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原っぱ大学の“本気の遊び”が引き出す探究心~親子の時間が育む、新しい価値観とは~

更新日:
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今回取材をしたのは、神奈川県逗子を拠点に活動する「原っぱ大学」。自然のなかで親子が一緒に遊びながら、人生の土台となる力と健全な親子関係を育む“遊びの学校”です。

原っぱ大学を運営するHARAPPA株式会社代表・塚越暁さんに、本サービスを立ち上げた背景や子育て理念、そして遊びが親子関係にもたらす前向きな変化について詳しくお話を伺いました。

塾選ジャーナル編集部

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目次

今回取材した塾▶

原っぱ大学のロゴ

塾名 原っぱ大学
対象学年 年齢不問(推奨年齢:2歳〜)
住所 HARAPPA株式会社
神奈川県逗子市新宿3-5-40
プロフィール 原っぱ大学は、自然のなかで大人も子どもも一緒になって、思いきり遊ぶ場を提供している“遊びの学校”です。自分で感じて自分で決める力、人と協力して過ごす力など、人生の糧となる大切な力を遊びを通して身につけていきます。

親子で参加できる「おやこ学部」、小学生以上の子どもだけで遊ぶ「こども学部」、そして大人向けの「おとな学部」の3つの学部を展開。
2012年の活動開始から、これまでに600組以上もの家族が参加しています。
塾の詳細ページ https://harappa-daigaku.jp/

今回取材を受けてくださった方▶
原っぱ大学 塚越 暁さん(HARAPPA株式会社代表/原っぱ大学ガクチョー)

原っぱ大学_塚越暁さんのプロフィール写真

➤探究学習について、もっと詳しく知りたい方はこちら

原っぱ大学とは?“遊び”を通して親子の絆を育む場所

原っぱ大学とは_親子の絆を育む探究学習

原っぱ大学では大人も子どもも思い切り遊べる場所・時間を提供しているのですね。立ち上げにあたっては、どのような思いがあったのでしょうか。

原っぱ大学の立ち上げの背景には、私自身の子育てに原体験があります。私の前職は都内の大手企業で、バリバリ働く会社員でした。平日は夜遅くまで忙しく働いて、週末にはまだ幼い子どもを近所の公園に連れて行く日々。本当はまだ寝ていたいのに、朝から公園で何度も滑り台を滑る子どもをただずっと見ている…当時まだ20代で若かったこともあり、正直にいうと子どもとの時間を苦痛に感じる時もありました。東京での暮らしのなかで、子育てに違和感があったんですよね。

転機が訪れたのは、「週末にサーフィンをしたいから」という理由で、家族を説得して自分が生まれ育った逗子に引っ越したことでした。そこで子どもとの時間の過ごし方がガラリと変わったんです。例えば、山を探検して焚火するとか海に潜るとか、自然のなかで子どもと一緒に遊んでいると、自分自身がすごく楽しくて。子どもの新しい一面が見えたり、子どもに教えてもらうことがあったり、遊びを通して親子関係が以前よりも良い方向にシフトしていきました。自分の心の変化を目の当たりにして、「すごいことだな」と思いましたね。

東京で暮らしていた時の自分のような親はたくさんいるのではないだろうか。親が子どもを遊ばせるのではなく、親と子どもが一緒に遊べる機会を創りたい。そう思ったのが原っぱ大学をスタートさせた最初の動機でした。

原っぱ大学に参加する親子の写真

-子どもを持つひとりの親として、塚越さんの実体験がきっかけとなっていたのですね。

ええ。私の場合は、「子どものために何かをしなければ」という思い込みを手放したことが良かったんです。多くの親は子どもを導こうとしますよね。もちろん、しつけやルールを教えることは大切ですが、そればかりだと親も子どもも窮屈になってしまいます。なぜなら、親だからといって完璧ではないし、子どもだってただ素直にいうことを聞くばかりじゃないからです。

