 | 日程・方式 | 備考 |
|---|---|---|
| 小樽商科大学 商学部 | 前期・後期など | 選択によって回避可能 |
| 北見工業大学 工学部 | 後期 | 情報Ⅰを利用しない。前期は対象外 |
| 旭川市立大学 地域創造・コミュニティ福祉・保健看護 | 一部方式 | 利用しない方式、または選択によって回避可能 |
| 札幌市立大学 看護学部 | 前期 | 情報Ⅰを利用しない |
| 青森公立大学 経営経済学部 | 一部方式 | 情報Ⅰを利用しない |
| 岩手県立大学 社会福祉学部など | - | 選択によって回避可能 |
| 宮城大学 事業構想学群など | - | 選択によって回避可能 |
| 山形県立保健医療大学 看護・理学療法・作業療法 | 一部方式 | 選択によって回避可能 |
北見工業大学のように、後期のみ情報Ⅰが不要で前期は対象外というケースもあります。日程まで確認したうえで出願方式を決める必要があります。
関東・甲信越
| 大学・学部 | 日程・方式 | 備考 |
|---|---|---|
| 高崎経済大学 地域政策学部など | - | 選択によって回避可能 |
| お茶の水女子大学 文教育・理・生活科学 | 一部後期 | 情報Ⅰを利用しない方式あり |
| 神奈川県立保健福祉大学 各学科 | 一部方式 | 選択によって回避可能 |
| 川崎市立看護大学 看護学部 | 一般選抜 | 情報Ⅰを利用しない |
| 横浜市立大学 国際教養・国際商 | B方式など | 選択によって回避可能 |
| 三条市立大学 工学部 | - | 選択によって回避可能 |
| 長岡造形大学 造形学部 | 一部方式 | 情報Ⅰを利用しない方式あり |
| 新潟県立大学 | 一部日程 | 2026年度参考では利用しない方式あり。2027年度は要確認 |
関東エリアは大学数が多く、方式のバリエーションも豊富です。同じ大学でも学科ごとに扱いが異なるケースが目立つため、志望学部単位での確認が欠かせません。
近畿
| 大学・学部 | 日程・方式 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良県立大学 地域創造学部 | 前期・中期 | 選択によって回避可能 |
| 大阪公立大学 理学部など | 一部後期 | 情報Ⅰを利用しない方式あり |
大阪公立大学のように、後期日程の一部学部でのみ情報Ⅰが不要になるケースもあります。前期・後期で扱いが変わる点に注意してください。
中国・四国
| 大学・学部 | 日程・方式 | 備考 |
|---|---|---|
| 公立鳥取環境大学 環境学部・経営学部 | - | 環境学部は利用しない方式あり。経営学部は選択によって回避可能 |
| 広島大学 理学部・工学部など | 一部後期 | 情報Ⅰを利用しない方式あり |
| 新見公立大学 健康科学部など | - | 選択によって回避可能 |
| 周南公立大学 経済経営・人間健康科学系 | 一部方式 | 選択によって回避可能。情報科学部は別扱い |
広島大学のように難関国立大学でも、学部・後期日程に限って情報Ⅰが不要な区分が用意されている点は見逃せません。
九州・沖縄
| 大学・学部 | 日程・方式 | 備考 |
|---|---|---|
| 九州大学 工学部化学工学科など | 後期など | 情報Ⅰを利用しない方式あり |
| 宮崎公立大学 人文学部 | - | 選択によって回避可能 |
九州大学のような旧帝大でも、学科・日程を絞れば情報Ⅰが不要な区分が存在します。難関大学だからといって情報Ⅰが必須とは限りません。
情報Ⅰがいらない私立大学もある

国公立大学だけでなく、私立大学の共通テスト利用方式にも目を向けておくと選択肢が広がります。ただし、私立大学の場合は「3科目型」など科目数の少ない方式に限って情報Ⅰが選択肢から外れているケースが多く、学科・方式単位での確認がより重要になります。
| 大学・学部 | 日程・方式 |
|---|---|
| 明治大学 文学部 | 大学入学共通テスト利用(前期日程・3科目方式/5科目方式) |
| 学習院大学 文学部(哲学科・史学科・教育学科) | 一般選抜(大学入学共通テスト利用入学者選抜) |
| 立教大学 文学部(キリスト教学科・英米文学専修・ドイツ文学専修・フランス文学専修・日本文学専修・文芸思想専修・教育学科) | 共通テスト利用入試(3科目型) |
同じ文学部でも、学習院大学の英語英米文化学科や独・仏語圏文化学科、立教大学の史学科では情報Ⅰが選択科目に含まれています。「3科目型」に限った話である点、学科によって扱いが変わる点は必ず押さえておきましょう。
参考:2026年度 明治大学 一般選抜要項、学部入試|学習院大学、2027年度 学部入試の情報|立教大学
※明治大学は2026年度要項、学習院大学・立教大学は各大学公式サイトの2027年度入試情報に基づく内容です。実施内容の詳細は各大学の最新の入試要項で必ず確認してください。
情報Ⅰがいらない大学を選ぶメリット

