【2027年度】共通テストの自己採点、いつ・どこでやる?採点方法と判定サイトの使い方
「共通テストが終わったら、まず何をすればいいの?」それは自己採点をすることです。単なる答え合わせではなく、出願先を考えるために行います。
現役生の場合、試験翌日に学校へ登校し、学校の指示に沿って自己採点や結果提出を行うケースも多くあります。正確に採点するには、試験中に問題冊子へ自分の解答を残しておくことが第一歩です。
この記事では、自己採点をいつ・どこでするのかから、具体的なやり方、利用できるサイト、自己採点後に出願までどう進めればよいかを順番に解説します。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
共通テストの自己採点はいつする?学校で行うケースも多い

共通テストの自己採点は、基本的に受験する全日程が終了したあとに行います。現役生は学校で、既卒生などは自宅で行うケースもあります。
まずは、自分がいつ・どこで自己採点するのかを確認しておきましょう。
共通テストの自己採点は2日間の試験終了後に行う
共通テストの自己採点は、基本的に2日間の全日程が終わってから行うものです。
大まかな流れは、共通テスト終了→正答・配点の確認→自己採点→得点の提出・入力→判定確認、という順番になります。
ここで意識しておきたいのが、2日目にも受験する科目がある場合は、1日目終了直後に無理に自己採点する必要はないという点です。1日目の結果が気になって2日目の試験に集中できなくなっては本末転倒だからです。この点は、後ほどよくある質問で詳しく説明します。
現役生は共通テスト翌日に学校で自己採点することも多い
現役生の場合、共通テスト翌日などに登校し、学校の指示に沿って自己採点を行うケースも多くあります。
具体的には、問題冊子を持参し、学校で用意された正答・配点をもとに自己採点を行い、得点を学校指定の用紙やフォームに入力するという流れです。学校がその後、予備校などの集計サービスへ生徒のデータをまとめて提出する場合もあります。後日、返却された判定資料をもとに、担任の先生との面談で出願を検討していくことになります。
ここで重要なのは、自己採点サイトを自分で探す前に、まず学校からの案内を確認するということです。
学校で自己採点を行う予定がある場合は、日時・持ち物・入力方法を事前に確認しておきましょう。問題冊子の持参が必要になることが多いですが、細かいルールは学校によって異なるため、進路指導の先生や配布プリントで確認してください。
自己採点が必要なのは出願先を検討するため
「そもそもなぜ自己採点が必要なのか」という疑問にここで答えます。自己採点は単なる答え合わせではなく、正式な成績がわかる前に自分の得点を推定し、出願先を検討するために行います。
2027年度共通テストでは、出願時に成績閲覧を希望した受験者は、4月1日からマイページで正式な成績を確認できます。一方、国公立大学の一般選抜は1月25日から出願が始まるため、正式な得点を確認してから出願先を決めることはできません。そのため、問題冊子に残した解答をもとに自己採点を行い、その結果を出願判断に使うことになります。
特に国公立大学を志望する場合、共通テストの結果を踏まえて出願先そのものを決めることになるため、自己採点の正確さが重要になります。
共通テスト終了後の基本的な流れをまとめると、次のようになります。
- 試験終了 → 学校等で自己採点 → 集計サービスへ提出・入力 → 判定・ボーダー確認 → 出願検討
この流れを頭に入れたうえで、次は具体的な自己採点のやり方を見ていきましょう。
共通テストの自己採点のやり方|試験当日から4ステップ

正確な自己採点の準備は、試験中から始まります。自己採点するためには、試験中に自分の解答を問題冊子へ残しておく必要があります。
ここでは、試験中の準備から得点の提出までを、4つのステップに分けて説明します。
STEP1 試験中に自分の解答を問題冊子へ残す
自己採点で最も重要なのが、このステップです。マークシートに記入した解答を、問題冊子側にも書き残しておきます。
