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中学受験後の“英語格差”に要注意!中高一貫校で差がつく理由と対策法

更新日:
中学受験
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中学受験が終わり、ようやく親子ともに一息つける時期。しかし、入学後の英語についてこんな不安を感じていないでしょうか。

「中学受験で英語をほとんど勉強していないけど大丈夫だろうか」
「周りの子はもう英検を持っているらしい」
「中高一貫校の授業についていけるのか心配」

実は、中高一貫校では最初の定期テストで英語の点数に大きな差がつくケースが珍しくありません

中学受験では算数・国語・理科・社会が中心のため、英語に触れないまま入学する子どもがいる一方、幼少期から英会話を習っていた子どもや英検取得済みの子どもも同じ教室に集まるからです。

だからこそ、入学前の過ごし方が重要になります。

本記事では、中学受験を経験した子どもを持つ保護者100名へのアンケート調査(2026年1月実施)をもとに、以下の内容を解説します。

  • 入学後に英語で苦労した家庭の割合と具体的なつまずきポイント
  • 英語格差が生まれる4つの原因
  • 入学前にやるべき英語対策と先輩保護者おすすめの教材
  • 燃え尽きを防ぎながら学習を続けるコツ

経験者のリアルな声をもとに、入学までの期間を有効活用するヒントを紹介します。

塾選ジャーナル編集部

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目次

中学受験後に英語で苦労した家庭は約5割、塾・英会話教室の利用率は7割に

中学受験を経験した子どもを持つ保護者100名を対象に実施したアンケート結果をもとに、入学後の英語学習の実態を詳しく見ていきましょう。

約5割が入学後に英語で苦労、最大の壁は単語のスペル

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アンケートで「中学入学後、お子さんは英語の授業や学習で苦労した経験がありますか」と質問したところ、「とても苦労した」が8%、「少し苦労した」が43%となり、合わせて約5割の家庭が何らかの苦労を経験していました

一方で「あまり苦労しなかった」が39%、「全く苦労しなかった」が10%と、半数近くは大きな問題なく対応できていたこともわかります。

では、苦労した家庭は具体的にどのような点でつまずいたのでしょうか。苦労経験のある回答者に詳しく聞いた結果が以下のとおりです。

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最も多かったのは「単語のスペルが覚えられない」で、25.4%と全体の4分の1を占めました。

英単語は発音とスペルの関係を理解しながら、アルファベットの並びを正確に覚える必要があります。漢字のように部首からヒントを得ることもできず、ローマ字読みと一致しないため、新しい暗記法が求められるのです。

入学前にアルファベットや基本的な単語のスペルに触れておくことが、つまずき防止につながるといえるでしょう。

次いで「授業の進度が速すぎる」が22.2%でした。中高一貫校では6年間のカリキュラムを見据えて授業が進むため、公立中学よりもペースが速い傾向にあります。

「文法用語やルールが理解できない」「リスニングができない」といった基礎的なつまずきも上位に挙がっており、入学前の準備の重要性がうかがえる結果となりました。

約7割が入学後に塾や英会話教室を利用

「中学入学後、英語学習のために塾や英会話教室に通わせましたか」という質問に対し、約7割の家庭が何らかの形で塾や英会話教室を利用していることがわかりました。

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注目すべきは、入学前から継続して通っている家庭が36%と最も多い点です。中学受験中も英語学習を並行して続けていた家庭が一定数存在することがわかります。

一方で、入学後に通い始めた家庭も約3割に上りました。内訳を見ると、入学と同時が16%、1学期の途中からが12%、夏休み以降が4%です。1学期の途中から通い始めた家庭は、最初の定期テストの結果を受けて危機感を持ったケースが多いと推測されます。

「通わせていない」と回答した家庭も32%存在し、家庭学習や学校の授業のみで対応している層も少なくありません。塾や英会話教室に通うかどうかは、子どもの状況や家庭の方針によって判断が分かれるところです。

中学受験後に英語格差が生まれる4つの原因

アンケート結果から、約5割の家庭が入学後に英語で苦労していることがわかりました。では、なぜ中高一貫校では英語格差が生まれやすいのでしょうか。その原因を4つに分けて解説します。

難関校は半数以上が英語経験者 入学直後から差がつきやすいから

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「入学時点で、クラスに英語学習経験者はどのくらいいましたか」という質問に対し、「ほとんど全員が経験者だった」「半数以上は経験者だった」と回答した家庭は合わせて36%に上りました。

