早稲田大学政治経済学部のグローバル入試!ライバルたちをリードする、差別化のポイントとは?
早稲田大学政治経済学部のグローバル入試(総合型選抜)は、海外就学経験者にとって大きなチャンス。しかし出願者全員が海外経験を持つ中で、どのようにして差別化を図るのかが合否の分かれ目になります。
本記事では、現役合格を果たした鈴木心莉さんの体験談をもとに、志望理由の組み立て方から英語検定スコアや論文・面接対策まで、一歩抜きん出るためのポイントを解説。総合型選抜の個別指導塾 洋々のメンターとしても受験生に伴走する鈴木さんが、合格のために伝えているアドバイスも教えてもらいました。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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監修者
洋々
洋々は将来に亘って社会で活躍できる人材を育てる、総合型選抜専門塾。総合型選抜の塾の総本山として、特に慶應義塾大学、早稲田大学をはじめ、数多くの名門大学への合格実績を誇る。
監修者
清水信朗
「総合型選抜の個別指導塾 洋々」代表・GM。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。共著書に『採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜』(2023年、洋々 著/かんき出版)。
目次
<お話を伺った人>
総合型選抜の個別指導塾 洋々メンター
鈴木 心莉(すずき みのり)さん
大学:早稲田大学政治経済学部政治学科
入学年月日:2024年4月(現役合格)現2年生
合格した受験方式:グローバル(海外就学経験者)入学試験
その他合格校:慶應義塾大学法学部政治学科 FIT入試、 国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科 4月入学帰国生入試
出身高校:東京・四谷インターナショナルスクール
中学2年生から高校2年生まで、アメリカで過ごす。高校時代は、貧困、教育、食糧問題などSDGs系の活動に多数参加。2024年受験当時のTOEFL(iBT)は101点。早稲田大学政経学部のグローバル入試を目指す受験者を中心に、2024年4月から洋々での個別指導および「洋トピア(メンター在中型自習室)」にてメンターとして受講生をサポート。さまざまな背景を持つ受講生に柔軟かつ真摯に向き合う姿勢と、丁寧で的確なフィードバックに定評がある。
早稲田大学政治経済学部のグローバル入試では何が評価されるのか?

鈴木さんが早稲田の政経学部を志したきっかけ
ー鈴木さんは、中学2年生の9月から約3年間をアメリカで過ごされたそうですね。早稲田大学のグローバル入試への出願を決めたのは、時期的にはいつ頃になりますか?
鈴木 心莉さん(以下、鈴木):帰国してすぐなので、高2の9月頃です。もともと、アメリカで高校を卒業する予定でしたが、家庭の事情で急遽予定を早めて日本に帰国することが決まったんです。急なことだったので、「大学はどうすればいいんだろう?」と、帰国後すぐに入試の情報を集め始めました。
洋々に入塾したのは高2の1月下旬です。他塾以上に「志望校に受かる」ためのカリキュラムを提供してもらえると感じたのがきっかけ。
その当時の私の実力で大学を絞らず、行きたいと言った大学は必ず選択肢に入れて「どうすれば合格に至るか」を一緒に考えてくれるところに惹かれました。
早慶の受験は始めから視野に入れていましたが、早稲田に強く惹かれたきっかけは、父の出身校であることです。大学時代の友人とのつながりを大切にしている父の姿を見ていたので、早稲田は私にとって身近な大学だったんです。
そのなかでも政治経済学部は、早稲田で花形の学部です。憧れはありつつも、当初は自分の経歴では一般入試での合格は難しいだろう、と選択肢から外していました。
でも、グローバル入試ならアメリカで学んだ経歴を生かせるのではないかと考えて挑戦することを決めたんです。
早稲田大学 政経学部のグローバル入試で重視されること
ー改めて、ご自身の受験体験をもとに、早稲田大学政経学部のグローバル入試の概要を教えてください。
鈴木:グローバル入試の対象は、2年以上の海外就学経験者のみ。書類・英語能力・論文・面接の各審査を通じて、これまでの経験や政経学部で学びたい理由・熱意といった個人の資質を問われます。
