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【2027年度】共通テストの追試は難しい?本試との違い・申請条件まで完全解説

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大学受験
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「体調を崩したら、追試になるかもしれない」「追試は本試より難しいと聞くけれど本当だろうか」。そんな不安を抱えていませんか。

結論から言うと、共通テストの追試が本試より難しいとは一概にはいえません。追試だけの平均点は公表されていないため、数値による客観的な比較もできません。ただし、体調回復やスケジュール調整の面では負担を感じやすい試験でもあります。

この記事では、追試の仕組みから難易度・平均点、本試との比較、受験条件、申請方法、追試になった場合の過ごし方まで、順を追って解説します。

塾選ジャーナル編集部

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目次

共通テストの追試とは?

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追試とは、何らかの事情で本試験を受けられなかった受験生のために用意された試験です。

まずは「誰が」「いつ」「どこで」受ける試験なのか、全体像から押さえていきましょう。

追試は本試を受けられない人向けの試験

共通テストの追試は、病気やけがなどのやむを得ない事情によって本試験を受けられなかった受験生に、受験機会を確保するための試験です。

ここで押さえておきたいのは、本試を欠席したからといって自動的に追試を受けられるわけではないという点です。

追試を受けるには、定められた方法で申請し、受験を認められる必要があります。具体的にどのようなケースが対象になるかは、後述の「共通テスト追試の受験条件」で詳しく説明します。

なお、追試とよく似た制度に再試験があります。こちらは自然災害や試験実施上のトラブルなど、受験生側の事情ではない理由で試験が正常に行われなかった場合に実施されるものです。追試と再試験の違いについては、後述のFAQで改めて整理します。

2027年度の追試験は2027年1月23日・24日

2027年度(令和9年度)の追試験は、2027年1月23日(土)・24日(日)に実施されます。本試験(1月16日・17日)の1週間後です。

大学入試センターが公表している令和9年度受験案内で、すでに正式に確定している日程です。

参考:令和9年度 受験案内(PDF形式)|独立行政法人 大学入試センター

出題教科・科目の出題方法や試験時間などは、本試験に準じて実施されます。本試験が終わってすぐに次の対策へ切り替えられるとは限らない点は、後述する「『追試は難しい』と感じる理由」にもつながってきます。

追試は本試と同じ会場とは限らない

本試を受ける予定だった会場が、そのまま1週間後の追試会場になるとは限りません。

2027年度の追試験場は、原則として全国を2地区に分けて設定されます。なお、2026年度は東日本・西日本の2地区に分けられ、東日本に3会場、西日本に2会場が設定されました。

本試の受験票だけを見て会場へ向かうのではなく、追試の受験が許可された際に案内される会場情報を必ず確認しましょう。場合によっては、普段よりも遠方への移動が必要になることもあります。

こうした会場の変更や移動も、追試を大変に感じる要因のひとつです。次の章では、追試の難易度そのものについて詳しく見ていきます。

共通テストの追試は難しい?

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「追試は本試より難しい」という声を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ここでは、制度上の違い、平均点で比較できない理由、実際の問題ではどうか、それでも難しいと言われる理由の4段階に分けて整理していきます。

追試が本試より難しいとは限らない

追試だから本試より難しく作られている、と考える必要はありません。一方で、本試とまったく同じ難易度だと断定できるデータもありません。

追試には、本試とは別の問題が出題されます。ただし、追試専用の特別な出題範囲があるわけではなく、出題教科・科目の出題方法や試験時間は本試験に準じると定められています。共通テストとして求められる力や出題の方針そのものは、本試と共通しているということです。

別問題である以上、個々の設問レベルでの難易度差は当然生じます。しかし、それをもって「追試=極端に難しい試験」と決めつけるのは早計です。なお、追試を受けること自体に、一律の減点などのペナルティーが設けられているわけではありません。

追試の平均点は公表されていない

大学入試センターから追試単独の平均点は公表されていないため、本試と平均点で比較することはできません。

「本試より平均点が低いなら、追試のほうが難しいのでは」と考える人は少なくありません。しかし、公表されている平均点の推移はあくまで「本試験」のものであり、追試だけの数値は公開されていないため、その比較はそもそも成り立たないのです。

なお、大学入試センターの公式サイトでは、本試験の平均点は公表されている一方、追試験については問題と正解のみが公開されています。ネット上に根拠の不明な「追試の推定平均点」が出回っていても、公式情報とは別物として扱う必要があります。