さらに、進学先の偏差値別に見ると傾向が顕著になります。

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偏差値60以上の学校では、「ほとんど全員が経験者だった」「半数以上は経験者だった」と回答した割合が56.5%と過半数を超えました。一方、偏差値60未満では18.6%にとどまっています。

難関校ほど教育熱心な家庭が多く、英語の先取り学習をしているケースが多いと考えられます。中学受験では英語を使わなかったとしても、入学した瞬間から英語経験者と同じ教室で学ぶことになるのです。

3年間で高校の内容に突入するケースもあるほど学習進度が速いから

中高一貫校の英語授業は、公立中学と比べて進度が速い傾向にあります。6年間の一貫教育を前提としているため、中学3年間で高校の内容に入る学校も少なくありません。

多くの中高一貫校では公立中学の検定教科書ではなく、『NEW TREASURE(ニュートレジャー)」や「PROGRESS IN ENGLISH(プログレス)」といった検定外教科書を使用しています。これらは中高一貫校向けに作られた教材で、語彙量や文法の難易度が検定教科書より高く設定されているのが特徴です。

公立中学であれば、アルファベットの書き方から丁寧に始まるところ、中高一貫校では早い段階で文法や長文読解に進むケースも珍しくありません。英語未経験の子どもにとっては、最初から全力疾走を求められるような状況といえるでしょう。

最初の定期テストでつまずくと英語に苦手意識を持ってしまうから

中学受験を乗り越えた子どもたちは、それまで学力面で自信を持っていた場合が多いでしょう。しかし、入学後最初の定期テストで英語の点数が振るわず、大きなショックを受ける子どもも少なくありません。

中学受験では上位層だったにもかかわらず、英語だけは平均点を下回るという経験は、子どもにとって大きな挫折になりえます。保護者としても「あれだけ頑張って合格したのに」という思いから、焦りや不安を感じることもあるでしょう。

最初のつまずきが英語への苦手意識につながり、その後の学習意欲に影響するケースもあります。入学前の準備で防げる部分は対策しておくことが大切です。

入学前の英語経験がないと苦労しやすいから

アンケートでは、入学前に英語学習経験があった層と、なかった層で入学後の苦労に違いがあるかを比較しました。

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入学前に英語学習経験があった層で「とても苦労した」と回答したのは4.8%だったのに対し、なかった層では25.0%と約5倍の差が見られました。

この結果には、低学年の頃から英会話教室に通っていたケースなども含まれるため、受験後の学習だけで差がついたとは断定できません。しかし、入学時点で英語に触れた経験があるかどうかが、その後の苦労に影響している可能性は高いといえるでしょう。

受験が終わった解放感から完全な休息に充てる家庭も多いですが、これまで英語学習の経験がない場合は特に注意が必要です。周囲には低学年から英語に触れてきた子どもも一定数いるため、この期間に少しでも英語に触れておくことが入学後の安心につながります。

ただし、焦って詰め込みすぎるのは逆効果です。次の章では、入学前にどのような英語対策をすればよいのか、具体的に解説していきます。

中学受験後から入学までにやるべき英語対策

ここからは、アンケート結果をもとに、入学前に取り組むべき英語対策を具体的に紹介します。先輩保護者の声を参考に、子どもに合った学習方法を見つけてください。

リスニングと発音に慣れておくと授業への抵抗感が減る

「入学前の英語学習について、やっておけばよかったと思うことは何ですか」という質問(複数回答可)で、最も多かった回答は「リスニングや発音に慣れておくこと」で35%でした。

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入学後に苦労した点として「単語のスペルが覚えられない」が25.4%で最多でした。一方で、英語学習でやっておけばよいかったと思うことは「リスニングや発音」への後悔が最も多いという結果になっています。

スペルは学習を重ねれば短期間でも改善できるため、「入学後苦労はするが、頑張れば間に合う」という感覚を持ちやすいのでしょう。

リスニングは耳を慣らすのに時間がかかるため、「もっと早く始めておけばよかった」という後悔につながりやすい傾向にあります。入学前の時間に余裕があるうちに、英語を聞く習慣をつけておくことが大切です。

