保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

メニュー

戸山高校と青山高校ならどっちを選ぶ?都立入試指導の現役塾講師が徹底比較【2026年最新】

更新日:
高校受験
アイキャッチ画像

戸山高校と青山高校は、いずれも都立トップ校として高い人気を集める進学指導重点校。入試では英語・数学・国語で独自作成問題が課され、合格には高い学力が求められます。両校とも人気と実力を兼ねる高校ですが、学校の雰囲気や学びの方向性には違いもあります。

本記事では、都立入試対策のエキスパートである現役塾講師・大山先生監修のもと、2校の共通点、進学傾向や教育の特色、校風の違いをわかりやすく解説。志望校選びに迷っている中学生や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

大山雅司

監修者

大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
目次

戸山高校・青山高校の6つの共通点

戸山高校・青山高校の6つの共通点

まずは、どのような点が似ているのか、2校に共通するポイントを整理していきます。

共通点① 都立トップ校7校に入る偏差値上位校

両校とも、偏差値が65~66で同ランク帯の都立トップ校の位置づけです。偏差値で見ると、日比谷高校・西高校・国立高校に次ぐ学力帯。さらに立地の区も隣接していることで、志望校選びで比較されやすい2校です。

高校名 偏差値 合格めやす点数 2026年度実質倍率
戸山高校 65~66 870~880点 1.53
青山高校 65~66 870点 1.77

参照元:進学研究会 Vもぎ 令和5年受験用 総合得点 合格めやす表、Wもぎ2026年度 都立高校合格状況

例年倍率も高く、実力も人気も兼ねた高校といえるでしょう。

共通点② 進学指導重点校に指定されている

どちらも東京都教育委員会が指定する「進学指導重点校」です。進学指導重点校は、日比谷・西・国立・八王子東・戸山・青山・立川の7校のみ。都立高校のなかでも難関大学進学に向けた指導体制が整った学校群といえます。

都立高校入試の豆知識①💡

進学指導重点校とは?

東京都教育委員会から「進学対策に組織的、計画的に取り組む学校」として、 「進学指導重点校」「進学指導特別推進校」「進学指導推進校」が指定されます。

進学指導重点校:日比谷、西、国立、八王子東、戸山青山、立川
進学指導特別推進校:小山台、駒場、新宿、町田、国分寺、国際、小松川
進学指導推進校:三田、豊多摩、竹早、北園、墨田川、城東、武蔵野北、小金井北、江北、江戸川、日野台、調布北、多摩科学技術、上野、昭和

指定期間は5年であり、その間の進学実績や取組みにより、その後の指定が定められます。

進学指導特別推進校が「進学指導重点校に次ぐ大学合格実績をあげる学校」として、進学指導推進校は「進学指導特別推進校に次ぐ大学合格実績をあげる学校の中から」指定されるため、進学実績に関しては一般的に

進学指導重点校 > 進学指導特別推進校 > 進学指導推進校

になる傾向がありますが、地域性や、都内全体のバランスも考慮した上で指定されるため、特別推進校の中でも重点校に匹敵する進学実績を出す高校もあれば、推進校のなかで特別推進校に並ぶ進学実績の高校もあります。

進学指導重点校について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

共通点③ 大学合格実績もトップクラス-いずれも最難関大学を狙える

2校の2026年3月卒業生の合格実績を比較すると、東大・京大といった最難関国公立大への合格者をはじめ、早慶上理などの難関私大への合格者を多数出しています。

学校名 2026年3月卒業生の現役合格者数
難関国立大※1 その他国立 早慶上理 GMARCH 日東駒専
戸山 35 88 263 296 非公表
青山 28 78 207 338 23

※1 東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学・国公立大学の医学部医学科
※ 合格実績の参照元:学校公式ホームページ 進路状況(戸山高校青山高校

一見すると早慶上理の合格者数に大きな差があるように見えますが、その点は学習の方向性による違いと考えられます。戸山高校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、都の支援を受けて理系教育にも力を入れているため、東京理科大学への合格数が99名で早慶上理の合格のうち37.6%を占めます。一方の青山高校は55名で26.6%。東京理科大学を除いた早稲田・慶應・上智大学の合格者数は戸山高校164名、青山高校152名です。

