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不登校中の勉強はどうする?不登校の子どもを持つ親100人に聞いてわかったかかわり方

更新日:
高校受験
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「不登校の子どもの学習を、保護者はどのようにサポートすればよいのか」「不登校中、勉強はどう考えたらいいのか」

塾選が、不登校経験がある中学生の保護者100人を対象に行ったアンケートでは、90人を超える多くの保護者が「学力の遅れ」に不安を感じていることがわかりました。

この記事では、不登校の子どもをもつ保護者が抱えやすい「勉強」に関する不安や本音を紹介するとともに、アンケート結果から見えてきた、不登校中の勉強との向き合い方や実際に選ばれていた学習方法を解説します。

今の状況に近いと感じる部分だけでも、これからの関わり方を考えるヒントとして参考にしてみてください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

不登校経験者の98%の保護者が感じていた「勉強」への不安

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塾選が、不登校経験がある中学生の保護者100人を対象に行ったアンケート調査では、98%の人が「勉強に関して不安を抱えていた」と回答しました。

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不登校の状況に直面する中で、ほとんどの保護者が学習面について何らかの悩みや迷いを感じていることがわかります。

単なる「勉強の遅れ」ではない?保護者の9割が抱える、将来への「見えない恐怖」

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同アンケートでは、勉強に関する不安の内容についても質問しています。その結果、特に多く挙げられた不安は、次のとおりでした。

  • 将来の自立:63人
  • 高校受験:54人
  • 基礎学力の低下:51人
  • 周りの子どもと比べたときの不安感:34人

これらの結果から、単に「今の勉強が遅れているかどうか」だけでなく、将来の進学やその先の生活まで見据えた不安を抱えている保護者が多いことがうかがえます。

実際に、アンケートでは以下のような声が寄せられました。

このまま学校に戻れず、勉強も遅れ続けてしまうのではないかという不安が一番大きかったです。周りの子は当たり前に成長していくのに、我が子だけが取り残されてしまうのではないか、一生この状態が続くのではないかと考えてしまい、先の見えない不安に押しつぶされそうでした。(たいきさん・お子さんが小学校高学年から1年程度不登校)

不登校のままで高校も行けなかったらどうしようという不安。(ふうまいさん・お子さんが中学1年生から半年程度不登校)

高校受験が大丈夫なのかというのと将来大丈夫なのかという怖さ(ばんせんさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

不登校経験の中学生の保護者がとった、リアルな対応

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不登校の子どもを抱える保護者の中には、つい「勉強しなさい」と声をかけてしまった経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

実際に同アンケートでは、100人中55人が「勉強しなさい」と言ってしまったことがあると回答しています。 その際の子どもの反応として、次のような声が寄せられました。

  • 部屋にこもる:38人
  • 怒る:22人
  • 自分を責める:21人
  • 体調を崩してしまった:8人
  • その他:5人

この結果から、「勉強しなさい」という言葉が、親の意図とは異なる形で子どもに受け取られてしまうケースもあることがうかがえます。

また、その後の親自身の葛藤についても、以下のような声が寄せられました。

勉強しなさいと伝えると反発され、親子関係はぎくしゃくしました。以前より会話が減り、気軽に相談できない雰囲気になったのが辛かったです。(あやなつさん・お子さんが小学校中学年から1年程度不登校)

会話にならない。なにか気に障ることを言えばすぐに部屋にこもってしまう。少しの会話ですら言葉を選んで話していました。(あんずそらさん・お子さんが小学校高学年から1年程度不登校)

無理な登校刺激は67%が後悔。「子どもの心」を閉ざすNG対応

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「今振り返って、『あれは逆効果だった』と感じる対応はありますか?」という質問に対して、保護者からは次のような回答が寄せられました。

  • 無理な登校刺激:67人
  • 叱責:35人
  • 他の子どもとの比較:31人
  • 学校に行ったら○○してあげるといった条件提示:21人
  • 無理な塾探し:14人

この結果から、良かれと思って行った対応が、結果的に子どもにとって負担になってしまったと感じている保護者が少なくないことが分かります。

実際に、アンケートでは以下のような声が挙げられました。

強くいったことはありませんが、本人の心の傷がどの程度か判断せずに、最初のうちは学校にいかないかと言葉をかけたせいで、少し話しづらくなったのかなと思います。(もうさん・お子さんが小学校中学年から3か月程度不登校)

