【中学受験】関西大学附属校について徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介


編集部
塾選ジャーナル編集部
関西大学附属校は、受験勉強にとらわれないバランス良い教育を提供しており、関西大学へ進学しやすい点から、お子様の進学先候補として挙げる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、関西大学附属校である、「関西大学第一中学校」「関西大学北陽中学校」「関西大学中等部」の3校をご紹介します。関西大学附属中学校への合格の近道となるおすすめの塾もあわせてご紹介しているので、進路選択や塾選びにぜひご活用ください。
関西大学の理念・目的とは?
関西大学の建学の精神及び学是は、「学の実化」です。1922年の総理事、山岡順太郎が提唱した「学理と実際とを調和させながら有用な人材を育成する」と提唱したことによります。現在でも「学の実化」は変わらず、関西大学の指針の根幹を形成。どのような潮流の中でも、困難を乗り越えて未来を切り開く意志、および多様性を尊重して新しい価値を創造することができる人材を養成しています。
また、創立130周年を迎えた2016年には、関西大学の充実・発展のための行動指針「Kandai Vision 150」が策定されました。20年後の関西大学の将来像として、「全体の将来像」と、これに基づいた「教育」「研究」「社会貢献」「組織運営」の具体的な4つの観点を設置。スローガンは、「未来を問い、そして挑戦する。」です。それぞれの観点からの目標は次の通りです。
- ・教育:「考動力」と「革新力」を養成する教育を展開するために、教育を深化。主体的な学修をも促してリーダーを養成する
- ・研究:研究ガバナンス体制を拡充し、次世代を担う若手研究者と起業家を育成する
- ・社会貢献:地域の課題解決に資する事業を推進。国際化構想を実現するべく、イノベーションも推進し、世界を舞台に活躍できる学生を育成する
- ・組織運営:多様な人材が活躍できる組織体制を構築し、人的ネットワークを拡充する
関西大学第一中学校
参照リンク:関西大学第一中学校
関西大学第一中学校について見ていきましょう。
受験情報
2023年度の入学試験は、2023年1月14日に行われる予定です。国語と算数の2教科型、もしくは国語・算数・社会・理科の4教科型から選択することができます。
進学実績
2021年度の関西大学第一高等学校の卒業生の進路状況を掲載しています。
- ・関西大学:367人
- ・大阪大学:4人
- ・神戸大学:4人
- ・大阪公立大学:5人
- ・神戸市外国語大学:1人
- ・大阪教育大学:2人
- ・京都工芸繊維大学:1人
- ・千葉金蘭大学:1人
- ・東京農業大学:1人
- ・京都芸術大学:1人
- ・大阪医科薬科大学:1人
- ・その他:複数人
学校の特徴や特色
平日6時間、土曜日4時間の週34時間授業で、バランスの取れた教育を提供しています。
校内での学習では、通常授業はもちろん、環境学習やICT活用、卒業研究など、実践的な学びや自ら考えて学ぶことを重視。オーストラリア研修や宿泊研修といった、校外での学習も充実しています。
概要
最寄り駅
阪急千里線の関大前駅が最寄駅です。関大前駅からは徒歩約3分で到着します。
創立年
1914年に、前身となる私立関西甲種商業学校が開校されました。
建学の精神・校風
関西大学第一中学校の教育方針は、「正義を重んじ、誠実をつらぬく」です。自由な校風で、生徒同士が相手を認め合い、個々の長所を伸ばすことを目指しています。
総生徒数
690人が在籍しています。
学費
2022年度の初年度納入金は、1,048,700円です。内訳は以下のとおりです(別途費用が発生する場合があります)。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 200,000円 |
授業料 | 640,000円 |
施設費 | 50,000円 |
生徒会入会金 | 700円 |
生徒会費 | 3,500円 |
諸積立金 | 43,000円 |
PTA会費 | 15,000円 |
学年諸費 | 96,000円 |
関西大学北陽中学校
参照リンク:関西大学北陽中学校
関西大学北陽中学校の情報は、次の通りです。
受験情報
2023年度は、1次試験が2023年1月14日に行われる予定です。試験時間は8時50分〜12時50分で、国語・算数(各50分)は必須、理科・社会(各40分)は選択となっています(2教科型、3教科型および4教科型から事前に選択)。
