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中学生の睡眠は「年間100時間不足」も保護者7割が「足りている」と回答-認識差が明らかに【実態調査】

更新日:
高校受験
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塾選ジャーナルの調査では、平日の平均睡眠時間は7.56時間でした。厚生労働省が推奨する8〜10時間と比べると、少なくとも約26分不足している計算になります。

一方で、保護者の約7割は「子どもの睡眠は足りている」と認識しており、実態とのあいだにはギャップも見られました。

本記事では、中学生の睡眠時間の実態と、その背景にある生活リズムの特徴、家庭で行われている対策まで、調査データと保護者の声から読み解きます。

塾選ジャーナル編集部

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目次

中学生の睡眠時間は平均7.56時間-26分不足している

はじめに、中学生の睡眠時間の分布と、就寝・起床リズムの両面から現状を見ていきます。

平日の平均睡眠時間は8時間未満が55%と過半数超え

中学生の睡眠時間は平均7.56時間_調査結果

睡眠時間の分布を見ると、「8時間(33%)」が最も多く、次いで「7時間(28%)」が続いています。

全体平均は7.56時間で、極端に短い睡眠時間は少なく、一見すると「ある程度は眠れている」と感じやすい水準です。

しかし、厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が示す中学生の推奨睡眠時間は8〜10時間。今回の平均値との差は0.44時間=約26分となります。

わずか26分ですが、
・1ヶ月で約8.6時間
・1年間で約100時間

と、積み重なることで無視できない差になります。(平日5日で計算)

さらに、8時間未満の割合を合算すると55%にのぼり、「半数以上の中学生が慢性的に睡眠不足である」という実態が見えてきます。

平日の就寝は23時前後、起床は6時台が最多

中学生_平日の就寝は23時前後_調査結果

中学生_起床は6時台が最多_調査結果

平日の睡眠リズムを見ると、就寝時間は23時前後が中心で、23時以降に就寝している割合は58%にのぼります。一方、起床時間は登校に合わせた6時台が最多。

起床時間は学校への登校時間によって固定されるため、睡眠時間の長短は就寝時間にほぼ依存します。23時に眠りについて6時台に起きれば、単純計算で7〜7.5時間前後にしかなりません。

睡眠不足の改善を考えるうえでは、いかに就寝を前倒しするかが課題となります。

休日は睡眠時間が増える一方で、生活リズムは後ろ倒し

次に休日の睡眠時間はどのくらいかを見ていきます。

中学生_休日の平均睡眠時間は8.4時_調査結果

休日の平均睡眠時間は8.4時間と、平日よりも長くなる傾向が見られます。学校がない分、起床時間の制約がなくなるためです。

家庭での休日の起床時間についての方針_調査結果

休日の起床時間についての方針は「平日より1〜2時間程度なら寝坊OK(53%)」「好きなだけ寝かせてあげる(33%)」と回答した家庭で86%。多くの保護者が休日はゆっくり休ませたいと考えていることがわかります。

一方で、起床時間が大きく後ろにずれると、今度は月曜日の朝に起きづらくなるなど、翌週の平日の生活に影響が出る可能性も。睡眠を補うことと生活リズムを維持することのバランスをどう取るかが、休日の睡眠管理における一つの課題といえるでしょう。

保護者の約7割は「子どもの睡眠は足りている」と認識-実態とのギャップ

子どもの睡眠は十分足りている24%、まあまあ足りている47%

保護者の約7割は子どもの睡眠は足りていると認識_調査結果

前述の結果から、厚生労働省が推奨する中学生の睡眠時間8~10時間に対し、平日は7.56時間、休日は8.4時間であることが分かりました。

では、保護者は子どもの睡眠に課題を感じているのでしょうか。

「子どもの睡眠時間は足りていると思いますか」という問いに対し、「十分足りている」「まあまあ足りている」と答えた保護者は合わせて約7割にのぼりました。多くの家庭では、子どもの睡眠に「大きな問題はない」という認識がなされているようです。

睡眠対策をしている家庭は32%にとどまる

子どもの睡眠対策をしている家庭は32%にとどまる_調査結果

睡眠のため対策を「している」と回答した家庭は32%でした。つまり、ほとんどの家庭では特別な対策をしていないという結果です。

しかし、推奨水準との比較では特に平日の睡眠不足が続いている状態。このギャップを埋めるためには、まず「7時間では足りないかもしれない」「休日の寝だめは悪循環かもしれない」という認識を持つことが出発点になるでしょう。

以下の記事では、成長期の睡眠の重要性や、学力との相関についても解説しています。ぜひご覧ください。

平日の睡眠不足-取り戻すカギは「スマホ・ゲームの制限」

では、平日の睡眠不足を取り戻すにはどうしたら良いでしょうか。今回の調査では、睡眠そのもの以外の生活リズムについてのお悩みも聞きました。

生活リズムの悩みはスマホ・ゲームに集中

生活リズムに関する悩みとしては、「スマホの利用時間が長くなりがち」「制限しても守られない」「動画やゲームに時間を使いすぎて切り替えができない」といった声が多く見られました。