このように合格者の内訳こそ異なりますが、どちらも都立屈指の大学合格実績といえます。

共通点④ 第二外国語でドイツ語・フランス語も履修できる

2校とも難関大学進学を目指す学習環境が整っているだけでなく、語学を通して視野を広げられる点も共通。英語だけでなく、第二外国語としてドイツ語・フランス語も履修できます。

将来的に国際系の学部や海外研修、グローバル分野に関心がある生徒にとっても、魅力のある学習環境といえるでしょう。

共通点⑤ 校則の自由度が高く、自主自律を重視している

戸山高校は、学校のホームページ上で「学校による校則はなく、制服もありません」と明記。生徒は自分自身で行動を選択し、生徒会活動を通して定められた生徒規範のもとで学校生活を送ります。

青山高校にも標準服はありますが、校外学習や式典などで指定された場合に着用するものとされています。

2校とも、普段の学校生活では自由度が高く、自分で考えて行動する姿勢が求められる学校といえるでしょう。ただし、同じ自由でも、学校の雰囲気には違いがあります。

共通点⑥ 勉強だけでなく部活動・行事にも本気で取り組む

戸山高校も青山高校も、学業だけに偏る学校ではありません。戸山高校は、部活動と生徒会活動が盛んで、生徒が自分の興味・関心を探究していく校風。青山高校も、教育目標の中で部活動や行事への積極的な参加と学習との両立を示しています。

難関大学を目指す高い学習環境がありながら、部活動や学校行事にも本気で取り組める点は、戸山高校・青山高校に共通する大きな魅力。勉強だけでなく、高校生活そのものを充実させたい生徒にとって、どちらも魅力的な選択肢です。

共通点も多い2校ですが、ここからはそれぞれのカリキュラムや校風、部活動などを詳しく比較していきます。

戸山高校・青山高校のカリキュラム・学習サポートを比較

戸山高校は理系・探究を深める仕組みが強い

3年生まで文理を分けない幅広い教養教育
SSHによる理数系の探究活動
チーム・メディカルによる医学部志望者支援

戸山高校の学びを語るうえで外せないのが、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていること。都立高校のなかでも早くからSSHに指定され、理数系の探究活動を学校の大きな柱としてきました。

学年のうち2クラス分あるSSHクラスでは、1年次の「SSⅠ」から物理・化学・生物・地学・数学・情報の6コースに分かれ、2年次の「SSⅡ」にかけて探究活動と発表に取り組みます。3年次には選択科目として「SSⅢ」も設けられており、研究発表まで見据えた学びができる点が特徴です。

さらに、戸山高校にはチーム・メディカルという医学部志望者向けの3年間一貫プログラムがあります。小論文・面接指導、病院見学、医療関係者との交流、大学教授による模擬授業などを通して、医学部受験だけでなく、医師としての使命感や倫理観を育てる内容になっています。

また、カリキュラム面では数学の進度が早く、1年次から数学Ⅱの一部を前倒しで学びます。「数学探究」という独自科目も設置されており、理系志望者の多い学校らしい構成です。

ただし、戸山高校は理系だけの学校ではありません。3年間にわたって文系・理系を早く分けず、幅広い教養を重視するカリキュラム。文系志望であっても、探究的に学びたい生徒や、幅広い視点を身につけたい生徒には魅力のある学校です。

青山高校は手厚い指導に加え、語学や自習環境も充実

「作問力は指導力」を掲げた手厚い受験指導
 GE-NET EEやDX推進校として、英語4技能・データサイエンスにも取り組む
 土曜授業・講習・自習室など、勉強に打ち込む環境が整っている

青山高校の学習面は、難関大学合格に向けた受験指導と、日々の学習量を確保しやすい環境が整っている点が特徴です。

進学指導では、「作問力は指導力」という考え方を大切にしています。最新の大学入試の傾向を踏まえ、知識を覚えるだけでなく、思考力・判断力・表現力を鍛える授業や添削指導を重視。記述試験に対応する力を、普段の授業や課題の中で積み上げていきます。

また、学習量を確保する仕組みも充実。年間20回の土曜授業に加え、長期休業中の講習も多く組まれています。自習室は平日7時30分から20時まで、土曜日は7時30分から18時まで開放。部活動や行事に全力で取り組みながらも、大学受験に向けた学習を継続しやすい環境です。