進学実績
関西大学北陽高等学校の進路状況は、以下の通りです。
- ・関西大学:243人
- ・神戸大学:1人
- ・九州大学:1人
- ・金沢大学:2人
- ・大阪公立大学:2人
- ・大阪教育大学:1人
- ・奈良県立大学:1人
- ・関西学院大学:5人
- ・同志社大学:5人
- ・立命館大学:1人
- ・青山学院大学:1人
- ・その他:複数人
学校の特徴や特色
関西大学北陽中学校は、学校内外の授業による学力向上だけではなく、そのサポートまでもが充実しているのが特徴です。
スケジュール管理能力を養成する「学習活動ノート」や、定期試験前の個人面談、独自のICT教材を活用して、単純な学力アップにとどまらず、思考力や判断力のような見えづらい力も伸ばしています。
概要
最寄り駅
阪急京都線の上新庄駅が最寄駅です。上新庄駅からは徒歩8分で到着します。
創立年
関西大学北陽中学校の開校は、2010年です。
建学の精神・校風
関西大学北陽中学校の建学の精神は、「知徳体の調和のとれた人間の育成」です。また校風は、さわやかで、文武両道・質実剛健であるとしています。
総生徒数
2022年度現在、357人が在籍しています。
学費
2022年度の初年度納入金は、1,039,000円です。内訳は以下のとおりです(別途費用が発生する場合があります)。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 200,000円 |
授業料 | 640,000円 |
施設費 | 50,000円 |
諸費等(PTA会費、積立金等を含む) | 197,000円 |
関西大学中等部
参照リンク:関西大学中等部
関西大学中等部についてまとめています。
受験情報
2023年度の前期入試は2023年1月14日に、後期入試は1月16日に行われる予定です。各教科45分の試験が課されます(前期は国語・算数・理科・社会の4教科型、もしくは国語・算数・理科または社会の3教科型から選択可)。
進学実績
関西大学高等部の2022年度卒業生の進路状況は、次の通りです。
- ・関西大学:95人
- ・大阪大学:4人
- ・神戸大学:4人
- ・大阪公立大学:4人
- ・立命館大学:13人
- ・同志社大学:7人
- ・慶應義塾大学:5人
- ・関西学院大学:3人
- ・その他:複数人
学校の特徴や特色
各教科での学び、ICT環境での学び、思考力育成の3つを一体化させた教育プログラムが特徴です。
実験等の体験、フィールドワーク、国際交流、思考力を鍛える道徳の授業で、生徒個々人の個性と能力を伸ばしています。
概要
最寄り駅
JR京都線の高槻駅が最寄駅です。
創立年
関西大学中等部は、2010年に開校された、比較的新しい中学校です。
建学の精神・校風
関西大学中等部は、関西大学の教育理念「学の実化」に基づき、
- ・確かな学力
- ・国際理解力
- ・情感豊かな心
- ・健やかな体
の4つの力を養成し、「高い人間力」を持つ人材の育成を目指しています。
総生徒数
2022年4月1日現在、348人が在籍しています。
学費
2022年度の初年度納入金は、1,308,000円です。内訳は以下のとおりです(別途費用が発生する場合があります)。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 200,000円 |
授業料 | 700,000円 |
施設費 | 200,000円 |
生徒会費 | 1,000円 |
学年諸費 | 96,000円 |
教育後援会会費 | 15,000円 |
給食費 | 96,000円 |
関西大学附属校の中学受験におすすめの塾
関西大学附属中学校の受験突破には、中学受験対策が必須です。
ここからは、関西大学附属校への合格力を高めてくれるおすすめの塾を、ジュクセンが厳選して5つご紹介します。
おすすめ塾①:エディック・創造学園
1つ目のおすすめ塾は、エディック・創造学園です。
塾の特徴
エディック・創造学園は、「LCC学力循環向上システム」と呼ばれる学習システムを採用。授業と小テスト、個別のフォローにより、着実に学力を向上させることができます。
また、創造学園のメインコースを受講している場合、自宅でも受講可能な映像授業を無料で視聴することが可能です。自宅で好きなだけ見ることができるので、家庭学習の手を止めることがありません。
エディック・創造学園が提供している授業内容やサービスの詳細は、こちらから見ることができます。
料金
小学6年生が週2回通塾した場合、授業料は月々16,500円です。
おすすめ塾②:成基学園
次にご紹介するのは、成基学園です。