参考:大学入学共通テスト|独立行政法人 大学入試センター

平均点による比較ができないのであれば、実際の問題を見比べることで、追試と本試の違いを確認してみましょう。

2026年度の追試を本試と比較

2026年度(令和8年度)の本試験と追試験は、いずれも大学入試センターの公式サイトで公開されています。国語・英語(リーディング)・数学ⅠAの3科目について、実際に大問数・試験時間・出題形式を比較してみました。

参考:令和8年度 本試験の問題|独立行政法人 大学入試センター令和8年度 追・再試験の問題|独立行政法人 大学入試センター

科目 大問数 試験時間 本試との比較
国語 本試5題/追試5題 ともに90分 解答番号は本試37、追試40。大問構成・配点(45/45/20点+古文漢文)は共通
英語R 本試8題/追試8題 ともに80分 解答数はともに44。大問構成も共通
数学ⅠA 本試4題/追試4題 ともに70分 各大問の配点(第1問30点・第2問30点・第3問20点・第4問20点)と単元構成が共通

このように、3科目とも大問数・試験時間・出題ジャンルの骨格は、本試験と追試験でほぼ共通しています。特に英語Rは大問数(8題)・解答数(44)まで完全に一致しており、数学ⅠAも配点構成が本試・追試で同一です。素材となる文章や設問こそ異なるものの、「追試だけ大問数が減る」「特定分野だけ極端に難化する」といった構成上の大きな違いは見られません。

自分が受験予定の科目について確認しておきたい人は、公式サイトで公開されている過去問を実際に解いてみるとよいでしょう。過年度分についても、同じページから遡って確認できます。

「追試は難しい」と感じる理由

ここまで見てきたように、追試の問題そのものが本試より難しいと断定できる根拠はありません。それでも「追試は難しい」と語られやすいのには理由があります。

追試の難しさには、大きく分けて2種類があります。ひとつは問題そのものの難易度、もうひとつは追試を受けるまでの環境やスケジュール上の負担です。

体調不良から十分に回復しきれていない状態で受験する可能性があること、本試験後も共通テスト対策を続けなければならないこと、私大や国公立二次試験への対策への切り替えが遅れやすいこと、指定された追試会場まで移動が必要になる場合があることなどが挙げられます。

さらに、周囲の受験生が共通テストを終えて次の対策へ進んでいく中、自分だけ追試を控えているという心理的な負担も無視できません。

追試が本試より難しいと断定はできませんが、体調やスケジュールまで含めると、本試より負担を感じやすい試験だといえます。

共通テスト追試の受験条件

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ここからは、「自分は追試を受けられるのか」を判断するための情報です。

大学入試センターの令和9年度受験案内では、追試験の対象者として次の3つが明記されています。

病気・けがで受験できない場合

疾病(インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪等を含む)や負傷により、本試験を受験できない場合には、追試を申請できます。

ここで注意したいのは、体調が悪ければ誰でも自由に追試を選べる制度ではないという点です。追試はあくまで、やむを得ない事情があり、所定の申請によって受験が認められた場合にのみ利用できます。

参考:令和9年度 受験案内(PDF形式)|独立行政法人 大学入試センター

インフル・体調不良でも申請できる

2027年度の受験案内では、インフルエンザや新型コロナウイルス、風邪などの疾病で本試験を受けられない場合も追試の対象とされています。

なお、2026年度の「受験上の注意」では、試験当日に発熱や咳などの症状がある場合の対応や、疾病・負傷による追試申請の手続きが具体的に示されていました。

試験当日に発熱・咳等の症状があるなど体調が万全でない場合は無理して受験せず追試験の受験を申請すること、感染症に罹患し治癒していない場合は他の受験者や監督者への感染のおそれがあるため受験できないことなどが定められていました。

2027年度の詳しい対応は、12月上旬に公表される「受験上の注意」を確認してください。「インフルなら必ず追試になる」「自分で体調不良と判断して欠席すればよい」というわけではなく、体調不良を感じた場合は無理に受験するかどうかを自己判断で決めるのではなく、まず指定された問合せ先へ連絡することが大切です。

