苦手な英語を楽しく伸ばせる!3時間オールイングリッシュで英語脳を育てる、英語塾ABC
お子さんの英語学習について、「単語の暗記が上手くできない」「リスニングが苦手」「英検の壁が越えられない」など、悩みを抱える保護者は少なくありません。そうした中で、英語を日本語に置き換えず「英語のまま理解する力」を育てる学習法が注目されています。
今回取材した『英語塾ABC』は、3時間のオールイングリッシュ授業と音読を中心にした独自メソッドで、英語が苦手な子どもの学習をサポート。リスニング力・長文読解力・英検対策で生きる英語力を育てる塾です。ここで子どもたちが苦手な英語を克服して自信をつけていける理由を代表の市本哲也さんに伺いました。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
今回取材した塾▶

| 塾名 | 英語塾ABC |
|---|---|
| 対象学年 | 小・中・高生 (帰国子女含む) |
| 住所 | 兵庫県西宮市甲風園1-11-14 野村ビル3階A |
| プロフィール | 英語塾ABCは、英語を日本語に置き換えず、音から自然に理解できる力を育てることを大切にしている英語塾です。 音声付き教材を使った音読トレーニングや、3時間のオールイングリッシュ授業を通して、赤ちゃんが言葉を覚えるように“自然な流れで英語を吸収できる環境”を整えています。 文法や暗記に偏らず、リスニング・長文読解・英検対策まで実用的な英語力をバランス良く伸ばせることが特徴。 京都大学・大阪大学・神戸大学などの留学生を中心とした多国籍講師が、生徒をしっかり褒めて励まし、安心して学び続けられる雰囲気をつくっています。英語が苦手な子どもでも前向きに取り組める英語塾です |
| 塾の詳細ページ | https://abci.co.jp/ |
今回取材を受けてくださった方▶

英語塾ABC 代表 市本 哲也さん
英語を日本語訳せず、そのまま身につける英語塾ABCの学び
音読とネイティブ音声で、無理なく英語を吸収する学習法
-英語塾ABCの特色や教育方針を教えてください。
英語塾ABCでは、英語を日本語に訳さず、英語のまま理解する力を育てています。
生徒には音声付き教材を使って音読を繰り返してもらい、ネイティブの発音やリズムを聞き取りながら、自分の声で再現する練習を続けます。赤ちゃんが言葉を覚えるときと同じように、音で吸収して覚えるやり方です。
文法を先に覚えるのではなく、英語に触れる体験を積み重ねることで、単語の使い方や文章の構造を感覚的に身につけようというわけです。フォニックス絵本から始められるため、無理なく取り組めます。フォニックスとは、英語の音を文字に結びつけて覚える方法で、言葉の基礎をしっかり築けます。
初心者から英検準1級までストレスのない学習設計
-英語が苦手な子どもでも続けやすい理由は何でしょうか?
英語学習で一番大事なのは、嫌いにならないことだと思っています。
教室では生徒が少しでもできたところを必ず褒め、成功体験を積み重ねられるようにしています。家庭学習は“宿題”ではなく“自主トレ”と呼んでいて、義務にしません。やらなくても叱ることはありませんが、やってきたときは大きく褒める。その積み重ねが、お子さんの主体性や前向きな姿勢につながっていきます。
「厳しさ」よりも「続けられる楽しさ」を大切にしているため、英語に苦手意識がある生徒でも学習習慣が身につき、自信が深まります。
-どのレベルの生徒でも取り組めますか?
英語塾ABCには、英語学習を始めて間もない小学生から英検準1級・1級を本格的に目指す高校生まで、幅広いレベルの生徒が通っています。
教材は段階的にレベルが上がっていく構成なので、最初は絵本から、慣れてきたら文章量が多い物語へ自然にステップアップする仕組みです。
音声を聞きながら繰り返し読むことで、途中でつまずくことなく読む力がついていきます。これがリスニング力や読解力の伸びにも大きく影響するんですよ。