特に重視されていると感じたのは、海外での経験です。面接でも、アメリカで行なってきた活動に関する質問を多くされました。グローバル入試というだけに、やはり「海外で何を学んできたのか」「日本の学生とどう違うのか」ということを問われていると感じました。
ーでは、書類・面接においても海外経験がアピールポイントになるということでしょうか。
鈴木:もちろん海外での経験はアピールすべきことではあります。しかし、意識すべきはグローバル入試を受験する全員が海外就学経験者である点です。
ただ「海外で勉強しました」「頑張って友達をつくりました」だけでは、抜きんでたアピールになりません。海外で自発的にどんな行動を起こしたかがポイントになると思います。
ー鈴木さんは、ご自身の受験を振り返ってどのような点が合格につながったと分析されますか。
鈴木:おそらく、提出書類に書く志望理由をとことん突き詰めたことではないでしょうか。私自身、ちょっと怖がりで心配性なこともあって、準備を始めたのも早めだったんです。高2の秋には、もう入試の準備を始めていましたから。
着手してから最後まで、書類はたくさんの人に見てもらいながら、何度も何度も練り直しましたね。
参考:2026年度 グローバル(海外就学経験者)入学試験要項概要
【募集人員】
| 政治学科/経済学科 国際政治経済学科 |
合計 約30名 |
|---|
【入試内容】
| 入試概要 | 海外就学経験者を対象に書類・英語能力・論文・面接の各審査を通じ、一般的な入学試験では量ることのできない、一人ひとりの資質や個性、経験、熱意などを評価します。 これまでに、目標を達成するためにどのような努力をし、何を経験として学び、そしてその経験を今後、政治経済学部でどのように活かし将来につなげるのか、書類審査から面接審査まで一貫して問われます。 |
|---|---|
| 出願資格(一部抜粋) | ・早稲田大学政治経済学部で学ぶことを強く希望する者 ・日本国籍を有する者または出入国法管理及び難民認定法の別表第二」に掲げる者 ・通常の課程による 12 年の学校教育を修了した者、または 2026 年3月までに修了見込みの者 ・日本の教育制度以外の課程にて教育を実施する「日本国外に所在する外国の中等教育機関」に 継続して 2 年以上在学した者 ・日本の教育制度以外の課程にて教育を実施する「日本国外に所在する外国の中等教育機関」に最終学年の 1 年を含めて、中等教育における期間を通じて通算 2 年以上在学した者、あるいは在学する見込みの者 |
| 審査項目 | ①書類審査 志望理由書、英語能力試験のスコア(試験実施機関からの直送)、他証明書類といった出願書類をもとに審査する ②英語能力審査 TOEFL(iBT)・IELTS(Academic)のスコアで英語能力を審査する ③論文審査(120分) 長文の日本語文資料に基づき、自己の意見を含めて思考内容を論文形式で表現する力を審査する 会場 : 早稲田大学 早稲田キャンパス ④面接審査(10~15分程度) 面接審査を実施。面接方法については、審査当日に発表 会場 : 早稲田大学 早稲田キャンパス |
【試験日程】
| 出願期間 | 2025年 7月11日(金)10時 – 7月18日(金)17時(日本時間)※オンライン出願 |
|---|---|
| 論文審査 | 2025年 9月7日(日) |
| 面接通知 | 2025年 9月18日(木) |
| 面接審査 | 2025年 9月28日(日) |
| 合格発表 | 2025年10月2日(木) |
参照:早稲田大学「政治経済学部入学試験情報」「2026年度グローバル(海外就学経験者)入学試験要項」詳細および最新情報は、必ず最新の入試要項を確認してください。
早稲田大学政治経済学部のグローバル入試に向けて実施した対策

自分の経験を可視化し不安を解消。志望動機の組み立て方
ー入試対策を進める上で、どのような点が不安でしたか。
鈴木:合格者数が限られるなかで、「自分がこの大学の目に留まるほどの人材なのだろうか?」という不安はずっとありました。自分よりもすごい経歴の人なんて、いくらでもいるだろうと思っていましたから。そのなかで自分をどう魅力的に見せるのか、そもそも自分に魅力があるのかと、自分に対しての自信が揺らぐ瞬間は何度もありましたね。
