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進学指導特別推進校とは?重点校との違いと本当の強みを徹底解説【現役塾講師監修】

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高校受験
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「進学指導特別推進校」という名称を見聞きしたことはあっても、その制度の位置づけや各校の違いまで整理して説明するのは、意外と難しいものです。

都立高校には「進学指導重点校」「進学指導特別推進校」「進学指導推進校」という3つの区分があり、それぞれに役割があります。

本記事では、「進学指導特別推進校」の制度上の位置づけや重点校との違い、各校の具体的な取り組みを整理し、志望校選びの判断軸をわかりやすく解説します。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

大山雅司

監修者

大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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目次

進学指導特別推進校とは?重点校との違いも整理

進学指導特別推進校とは、東京都教育委員会が大学進学指導の充実を目的に指定している都立高校のこと。難関国公立大学や有名私立大学への進学実績を安定的に高めることを目標とし、進路指導体制や学習支援を強化している学校です。

現在の進学指導特別推進校一覧(2026年2月時点)

2026年度時点で指定されている主な学校は、次の7校です。
※指定期間は2023~2028年度。取り組み状況を総合的に勘案し、指定が取り消しになったり、新たに追加されることもあります。

学校名 所在地 偏差値目安
小山台高校 品川区 61-62
駒場高校 目黒区 60-61
国際高校 目黒区 62
新宿高校 新宿区 63
小松川高校 江戸川区 60-61
町田高校 町田市 59
国分寺高校 国分寺市 62

※参照元:進学研究会 Vもぎ 令和5年度受験用 都立高校総合得点 合格めやす表

偏差値はおおむね59〜62前後。都立高校のなかでは上位〜準トップ層に位置づけられます。進学指導重点校が63〜70程度のレンジに集中しているのに対し、特別推進校はその下の上位帯に位置する学校群といえます。

ただし、偏差値だけで単純に語れるものではありません。重点校とは想定される進学先や目標地点に異なる部分があるからです。

進学指導重点校との目標の違い

都立高校の進学指導体制は、3つのカテゴリーに分かれています。「進学指導重点校」、「進学指導特別推進校」、「進学指導推進校」です。その違いを整理しましょう。

校風や学習設計、進路指導のスタイルは学校ごとに異なるため、すべての高校に同じ特徴が当てはまるわけではありません。あくまで傾向としてご覧ください。

区分 主な目的 想定進学先 指導の特徴
進学指導重点校 最難関大学への安定的合格 東大・京大・医学部など 高度な授業水準・自律前提型
進学指導特別推進校 難関国公立・有名私大の実績向上 GMARCH・中堅国公立 伴走型支援・底上げ重視
進学指導推進校 地域進学校としての学力向上 幅広い進学層 地域密着型

進学指導重点校は、東京大学・京都大学・国公立医学部といった最難関大学への合格者を継続的に輩出することが主な使命。そのため、授業の水準も高く、高校によって程度のちがいはあれど、自律的に学習を進められる生徒が前提です。

一方、進学指導特別推進校は、難関国公立大学やGMARCHなどへの安定した合格実績を積み重ねることを目標としています。最難関特化というよりも、「中堅上位層を着実に伸ばす」設計です。

大山先生

高校選びでは「進学指導特別推進校だから」という理由だけで志望校を決める方は少ないかもしれません。ただ、この制度は「どのレベルの大学進学を強く意識した教育環境か」を知る一つの目安になります。

そのため、進学指導特別推進校という制度は、こうした学習環境や進路支援の特徴を理解するための「参考軸」として活用するとよいでしょう。合格実績や進学実績と照らし合わせて、どの層に合格者が多いのかを見てみると、学校が主に目指しているラインがより明確に見えてきます。

同じ進学指導特別推進校でも、大学受験を見据えたカリキュラムの充実度、進路指導の手厚さ、学習に向き合う生徒の雰囲気などは、学校ごとに違いが出やすいポイント。最終的には、授業の進め方や校風、自分との相性まで含めて総合的に見極めることが大切です。

