【2027年】共通テストの鉛筆完全ガイド!濃さ・ロゴ・英語表記のルールと100人調査
「共通テストの鉛筆、ルールはある?」「何本持っていけばいいの?」「シャーペンは使えるの?」と、試験が近づくほど気になっていませんか。普段使っている鉛筆の濃さや、ロゴ・文字が入った鉛筆をそのまま持っていってよいのか不安な方もいるでしょう。
共通テストの解答に使えるのは、H・F・HBの黒鉛筆です。また、和歌・格言等が印刷された鉛筆は使用できません。一方、「マークシート専用」の鉛筆であることは必須ではなく、規定を満たしていれば市販の一般的な鉛筆でも使用できます。
この記事では公式規定に加えて、共通テスト・旧センター試験の受験経験者100人への独自調査もふまえ、実際にどんな鉛筆を選び、何本準備していたのかまで紹介します。
編集部
塾選ジャーナル編集部
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
目次
共通テストで使える鉛筆の規定

まず知っておきたいのは、共通テストの解答に使える鉛筆には明確な規定があるということです。
大学入試センターが公表している「受験上の注意」には、解答には必ず黒鉛筆(H、F、HBに限る)及びプラスチック製の消しゴムを使用してくださいと明記されています。黒鉛筆以外のものでマークすると、解答が読み取れないことがあるためです。
以下の早見表は、共通テストの筆記用具に関する規定を整理したものです。手元の鉛筆と照らし合わせながら確認してみてください。
| 項目 | 可否 | 補足 |
|---|---|---|
| 黒鉛筆(H・F・HB) | 使える | 解答用のマークに使用 |
| 黒鉛筆(B・2B等) | 指定外 | 解答用に指定されていない |
| 和歌・格言等の印刷がある鉛筆 | 使えない | 公式に不可と明記 |
| メーカー名・ロゴのみ | 要確認 | 公式資料では個別の可否記載なし |
| シャープペンシル | 条件付き | 黒い芯でメモ・計算のみ |
| マークシート専用鉛筆 | 条件を満たせば使える | 専用品であることは必須ではない |
| プラスチック製消しゴム | 使える | 解答の訂正に使用 |
| 鉛筆削り | 使える | 電動式・大型・ナイフ類は不可 |
鉛筆を選ぶうえで特に確認したいのは、「濃さ」と「印刷内容」です。次の項目から、それぞれを詳しく見ていきます。
使える濃さはH・F・HB
共通テストの解答に使用できる黒鉛筆の濃さは、H・F・HBの3種類に限られています。大学入試センターの公式サイトでも、使用できる筆記具として「黒鉛筆(H、F、HBに限る)」と明記されています。
「HBしか使えないと思っていた」という方もいれば、「Bや2Bのほうが濃くてマークしやすいのでは」と考える方もいると思います。しかし大切なのは、マークのしやすさではなく、公式に指定された範囲の濃さから選ぶことです。
B・2Bはマークシートの塗りつぶしに向くとされることもありますが、共通テストの解答用としては指定範囲に含まれていません。手元の鉛筆にB・2Bしかない場合は、この機会にH・F・HBのいずれかを準備しておくと安心です。
ロゴ・文字・柄入り鉛筆は使える?
「共通テスト 鉛筆 ロゴ」で検索する方は、手元の鉛筆に印刷された文字が問題にならないか気になっているはずです。ここは公式に明記されている内容と、そうでない内容を分けて考える必要があります。
大学入試センターが明確に不可としているのは、和歌・格言等が印刷されている鉛筆です。これは公式の規定として明記されており、判断に迷う余地はありません。
一方で、メーカー名やブランドロゴ、一般的な英字表記についての可否は、公式資料で個別に記載されているわけではありません。そのため、編集部として「ロゴ入りはすべてOK」「すべてNG」と断定することは避けます。
判断に迷う鉛筆をあえて持ち込んで不安を抱えるより、無地に近いシンプルな鉛筆を選んでおくほうが、余計な心配をせずに試験へ集中できます。キャラクター柄や合格祈願の文字、数式などが入ったものも同様に、避けておくのが無難です。
ポイント
💡 メーカー名やアルファベット(英字)表記は大丈夫?
「uni」「MONO」といったメーカー名・ブランド名や、製造表記・型番程度のアルファベットについては、問題視されることはほぼないとする見方が一般的です。ただし、これは大学入試センターが公式に線引きを示しているわけではありません。
一方、英単語の意味を持つ表現や、ことわざ・和歌・格言などが印刷されているものは、公式に不可と明記されています。不安な場合は、無地に近い鉛筆を用意しておくのが最も確実です。
マークシート専用鉛筆は必須ではない
「マークシート専用」と書かれた商品を買わなければいけないと感じている方もいるかもしれません。しかし、大学入試センターが定めているのはあくまで濃さと印刷内容の条件であり、「専用品であること」自体は条件になっていません。
塾選が独自に共通テスト・旧センター試験受験経験者100人を対象に行ったアンケートでは、調査した100人のうち80人が、市販の一般的な鉛筆(HB・F・H等)を使用していました。マークシート専用鉛筆を使った人は18人にとどまっています。
もちろん、80人が使っていたからといって、それだけで「使用可能」が保証されるわけではありません。あくまで公式規定を満たしていることが前提です。そのうえで、実際の受験経験者の多くが、専用品ではなく市販の一般的な鉛筆で臨んでいたという実態は、専用品を探すことに時間をかけすぎなくてよい参考になります。
共通テストの鉛筆はどう選ぶ?