ーその不安をどのように解消していったのですか。
鈴木:私の場合は、「自分が何を経験して、そこから何を学んだのか」を書き出すことで徐々に解消していきました。例えば、
「〇〇年の〇月に何をして、そこでどのような経験ができて、自分はどう成長したのか」
ということを、文字にして可視化するんです。すると、不思議と貴重な経験を持っていることが見えてくるんです。
書類に書く・書かないは別にして、とにかく文字で書いてみる。そのうちに、「こんなこともやった」「あんなこともやった」と記憶がよみがえり、自分自身を見つめ直すことができました。
ー出願書類では、「志望理由書」が重要なカギになると思います。鈴木さんは、具体的にどのようにして作成をしていきましたか。
鈴木:早稲田の政経学部の場合、「志望理由書」の文字数は800文字~1,000文字程度と決して長くはありません。短い文字数でどう自分の強みを表現するか、情報を吟味することが重要になってきます。
私は、ホワイトボードに過去にやってきたことを全部書き出して、そのなかでパッと目につくものを中心に軸をつくっていきました。貧困・教育・食糧問題など多岐に渡る興味や、海外で暮らしているときに取り組んだSDGsの活動のなかから、「いちばん惹かれるものは何か?」を決めることがスタートでした。
私がテーマに選んだのは、日本における少数派の人たちへのケアについてです。自分がアメリカに住んでいたときは自分がマイノリティだったので、自分事として考えやすかったんです。
軸を決めるうえで重視したのは、「テーマと私自身をつなげる」という点でした。机上の空論にしないためにも、「なぜそのテーマに取り組むのか?」という理由を明確にすることが大事だと考えたんです。
ー志望動機として、「なぜ早稲田の政経でないといけないのか」という理由については、どのように明文化しましたか。
鈴木:早稲田の政経学部の強みは政治学と経済学を融合して学べることです。
私のテーマの場合、日本で暮らす海外出身の子どもたちをケアする政策を打ち出すには、予算計上や資金計画など、経済学的な視点が必要になることを強調しました。
ー先ほど、合否をわけた点として書類作成に時間をかけたことを挙げていただきました。書類はどのようにしてブラッシュアップしていったのですか。
鈴木:まずは文字数制限を気にせず、書きたいことを書いて叩き台となる素案を作ることから始めました。約2,000文字の素案から、文字数を削ったり補ったりを繰り返してブラッシュアップした感じです。
ーご自身の経験・思いを削るという行為は、勇気も必要ですよね。
鈴木:はい。ただ情報過多になると、かえって伝えたいことが見えづらくなってしまう懸念もあるんです。たくさんの経験を記載しても、それが整理されていないと自分のやりたいことが定まっていないように見えてしまいます。情報を取捨選択する際は、軸に設定したテーマと関連する活動だけを記載するようにしました。
あとは洋々のメンターやGMなど、相手を変えて何度も見てもらうことで、客観性を担保していたのもポイントです。客観性と一貫性のある書類がつくれたのは、他の皆さんにも書類を見てもらったおかげだと思います。

英語能力審査に必要な点数は? 論文・面接対策はどうした?
ー提出書類で、TOEFL(iBT)・IELTS(Academic)のスコア提出があります。体感としてどの程度のスコアがあると安心でしょうか。
鈴木:グローバル入試は海外就学経験者が対象なので、他の総合型選抜と比べて高いスコアが求められる印象はあります。同じグローバル入試で入学した同級生と話をしている限り、最低ラインの目安としてTOEFLの場合95点前後、IELTSの場合7.0くらいはあったほうがよさそうです。もちろん、高ければ高いに越したことはないですね。
TOEFLは、機械を相手に英語で話すという特殊性もあるので、英語力に加えて慣れが必要です。IELTSならスピーキングは対人なので、機械とのやり取りに慣れない場合は、IELTSのほうが点を取りやすいかもしれません。
ー論文審査の対策についてもお話を聞かせてください。グローバル入試で出される論文試験とはどのような内容になりますか。
鈴木:長文読解です。5ページくらいある日本語の長文を読んで、6〜8問ほどの記述問題に答えます。年によって難易度が全然違うという話も聞きます。
ーその論文対策では、どのようなことに取り組んでいましたか?