進学指導特別推進校の強み

進学指導特別推進校の魅力は、実績だけでなく、日々の学習を支える仕組みにあります。主な強みを整理します。

進学指導特別推進校の強み

進学志向の高い学習環境

難関私大や国公立大を目標とする生徒が一定数在籍し、日常的に進学を意識した空気があるのが特徴。周囲が勉強している環境そのものが刺激となり、学習習慣を維持しやすい点は大きな強みです。

手厚い進路指導と伴走型サポート

小テストや補習、長期休業中の講習など学習機会が豊富。さらに定期面談を通じて、志望校設定から学習計画の見直しまで丁寧な支援があります。学校主導で学習を後押しする体制が整っているといえるでしょう。

学校全体で底上げする設計

上位層だけでなく中位層も引き上げる仕組みが明確。模試や定期テストの結果をもとに早期フォローを行い、3年間で安定した学力向上を目指します。

【学校別】進学指導特別推進校の特徴

学校名 所在地 偏差値目安 進学実績 主な取り組み 一般入試形態 向いている生徒タイプ
小山台高校 品川区 61-62 国公立106名早稲田44・慶應40・明治123ほか 土曜授業20回/習熟度別授業/夜間自習室/チューター制度/3段階キャリア教育/探究「MIRAI」/海外派遣/運動会での応援合戦/勉強合宿 共通問題 仲間と一体感のある環境で、体系的な支援のもと着実に伸びたい
駒場高校 目黒区 60-61 国公立95名早稲田52・明治107ほか 共通履修型カリキュラム/習熟度別授業/受験対応選択科目/150席自習室/DX教育/施設充実 共通問題 高い基準の中で忙しさも含めて成長したい
新宿高校 新宿区 63 国公立(現役)116名早稲田80・慶應28 単位制/1700時間講習/目線合わせ進路指導/探究「新宿学」/第2外国語充実 自校作成 自分で選びつつ、伴走支援も活かして自律的に伸びたい
町田高校 町田市 59 国公立(現役)67名 ICT活用に積極的/課題研究/3ヶ年進路設計/自習棟/AI英語教育/海外研修/東京都立大学との高大連携 共通問題 堅実に積み上げながら、DXや探究も取り入れたい
国分寺高校 国分寺市 62 国公立(現役)89名 単位制/SSH探究/80講座超の講習/3段階進路指導/木漏れび祭 自校作成 探究と受験を両立させたい
国際高校 目黒区 62 国公立32名/海外大111名 国際学科/4段階習熟度別授業/Theme Study/IB/国際EP/ESCA 自校作成 世界基準で学び、海外進学も視野に入れたい
小松川高校 江戸川区 60-61 国公立(現役)71名 ウインズ進路体系/探究プロジェクト/60講座超講習/卒業生チューター/GE-NET EE 共通問題 学校の設計を最大限活用して国公立を目指したい

進学指導特別推進校の校風マトリクス

まずはじめに進学指導特別推進校の「校風の傾向」をマトリクス表にしました。※それぞれの高校で多様な生徒がいますし、人によって感じ方が異なる場合もありますので、あくまで傾向としてご覧ください。

進学指導特別推進校の校風マトリクス

小山台高校の特徴と取り組み

校風:OB・OG含めた強い結束力と母校愛

特徴:校訓「敬愛・自主・力行」の伝統校。学業・班活動・行事を三本柱として「全力でやり切る」文化が定着し、勉強と課外活動の両立が学校全体に浸透しています。

具体的な取り組み:

  • 土曜授業・習熟度別授業: 土曜授業を年間20回実施し授業時数を確保。2年次以上の数学・英語で習熟度別授業を導入し、3年次は受験に対応した多様な演習講座を展開。
  • 手厚い補習・講習体制: 長期休暇中に加え、通年で本校教員による補習・講習を多数実施。外部模試を1年次3回・2年次5回・3年次9回と段階的に活用。
  • 夜間自習室・チューター制度: 自習室を平日19時まで開室。現役大学生がチューターとして常駐し、学習支援と受験・大学生活のアドバイスを行う。
  • 3年間のキャリア教育プログラム: 「ステージ1(進路意識の醸成)→ステージ2(目標設定)→ステージ3(第一志望実現)」に体系化。卒業生による進路懇談会・社会人キャリアガイダンス(年4回)・大学見学会(全12コース)を実施。
  • 探究型学習「MIRAI」: 世の中の課題を自ら設定・探究し、1年次に発表・2年次に論文としてまとめる独自プログラム。思考力と表現力を段階的に養う。
  • 国際交流: 小山台教育財団による英国・ドイツへの海外派遣(年間約25名)、海外交流機会も充実。
  • 運動会での応援合戦:小山台高校の校風の象徴ともいえる。運動会の競技練習の時間も長く、当日の学校全体の熱気も非常に高い。
  • 勉強合宿:中学2年生の冬休みに実施される。大学受験を見据えた学習への意識を高め、本格的に勉強モードへと切り替える機会。勉強合宿は、運動会・合唱コンクール・文化祭につぐ、学校の名物行事の一つとして位置付けられています。

進学実績(2025年):

  • 国公立大学: 106名
  • 主要私立大: 早稲田大44名、慶應義塾大40名、上智大24名、東京理科大57名、明治大123名、立教大46名、法政大82名、青山学院大45名

参照元:東京都立小山台高等学校

向いている生徒のタイプ:

「仲間と一体感のある3年間を送りたい」

結束力の強い校風の中で切磋琢磨したい
体系的な進路指導のもとで着実に力を伸ばしたい
行事や班活動も本気でやり切る空気の中に身を置きたい

→ キーワード:団結・根性・やり切る文化

駒場高校の特徴と取り組み

校風:「ハイレベルな文武両道」都内随一の部活動環境

特徴: 「高きに挑み、深く学ぶ」を掲げる伝統校。充実した体育施設を土台に、勉強・部活とも高い基準で挑む“忙しい文武両道”が核です。

具体的な取り組み:

  • 共通履修型カリキュラム: 1・2年次は文理分けをせず全教科を共通履修。5教科7科目型の大学共通テストに正面から対応した学力の土台を築く。土曜授業を年20回実施し週34時間の授業時数を確保。
  • 習熟度別・先取り学習: 2年次の数学・英語の一部で習熟度別少人数授業を展開。保健体育科では英語の全学年習熟度別授業と、2年次地理歴史での「学期ごとの単位認定(先取り学習)」を導入。
  • 3年次の受験対応カリキュラム: 理系・文系別の選択科目(14〜20時間分)を設定し、国公立大学・難関私立大学の入試に対応。「数学記述演習」「理系古典」「英語演習」など学校設定科目も充実。
  • 自習室・サポート体制: 生徒ホール(150席)を自習室として平日19時50分まで開室。東大生などの「サポートティーチャー」が常駐し、部活動後の学習をサポート。
  • 探究活動・国際交流: 「DXハイスクール」指定のもとAI・データサイエンス・プログラミングなど先端技術を活用した教育を推進。オーストラリアへの海外語学研修(11日間・希望制)も実施。
  • 都立随一の部活動環境:人工芝グラウンド・専用陸上競技場・ドーム型温水プール・2つのアリーナを備えた充実施設のもと、令和6年度は関東大会出場7部・全国大会出場3部の実績。

進学実績(2025年):

  • 国公立大学: 95名
  • 主要私立大: 早稲田大学52名、慶應義塾大学12名、上智大学33名、東京理科大学28名、明治大学107名、立教大学56名、法政大学78名、青山学院大学45名、中央大学40名

参照元:東京都立駒場高等学校

向いている生徒のタイプ:

「部活も勉強も行事も、全てに高いレベルで挑み切りたい」

充実した設備で思う存分、部活動がしたい
高いレベルで文武両道をする青春に憧れる
忙しくても充実した3年間を送りたい

→ キーワード:高基準・ハードモードな青春

新宿高校の特徴と取り組み

校風:“大家族主義”で教育が手厚い

特徴: 校是「全員指導者たれ」。単位制を活かし、科目選択の幅と“手厚い伴走”を両立する伝統校です。

具体的な取り組み:

  • 単位制を活かした科目選択: 3年次は志望大学に合わせた科目選択が可能。ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語などの第2外国語も1・2年次から履修でき、多様な進路に対応。
  • 習熟度別授業: 国語・数学・英語・化学で習熟度別クラスを実施。定期考査ごとに編成を見直し、各生徒の習熟度に応じた授業展開を継続。
  • 年間1700時間の補習・講習: 長期休暇中の講習に加え、通年で大規模な補習体制を展開。自習室(3年次生用)は平日20時まで、年末年始も開室。
  • 「目線合わせ」による進路指導: 担任・進路指導部・教科担当・部活顧問が全生徒の学力状況をカンファレンスで共有し、面談や指導に反映。模擬試験後は学年集会で全体に結果を共有する仕組みを継続。
  • 探究活動「新宿学」: 1年次は新宿の20社以上の企業と連携したフィールドワーク型探究、2・3年次は個人探究へと発展。希望者は大学研究室を継続訪問し論文完成を目指す。
  • 百年超の伝統行事: 遠泳を全員で行う臨海教室、朝陽祭、戸山高校との対抗戦など、リーダーシップとフォロワーシップを育てる行事が充実。

進学実績(2025年):

  • 国公立大学(現役): 116名
  • 主要私立大(現役): 早稲田大学80名、慶應義塾大28名など

参照元:東京都立新宿高等学校

向いている生徒のタイプ:

「自分で選び、自分で伸びたい」

単位制を活かして科目を主体的に選択したい
伴走型サポートを受けつつ自律的に成長したい
探究や外部連携を通じて視野を広げたい

→ キーワード:自律×伴走

町田高校の特徴と取り組み

校風落ち着いた雰囲気の中で、伝統とDXを両立

特徴:ICTと探究を軸に、DX・AI英語教育・国際交流など先進的な指定事業を活かして学びをアップデート。

具体的な取り組み:

  • 最先端ICT教育:生徒1人1台タブレット+ペンを所有し、全教科でICT機器を活用。文部科学省「高等学校DX加速化推進事業」実施校として先進的なDX教育を推進している。
  • 調査探究活動(課題研究):幅広い分野から生徒自身がテーマを設定。1・2年次に1年間かけて探究し、論文やポスターにまとめて発表。総合型選抜も見据えた実践的な探究指導を行う。
  • 3ヶ年進路指導計画(キャリアガイダンス):1年次「自学自習の確立」→2年次「進路具体化」→3年次「進路実現」という段階的指導を展開。大学教員による出張講義や東京都立大学との高大連携、東京大学訪問講座など、大学と接続する機会も充実。
  • 充実した講習体制と自習環境:平日・土日・長期休業中に基礎から難関国公立対策まで講習を開講。専用自習棟を平日7時半〜20時まで開放し、部活動後も学習に集中できる環境を整備。
  • 国際教育・AI活用英語教育:春季休業中にアメリカ・サンディエゴでの海外語学研修(希望制)を実施。東京都「GE-NET EE」および「AIを活用した英語教育の充実事業」実施校として、英語4技能をバランスよく伸ばす授業を展開。
  • 東京都立大学との高大連携:高大連携は、大学の知識・環境を高校の学びに取り入れ、 高校生の進学準備や探究心を深める交流・学習プログラム」。2025年には東京都立大学へ27名の合格実績がある。

進学実績(2025年)

  • 国公立大学:72名
  • 主要私立大:早稲田大学16名、慶應義塾大学9名、上智大学12名、東京理科大学43名、明治大学58名、立教大学26名、法政大学73名、中央大学50名、青山学院大学28名、成蹊大学23名、成城大学41名、學習院大学12名