学校に無理に行かせるような言動は本人からすれば辛い気持ちだったと思う(とこさん・お子さんが中学1年生から3か月程度不登校)

意外と難しいけど効果的!6割が実感した「執着を手放す勇気」の好影響

では、子どもはどのようなきっかけで勉強を再開できたのでしょうか。

「親が勉強への執着を手放し、見守る姿勢に切り替えたことは、状況の改善に影響しましたか?」という質問に対し、62人が「とても良い影響を与えた」と回答しました。

この結果から、親の関わり方の変化が、子どもにとって心理的な負担を軽くする一因になったケースもあることがわかります。

実際に、アンケートでは次のような声が寄せられました。

子供はプレッシャーやストレスがなくなったと言っていました(マロンさん・お子さんが中学1年生から3ヶ月未満の間不登校)

無理に学校に行かせるより、問題を解決するよう親としても方針を決めたことで、本人にも前に進みたいという意欲が出たように思う(とこさん・お子さんが中学1年生から3か月程度不登校)

もちろん、ここでいう「親のあきらめ」が、それだけで状況を好転させる万能な方法というわけではありません。ただ、勉強や登校に対する期待やプレッシャーをいったん抑え、子どもの気持ちやペースを尊重する関わり方が結果として前向きな変化につながる場合もあります。

不登校でも焦りは禁物!子どもの「心のエネルギー」に合わせた3つの段階

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ここで紹介する内容はあくまで一例です。今の状況に近いと感じるところを、無理のない範囲で参考にしていただければと思います。

【休養期】まずは何もしない。脳を休ませてエネルギーを貯める時期

この段階では、無理に勉強を始めようとするよりも、心と体をしっかり休ませることを優先したほうがよい場合があります。

不登校の背景には、人間関係や環境の変化など、子ども自身が強い緊張やストレスを感じる出来事が重なっていることも少なくありません。その状態のまま勉強に向かおうとしても、集中できなかったり、かえって疲れや不安が強くなってしまったりすることがあります。

この時期に大切なのは、「勉強をしない=何もしていない」と考えすぎないことです。 十分に休むことや、安心できる時間を過ごすことも、その後の学びにつながる大切な準備の一つといえます。

【活動期】「少しやってみようかな」というサインを見逃さない方法

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この段階では、子どもの中に「何か少しやってみてもいいかも」という気持ちの変化が見られることがあります。それは大きな前向きさではなく、ほんの小さなサインとして表れることも少なくありません。

実際に、「お子さんの心が回復してきたと感じたサインはどれでしたか?」という質問に対して、保護者からは次のような回答が寄せられました。

  • 外出する意欲が出てきた:25人
  • 笑顔が増えた:24人
  • 趣味の話をするようになった:24人
  • 自分の意見を言うようになった:14人
  • 生活リズムが改善した:13人

この結果からも、勉強や学校に直接関係する変化だけでなく、日常の中での小さな前向きな変化をきっかけとして感じ取っている保護者が多いことが分かります。

こうしたサインは小さく、一時的なことも多いため、見逃されがちです。「見逃さない」ためには、変化を判断しようとせず、以前との違いに気づくことを意識してみてください。

例えば、表情がやわらいだ、会話が少し増えたなど、勉強や学校と直接関係のない変化も大切なサインの一つです。

気づいたとしても、すぐに行動を促す必要はありません。まずは受け止めるだけで十分です。

【再開期】目標(進路)を見据え、外部のサポートを取り入れる

勉強に少しずつ向き合えるようになってきたと感じる場合、次に考えたいのが、進路や目標を意識した学び方です。

とはいえ、この段階でも、明確な志望校や将来像が決まっている必要はありません。「高校に進学したい」「今の学年の内容は押さえておきたい」など、大まかな方向性を共有できれば十分です。