鈴木:とにかく過去問をたくさん解きました。トータルで15〜20年分くらいはやったと思います。小論文ではないので、現代文の問題に慣れていないと苦労することもあるでしょう。問題形式に慣れるためにも、受験生には過去問をたくさん解くことをすすめています。
内容はその年に話題になった時事問題が選ばれることが多いので、普段からニュースはチェックしておくといいですね。私も毎日、日経電子版やNHKのニュースを見るようにしていました>。
ちなみに私が受験したときは「コロナワクチンの陰謀説」が論文のテーマで、他に受験した大学の論文テーマと被ったりもしました。日頃から時事問題に興味を持っておくことが、対策として有効だと思います。
ーこれまでのお話から各審査項目について、とても丁寧に準備をされてきた印象です。最後に、面接のために実施していた対策についても教えてください。
鈴木:洋々で面接対策を受講していたほか、通っていたインターナショナルスクールでも面接の練習をしていただきました。模擬面接の形式で、なるべく多くの人に声をかけて練習するようにしていましたね。
ー面接の練習は、やはり回数を多くこなすほうがよいのでしょうか。
私は話すのが好きで、面接はどちらかというと得意なほうでした。なので、練習の回数はすごく多かったわけではありません。回数よりも相手を変えて練習することが重要だと思っています。
同じ相手だと、どうしても質問のパターンが読めてしまったり、緊張感がなくなったりしてしまいがちです。家族でも友だちでも、学校の先生でもいいので、相手を変えて練習するとより有意義な時間になると思います。
ー練習をするなかで見えてきた、面接のコツがあれば教えてください。
鈴木:結論ファーストで話すことです。早稲田大学政治経済学部のグローバル入試は、面接時間が10〜15分と短いです。限られた時間のなかで、自分の人となりを知ってもらうためには、たくさん質問してもらう必要があります。面接官が質問をしたいのに時間が足りなかったなんてことにならないよう、問いに対して端的に答えることを心がけていました。

早稲田大学政治経済学部のグローバル入試に向けた伴走支援のポイント

鈴木さんがメンターとして受験生に伝えていること
ー次は、日々どのようにして受験生と向き合っているのかお話を伺いたいと思います。グローバル入試に挑む受験生は、どのような悩みを抱えていることが多いですか?
鈴木:過去の私と同じように、「自分の経験は、アピールに値するものなのか?」と感じている受験生が多いです。特に「どうやって他の受験生と差別化すればいいのか」と聞かれることが多いです。
ー受験生から差別化の方法を聞かれたときは、なんと答えていますか。
鈴木:「あなたが経験したことは、あなただけのものなんだよ」と、繰り返し伝えていますね。
例えば、「道で困っている人を助けた」という経験でも、主体的に行動を起こしたのであれば特別な出来事です。どんなことであれ、自らの意思には動機がありますよね。その動機をひも解いて言葉にすれば、ちょっとした経験でも他の人と差別化できると思います。
ー勇気づけられる言葉ですね。生徒との対話のなかで、特に大切にしているポイントなどはありますか。
鈴木:「自分で考えて、自分の言葉で伝える」ということは徹底しています。今は生成AIが発達しているので、効率を重視して、志望理由書をAIで生成する人もいます。でも、自分から出てくる言葉と文章でないと、熱意や思いが相手に伝わらないと感じています。
そういった意味でも、受験生と話をするときは「自分の言動に責任を持つ」ことを意識して臨んでもらっています。
ー自分のやりたいこと(テーマ)や強みをなかなか見つけられないときは、どんなことに取り組むといいのでしょうか。
鈴木:私の場合は、幼少期からこれまでの自分の歴史を話してもらうことから始めます。
小学・中学・高校まで何も省略せず、全部話してもらうんです。すると「なぜそのコミュニティに入ろうと思ったの?」「その決断はすごいよね」など、注目すべきポイントがいくつも出てきます。
自分では些細なことだと考えていても、第三者から見るとすごく主体性のある特別な行動に見えたりします。その部分について話を重ねたとき、「自分のやりたいことはこれかもしれない」「自分の強みは、こうした考え方なのかも」と気がついてくれる子もたくさんいますね。

早稲田大学政治経済学部のグローバル入試に挑む受験生が押さえておきたい3つのこと
ーでは、これから早稲田の政経学部のグローバル入試に挑戦する受験生が押さえておくべきポイントを3つ、アドバイスしてください。
①英語の検定試験は早めに受ける
鈴木:TOEFL、IELTSといった英語検定試験はなるべく早めに受けましょう。
「出願まであと2週間しかないけれど、IELTSが6.5点しか取れていない」と焦る受験生をこれまでたくさん見てきました。TOEFL、IELTSともに、スコアは2年間有効です。1回の受検で好成績を収めるのは難しいので、早いうちに複数回受験して、本番前にスコアを確保してください。
②受験する大学に詳しくなる
鈴木:受験する大学のことをきちんと調べましょう。特に受験する学部については隅々まで調べ上げて、マニアと言えるくらいを目指してほしいです。
<例えば>
- どんな授業が開講されている?