一方、「アルファベットの練習」は7%と最下位でした。アルファベット程度はできて当然と考えていた家庭が多かったためと推測されます。

実際、アルファベットの読み書きは小学校の授業でも扱うため、あえて入学前に時間を割く必要性を感じなかった保護者が多いのでしょう。

英検®5級レベルの単語・文法で授業の先取りができる

「やっておけばよかったこと」の2位は「英単語の先取り暗記」で29%、5位は「文法の基礎理解」で20%でした。では、どの程度のレベルを目指せばよいのでしょうか。

入学前の目標として現実的なのは、英検®5級レベルです。英検5級は中学1年生修了程度の内容で、以下のような基礎的な英語力が身につきます。

  • アルファベットの大文字・小文字の読み書き
  • 基本的な単語約300〜400語
  • be動詞・一般動詞の肯定文・否定文・疑問文
  • 簡単なあいさつや自己紹介のリスニング

入学前に英検®5級を取得する必要はありませんが、このレベルの内容に触れておくだけでも、授業への心理的なハードルが下がります。

100人が選んだ、本当に役立つ教材・サービスランキング

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最も多かったのは「英会話スクール・英語塾」で35%。次いで「市販のドリル・参考書」が33%と、ほぼ同数で並びました。

注目したいのは、3位以下に無料または低価格で始められる選択肢が並んでいる点です。「英語学習アプリ」「映像授業(YouTube)」「NHKラジオ英会話」などは、費用を抑えながら英語に触れる手段として活用されています

まずは市販のドリルやアプリで家庭学習を始め、必要に応じて英会話スクールや塾を検討するという段階的なアプローチも有効でしょう。

毎日15分のリスニング習慣で入学後に差がつく

「やっておけばよかったこと」の1位がリスニングや発音だったことからもわかるように、英語の音に慣れておくことは入学後の授業で大きなアドバンテージになります。

リスニング力は短期間で身につくものではなく、日々の積み重ねが重要です。入学前の比較的時間に余裕がある時期に、毎日少しずつ英語を聞く習慣をつけておきましょう。

お金をかけずにリスニング習慣をつける方法としては、以下のような選択肢があります。

  • NHKラジオ「基礎英語」シリーズ(無料)
  • YouTubeの英語学習チャンネル(無料)
  • Duolingoなどの英語学習アプリ(基本無料)
  • 英語音声の動画やアニメを字幕付きで視聴

1日15分程度でも、毎日英語を聞く習慣をつけることで、入学後のリスニング授業への抵抗感が軽減されます

中学受験燃え尽きを防ぎながら英語学習を続けるコツ

中学受験を終えた直後は、子どもも保護者も心身ともに疲れている時期です。ここでは、燃え尽きを防ぎながら無理なく英語学習を続けるコツを紹介します。

約7割が休息期間を確保。2週間〜1か月が最多

「中学受験後、どのくらいの休息期間を設けましたか」という質問に対する回答は以下のとおりです。

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最も多かったのは「2週間〜1か月程度」で45%。次いで「数日〜1週間程度」が30%となり、約7割の家庭が入学前に何らかの休息期間を設けていました。一方、「全く休まず、すぐに中学学習を始めた」家庭は7%にとどまっています。

受験直後に詰め込みすぎると、燃え尽き症候群につながるリスクがあるため、まずは数日〜2週間程度しっかり休ませてから、軽い学習を始めるのが現実的でしょう。

焦って詰め込むより、休息を優先した家庭も多い

入学前に少しでも英語に触れておくことは大切ですが、焦って詰め込みすぎるのは逆効果です。受験直後の子どもは心身ともに疲れており、無理に勉強させても効果は薄いでしょう。

自由回答でも、休息を優先した家庭からの声が寄せられています。

まずはゆっくり休ませてあげたください。無理やり勉強させてもほとんど身につきません。本人にやる気が無い場合は、しっかり休ませるのが得策だと感じています。本人がやる気になった状態で勉強すれば、効率よく身につくと思いますので、やる気になるのを気長に待ちましょう。 (東京都・うみさん)
中学受験後は親も子も「やっと終わった」という気持ちが強く、すぐに次の勉強へ切り替えるのは難しいと思います。我が家もまずはしっかり休ませることを優先しました。その上で、英語については「完璧を目指さない」「慣れることを目的にする」くらいの気持ちで取り組むのがおすすめです。(大阪府・まさパパさん)


大切なのは、休息と学習の二者択一ではなく、しっかり休んでから軽く始めるというバランスです。

勉強ではなく楽しい英語体験から入ると続けやすい

入学前の英語学習で最も大切なのは、詰め込むことではなく、英語に対する心理的なハードルを下げることです。自由回答には、楽しみながら英語に触れた具体的な工夫が多数寄せられました。