3時間レッスン&少人数制で英語4技能を伸ばす
音読を中心にした学習と、飽きずに続けられる3時間レッスン
-授業の中心となる学習方法を教えてください。
授業でやることは、とてもシンプルです。音声付き教材を使って音読を繰り返し、講師が発音やリズム、意味の理解をサポート。1回のレッスンは約3時間で、音声を聞きながら一つの章を4〜5回読み、意味をくみ取りながらスラスラ読める状態になるまで繰り返します。
英語をただ読むのではなく、「聞く・真似する・声に出す・繰り返す」というプロセスを経ることで、英語の音・リズム・語順が体に定着するんですよ。
ー教材はどのように使っているのでしょうか?
授業では英語の絵本や洋書などの市販本と、それに対応したネイティブ音声(オーディオブック)を組み合わせて使っていますね。教材はすべてデジタル化してあり、Google ClassroomでPDFや音声を共有しているので、スマホがあれば家でも学習できるんです。
学びが進んでくると、物語にもチャレンジしています。例えば『チャーリーとチョコレート工場』や『ハリーポッター』など、人気作品を英語で読めるようになると、生徒たちのモチベーションが一気に上がるんです。
ただ、どんどん読み進めればいいというわけではありません。一つの章を詰まらずに読めるまできちんと仕上げることで、内容理解も発音も安定し、英語のリズムがしっかり体に入っていきます。
丁寧に読み込む積み重ねをしていくことで、リスニング力や長文読解力の伸びが大きく変わってくるというわけです。

-3時間という長いレッスンでも、飽きずに取り組める工夫はありますか?
以前は1コマ90分の授業でしたが、ちょうど集中してきたところで終わってしまうことが多く、思い切って3時間に延長することに。その結果、学習効果は大きく高まりました。
途中に休憩を挟んでおやつを食べたり、生徒と講師がおしゃべりをしたりしてリフレッシュ。この切り替えが、後半の集中力につながるんです。
授業内容も単調にならないように、音読・ボキャブラリーカード・リスニング・ライティングなどを組み合わせて。3時間でも長いと感じないように工夫しているので、小学生でも楽しく続けられています。

(英検準1級合格を目指す小学校6年生の生徒さんのライティングエッセイの練習)
少人数制と多国籍講師による個別サポート
-授業は何人で行うのでしょうか。
授業は講師1名につき生徒3〜5名の少人数制。生徒はそれぞれの課題に取り組み、講師が順番に見てまわる個別トレーニング形式です。
年齢とレベルはあえて混在させることで、ほかの生徒の一生懸命学んでいる姿が刺激になるように。年上が年下に教えるようなコミュニケーションも生まれ、英語力以外の面でも良い影響が生まれています。
-講師はどのような人たちなのでしょうか?
講師は京都大学・大阪大学・神戸大学などに通う留学生が中心で、多国籍のメンバーが在籍しています。英語が母語でない国の講師もいますが、全員が英検1級レベルの英語力を持っていますよ。
授業はオールイングリッシュで行われますが、休憩中は日本語で話すことも可能です。異なる文化や価値観を持つ講師たちと関わることで、生徒たちの視野も自然と広がるんです。
また講師は固定制ではなく、ローテーション制です。さまざまな講師の授業を体験することで、自分と相性の良い講師にも巡り会えます。そして多様な英語や価値観に触れられる機会にもなっています。
-グループワークもあるそうですが、どんなことをするのですか?
普段の授業は個別トレーニングが中心ですが、必要に応じて生徒同士が集まるグループワークを取り入れています。例えば、同じ本を読んでいる生徒同士で内容を話し合ったり、英検の試験前には同じ級を受験する生徒を集めて面接のロールプレイングを行ったり。年上の子が入ったばかりの子にやり方を教えるような過程も、お互いに良い刺激になるんです。

リスニングから入り、4技能をバランスよく伸ばす
リスニングを筆頭に4技能を効率よく習得
-英語塾ABCではどのような英語力が身につくのでしょうか。
授業はすべて英語で行うため、日本語を介さず、英語のまま理解する力が育ちます。単語も日本語訳を覚えるのではなく、文脈やイメージで捉えるので応用がききやすいんです。
日本語の文章を読むとき、知らない単語が少しくらいあっても、全体的に何を伝えようとしているかは見当がつきますよね。これと同じように、英文中に知らない単語が多少あっても、そこでつまずくことなく、全体を把握する読み方ができるようになります。
引っかからずに読めることが、読解力の土台になります。
-英語の4技能すべてが伸びるのでしょうか。
はい、4技能すべて伸びます。特に早く伸びるのはリスニングですね。音読で英文の音・リズムを徹底的に体に入れるので、聞き取れる量がどんどん増えていきます。
次に伸びるのが長文読解。音で理解できる文章が増えることで読解スピードも上がり、この相乗効果が大きな力になります。
近年は大学入試でリスニングと読解の比重が高まっているため、「受験塾だけではリスニングが不足している」と感じてABCに通う生徒も少なくありません。また国内受験にとどまらず、インターナショナルスクールや海外留学へ進む生徒も多く、入学後の授業に無理なくついていける実力が着実に身についていきます。
-資格試験や受験の実績があれば教えてください。
英検・IELTSなどの資格試験では、小学生で英検2級・準1級に合格する生徒もいます。大学受験でも東大をはじめとする国公立大、早稲田・上智などの私立大学、国公立医学部に合格する生徒を輩出するなど実績は多彩です。
海外の学校やインターナショナルスクールに進む生徒も多く、英語力を持っていることで選択肢が確実に広がっています。