- どんな教授がいる?
- 求める学生像は?
- どんなキャンパス?
- 校内にはどんな生徒がいる?
- 自分が受験する方式以外にどんな入試がある?
受ける大学に詳しくなると、愛着が生まれてもっと行きたくなるはず。その気持ちが受験の原動力になるはずです。
③今までの学びと大学の学びをつなげる
鈴木:自分のこれまでの経験・学びを、大学・学部で学ぶことにつなげましょう。大学側が見ているのは、大学・学部での学びを活用して将来活躍できるかどうかです。
他の大学の政治・経済系の学部ではなく、早稲田の政治経済学部でなければならない理由と併せて、学びの連続性をスラスラと語れるようにするのがポイントです。
ちなみに面接では、「なぜ、慶応の法学部・政治学科ではダメなの?」といった、少し意地悪な質問をされることもあります。「〇〇だから早稲田大学の政治経済学部でないとダメなんです」と言い切れる理由が必要です。
早稲田大学政治経済学部のグローバル入試を通じて成長できたこと

ー最後に、自らの受験体験を振り返ったとき、自分自身がどのように成長したと実感していますか?
鈴木:昔と比べて、失敗を恐れなくなったことです。洋々に入塾した頃は、わからないことを質問するのが怖くて、自信が持てずにいました。でも今は、自分の意見を臆さず言葉にできるようになったと思います。
それも洋々のメンターやGMと繰り返し議論を重ねてきた受験生時代の経験のおかげです。早稲田大学政治経済学部のグローバル入試を選んだことが、人生におけるターニングポイントの一つになったと思います。
清水GMが語る、早稲田大学政治経済学部のグローバル入試合格に必要な視点と準備

清水GM:早稲田大学政治経済学部のグローバル入試は英語能力、書類(主に志望理由書)、論文、面接で審査されます。いずれの審査も重要ですべてにおいて高い水準が求められますが、英語能力は鈴木さんが話しているとおりです。TOEFL 95点、IELTS 7.0といった、高いスコアが求められます。
志望理由書は1000字以内とそこまで字数は多くありませんが、書いたことは面接でも深く掘り下げて聞かれることが多いです。鈴木さんのように自分のテーマを明確に決めて、それを中心に書いていけるとよいでしょう。
論文の試験もレベルが高く、政治や経済に関する課題文や表グラフの内容を正しく理解し、論述することが求められます。数学的な考え方が試されることも多く、向き不向きもあるので、受験を考えている方は一度過去問にトライしてください。
面接では書類の内容を中心に、「これまで頑張ってきたこと」「早稲田政経を志望する理由」「大学で学びたいこと」等について鋭い質問が飛んできます。
表面的な一問一答の準備では足りず、自分自身や早稲田の政経について理解を深めておくことが求められます。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
監修者プロフィール
洋々は将来に亘って社会で活躍できる人材を育てる、総合型選抜専門塾。総合型選抜の塾の総本山として、特に慶應義塾大学、早稲田大学をはじめ、数多くの名門大学への合格実績を誇る。
監修者プロフィール
「総合型選抜の個別指導塾 洋々」代表・GM。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。共著書に『採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜』(2023年、洋々 著/かんき出版)。