ゲーム感覚で単語アプリを使ったり、親子で簡単な英語フレーズを話したりすると、自然と英語に触れる時間が増えます。受験勉強で詰め込んだ知識だけでなく、この「日常的に英語に触れる習慣」が、中学以降の英語力の伸びを大きく左右するなと感じています。(静岡県・madbooさん)
海外のアニメや文化について一緒に触れると、より英語に興味を持てるようになるでしょう。(東京都・ゆういさん)
まずはDuolingoなどのアプリやYouTube動画など、親子で楽しみながら「英語は嫌な勉強ではない」というイメージ作りから始めてみてください。(東京都・チョコパパさん)

勉強として強制するのではなく、生活の中で自然に英語に触れる機会をつくることが、継続のポイントといえるでしょう。

先輩保護者に聞いた「やっておけばよかったこと」

自由回答の内容を整理し、入学前にやるべきことと避けるべきことを一覧にまとめました。

分類 やるべきこと 避けるべきこと
休息 まずは数日~2週間は休ませる 受験直後から詰め込み学習を始める
リスニング 英語の音声を毎日聞き流す習慣をつける リスニングを後回しにする
単語・スペル アルファベットの正確な書き方を練習する 「読めればOK」と書く練習を省く
文法 be動詞など超基本ルールに触れておく 難しい文法を先取りしすぎる
モチベーション アプリや動画で「楽しい」体験から入る 勉強として強制する

以下、自由回答から具体的な後悔と成功体験を紹介します。

やっておけばよかったこと

英語のリスニングは早くから初めてたほうが良い。自分の家はリスニングを積極的にやらず、リスニングが苦手意識がついてしまっている(埼玉県・よしーさん)
受験が終わった解放感で遊びたい時期ですが、英語だけは少しずつでも触れておくことを強くお勧めします。私立中学は想像以上に授業の進度が速く、入学直後から単語テストの連続でした。我が家は春休みに文法の予習をしましたが、スペルの書き取りを疎かにしたため、最初の定期テストで苦労しました。(東京都・サクラサクさん)
文法は確実にやるべきだったと思う。教科書自体がハイレベルだったため、もう少し学習をすべきだったと後悔している。(東京都・はるんさん)

一方、実際に取り組んでよかったという声も寄せられています。

やってよかったこと

我が家は2月から「NHK基礎英語」を毎日聴く習慣をつけましたが、これは「勉強」というより「歯磨きと同じ習慣」にするのがコツです。また、書く練習を疎かにすると、テストでスペルミスを連発して自信を失います。まずは「bとd」の書き分けや、ヘボン式ローマ字との違いなど、基礎の基礎を春休みのうちに徹底的に叩き込んでおくことを強くお勧めします。(神奈川県・ギンパさん)
中学受験の勉強で手一杯になりがちですが、低学年のうちから細々とでも英語を続けておいたことは、入学後の大きなアドバンテージになりました。進学校では、英語が得意な生徒が基準となって授業が進むため、全くの未経験だと精神的なプレッシャーが強いようです。受験終了から入学までの期間は、本格的な文法よりも、英語の音声を聞き流したり、好きな海外アニメを見たりして、英語に対する「親しみ」を維持することに重点を置きました。このリラックスした導入があったおかげで、中1からの本格的な授業にもスムーズに入ることができ、英語が一番の得意科目になっています。(神奈川県・テツさん)

先輩保護者の声に共通しているのは、完璧な先取りを目指すより、英語に対する抵抗感をなくすことが大切という点です。入学前の限られた時間で無理に詰め込むのではなく、毎日少しずつ英語に触れる習慣をつくることを意識してみてください。

中学受験後の英語学習に関するよくある質問

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最後に、中学受験後の英語学習について、保護者からよく寄せられる質問に回答します。

英語は中学入学後から始めても間に合う?

間に合います。ただし、最初の定期テストで差がつきやすい点には注意が必要です。

小学校から英語を学んできた同級生と比べて、スタート地点が異なるのは事実です。しかし、中学英語はアルファベットから丁寧に教わるため、入学後からでも十分に追いつけます。

先輩保護者からも前向きな声も寄せられています。

中学受験前に英語は勉強させたものの、正直中学入ってからも全然巻き返しが聞きますので、受験科目に専念でよいと思います。(東京都・アサシンさん)
小学校で英語を学んでいなくても大丈夫です。中学校に入学してから学校の授業や宿題をしっかり取り組めば問題ありません。もし心配であれば春休みの間に簡単なテキストで勉強しておくと新学期からおちついて学校の授業に取り組むことが出来ると思います。(岡山県・さつまいもさん)

入学後からでも間に合わないわけではありませんが、最初のつまずきを防ぐためにも、入学前にアルファベットや簡単な単語に触れておくことをおすすめします。

英会話教室や塾に通わせるべき?