参照元:東京都立町田高等学校

向いている生徒のタイプ

「伝統の中で、先進的な学びにも触れたい」

ICTや探究など新しい教育に関心がある
国公立志向で着実に実力を伸ばしたい
落ち着いた環境でコツコツ積み上げたい

→ キーワード:堅実×DX

国分寺高校の特徴と取り組み

校風何事にも全力!探究で突き抜ける文理融合型

特徴:単位制で科目選択の自由度を確保しつつ、SSH・GE-NET EE・海外交流指定を活かして理数・国際を強化する文武両道校。

具体的な取り組み

  • 単位制を活かした柔軟なカリキュラム:2002年より単位制を導入。3年次には志望大学に応じた科目選択が可能で、難関国公立大学入試に対応した科目群も設置。
  • 習熟度別少人数授業と充実した講習体制:国語・数学・英語で習熟度別少人数授業を実施し、基礎から応用まで段階的に指導。年間80講座を超える補習・講習を開講し、冬期集中セミナーや共通テスト後の2次対策講座など、受験直前まで手厚く支援。
  • 3ヶ年進路指導プラン:1年次「進路の視野を広げる」→2年次「志望校を選択する」→3年次「進路目標を確立・実現する」という段階的指導を展開。
  • SSH「文理融合」探究活動:文部科学省SSH指定校として、理数教育と文系的思考を融合した探究活動を展開。1年次グループ探究→2年次理数探究→3年次4,000字以上の個人論文へと発展。国立環境研究所や企業との連携による実践的な研究活動も行う。
  • 国際交流の充実:オーストラリア語学研修(希望制)や海外校との相互交流を実施。
  • 木漏れび祭:国分寺高校には合唱祭、文化祭、中夜祭、体育祭を1週間ですべて行う伝統があり、その総称が「木漏れび祭」。全員が役割を担い、学年を超えた団制度のもとで行事とリーダーシップを育成。

進学実績(2025年)

  • 国公立大学:112名
  • 主要私立大:早稲田大学31名、慶應義塾大学17名、上智大学21名、東京理科大学43名、明治大学89名、法政大学111名、中央大学67名、立教大学43名、青山学院大学44名、成蹊大学35名

参照元:東京都立国分寺高等学校

向いている生徒のタイプ

「探究と学力を両立させたい」

SSHなど理数探究に本気で取り組みたい
単位制の自由度を活かして志望に合わせたい
行事にも全力で参加しながら成長したい

→ キーワード:探究本格派

国際高校の特徴と取り組み

校風自由度高め!多文化が日常のグローバル進学校

特徴: 都立唯一の国際学科。多文化環境(帰国生・在京外国人生徒・IB在籍)を土台に、外国語・探究・国際進学を強く伸ばす。

具体的な取り組み

  • 充実した外国語教育と習熟度別多展開授業:英語専門科目を3年間体系的に履修。第二外国語はフランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・韓国朝鮮語から選択可能。英語・国語ともに4段階の習熟度別少人数クラスを編成し、帰国生・在京外国人生徒を含む多様な背景に対応したきめ細かな指導を実施。
  • 課題研究(Theme Study)とIB探究:2・3年次に全生徒がテーマを設定。情報収集・フィールドワーク・実験などを行い研究論文を作成・発表する。大学・企業専門家の助言も受ける本格的探究活動で、IBコース生徒はExtended Essayとして取り組む。
  • 国際理解科目と国際EP(大学連携):国際関係・地域研究・外国文学など12科目以上の専門科目群を設置。さらに「国際エクステンションプログラム(国際EP)」により連携大学での授業受講・単位取得を可能とし、高校在学中から大学レベルの学びを体験できる。
  • ESCAと国際交流・海外研修:1年次全員参加の英語サマーキャンプ(ESCA)でディスカッション力を強化。加えて、オーストラリアやNYリーダーシップ研修、9校以上との姉妹校交流、長期留学など、多様な海外経験の機会を提供。
  • 多文化共生環境:50カ国以上のバックグラウンドを持つ生徒が共に学ぶ環境。多様性を日常的に体感しながら協働力とリーダーシップを育成。

進学実績(2023年度・33期生)

  • 国公立大学:32名
  • 主要私立大:早稲田大学41名、慶應義塾大学20名、上智大学65名、国際基督教大学7名、明治大45名、立教大46名、青山学院大43名、中央大19名、法政大27名、津田塾大18名
  • 海外大学:111名 University of Toronto 11名、University College London 7名、University of British Columbia 8名、The University of Manchester 7名、Oxford大1名、Princeton大1名 など