試験場に向かう途中の事故なども対象

病気以外にも、試験場に向かう途中の事故や、両親等の危篤・死亡、自宅の火災などその他やむを得ない事由により受験できない場合も、追試の対象になります。

以下の表は、代表的なケースごとに、追試の対象になり得るかどうかと、まず取るべき行動をまとめたものです。

ケース 追試の対象になり得るか まず何をするか
疾病・負傷(インフル・発熱など) なり得る 問合せ大学へ連絡し、指示を受ける
試験場に向かう途中の事故 なり得る その日の試験終了時刻までに問合せ大学へ連絡
その他やむを得ない事由(親族の危篤・死亡、自宅火災等) なり得る 問合せ大学へ事情を連絡
自己都合による遅刻・寝坊 原則として対象外 まずは試験場へ確認する

この表から分かるように、病気だけでなく、事故ややむを得ない事情も追試の対象になり得ます。一方で、自己都合による遅刻は原則として対象外とされており、すべてのケースが自動的に追試につながるわけではありません。

最終的な判断は、大学入試センターおよび問合せ大学が行います。自分のケースが該当するか迷った場合は、独自に判断せず、まず問合せ先へ連絡することが重要です。

共通テスト追試の申請方法

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ここからは、実際に追試を申請する際の手順を説明します。

※2027年度(令和9年度)の具体的な申請受付時間や必要書類は、2026年12月上旬に大学入試センターのウェブサイトで公表される「受験上の注意」で案内される予定です。以下では、前年実績である2026年度の手続きを参考として紹介します。最新の申請方法は、公表され次第、公式サイトで必ず確認してください。

まず問合せ大学へ電話する

追試を申請する際、最初にやるべきことは、受験票などで指定された「問合せ大学」へ電話で連絡することです。

学校の先生に連絡すれば手続きが完了するわけではなく、また大学入試センターへ直接電話するものでもありません。受験票や受験上の注意に記載された、正式な問合せ先を確認しましょう。

2026年度は、電話で体調不良や事情の詳細を伝え、その後の指示を受ける流れが定められていました。申請受付時間が細かく決められているため、少しでも過ぎてしまうと申請できなくなる点にも注意が必要です。

診断書など必要書類を用意する

追試を申請する理由によって、必要な書類は異なります。2026年度の実績は次のとおりです。

事情 主な必要書類(2026年度実績)
疾病・負傷 治療期間が明記された医師の診断書
試験場に向かう途中の事故等 事故や事由が確認できる証明書等

2026年度には、問合せ大学への電話連絡、受験票と治療期間が明記された診断書による申請などが実際に定められていました。疾病・負傷の場合は医師の診断書が必要になるため、早めに医療機関を受診しておくと手続きがスムーズです。

「病院に行けば必ず認められる」というものではなく、最終的には問合せ大学の判断になる点も理解しておきましょう。2027年度の詳細な書類要件は、12月上旬公表の受験上の注意で確認してください。

期限内に追試を申請する

追試の申請には、受付期間・時間が細かく定められています。2027年度の具体的な受付日時は、12月上旬公表の受験上の注意で確認する必要があります。

申請の大まかな流れは、次のとおりです。

問合せ大学へ電話連絡 → 必要書類の確認 → 期限内に申請 → 受験許可の確認 → 追試の日程・会場を確認、という順番で進みます。

なお、追試験について、さらなる再試験や追試験は実施されません。追試当日にも受験できない事情が生じる可能性がある場合は、なおさら早めに問合せ先へ相談しておくことが重要です。

追試を受けることになったら?

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追試の受験が決まった後、何をすればよいか迷う人も多いはずです。

ここでは、特別な勉強法ではなく、最低限おさえておきたい過ごし方を紹介します。

まずは体調回復を優先する

疾病・負傷で追試になった場合、まず優先すべきは受験できる状態まで体調を戻すことです。

無理に勉強量を増やす必要はありません。それよりも、追試の日程・会場・持ち物といった事務的な準備を早めに済ませておくほうが、直前になって焦らずに済みます。

体調が万全でないまま無理をすると、当日さらに実力を発揮しにくくなってしまいます。焦る気持ちは分かりますが、まずは休養を優先しましょう。

共通テスト形式の感覚を維持する

追試だからといって、特別な勉強法が必要になるわけではありません。

体調が戻ったら、これまで使ってきた教材や共通テスト形式の問題を使い、時間配分や解く順番、マークミス防止といった実戦感覚を保つ程度で十分です。

共通テストの科目別対策について詳しく知りたい人は、以下もあわせて参考にしてください。

二次・私大対策との配分を調整する

追試を受ける場合の大きな負担のひとつが、その後の入試対策への影響です。

本試験を受けた受験生はそのまま二次・私大対策に切り替えられますが、追試を受ける受験生は、その後もしばらく共通テスト対策を意識し続ける必要があります。

一方で、追試対策だけに集中しすぎると、私大や国公立二次試験への準備期間が短くなってしまいます。共通テスト形式の感覚を維持しつつ、体調が戻り次第、二次・私大対策も並行して進めていくことが大切です。

時間配分は志望校や体調によって異なるため、一律の目安にこだわりすぎない姿勢も必要です。

共通テスト追試でよくある質問

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追試を受けると不利になる?