子どもが続けたくなる自主トレと、家庭での学習サポート体制
-自主トレではどのような取り組みをしているのでしょうか?
自主トレでは、授業と同じようにオーディオブックを使った音読や、英語の定義を使うボキャブラリーカードの練習、週ごとのライティング提出など、家庭で取り組める学習を用意しています。生徒は進めたところに印をつけたり、辞書に線を引いたりしながら、自分のペースで積み重ねた“やった感”を可視化できるので、継続しやすくなります。
-保護者へのサポートなどはありますか?
保護者とはLINEで連絡を取り合い、学習の進め方や声かけについてもこまめに相談しています。また教材やフィードバックはすべてデジタルで共有していますので、お子さんがどんな学習をしているかは随時確認できる状態です。
兄弟姉妹で通っているご家庭が多いのも特徴で、授業の雰囲気やコミュニケーションを評価してくださっていると感じています。
英語塾ABC へ通った生徒や保護者からのリアルな声

✨英語への苦手意識がなくなり、自信を持って話せるように(保護者/中学2年生)
娘は英語に少し苦手意識がありましたが、英語塾ABCに通い始めてから、声に出して読むことに自信がつきました。学校の英語暗唱コンテストに挑戦した際も、塾で発音を丁寧にチェックしてくださり、少しずつ大きな声で、はっきり読めるようになりました。
もともとは恥ずかしがり屋でしたが、教室では堂々と発表できるようになり、その変化に親の私も驚きました。結果として一次審査を突破し、本人も「また挑戦したい」と英語への意欲が高まっています。
小4の入塾時は英語経験ゼロでしたが、毎年コンテストに挑戦し、小6では学校代表として校外コンテストに出場するまでに成長。現在は中学2年生で、英検2級合格を目指して前向きに取り組んでいます。
✨専門的な指導で英語力が大きく伸び、学びの幅が広がりました(保護者)
指導力が高く、スタッフの方々もレッスンに参加してサポートしてくださるので、安心して通わせていました。会話、英検、ディベート、文法、TOEFLなど、ほかの教室ではなかなか経験できない幅広い内容を学べる点がとても魅力的です。教材も本格的で、子どもがしっかり取り組める環境だと感じています。特に驚いたのは、音読トレーニングでの変化です。発音や理解力が目に見えて伸び、「指導と内容が変われば、ここまで力がつくのか」と実感しました。
小4入塾時は英検3級でしたが、着実に実力を伸ばし、小6で英検準1級に合格。その後UWC ISAK Japanに進学し、現在は大阪大学人間科学部(G30)で学んでいます。英語塾ABCで身につけた力が、進路の選択肢を広げる大きな支えになりました。
✨中学からのスタートでも英語が得意科目に。英検合格が大きな自信につながりました(保護者)
下の子は中学から英語を学び始めましたが、英語塾ABCに通ううちに英語が好きになり、英検2級に合格するまでに成長しました。これは本当に大きな成果で、ABCの丁寧な指導のおかげだと感じています。上の子はインターナショナルスクールに通っていたため、中学で英検1級を取得しましたが、下の子には同じ環境を用意できず、不安もありました。それでもABCでの学びを通して英語が得意科目になり、日々の学習にも自信がついたように思います。
英検2級合格後は、英検利用で大阪府の公立高校に進学。高1で準1級に合格し、高2では「おおさかグローバル塾」に参加してイギリス短期留学も経験しました。現在は上智大学経済学部で学んでおり、英語が進路の選択肢を広げる大きな力になっています。
【取材後記】
英語塾ABCの授業はオールイングリッシュで3時間の長丁場ですが、飽きずに楽しみながら学べる工夫が盛りだくさんです。そのため、小学校低学年の小さなお子さんや英語が苦手なお子さんでも学習を継続でき、無理なく本物の英語力が身につきます。
今回お話を伺って特に印象的だったのは、「ストレスフリー」と「褒める指導」を重視したコーチングスタイルです。楽しいからこそ英語学習が続けやすく、結果が早く出ると同時に、自己肯定感も高まるのではないかと感じました。
【『塾選(ジュクセン)ジャーナル』編集部】
※掲載内容は、2025年11月時点の情報です。
執筆者プロフィール
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