参照元:東京都立国際高等学校

向いている生徒のタイプ

「世界基準で学びたい」

海外大学・国際系進学を視野に入れている
英語で思考し表現する力を磨きたい
多文化環境を楽しめる

→ キーワード:グローバル志向

小松川高校の特徴と取り組み

校風質実剛健・文武両道!手厚い指導体制

特徴: 「ウインズ(進路)」×「探究プロジェクト」を両輪に、国公立志向と文武両道を学校設計として実装した進学校。国際・理数にも強い。

具体的な取り組み

  • ウインズプロジェクト(3ヶ年進路指導体系):独自の進路学習体系のもと、1年次は大学理解とキャリア探究、2年次は「第一志望宣言」と長時間学習セミナー、3年次は受験戦略策定と国公立2次記述対策までを段階的に実施。
  • 小松川探究プロジェクト(全員参加型課題研究):1年次に探究スキルを習得し、2年次に個人・グループで1年間研究、3月に全体発表会を実施。理数・国際・社会など多彩なテーマに取り組み、大学レベルに迫る発表も多数生まれている。
  • 実した講習体制と自習・チューター制度:年間60講座以上の講習を全学年対象に設置。基礎から難関国公立2次対策まで対応。放課後は自習室を19時まで開放し、卒業生チューターが学習計画や進路相談まできめ細かく支援。
  • 英語教育(GE-NET EE)と国際交流:ネイティブ教員とのティームティーチングや習熟度別授業、英作文添削・英検受験を通じて4技能を育成。東京グローバルゲートウェイ訪問や海外校とのオンライン交流、継続的な相互訪問交流も実施。
  • 理数研究校・海外探究フィールドワーク:理数研究校としてつくばサイエンス研修や大学実験講習会など本格的な体験活動を展開。2年次には台湾での海外探究修学旅行を実施し、国際的視野と探究力を育成。

進学実績(2025年)

  • 国公立大学:76名
  • 主要私立大:早稲田大学26名、慶應義塾大学14名、上智大学18名、東京理科大学39名、明治大学79名、立教大学59名、法政大学87名、中央大学37名、青山学院大学30名、学習院大学36名

参照元:東京都立小松川高等学校

向いている生徒のタイプ

「学校を最大限使って伸びたい」

国公立志向で記述力まで鍛えたい
3ヶ年の進路設計を信じて取り組める
探究・理数・英語をバランスよく伸ばしたい

→ キーワード:学校活用型

進学指導特別推進校についてのよくある質問

進学指導特別推進校から東大は行けますか?

行けます。ただし、割合としては重点校に比べて少数です。東大・京大が明確な目標であれば、重点校を目指すほうが環境的には有利です。ただし、重点校に無理して入って下位に沈むくらいなら、特別推進校でトップを走り続ける選択も十分あり得ます。

進学指導特別推進校から大学受験をする場合、塾は必須ですか?

必須ではありませんが、難関大学を目指すなら塾・予備校の併用を検討する方が現実的。学校の授業と補習だけでGMARCHや地方国公立を目指すことは十分可能ですが、早慶以上を狙う場合や国公立二次試験の対策には、学校外のサポートが有効です。学校完結型を基本としつつ、目標に応じて塾を足す、というバランスが多くの生徒に合っています。

まとめ:進学指導特別推進校は「堅実に伸ばす」選択肢

進学指導特別推進校は、重点校とは異なる目標と役割を持つ学校群です。それぞれが独自の教育設計のもと、GMARCHなどの難関私大や国公立大学への安定した合格実績を積み重ねています。

手厚い進路指導や学習支援体制、学校全体で学力向上を図る仕組みは、多くの生徒にとって力強いサポートとなります。重点校とは方向性や指導スタイルが異なるため、どちらが優れているという話ではなく、相性の問題といえるでしょう。

大切なのは「どのカテゴリーの学校か」ではなく、「その環境でどのような3年間を過ごせるか」ということ。学習特性や目標とする進路、通学条件、校風との相性を丁寧に見極めることで、自分に合った学校は見えてきます。

学校説明会や個別相談を活用しながら、納得のいく選択を重ねていくことが、充実した高校生活とその先の進路につながっていくはずです。

執筆者プロフィール

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塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

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ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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