追試を受けたこと自体が理由で、大学入試において不利に扱われることはありません。

一方で、追試まで共通テスト対策を続ける必要があるため、私大・二次対策の時間が短くなるといったスケジュール上の負担はあります。

追試の得点は本試と同じ扱い?

追試だから一律に得点を減らすような制度はありません。追試で得た成績も、大学入試センターから利用大学へ提供されます。

ただし、実際の合否判定方法は各大学によって異なるため、詳しくは志望大学の募集要項を確認してください。

追試でも得点調整はありますか?

得点調整は本試験を対象とした制度であり、追試には行われません。

項目 本試験 追試験
得点調整の有無 あり(平均点差が20点以上生じた場合、平均点差が15点以上で、かつ段階表示の区分点差が20点以上生じた場合) なし
判定への影響 対象科目は調整後の得点が各大学へ提供される 素点がそのまま各大学へ提供される

共通テストにおける得点調整とは、地理歴史・公民・理科の所定の選択科目間で、問題の難易度による大きな得点差が生じた場合に、その差を小さくするための仕組みです。ただし、受験者数が1万人未満の科目は対象外となります。

この制度はあくまで本試験の受験者を対象にしたものであり、追試験にはそもそも適用の規定がありません。追試を受ける場合は、この点もあわせて理解しておくとよいでしょう。

追試の過去問はどこで見られる?

大学入試センターの公式サイトで、追・再試験の問題と正解が公開されています。

2026年度以前の過去問も同じページから遡って確認できます。自分の受験予定科目を確認したい場合は、公式サイトを直接チェックしましょう。

追試も受けられなかったら?

2027年度は、追試験を受けられなかった場合の再追試はありません。大学入試センターの令和9年度受験案内には「追試験についての再試験及び追試験はありません」と明記されています。

そのため、追試当日も受験できない可能性がある事情を抱えている場合は、なおさら早めに問合せ先へ相談し、状況を伝えておくことが大切です。

遅刻した場合も追試になる?

単純な遅刻がそのまま自動的に追試につながるわけではありません。共通テストには科目ごとに入室可能時刻などのルールが定められています。

試験場に向かう途中の事故など、本人の責めに帰さない事情による遅刻は別の扱いになる可能性があるため、遅刻した場合はまず試験場へ確認しましょう。

追試と再試験の違いは?

追試は、疾病や負傷など受験生側のやむを得ない事情によって本試験を受けられなかった場合に実施される試験です。

一方、再試験は、雪・地震等による災害や試験実施上の事故など、本試験を所定の期日に実施できない、または完了しなかった場合にのみ実施されるものです。両者は申請の考え方も異なるため、混同しないよう注意しましょう。

追試専用の勉強は必要?

追試だからといって、特別な範囲を追加で勉強する必要はありません。共通テストで求められる力そのものは変わらないため、これまでの対策を継続することが基本です。

不安な場合は、追試の過去問を1回分確認し、形式や時間配分を把握しておく程度で十分でしょう。

まとめ 共通テストの追試は難しいと決めつけなくてよい

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共通テストの追試は、本試より難しいと一概にはいえません。

追試だけの平均点は公表されておらず、数値だけで難易度を比較することはできません。実際に2026年度の国語・英語R・数学ⅠAを比較しても、大問数・試験時間・出題形式の骨格は本試と共通しており、追試だから極端に異なる特殊な試験になっているわけではないことが分かります。

一方で、体調不良からの回復、本試験後も続く共通テスト対策、二次・私大対策との両立など、受験環境の面での負担は無視できません。追試が本試より難しいと断定できない一方、負担を感じやすい試験であることは事実です。

病気やけがなどで本試を受けることが難しくなった場合は、無理に自己判断をせず、まず受験票や受験案内で指定された問合せ先を確認してください。必要な手続きとスケジュール管理さえ早めに進めておけば、過度に不安になる必要はありません。

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