途中で解答を変更した場合は、問題冊子側の記録も必ず直しておきましょう。後から見返したときに、自分がどの選択肢を選んだのか正確にわかる状態にしておくことが目的です。翌日以降の自己採点は、この記録をもとに行うことになります。
あくまで試験時間内に問題を解くことを優先しつつ、自己採点できるだけの記録を残すことが大切です。問題冊子への転記に時間をかけすぎて、解答時間が足りなくなるようでは意味がありません。
STEP2 公開された正答・配点を確認する
自己採点では、信頼できる正答・配点を使うことが前提になります。基本となるのは、大学入試センターが公表する正答、学校から配布・指定された採点資料、予備校各社が発表する公式情報です。
SNS上の速報だけをもとに採点するのは避け、必ず正式な情報源で確認するようにしましょう。また、年度や科目、問題番号を取り違えないことにも注意が必要です。特に選択科目がある教科では、自分が選んだ大問と正答の対応がずれやすいため、落ち着いて確認してください。
STEP3 問題冊子の解答と照らし合わせて得点を計算する
続いて、問題冊子に残した自分の解答と正答を照合し、得点を計算していきます。
正解した問題の配点を一つずつ加算し、科目ごとの得点を算出したうえで、必要に応じて総合点を出します。「正解数=得点」と単純に計算できない場合があるため、問題ごとの配点を必ず確認しながら進めましょう。
なお、志望大学によって共通テストの利用科目や配点の換算方法は異なります。この段階では、まず素点(配点通りの得点)を正確に出すことを優先してください。大学ごとの換算は、自己採点後の章で改めて説明します。
STEP4 自己採点結果を学校や集計サービスへ提出・入力する
得点が出たら、その結果を提出・入力するステップに進みます。ここでも、まず優先すべきは学校からの指示です。
学校から提出方法が指定されている場合は、その方法に沿って入力・提出を行います。そのうえで、必要に応じて予備校などの判定サービスも利用する、という順番で考えてください。「河合塾・東進・ベネッセのいずれかに必ず登録しなければならない」というわけではない点は誤解のないようにしましょう。
自己採点で間違えやすいポイント
採点後にもう一度見直しておきたいのが、次のようなミスです。自己採点結果はこのあと出願判断にも使うため、提出前に確認しておくと安心です。
- 問題冊子への転記漏れ
- 解答を変更したのに問題冊子側を直していない
- 正答番号の見間違い
- 配点の足し間違い
- 年度・科目の取り違え
【2027年度】共通テストの自己採点・判定はいつ?サイトと公開日程

学校で自己採点・集計を行う場合は、まず学校から指定された方法に従ってください。そのうえで、自分で正答を確認したい場合や、判定・ボーダーを確認したい場合には、大学入試センターや予備校各社のサイトを利用できます。
2027年度共通テストの日程と、確認できることを整理すると次のようになります。
| 日程・目安 | すること・確認できること | 主な確認先 |
|---|---|---|
| 1月16日(土)・17日(日) | 共通テスト本試験 | ― |
| 試験当日から順次 | 正答・配点の確認、自己採点 | 大学入試センター、各予備校 |
| 試験終了後、学校の指定日 | 学校で自己採点・結果提出 | 学校の指示を確認 |
| 1月20日(水) | バンザイシステム・ボーダーライン公開予定 | 河合塾 |
| 試験終了後数日 | 判定・志望動向を確認 | 駿台・ベネッセ・東進など |
※学校での自己採点日は全国共通の日程ではなく、学校ごとに異なります。上表の「学校の指定日」は目安として記載しています。
自己採点できる時期と、判定データがそろう時期は分けて考えることがポイントです。たとえば正答・配点自体は試験当日から順次公開されますが、集計データにもとづく判定やボーダーラインが出そろうのは、それより後になります。
この違いを踏まえたうえで、各サービスの役割を見ていきましょう。
大学入試センター|試験後に正答・配点を確認
大学入試センターは、共通テストの正答・配点を公式に発表する機関です。自分で採点する際の基準として、まずここで公開された情報を確認しましょう。
自己採点そのものを行うツールではなく、「正しい採点基準を確認する場所」という位置づけです。