遊びにおいては、大人も子どもも上下関係がなく平等になります。「親と子」ではなく「人と人」として向き合うことができるんです。だからこそ、「純粋な遊び」にこだわりたいという気持ちは強いですね。

原っぱ大学では、「遊び」を子どもを成長させるための手段とは考えていません。自然のなかで夢中になって自由に遊ぶ―ただそれだけで、たくさんの気付きや心の変化を得ることができます。私たち親子がそうであったように、原っぱ大学での遊びを通して、何かしら不自由を感じている親子関係を見直すきっかけにしてくれたら嬉しいですね。

原っぱ大学での子どもの様子

-実際に原っぱ大学での体験を通して変化する親子の姿を見て、立ち上げ当初から気持ちの変化はありましたか?

これまでに何千もの親子を見てきたなかで思うのは、「親って大変だな」ということです。特に今の世の中は、子育てに重たい責任を背負いこんでいる親が非常に多いと感じています。

例えば、「予測困難な社会を生きていく子どもに、社会で役立つ力を身に付けさせるのが親の責務だ」という世の中の風潮。それだけでも、親としては無意識のうちにプレッシャーを感じがちですよね。

だからこそ、子どもたちの生活に多くを詰め込んでしまうんですよね。好きなことを見つけさせたいから、習い事にたくさん通わせる。いい大学に行かせるために、塾に入れて勉強させる。一方で公園で子どもがルールを守らなければ、自分が責められているような気がして子どもを叱る。常に他者からの評価に晒されているような、窮屈さを感じている親御さんもきっとたくさんいると思います。

でも、我が子の未来を思ってのことばかりだとしても、苦しさが先に立ってしまうのは、子どもにとっても親にとっても辛いことだと思うんです。

日常生活を送るなかで、「親の責務」や「社会のルール」から完全に解き放たれるのは難しいでしょう。最初は自分事から始めた原っぱ大学ですが、そんな若い世代の親の姿を見ているうちに、大人も子どもも心からリラックスできる場が必要ではないかと考えるようになりました。

原っぱ大学で決めている唯一のルールは、「自分が怪我しないこと」そして「人を怪我させないこと」。このふたつを守っていれば、何をしても構いません。遊びのなかでは、親だって間違えても下手でもいい、かっこいい親でなくていいんです。子どもが順番を守らないことなんて、よくあることです。人の目を気にすることはありません。

私たちがよく使う合言葉に、“迷惑をかけ合おう”というキーワードがあります。間違えない人間なんていないし、誰かに頼ったり、失敗したり、助けてもらったりするのは自然なこと。だからこそ、お互いに迷惑をかけることを前提に、見守り合って許容し合える関係性や場をつくり続けたいと思っています。

親子で遊ぶ「おやこ学部」から始まる、子どもたちの探究の旅

原っぱ大学_ツリーハウスリノベーションのプログラム風景

(おやこ学部「ツリーハウス リノベーション」のプログラムの様子)

では、ここからは原っぱ大学で提供している主なコースやプログラム内容について聞かせてください。

もともと“親子の場”として始まった原っぱ大学なので、親子参加型のプログラムを展開する「おやこ学部」をメインに、現在は子どものみで遊ぶ「こども学部」、大人たちだけで遊ぶ「おとな学部」と3つの学部を用意しています。

入学後は、長く通ってくださるケースが多いです。子どもが小さいうちに家族で参加する「おやこ学部」からスタートして、子どもが小学3年生くらいになると、親の参加頻度が少なくなる「こども学部」に移行します。

最初は子どものために来ていたはずが、いつのまにか自然のなかで過ごすことが自分の喜びになっていたという保護者の方も多いんですよ。山のなかで焚き火を囲む時間が癒しになっていたけれど、成長した子どもは部活や遊びで忙しくてもう一緒に来てくれない。そんな“あるある”に応えるために、大人だけで遊べる「おとな学部」をつくりました。