情報Ⅰを使わない方式には、いくつかのメリットがあります。ただし「情報Ⅰが不要だからお得」という単純な話ではありません。自分の学習状況に合っているかどうかで判断することが大切です。
ほかの科目に勉強時間を回せる
情報Ⅰの対策にかけていた時間を、配点の高い英語・数学・国語や、自分の苦手科目に回せます。
限られた受験期間の中で、優先順位を組み替える選択肢が増えることは大きな利点です。
得意科目や配点の高い科目に時間を集中させられる点が、最大のメリットといえます。
情報Ⅰが苦手でも受験しやすい
情報Ⅰを使わない方式を選べば、自分の得意科目を活かして勝負しやすくなります。
情報Ⅰの得点に不安がある場合、情報Ⅰを使わない方式も出願先の候補になることをおさえておきましょう。
情報Ⅰの対策負担を減らせる
「選択によって回避可能」な方式では、情報Ⅰの代わりに数学や地歴公民などを使うため、受験科目数そのものが減るわけではありません。
ただし、すでに対策している得意科目を使える場合、情報Ⅰに割く時間を抑えられます。
新しく対策する科目を増やさずに済む点が、実質的なメリットです。
情報Ⅰを使わない場合の注意点

メリットだけでなく、注意点も理解したうえで判断する必要があります。特に、次の4点は出願前に必ず確認しておきたいポイントです。
「利用しない」と「選択」は違う
一覧表の備考欄には「情報Ⅰを利用しない」と「選択によって回避可能」の2種類の表記があります。
前者は情報Ⅰがそもそも選択肢に入っていません。後者は情報Ⅰを選ばない代わりに、指定された別科目(数学・理科・地歴公民など)を受験する必要があります。
「選択によって回避可能」の場合は、代わりにどの科目が必要になるかまで必ず確認してください。
学部・方式によって扱いが変わる
同じ大学であっても、学部・学科・前期中期後期・共通テスト利用方式によって、情報Ⅰの扱いは変わります。
大学名だけを見て「この大学は情報Ⅰがいらない」と判断すると、実際に出願する学部では必須だったというケースも起こり得ます。
必ず志望する学部・学科・方式まで絞り込んだうえで、情報Ⅰの要不要を確認しましょう。
情報Ⅰを受けないなら出願時の教科登録に注意する
2027年度共通テストでは、出願時に受験教科等を登録し、10月9日10時から10月16日17時の確認・訂正期間には登録教科を含む出願内容を変更できます。期間終了後は原則として変更できません。
志望校が固まっていない場合は、「情報」を受験しないと早い段階で決め切らず、確認・訂正期限までに志望校の必要科目を確認しましょう。
登録内容は期限内であれば見直せるからこそ、志望校の科目要件を確認してから確定させることが大切です。
志望校変更がしにくくなる
情報Ⅰの対策を完全にやめてしまうと、後から志望校を変更したくなった際に、出願できる大学の選択肢が狭まる可能性があります。
情報Ⅰを必須とする大学・学部は依然として多いため、志望校が固まっていない段階での判断には注意が必要です。
情報Ⅰがいらないなら勉強しなくていい?

一覧を確認したあと、多くの受験生が気になるのがこの点でしょう。結論から言えば、志望校の固まり方次第で判断は変わります。
志望校が固まっていれば優先度を下げてもよい
志望する大学・学部・方式がすでに明確で、そのすべてで情報Ⅰを使わないのであれば、情報Ⅰの勉強時間を減らすという選択肢はあります。
ただし「まったく勉強しなくていい」と言い切れるわけではありません。あくまで優先度を下げる、という位置づけで考えるのが安全です。
志望校を変えるなら最低限は対策する
まだ志望校が固まっていない場合や、高校3年生の途中で志望校を変える可能性がある場合は、情報Ⅰを完全に捨てない方が無難です。
情報Ⅰを最低限でも対策しておくことで、後から出願できる大学の選択肢を残しておけます。
掲載大学の合格者に学ぶ勉強法

ここでは、この記事で紹介した大学に合格した方の勉強法や生活習慣を紹介します。紹介する体験談自体は情報科目に直接言及したものではありませんが、限られた学習時間をどう使ったかという視点で参考にしていただける内容です。
過去問と併用アプリで弱点を効率よく克服する
横浜市立大学国際教養学部に合格した受験生の中には、過去問演習とアプリ学習を組み合わせて、弱点克服に取り組んだ人もいます。
中3から学習開始時の偏差値55の受験生の保護者の横浜市立大学国際教養学部への合格体験記には、以下のような記述があります。
このように、過去問と塾のテキストの反復に加えて、アプリ学習で自分の弱点をピンポイントに補強した例もあります。
自律的に取り組める教材を組み合わせることが、弱点克服のポイントです。
早朝学習と規則正しい生活リズムで学習時間を確保する
公立鳥取環境大学環境学部に合格した受験生の中には、早朝から学習時間を確保し、規則正しい生活リズムで受験勉強に取り組んだ人もいます。
中3から学習開始時の偏差値60の受験生の公立鳥取環境大学環境学部への合格体験記には、以下のような記述があります。
このように、早朝に起きて学習時間を確保し、学校の図書室も活用しながら、夜は早めに休むという規則正しい生活リズムを徹底した例もあります。
限られた時間をどう配分するかは、日々の生活リズムの整え方によって大きく変わります。
まとめ 情報Ⅰが必要かは学部・方式まで確認しよう

共通テスト「情報Ⅰ」を使わずに受験できる大学は、国公立・私立ともに存在します。情報Ⅰを利用しない募集区分と、選択によって回避できる募集区分の2パターンがあり、備考欄でその違いを確認することが欠かせません。
大切なのは、大学単位ではなく学部・学科・日程・方式まで踏み込んで確認する姿勢です。情報Ⅰを完全に捨ててしまうと、志望校を変更したくなったときの選択肢が狭くなる点も忘れてはいけません。
最終的な判断の前には、必ず2027年度の大学公式募集要項を確認してください。情報Ⅰが苦手だからという理由だけで志望校を決めるのではなく、得意科目や二次試験の配点も含めて、自分が力を発揮しやすい入試方式を選びましょう。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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