参考:大学入試センター
東進|Webで自己採点・判定を確認する
東進ドットコムでは、自分の解答を入力して採点できるページと、その結果を利用した合否判定システムが提供されています。自己採点そのものができる時期と、合否判定ラインが公開される時期は別であり、判定ラインは試験終了から数日後に公開される流れです。
年度ごとの公開日時は、利用時に最新の公式案内で確認してください。
河合塾|共通テストリサーチで判定・ボーダーを確認する
河合塾の共通テストリサーチは、自己採点そのものよりも、自己採点結果をもとに志望校を検討する際に利用するサービスです。全国規模の自己採点データを集計し、大学・学部ごとの合格可能性やボーダーラインを示してくれます。
2027年度は、河合塾が1月16日から問題・正解・自己採点シートを順次公開し、1月20日にバンザイシステムとボーダーラインを公開する予定です。詳細や最新の更新状況は、河合塾Kei-Netの「2027年度大学入学共通テスト特集」で確認できます。
参考:2027年度大学入学共通テスト特集|河合塾 Kei-Net
駿台・ベネッセ|データネットなどで志望校判定を確認する
駿台・ベネッセが提供する自己採点集計サービス「データネット」も、自己採点結果の集計・判定基準・志望動向をもとに出願検討を支援するものです。
2026年度は、河合塾の「共通テストリサーチ」と駿台・ベネッセの「データネット」が一部を協同で実施し、申し込み・自己採点データの収集・判定結果の返却には共通サイトが使われました。一方、成績集計や志望校判定などはそれぞれ独自に行われています。2027年度の詳細は、正式発表後に確認してください。
参考:大学入学共通テスト自己採点集計|河合塾・駿台・ベネッセ
ここで整理しておきたいのが、「自己採点」「自己採点集計」「志望校判定」という似た言葉の違いです。
- 自己採点:自分の得点を自分で計算すること
- 自己採点集計:多くの受験生の自己採点結果を予備校などが集めること
- 志望校判定:集計データなどをもとに、出願先の合格可能性の目安を確認すること
この3つを同じものとして捉えず、それぞれ役割が違うことを意識しておきましょう。
自己採点が終わったら何をする?判定から出願までの流れ

自己採点は点数を確認して終わりではありません。次は、自分の得点を志望校の入試方式に当てはめて確認していきます。
志望大学で利用する科目・配点を確認する
「共通テストで◯点取れた」という総合点だけでは、出願の判断はできません。確認すべきなのは、志望大学が共通テストでどの科目を利用するか、科目ごとの配点はどうなっているか、大学独自の換算方法があるか、そして共通テストと個別試験の配点比率です。
同じ総合点でも、大学によって評価される得点は変わります。総合点だけで「受かりそう」「厳しそう」と判断しないことが大切です。志望大学の最新の入試要項で、必ず確認するようにしましょう。
判定・ボーダー・志望動向を確認する
判定とは、自己採点結果や集計データをもとにした合格可能性の目安です。河合塾の「ボーダーライン」は、合否の可能性が50%に分かれると予想されるラインを指します。志望動向は、その大学・学部を志望している受験生の状況です。
これらはどれか一つだけを見て判断するのではなく、複数の情報を組み合わせて考えることが重要です。
判定結果をもとに学校・塾で出願先を相談する
自己採点結果、判定、志望校の配点、そして得意不得意も踏まえた二次試験との相性などを合わせて、学校や塾の先生に相談しましょう。
判定が悪かったからすぐに志望校を変える、良かったから絶対に安全というわけではありません。判定はあくまで出願を考えるための材料の一つとして捉え、複数の視点から出願先を検討することが大切です。
出願先を決めたら二次試験・私大対策へ切り替える
出願先の検討が終わり、学校や塾との相談を経て方針が決まったら、次は二次試験や私立大学入試の対策に気持ちを切り替えましょう。
自己採点の結果を何度も見返して不安になるよりも、今何をすべきかに意識を向けることが、残りの受験期間を有効に使うことにつながります。
共通テストの自己採点に関するよくある質問

共通テスト1日目の夜に自己採点すべきですか?