この時期に、家庭だけで抱え込まず、外部のサポートを検討することも一つの選択肢になります。

例えば、

  • オンライン教材やタブレット学習
  • 家庭教師や個別指導
  • フリースクールや学習支援の場

など、子どもの状況や性格に合った形を選ぶことで、親子の負担を減らしながら学習を進めやすくなります。

外部のサポートは、「勉強を任せる場所」というよりも、子どもが自分のペースで学ぶための環境を整える手段として捉えるとよいでしょう。

【重要】学校に行かなくても「出席扱い」になる?不登校になったとき知っておくべき国の制度

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「どうしても不登校中の勉強が心配だ」と感じる場合、学校に通わなくても「出席扱い」となる国の制度があることを知っておくと、選択肢の一つになります。

これは、不登校の子どもが学習の遅れによって自信を失ったり、再登校の際に授業についていけず、さらに負担を感じてしまったりすることを防ぐ目的で設けられた制度です。

出席扱いを認めてもらうための「7つの要件」

出席扱い制度を利用するには、文部科学省が示している次の要件を満たす必要があります。実際の判断は学校や教育委員会が行いますが、大まかな目安として知っておくと参考になります。

  • 保護者と学校が継続的に連携できていること
  • ICTなどを使った学習を行っていること
  • 定期的な対面での学習支援が行われていること
  • 子どもの理解度に合った学習計画であること
  • 学校が学習状況を把握できていること
  • 他の公的支援を受けることが難しい状況であること
  • 学習成果を評価に反映する場合、学校の教育課程に合っていること

なお、出席扱いとするかどうかは、最終的に学校や教育委員会が判断するため、利用を検討する場合は、まず担任の先生に相談してみるとよいでしょう。

参考:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて

文部科学省が認める「ICT(タブレット)を活用した自宅学習」

文部科学省は、令和元年にICT(タブレットやパソコンなど)を活用した学習を、一定の条件のもとで「出席扱い」と認める制度を示しました。

この制度は、小学校・中学校の児童生徒を対象に、学校長の判断のもとでICT等を使った自宅での学習を行うことで、学校への出席と同様に扱われるというものです。

不登校の期間が長くなると、「また学校に行きたい」という気持ちが芽生えても、学習内容についていけるかどうかが不安となり、それが再登校の大きなハードルになることもあります。こうした背景から、自宅での学習を認めることで学習の継続を支え、将来的な登校や社会参加への意欲につなげることを目的として、この制度が設けられました。

この制度を活用することで、

  • 学習の遅れに対する不安を軽減できる
  • 学校とのつながりを保ちやすくなる
  • 再登校や進学を考える際の選択肢が広がる

といったメリットが期待されます。

フリースクールを利用するのも一つの手

フリースクールとは、さまざまな理由から学校に通っていない子どもを対象に、学習や生活面のサポートを行う民間の施設です。

文部科学省は2023年に、フリースクールなど学校外の学びの場での学習を「出席扱い」とするための考え方を整理しました。

出席扱いとして認められるためには、主に次の点が求められます。

  • 在籍している学校の校長が、教育的な効果を認めていること
  • フリースクールでの学習内容や成果が、学校に報告されていること
  • 保護者と学校の間で、継続的に連携が取れていること

フリースクールを利用しているからといって、自動的に出席扱いになるわけではありませんが、学校と情報共有をしながら学習を進めていくことで、制度の対象となる可能性があります。

利用を検討する場合は、事前に担任の先生や学校に相談し、どのような連携が必要かを確認しておくと安心です。

参照:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果の成績評価に係る法令改正について

不登校の子どもに選ばれている勉強の手段ランキング(アンケート結果より)

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ここでは、不登校の子どもをもつ保護者100人に聞いたアンケート結果をもとに、実際に選ばれている学習手段をランキング形式で紹介します。なお、ランキングの結果は以下のようになっています。

順位 学習手段
第1位 タブレット教材
第2位 YouTube等の動画学習
第3位 オンライン家庭教師

お子さんやご家庭に合った学び方を考える際の、参考の一つとしてご覧ください。

【第1位】タブレット教材(40人)

最も多く選ばれていたのは、タブレット教材でした。対面でのやり取りが少なく、自分のペースで学習を進めるられる点が評価されているようです。

実際に、次のような声が寄せられました。

対面による緊張がなく、自分のペースで「わかるところまで戻れる」点が大きかったです。特にタブレット学習は、間違えても誰に恥じることもなく、ゲーム感覚で達成感を得られたのが、自信を失っていた時期に最適でした。(スケーターズさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