必須ではありませんが、通わせた家庭の95.6%が満足しています。まずは家庭学習から始めて、必要に応じて検討するのがおすすめです。

「塾や英会話教室に通わせてよかったと思いますか」という質問に対し、通塾者の回答は以下のとおりです。

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一方で、本記事で紹介した教材・サービスランキングでは、「市販のドリル・参考書」が33%、「英語学習アプリ」が20%と、家庭学習で対応している層も一定数存在します。

塾や英会話教室に通うかどうかは、以下の点を考慮して判断するとよいでしょう。

塾・英会話教室が向いているケース 家庭学習が向いているケース
子どもが一人で学習を進めるのが苦手 自分のペースで学習できる
英語に強い苦手意識がある 英語への抵抗感が少ない
保護者が学習をサポートする時間がない 保護者が一緒に学習に取り組める
予算に余裕がある 費用を抑えたい

まずは市販のドリルやアプリで家庭学習を始めてみて、子どもの様子を見ながら必要に応じて塾や英会話教室を検討するのも一つの方法です。

帰国児童生徒や英語経験者との差は埋まる?

定期テストの点数や大学受験に必要な英語力という観点では、埋まります。

入学時点で帰国子女や英語経験者との差を感じることは珍しくありません。しかし、自由回答では「焦らず基礎を固めれば追いつける」という声が寄せられています。

周りには帰国子女や小学校から英会話に通っていた子も多く、最初は焦るかもしれませんが、文法を一つずつ積み上げれば必ず追いつけます。(東京都・チョコパパさん)
中学に入ると経験者との差が見えやすく、焦りにつながることもありますが、焦らず基礎を固めることが大切だと感じました。親としては「毎日5分でも英語に触れる」環境を整えてあげるだけで十分だと思います。(福岡県・ままろんさん)

英語経験者はスタート時点で有利に見えますが、中学以降の英語は文法の理解や語彙の積み重ねが成績を左右します。こうした力は入学後からでも着実に伸ばせるため、経験の有無よりも日々の学習習慣が重要です。

大切なのは、周囲と比較して焦らないこと。最初の差に落ち込みすぎず、長期的な視点で英語学習に取り組んでいきましょう。

中学受験後の英語対策は、苦手意識をなくすことが大切

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本記事では、中学受験を経験した子どもを持つ保護者100名へのアンケート調査をもとに、入学後の英語格差の実態と対策を紹介しました。アンケートからは、入学後に英語で苦労した家庭が約5割に上る一方、約7割の家庭が休息期間を設けていたこともわかりました。

大切なのは、完璧な先取りを目指すことではなく、英語への苦手意識をなくすことです。

今日から始める3ステップ

まずは休息期間を確保する

約7割の家庭が入学前に休息期間を設けており、2週間〜1か月が最多でした。受験直後に詰め込みすぎると燃え尽きにつながるため、まずは数日〜2週間しっかり休ませることから始めましょう。

1日15分の「聞く」習慣をつける

「やっておけばよかった」の1位はリスニング・発音でした。NHK基礎英語やYouTubeの英語チャンネルなど、無料で始められる教材を活用して、毎日15分英語を聞く習慣をつけましょう。

勉強として強制するのではなく、歯磨きと同じ感覚で生活に組み込むのがコツです。

アルファベットと基本単語の「書く」練習を始める

入学後に苦労した点の1位は「単語のスペルが覚えられない」でした。アルファベットの大文字・小文字を正確に書く練習から始め、英検®5級レベルの基本単語に触れておきましょう。市販のドリルやDuolingoなどのアプリを活用すれば、無理なく取り組めます。

本記事で紹介した先輩保護者の声を参考に、子どもに合った方法を見つけていきましょう。

アンケート調査概要
調査対象:子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年1月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中学受験」についての調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:中学受験の勉強時間についての調査」と明記し、『塾選ジャーナル』(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/43666/)へのリンク設置をお願いします。

執筆者プロフィール

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塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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