規定を満たす鉛筆の中から、実際にどれを選べばよいか迷う方も多いと思います。ここでは、商品名を挙げるのではなく、選ぶときの基準を紹介します。
迷ったら使い慣れた鉛筆を選ぶ|100人調査でも最多
規定を満たしていることを前提に、迷ったときは普段の勉強や模試から使い慣れた鉛筆を選ぶのがおすすめです。
本番直前になって初めて使う鉛筆に変えると、握り心地や筆圧、マークの感覚が普段と変わってしまう可能性があります。慣れた道具を使うことは、当日の余計な緊張を減らすことにもつながります。
塾選のアンケートでも、この考え方が見えてきます。鉛筆を選んだ理由として最も多かったのは「普段の模試や勉強から使い慣れていたから」で、61人が回答していました。規定を守るためという回答が34人、芯の折れにくさや濃さの安定感を重視したという回答が30人と続いています。
転がりにくい六角形の鉛筆が便利
試験会場の机はそれほど広くないことも多く、鉛筆が転がって落ちてしまうと、そのぶん集中が途切れてしまいます。
規定を満たす鉛筆の中でも、六角形など転がりにくい形状のものを選んでおくと、当日の扱いやすさが変わってきます。
この点についても、100人調査で具体的な傾向が見えています。転がり防止のために角型・六角形などを選んだ人は38人。また、実際に鉛筆や消しゴムを机から落としてしまった経験がある人は10人いました。実際に筆記具を落とした人もいるため、転がりにくさは鉛筆選びで確認しておきたいポイントです。
規定を満たすシンプルな鉛筆を選ぶ
ここまでの内容を踏まえると、鉛筆選びの基準は次の3点に整理できます。濃さがH・F・HBの範囲であること、和歌・格言などの印刷がないこと、判断に迷うデザインは避けることです。
一番マークしやすい商品や、一番高機能な商品を探す必要はありません。それよりも、規定面で余計な心配をしなくて済む、シンプルな鉛筆を選んでおくことが大切です。
100人調査でも、26人が英字やプリントの有無を含めて規定に沿っているか事前に確認していたと回答しています。この一手間が、当日の安心につながります。
共通テストの鉛筆は複数本用意しよう

使う鉛筆が決まったら、次に考えたいのは本番当日の準備です。1本だけで臨むのではなく、予備を含めて複数本準備しておくことをおすすめします。
鉛筆は複数本準備する|100人調査では5本以上が半数超
大学入試センターは鉛筆の必要本数を指定しているわけではありません。そのため「共通テストには5本必須」と断定することはできません。
ただし、予備を含めて複数本、あらかじめ削った状態で持っていくと安心なのは確かです。塾選のアンケートでは、55人が5本以上など多めの鉛筆を削って持参していたと回答しています。半数を超える受験生が、余裕を持った本数を準備していたことになります。
芯が丸くなったり折れたりしたときに、その都度削り直す時間はもったいないものです。あらかじめ複数本を削っておけば、すぐに持ち替えて解答を続けられます。
芯折れ・落下に備えて予備を置く
なぜ複数本の準備が安心につながるのか、実際のトラブル傾向から見てみます。
100人調査では、84人が「特にトラブルやヒヤリとした経験はない」と回答しており、大半の受験生は問題なく試験を終えています。一方で、机から鉛筆や消しゴムを落とした経験がある人が10人、試験中に芯が立て続けに折れた・丸くなったという人が4人いました。
「試験中の緊張から過度に力が入ってしまい、マークシートを塗る時に2本立て続けに鉛筆の芯(削った先)を折ってしまいました。」(hiro39さん)
このように、頻度としては多くないものの、実際に起こりうるトラブルです。だからこそ、事前に複数本を削って机の上に並べておけば、その場ですぐに別の鉛筆へ持ち替えられます。過度に心配する必要はありませんが、簡単にできる備えとして準備しておくと安心です。
鉛筆削り・消しゴムも忘れず準備する
鉛筆本体とあわせて、周辺の持ち物も確認しておきましょう。大学入試センターの規定では、鉛筆削りは電動式・大型のもの・ナイフ類は不可とされており、それらに該当しないものを準備する必要があります。消しゴムはプラスチック製のものを使用します。
100人調査では、小型の鉛筆削りを持参した人が35人、鉛筆キャップをつけて芯折れを防いだ人が29人いました。これらの数字は「必須」を示すものではありませんが、鉛筆を十分に削って準備したうえで、必要に応じて規定を満たす鉛筆削りも用意しておくと、より安心できます。
なお、時計や昼食など鉛筆以外の持ち物については、こちらの記事も参考にしてください。
共通テストの鉛筆に関するよくある質問