「スマホの利用時間が長くなりがちで、特に食事中や入浴前など、切り替えが必要なタイミングでもなかなか手放せないことに悩んでいます。」 (すまいるさん / 東京都 / 中1女子 / 保護者)
「スマホを使いすぎる。制限を掛けているが、その裏をかいたりして、想定しない使い方をしている。スマホに依存してしまっている。」 (かりんさん / 群馬県 / 中1女子 / 保護者)
「家にいる時間はスマホをほぼ離さない、制限しようにも小さい子ではないので自己判断に任せたいのだけれど、なかなかうまくいっていない。」(にゃんこさん / 群馬県 / 中学3年生男子 / 保護者)
「夜になるとスマホやゲームに集中してしまい、時間の感覚が分からなくなることがある点に悩んでいます。こちらが声をかけても、きりが悪いと言ってなかなかやめられず、次の日の準備が後回しになってしまうことがあります。(KKさん / 東京都 / 中学2年生男子 / 保護者)

これらの声から、夜の時間の使い方、とくにスマホ・ゲームが生活リズムに影響していると捉えることができます。平日の睡眠時間は就寝時間に大きく左右されるため、こうした夜のスマホ・ゲームを見直すことが、睡眠時間の確保につながるといえそうです。

家庭でのスマホ・ゲーム対策はルール設定だけではない

実際に「スマホ・ゲームへの対策」を行っている保護者の声をまとめます。

スマホ・ゲームを寝室に持ち込ませない

スマホやゲームで夜更かししないように、親である私が時間の管理をサポートしています。平日は夜の決まった時間になったらリビングに置くように声を掛けて、寝室には持ち込まないようにしています。ゲームは宿題や翌日の準備が終わってからにするというルールを一緒に決めて、だらだら続けないようにしています。本人にも、自分で時間を決めて切り上げる意識を持たせるように話し合いながら、生活リズムが崩れないように気をつけています。(ミナトさん / 兵庫県 / 中学2年生男子 / 保護者)
夜更かしの一番の原因はスマホだと思っているので夜のスマホの使用を禁止するのが効果的だと思う。注意してもベッドでコソコソ使うこともあると思うので、親が預かるという形をとればベッドに入ったらすぐ眠るという状態にできるのではないかと思う。(kokiaさん / 埼玉県 / 中学3年生女子 / 保護者)
スマホやゲーム機を寝室で使わないこと。上の子は高校から部屋での使用を許可したのですが、朝なかなか起きてこなくなりました。(shimaさん / 広島県 / 中学3年生男子 / 保護者)

利用する時間のルールを設ける

まずスマホ自体を22時以降は使わないこと、ゲームは平日は1日1時間、休日は2時間までにすることを取り決めている。(野良黒さん / 岩手県 / 中学1年生男子 / 保護者)
夜遅くまでスマホやゲームを使わないよう、平日は使用する終了時間を決めています。時間になったら自分で電源を切るように約束し、守れなかった場合は翌日の使用時間を短くするなどのルールを設けています。(KKさん / 東京都 / 中学2年生男子 / 保護者)

これらは子どもとのルール設定ですが、なかにはシステム的に利用制限をするという方法をとるご家庭もありました。

システム的な制限をする

スクリーンタイムなどで使用時間の制限をしています。ゲームやSNSは10時までしか使えません。(あみさん / 山形県 / 中学3年生女子 / 保護者)
アプリごとに使用上限時間を設定して、それ以上使用できないようにしている。自分の部屋で一人では使用させないようにしている。LINEは知らない人とはさせないようにしている。オープンチャットはアクセスできないよう制限を掛けている。(かりんさん / 群馬県 / 中学1年生女子 / 保護者)
フィルタリングをして、時間管理と利用制限をしています。(のんちゃあさん / 鹿児島県 / 中学2年生男子 / 保護者)

これらの声を整理すると、スマホ・ゲーム対策は、単に家庭内のルールを決めるだけでなく、アプリやフィルタリング機能を活用してシステム的に利用を制限する方法も取り入れられていることが分かります。

まとめ:睡眠時間を見直すなら「夜のスマホ・ゲーム」から

今回の調査では、中学生の平日の平均睡眠時間は7.56時間で、推奨される8〜10時間に対して約26分不足していることが分かりました。さらに、8時間未満の割合は55%にのぼり、半数以上が十分な睡眠時間を確保できていない実態も見えています。

一方で、保護者の約7割は「睡眠は足りている」と認識しており、実態とのあいだにはギャップがあります。睡眠は足りていると回答した保護者が多数を占めた一方で、生活リズムの悩みとして多く挙がっていたのがスマホやゲームの使い方。特に夜の利用が生活の切り替えに影響しており、結果として睡眠時間に影響している様子を読み取ることができました。

起床時間が固定されているなかでさらに睡眠時間を確保するには、就寝時間を前倒しするしかありません。そのためには、夜のスマホやゲームの利用をどうコントロールするかが一つのポイントになります。

もし子どもの睡眠時間が8時間未満の場合は、改めて夜のスマホやゲームの使い方から見直すことが、睡眠時間を確保するための現実的な一歩ではないでしょうか。

 

アンケート調査概要
調査対象:中学生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年2月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中学生の生活リズム」に関する実態調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『中学生の生活リズム』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/49763/)へのリンク設置をお願いします。

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