授業形式
授業形式は、集団授業形式がとられています。
塾の特徴
成基学園は、灘中や同志社中、立命館中等の中学受験において高い合格実績がある塾です。塾での指導はもちろん、家庭学習のポイントが示された宿題カードによる自宅での学習にも力を入れているところも特徴です。成基学園については、こちらの記事で詳しく解説しています。
料金
小学6年生が週3回通塾した場合、月謝は43,000円です。
おすすめ塾③:KEC近畿教育学院
3つ目のおすすめ塾は、KEC近畿教育学院です。
授業形式
授業スタイルは、平均10人からなるクラスでの集団指導です。
塾の特徴
KEC近畿教育学院は、学力別・志望校別のクラス編成で、能動的な学習習慣と思考力を養成する指導が行われているところが特徴です。
楽しく先取り学習を行い、サイクル学習システムによる着実な基礎力を身に付けて、応用・発展的内容を学習することができます。
KEC近畿教育学院のサイクル学習システムやおすすめポイントは、こちらから詳しくチェックすることができます。
料金
小学6年生が週2回通塾した場合、月額費用は9,900円となります。初期費用として別途16,500円が必要です。
おすすめ塾④:KECゼミナール・KEC志学館ゼミナール
4番目におすすめする塾は、KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールです。
授業形式
授業形式は、集団授業となっています。
塾の特徴
KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールは、短時間・集中型の授業を特徴とし、効率の良い指導を行っています。独自の成績向上システムである「学VIEW(マナビュー)」を活用しているところもポイント。プロジェクターを使用し、生徒が板書する時間を省いて授業効率を150%も向上させています。
KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールの指導方法やおすすめポイントは、こちらをご参照ください。
料金
小学6年生が週1回通塾した場合、月間の授業料は11,000円です。入学費は16,500円で、別途教材費等が必要になります。
おすすめ塾⑤:鷗州塾
最後におすすめする塾は、鷗州塾です。
授業形式
授業スタイルは、基本的には集団授業ですが、個別ゼミを選択した場合は個別指導となります。
塾の特徴
鷗州塾は、対面授業はもちろん、AIを活用したデジタル教材や、オンライン英会話などのICTも活用した、豊かな学習環境が魅力の学習塾です。
未就学児用・小学校低学年用のコースも設置されているので、早期からの中学受験対策や学習の習慣づけが可能になっています。
鷗州塾のおすすめポイントやサポート体制については、こちらの記事で詳しく解説しています。
料金
小学6年生が週1回通塾した場合、月間授業料は10,368円となります。別途入学金として8,640円が必要です。
まとめ
関西大学附属校は、関西大学への進学が認められやすく、受験勉強に偏らない勉強ができるところが特徴です。
自由な校風や豊かな教育環境があることから、どの附属中学校も倍率は決して低くありません。志望校への確実な合格には、塾のサポートは欠かせないでしょう。
この記事でご紹介した塾は、どれも関西大学附属中学校の受験対策が可能で、万全なサポート体制が整っています。お子様の未来のための塾選びに、ぜひご活用ください。
・関連記事 ~この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます。
・【中学受験】早稲田大学附属校について徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介
・【中学受験】慶應義塾大学附属校について徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介
・【中学受験】関西学院大学附属校について徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介
・【中学受験】同志社大学附属校について徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介
・【中学受験】立命館大学附属校について徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介
執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。