共通テストの鉛筆に関するよくある質問についてまとめます。
Bや2Bの鉛筆は使える?
共通テストの解答用に指定されているのは、黒鉛筆のH・F・HBです。B・2Bは、この指定範囲には含まれていません。
手元にB・2Bの鉛筆しかない場合は、この機会にH・F・HBのいずれかを準備しておくことをおすすめします。「濃いほうがマークしやすいのでは」と感じるかもしれませんが、大切なのは公式に指定された濃さの範囲から選ぶことです。
Bの鉛筆を使ってしまったらどうなる?
試験中にB・2Bを使っていることに気づいた場合は、指定されている濃さの鉛筆へ切り替えて解答を続けるのが基本です。
試験が終わったあとに気づいて不安になる方もいると思います。
「マークシートはHBという指定があるのに試験後まで気づかす、2Bでやってしまったが大丈夫か…と終わった後で泣きました。」(ゆりさん)
こうした不安を感じる方は少なくありません。ただし、これは個人の体験であり、B・2Bでの解答が問題なく採点されることを保証するものではない点にご注意ください。同じ不安を防ぐためにも、試験前日までに使用する鉛筆の濃さを必ず確認しておきましょう。
ポイント
なぜBや2Bは指定外なのか?
B・2Bが指定外とされる理由について、大学入試センターは公式には明らかにしていません。一般的には、芯が柔らかく濃いB・2Bは消しゴムで消しても黒鉛が紙面に残りやすく、消し残りが二重マークと誤判定されるリスクがあるためと言われています。
理由の如何にかかわらず、共通テストの解答にはH・F・HBを使用しましょう。
三菱など普通の鉛筆でも使える?
三菱鉛筆を含め、特定メーカーで使用可否が決まるわけではありません。大学入試センターの規定では、黒鉛筆はH・F・HBに限り、和歌・格言等が印刷されたものは不可とされています。手元の鉛筆がこの規定に沿っているかを確認しましょう。
メーカー名やロゴが気になる場合は、無地に近いシンプルなものを用意すると安心です。100人調査でも、80人が市販の一般的な鉛筆を使用していました。
シャーペンは使用不可?
「シャープペンシルは共通テストでは一切使えない」と誤解している方もいますが、これは正確ではありません。
大学入試センターの規定では、問題用紙への計算やメモ書きにはシャープペンシルの使用が認められています。ただし、これはあくまで計算・メモ用の位置づけであり、解答用紙へのマークには使用できません。
大学入試センターは、黒鉛筆(H・F・HB)以外でマークした場合、解答が読み取れないことがあるとして、解答への使用を認めていません。試験当日は、計算・メモはシャープペンシル、マークは黒鉛筆というように役割を分けて使うと安心です。
鉛筆は何本持っていけばいい?
大学入試センターは必要な本数を指定していません。そのため「必ず5本」とは言い切れませんが、予備を含めて複数本、あらかじめ削って持っていくと安心です。
100人調査では、55人が5本以上など多めの鉛筆を削って持参していました。この実態を参考に、芯折れや落下に備えた本数を準備しておくとよいでしょう。
なぜ共通テストでは鉛筆を使う?
大学入試センターは、黒鉛筆(H・F・HB)以外でマークした場合、解答が読み取れないことがあるとして、指定された黒鉛筆を使用するよう求めています。共通テストでは、この指定に従って解答しましょう。
まとめ 規定を確認して使い慣れた鉛筆を準備しよう

ここまで、共通テストの鉛筆について規定から準備方法まで見てきました。
大切なのは、まず最新年度の大学入試センターの規定を確認することです。そのうえで、規定を満たす鉛筆の中から、普段使い慣れているものを選ぶこと。そして、予備を含めて複数本、あらかじめ削った状態で本番に持っていくこと。この3点を押さえておけば、当日の準備としては十分です。
塾選のアンケートでも、市販の一般的な鉛筆を使った人が多く、使い慣れていることを選択理由に挙げた人が最多でした。また、半数以上が5本以上など多めの鉛筆を削って準備していました。特別な鉛筆を探し回るよりも、規定を確認したうえで、使い慣れた鉛筆を余裕を持って準備しておくことが、結局のところ一番の近道です。
鉛筆の準備ができたら、時計や当日の持ち物についても確認しておきましょう。
参考:令和9年度 大学入学共通テストQ&A|大学入試センター
調査対象:共通テスト(旧センター試験を含む)の受験経験がある方(現役の大学生・大学院生、短大生・専門学生、および社会人)(有効回答数100名)
調査時期:2026年8月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:【100人調査】共通テスト当日の「時計・鉛筆・トイレ対策」に関する実態調査
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
注目の塾
PR