2日目にも受験する科目があるなら、1日目の夜に無理に自己採点する必要はありません。得点が気になってしまったり、思ったより低かった場合に2日目の試験へ影響したりする可能性があるためです。翌日の受験に備えて休息をとることを優先しましょう。
翌日に学校でまとめて自己採点する予定であれば、そちらに任せる形でも問題ありません。ただし、絶対に採点してはいけないというわけではなく、落ち着いて確認できるならその日のうちに行っても構いません。
学校で自己採点する場合、自宅でも採点したほうがいい?
翌日に学校で自己採点する予定なら、前夜に急いで自宅で採点する必要はありません。学校の予定と提出方法を優先して構いません。
一方で、全日程が終わった直後に自分でも確認しておきたい場合や、学校で自己採点を実施しない場合、既卒生の場合などは、自宅で自己採点を行っても問題ありません。
自己採点用のシート・用紙は必要?
必ずしも専用の用紙が必要というわけではありません。学校から自己採点用の用紙が配られる場合は、それを使うのが基本です。
最も重要なのは、シートの有無よりも、試験中に問題冊子へ自分の解答を正確に残しておくことです。用紙がなくても、問題冊子への記録さえあれば自己採点は可能です。
問題冊子に答えを書き忘れたらどうする?
問題冊子に解答が残っていない場合、その部分の正確な自己採点は難しくなります。記憶だけを頼りに無理に復元するのは避けましょう。
一部の設問だけ記録がない場合は、その部分の得点が不確定であることを認識したうえで、学校や塾の先生に相談しながら出願判断を進めるようにしてください。
自己採点と実際の得点が違うことはある?
あります。原因としては、問題冊子への転記ミス、解答変更の反映漏れ、自己採点時の正答の見間違い、配点の計算ミス、そして実際のマークミスなどが考えられます。
なお、共通テスト利用入試に、自己採点上は十分な得点があるはずの大学を出願していたにもかかわらず、想定外の結果になった場合は、自己採点と実際の得点に大きな差があった可能性を疑う材料になることがあります。
ただし、共通テスト利用入試の合否は、募集状況や大学独自の配点・換算方法などにも左右されるため、不合格だったからといって、必ずしもマークミスがあったと断定することはできません。
また、共通テスト利用入試の合格発表時期によっては、国公立大学の出願判断には間に合わないこともあるため、あくまで実際の得点とのズレを後から振り返る材料の一つとして捉えてください。
自己採点サイトは登録・ログインが必要?
サービスによって異なります。登録不要で採点できるものもあれば、登録・ログインが必要なもの、利用できる期間が限定されているものもあります。
利用する際は、2027年度の各社の公式案内で最新の条件を確認してください。この記事で紹介したサイト一覧も参考にしてみてください。
河合塾・ベネッセ・東進の判定が違ったらどうする?
判定が異なることはあります。理由としては、集計している受験生の母集団の違い、判定基準の違い、データを更新するタイミングの違いなどが考えられます。
1社の判定だけで出願を決めるのではなく、志望大学の配点や二次試験とのバランスも確認しながら、学校や塾の先生にも相談して総合的に判断することをおすすめします。
まとめ 自己採点は学校の予定を確認し、試験中に解答を残しておこう

ここまでの流れを、時系列で振り返っておきましょう。
試験前は、まず学校の自己採点予定を確認しておきます。試験中は、問題冊子に自分の解答を残しておくことを忘れないでください。1日目終了後、2日目も受験するのであれば、自己採点を急がず翌日に備えることが大切です。全日程終了後は、学校または自宅で自己採点を行います。自己採点後は、判定・ボーダー・志望校の配点を確認し、その後は学校や塾の先生とも相談しながら出願先を検討していきます。
共通テストの自己採点は、何点だったかを確認して終わる作業ではありません。出願先を考えるための第一歩です。まずは学校から自己採点の日程や提出方法が案内されていないか確認し、試験当日は採点できるよう問題冊子に自分の解答を残しておきましょう。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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