原っぱ大学は、このように子どもの成長をなぞったライフシフトに合わせて通えるよう設計しています。もちろん、どの学部からスタートしていただいても問題ありません。最近は、親が多忙で時間がとれず、「こども学部」から始めるご家庭も増えてきました。

子どもの変化をダイレクトに見て、親自身の認識に変化が生まれやすいのが「おやこ学部」。一方、子どもが親の目を気にせずに、より自分のペースでチャレンジしやすいのが「こども学部」の特徴です。

また、最近では逗子に住んでいながらも親子ともに忙しく、自然のなかで遊ぶ機会を持てていない子どもがたくさんいることに気が付きました。そこで、2021年からは平日週1回、放課後に子どもたちを預かってみんなで遊ぶ「放課後サボール」という事業も始めています。

通い方は自由なので、ご都合に合わせて好きに活用してもらいたいですね。

<原っぱ大学の3つの学部の特徴>

おやこ学部(子どもの年齢:2歳〜12歳推奨)

親子が一緒に遊ぶ場。週末に開催されるフィールドプログラムに月1回家族で参加する「スタンダードコース」と、通い放題の「デラックスコース」からコースを選べます。

原っぱ大学のおやこ学部

こども学部(子どもの年齢:6歳〜15歳推奨)

小学生以上の子どもたちだけで遊ぶ場。月1回のフィールドワークだけでなく、半年に1回親子で参加する「親子交流会」では、暮らす地域も年齢も異なるファミリー同士の関わりが生まれます。

原っぱ大学のこども学部

おとな学部(年齢:18歳〜何歳まででもOK)

大人たちだけで自然のなかで遊ぶ場。月2回(週末・平日)参加できる「スタンダードコース」と、月1回(週末or平日)する「プチコース」があります。

原っぱ大学のおとな学部

※いずれのコースも、対談やゼミ形式で学ぶ保護者・大人向けの「オンラインの集い(月1~2回開催)」への参加が含まれます。

-どんなきっかけで、原っぱ大学に参加を決める保護者の方が多いのですか?

SNSなどで活動レポートを見て興味を持ってくださる場合もありますが、実際に参加した方から「すごく良かったよ」と紹介されて来られるケースがほとんどです。

きっかけは、ただ子どもを自然のなかで遊ばせたかっただけでも、実際に1日体験すると親子関係にポジティブな変化が起こることは多々あります。「親子の関係を変えたい」「子どもを成長させたい」と言う目的を最初は持っていなくても、結果として前向きな変化・成長が見られるわけです。そんな実体験に基づいて、大切な知人・友人に原っぱ大学を勧めてくださるのは、とてもありがたく嬉しいですね。

-それぞれの学部ごとに、非常に多くのプログラムを実施していますね。参加するプログラムは、好きなものを選べるのでしょうか。

プログラムは季節に合わせて用意しています。3か月に1回ペースで日程と内容を公開し、ご都合や興味が持てるものを選んで申し込んでいただく流れです。どのプログラムも参加のご希望が1組でもあれば、予定通りに開催します。

原っぱ大学を象徴しているのは、大人も子どもも泥んこになって巨大な泥の滑り台をつくって遊ぶ泥遊び。他にもツリーハウスや秘密基地づくりといったものづくりプログラムや、豚の丸焼き、ピザづくり、原始人料理などの食にまつわるプログラムもあります。

ただし、遊びのネタやおおまかな1日の流れは用意しますが、決められたことをそのまま実行するのが目的ではありません。大切なのは、その場に来た人がその瞬間に感じたことを自由に選び、過ごすこと。例えば、秘密基地を作る予定だったのに落とし穴づくりやドロケイに夢中になる子どもたちがいたり、焚き火の前から一歩も動かずに過ごすお父さんがいたり。それもすべてOKです。

人同士のコミュニケーションで生まれる偶然や個々の意思を尊重し、のびのび遊べる場を形成していくことが、原っぱ大学の価値であると考えています。

原っぱ大学のプログラムの様子

(大人も子どもも、泥んこになって遊ぶ貴重な時間)

-プログラムに参加するスタッフは、どのような役割を担っていますか?