不登校の子にとって、 「机に向かう」「ノートを開く」「時間割どおりに勉強する」 この一連の流れ自体が大きなハードルになります。 タブレットは、そのハードルを一気に下げてくれました。(あんずさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

【第2位】YouTube等の動画学習(30人)

第2位は、YouTubeなどの動画を活用した学習でした。自分の興味や理解度に合わせて内容を選べることや、好きな時間に、繰り返し視聴できる点が支持されているようです。

実際に、次のような声が寄せられました。

取り敢えずYouTubeの動画などで勉強していますが、わかりやすそうです。繰り返し見たりもできるので。(さまさん・お子さんが中学2年生から3ヶ月の間不登校)

YouTubeを少し利用しました。これは自主的に。わたしは一切関与していない。好きな時間に見られるのが合っていたのかも。(るびさん・お子さんが中学2年生から3ヶ月の間不登校)

【第3位】オンライン家庭教師(28人)

第3位は、オンライン家庭教師でした。自宅にいながら個別に学習のサポートを受けられる点や、対面での緊張が少なく、理解度に合わせて進められる点が評価されているようです。

実際に、次のような声が寄せられました。

タブレットやオンライン家庭教師は、子どもが自分のペースで学べる環境を提供できたので、ストレスが少なく学習に取り組めました。(コネクトさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

対面のプレッシャーがないため、部屋で落ち着いて取り組めました。オンライン家庭教師では質問もしやすく、理解度に合わせて教えてもらえたことで自信を取り戻せました。(こうへいさん・お子さんが中学2年生から3ヶ月程度不登校)

このほかにも、フリースクールや学習塾などを利用している家庭もありました。不登校の小中高生におすすめの塾については、以下の記事をご覧ください。

【教科別】効率よく不登校のブランクを埋めるための「最短ルート」勉強法

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ここでは、不登校の子どもをもつ家庭で実際に取り入れられていた勉強法を、教科別に紹介します。「どこから戻すか」「何を優先するか」のヒントとしてご覧ください。

数学:前学年の「積み残し」を特定して、基礎計算力を高める

数学については、前の学年に戻って学習した人が31人、計算力など基礎を重視した人が40人という結果でした。

不登校の期間があると、学年をまたいで理解が必要な単元でつまずきやすくなります。 そのため、いきなり今の学年の内容に取り組むのではなく、どこで理解が止まっているかを確認し、基礎から立て直す方法が選ばれていました。

実際に、次のような声が寄せられています。

基礎が抜けていたため、いきなり現学年の内容をやっても理解が追いつきませんでした。前の学年に戻ることで「分かる感覚」が戻り、子どもの表情も明るくなりました。(はさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

難しい勉強よりも、基礎的な知識の積み重ねで自信をつけていけた印象がありました。(クロスエアさん・お子さんが中学2年生から半年程度不登校)

英語:動画・アプリを活用して、触れる量を増やす

英語については、動画やアプリを利用して学習していた家庭が54人と、比較的多い結果となりました。机に向かって文法や書き取りを行うよりも、音や映像を通して英語に触める方法が取り入れられていたようです。

実際に、次のような声が寄せられています。

机に向かうのが苦手な時期でも、動画なら抵抗なく見られました。アプリで単語をゲーム感覚で覚えられたのも良かったようです。(はさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

英語の歌やアニメの字幕付き動画を使うことで、楽しみながら単語や表現に触れられました。リスニング力が少しずつ上がり、自分から声に出して練習するようになりました。(こうへいさん・お子さんが中学2年生から3ヶ月程度不登校)

国語:読書

国語については、無理に問題演習を行うのではなく、読書から始めた家庭もありました。文章に触れる機会を増やすことで、少しずつ読むことへの抵抗感が和らぎ、結果として読解力の土台づくりにつながったという声もあります。

実際に、次のような体験談が寄せられています。

とりあえず読解力をつけさせるために読書をさせたのがよかった(ロゴさん・お子さんが中学1年生から1年程度不登校)