ひとつは安全面への配慮、もうひとつは場の流れを読んで雰囲気をつくる声かけ役です。プログラムの進行役ではなく、面白そうなことをしている子どもがいたら、「いいじゃん」と言いながら周りを巻き込んでいく“ガキ大将”的な役割ですね。

スタッフが特に気を配るのは、みんなが好きに遊べているかどうか。特に、1人でいる子どもが本当に1人でいたいのか、本当は仲間に入りたいのか、一人ひとりを繊細な眼差しで見ていないとわかりません。スタッフも常に100点満点というわけにはいきませんが、細心の注意を払いながら声かけを行っています。集団行動は強制しない、でも誰かを取り残さない。難しい塩梅ですが、ともに遊ぶ仲間としてスタッフは常駐しています。

-原っぱ大学は、集団行動が苦手な子どもがのびのびと過ごせる場だという話を聞きました。その秘訣は一体どこにあるのでしょうか。

やはり、行動を強制しないことでしょうか。集団行動が苦手な子どもは、決められた手順の途中で「こっちの方が面白そうだ」と違うことをやり始めます。そうすると、「今はそれをする時間じゃないよね」と注意されることもあるでしょう。原っぱ大学では、“今やりたいこと”を止めはしません。だから居心地が良いのかもしれませんね。

物理的なスペースの広さも理由のひとつです。狭い教室のなかで30人の生徒が過ごしていれば、トラブルが勃発しても無理はありません。自分自身のプライベートゾーンに、嫌でも人が入ってくるからです。でも、広い自然のなかでは物理的に人と距離を置くことができますよね。

私たちは「人と協力しなさい」「誰かと遊びなさい」と強制することはありません。自由に遊ぶなかで、自然と生まれるコミュニケーションを大切にするだけでも、充分な学びになると考えています。

原っぱ大学のプログラムの様子

-「おやこ学部」と「こども学部」の全プログラムに共通していることはありますか?

共通点は、自由に遊ぶこと。そして、小さなチャレンジを自分のペースで繰り返しトライできることです。

例えば、過去に実施した泥遊びプログラムで、こんなエピソードがありました。予定にはなかったけれど、ある子の発案でみんなで泥団子を作って遊んだんです。途中で雨が降ってきたので、みんなでお風呂に入り着替えてきれいになったところで、子どもたちから「もう1回泥団子を作りたい」という声があがりました。

さすがに内心「え!?」と思いましたが、やりたいと言うならやらないわけにはいきません。「せっかくならさっきと違うことをしよう」と山のなかの粘土層まで行って、ツルツルのボールを作ることにしました。天然の粘土は焼くと土器のようになるんです。最後は作ったボールを焚き火のなかに入れて、土器を作って帰ってきました。このような想定外も、すごく原っぱ大学らしいエピソードだなと思いますね。

子どもの発想から、当初思ってもみなかったところに辿り着く。いうなれば、これこそ探究の醍醐味です。予想を超える展開のための“余白”をつくっておくことが、原っぱ大学のプログラムの最大の特徴といえるでしょう。

親が子どもを見る眼差しが変わる気付きこそ、原っぱ大学の価値

原っぱ大学のツリーハウスリノベーションのプログラム風景

(おやこ学部「ツリーハウス リノベ―ション」のプログラムの様子)

-原っぱ大学のどのような経験が、親子関係の変化や子どもの成長につながるのでしょうか。

“子どもは既に全部持っている”というのが私の自論であり、原っぱ大学の活動のベースになっています。極端に言えば、子どもは放っておいても大丈夫なんです。それよりも、日常のなかで親が子どもに向ける眼差しが変わることの方がずっと大事だと思います。

現地でよくあるのは、親は子どもを心配するあまり、ずっとそばについて失敗しないように先回りするパターンです。

例えば、「おやこ学部」のプログラムに、ツリーハウスづくりがあります。子どもにトンカチを渡すと、なかなかうまく釘を打てないので、1本の釘を打つのに5分も10分もかかるわけです。そこで親が「こうやってやるんだよ」と実演したら、ほとんどお父さんが上手に釘を打っただけで終わってしまいますね。子どもはトンカチで釘を打つこと自体が楽しいのに、悪気なく大人がその時間を奪ってしまうんです。

そんな時は、スタッフが「ここは子どもにやってもらいましょうよ」とあいだに入ってスローダウンします。これは、釘を打つことが目的なのではなく、ものづくりの過程を楽しむことが目的だと思い出してもらうためです。このような時間を積み重ねるなかで、親の目線は自然と子どもの行動プロセスに目が向くようになります。

打ち込まれた釘に喜びを見出すのではなく、釘を打って楽しかったこと、釘が打てるようになったことに眼差しが向くんですよね。

-原っぱ大学での経験は、日常に戻った時にどのような効果があると思いますか。

日常では、属しているコミュニティからの評価を受けて、知らず知らずのうちに我が子に“色眼鏡”をかけてみてしまうことがあります。原っぱ大学では、子どもが自然のなかで自由に遊ぶ姿を通して、親自身が「わが子の新しい一面」に気付くことも少なくありません。

例えば、保育園や学校では「集団行動ができない」と言われていた子どもが、山のなかでは仲間を巻き込んで鬼ごっこを楽しんでいたり、都会育ちで自然に馴染めないと思っていた子どもが、裸足で崖を登っていたり。そんな姿を目の当たりにすると、子どもを見る見方が変わり、親子の信頼関係にも変化が生まれます。

月1回の非日常体験よりも、研究を重ねた教育プログラムよりも、子どもに与える影響が大きいのは日常のなかで親と過ごす時間、親が会話のなかでかける言葉です。だからこそ、子どもの良いところ・素敵なところにたくさん気が付いて「導く存在」から「見守る存在」へとシフトして欲しい。それが、私たち原っぱ大学の願いであり、目指していることです。

原っぱ大学へ通った生徒や保護者からの反響は?

😊本人(小学3年生 他)

あああああああーーー、たのしかった。

✨保護者

子どものために、と思って参加したけど、自分が一番楽しんでいるみたい。原っぱ大学に出会えて本当によかった。

【取材後記】

日常を離れ、自分を心のままに解放する遊びの場を提供する「原っぱ大学」。遊びといっても単なるレクリエーションではなく、人生の基礎となる力を育む学びのプログラムとしての本質が見えてきました。それと同時に、自分自身と向き合うリトリートプログラムの側面もあると感じます。

“迷惑をかけ合おう”という合言葉に象徴されるように、原っぱ大学は、失敗や不完全さを許容し合う場でもあります。これは、これからの社会を生きる子どもたちだけでなく、現代社会で戦い続ける親たちへのメッセージでもあるのでしょう。

取材のなかで、何度も「親にプレッシャーはかけたくない」という言葉を口にされていた塚越さん。子育てに正解を求めすぎるあまり、親自身が疲弊してしまう─言葉の端々から、自身も親として感じていた“見えない重圧”に対する深い理解を感じました。

親も子どもも「もっと肩の力を抜いていい」「ありのままでいい」と教えてくれるのが、原っぱ大学で過ごす時間です。余白のある時間を過ごすことが、忙しい日常のなかで見落としがちな子ども自身が持つ大きなポテンシャルに気付く良い機会になるのではないかと思いました。

『塾選(ジュクセン)ジャーナル』編集部/※掲載内容は、2025年10月時点の情報です。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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