理社:マンガやYouTubeで全体像をつかむ

理科や社会については、マンガやYouTubeなどを活用して学習していた家庭も多く見られました。

文章中心の教材に抵抗がある場合でも、映像やストーリーを通して学ぶことで、内容をイメージしやすくなったという声が多く聞かれます。

実際に、次のような体験談が寄せられています。

マンガやYouTubeで歴史や科学の話を知ることで、難しい文章もイメージしやすく理解が進みました。興味を持つことで学習への意欲が徐々に高まりました。(こうへいさん・お子さんが中学2年生から3ヶ月程度不登校)

文字だけの勉強だと拒否反応が強かったのですが、マンガやYouTubeは抵抗なく見てくれました。内容が映像やストーリーで頭に入りやすく、「これ知ってる」と会話が増えたのも良かったです。少しずつ自信がつき、机に向かう時間も自然と増えていきました。(りゅーやさん・お子さんが小学校低学年から半年程度不登校)

不登校からの高校受験はどうなる?

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不登校を経験した場合でも、高校進学やその後の進路にはさまざまな選択肢があります。ここでは、実際の保護者の声をもとに、進路を考えるうえで参考になったことを紹介します。

不登校でも高校受験はできる!欠席日数と内申点に注意

不登校であっても、高校受験は可能です。不登校を理由に、自動的に不合格になることはありません。ただし、高校によっては、学力試験に加えて調査書(内申点や欠席日数)を選考に含める場合があります。

評価の方法や重視されるポイントは、高校や都道府県ごとに異なるため志望校の選考基準を事前に確認しておくことが大切です。

不登校と高校受験について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

進路選びで「やってよかった」と語ること

塾選が実施したアンケートでは、進路について振り返ったとき、「やっておいてよかった」と感じたこととして、学校見学や学びの選択肢を実際に体験することを挙げる声が多く見られました。

特に、中学3年生の秋ごろまでに、本人の気持ちを大切にしながら進路を考えられたことが、安心感につながったという声もあります。

実際に、次のような体験談が寄せられています。

学校見学に行き本人の気持ちだけを尊重して志望校など目標を決めれたことです。(たきかずさん・お子さんが中学2年生から1年程度不登校)

見学会に行ったのとオンラインでの学習をしたこと(ばんせんさん・お子さんが中学2年生から1年程度不登校)

不登校の勉強に関するよくある質問(FAQ)

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ここでは、不登校と勉強についてよくある質問を解説します。

不登校で一番多い学年は?

文部科学省が公表している「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等に関する調査」によると、不登校の児童生徒数が最も多い学年は中学3年です。

小・中学校全体の不登校児童生徒数は353,970人で、そのうち中学3年生は80,464人となっています。進学や受験を控えた時期に、不安やプレッシャーが重なりやすいことも、一因として考えられます。

参考:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(令和7年10月29日)

勉強を始めるのは1日何分からがいい?

塾選が実施したアンケートでは、「1日10分ほどの短い時間から意識して取り組んだ」という声が多く見られました。

長時間の学習を目標にするよりも、まずは「机に向かえた」「少し触れられた」といった行動そのものを肯定する関わり方が選ばれているようです。

実際に、次のような声が寄せられています。

何分か座れただけでもよいことにしていた。短い時間から始める。(やまあきさん・お子さんが小学校中学年から3か月未満の間不登校)

最初は1日10分だけ、リビングで一緒にタブレットを開くところから始めました。短時間でも「できた」を積み重ねることで、徐々に自分から取り組む時間が増えていきました。(s.hさん・お子さんが中学2年生から1年程度不登校)

まとめ 不登校中の勉強で大切なのは、子どもの「学びたい気持ち」を守ること

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不登校の状況では、「勉強の遅れ」がどうしても気になりがちですが、大切なのは、今すぐ結果を出すことよりも、子どもが再び学びに向かえる気持ちを失わないことです。

実際には、短い時間からの学習や、動画・タブレットなどを活用した方法、学校以外の学びの場など、状況に応じたさまざまな選択肢があります。無理に一つの正解を決める必要はありません。

焦らず、比べず、「今できていること」に目を向けながら、子どものペースに合った関わり方を探していくことが、結果的に次の一歩につながります。

アンケート調査概要
調査対象:不登校経験がある中学生の保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年1月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:不登校経験がある中学生の親御さんへ|勉強や進路に関するアンケート

執筆者プロフィール

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編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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