さらに、青山高校は英語教育やデータ活用の学びにも力を入れています。「聞く」「話す」に重点を置いたGE-NET EEに指定されており、DX推進校としてプログラミング演習やデータサイエンス演習などの特別講習も実施。受験対策だけでなく、大学入試やその先の社会で求められる力にも触れられる点が、青山高校の学習面の魅力です。

大山先生

戸山高校と青山高校は、どちらも高い進学実績を持つ都立トップ校ですが、学びの方向性には違いがあります。

戸山高校は、SSHやチーム・メディカルを通して、理系・医学部・探究活動を深めやすい環境。青山高校は、手厚い受験指導や自習環境に加え、英語教育・データサイエンスなど幅広い学びに触れられる点が魅力です。

理系分野や研究・医療系に関心が強いなら戸山高校。部活動や行事と両立しながら、総合的な学力を伸ばしたいなら青山高校が向いています。

戸山高校・青山高校の校風・行事を比較

戸山高校・青山高校の校風・行事を比較

2校はいずれも、自由度の高い校風です。ただし、学校全体の雰囲気は異なります。両校の雰囲気を言葉であらわすと、戸山は「自由×落ち着き」、青山は「自由×青春感」といえます。

戸山高校は自由な環境で落ち着いて探究できる

校風

戸山高校の校風を一言で表すなら、「自由」と「探究」です。校則や制服がない自由な環境のなかで、自分の興味・関心を深める方向にエネルギーが向かいやすい学校です。

戸山高校には、質実剛健の伝統と、自主自律を重んじる空気があります。生徒一人ひとりが自分のテーマを持ち、学習・探究・部活動・行事に取り組む雰囲気があるため、都立トップ校の中でも落ち着いた印象を持たれやすい学校です。

行事

戸山高校の代表的な行事は、戸山祭(文化祭)です。戸山祭は70年以上続く伝統行事で、単なる発表の場ではなく「問題提起の場」として位置づけられてきました。1年生は教室展示、2年生は演劇、3年生は映画製作と、学年ごとに発表形式が定められている点も特徴です。

そのほか、運動会、新宿戸山対抗戦、HR合宿、クラスマッチ、修学旅行など、年間を通して行事が充実。SSH海外研修やToyama Science Symposiumなど、探究色の強い行事がある点も戸山高校らしいところです。

特徴をまとめると、大学生のキャンパスライフの先取りのようなイメージ。「自由な環境で伸び伸び過ごしたい」かつ「探究心が強い」という生徒に合う印象があります。

青山高校は外苑祭を中心に、クラスで盛り上がる行事が豊富

校風

青山高校の校風は、「明るい」「前向き」「青春感がある」と表現しやすい学校です。スローガンは「AD ALTA(高きを望め)」。勉強・部活・行事の“三兎を追う”ことが青山高校らしい高校生活とされています。

自由度の高い校風のもとで、生徒が自分らしく過ごせる点も魅力です。標準服はありますが、普段は私服で通学できます。髪型やメイクなども比較的自由で、都立トップ校らしい自主性を重んじる空気があります。

行事

青山高校の行事で特に存在感が大きいのが、文化祭にあたる外苑祭。毎年多くの来場者が訪れるイベントです。

外苑祭の特徴は、全クラスが演劇に取り組むこと。夏休みも使いながら、脚本・演出・大道具・衣装などをクラスで制作。学年が上がるほど完成度も高まり、下級生が上級生の舞台に刺激を受け、翌年さらによいものを目指す流れが受け継がれています。

外苑祭に憧れて青山高校を志望する生徒もいるほどで、青山高校らしい「クラスで団結する青春」を象徴する行事といえるでしょう。

外苑祭以外にも、体育祭や球技大会など、クラス単位で盛り上がる行事が多数。さらに、神宮球場を利用して行われる神宮記録会、遠足、修学旅行などもあり、年間を通して学校行事が充実。勉強や部活動だけでなく、行事にも本気で取り組みたい生徒にとって、青山高校は高校生活を存分に楽しめる環境です。

大山先生

戸山高校と青山高校は、どちらも自由度が高い都立トップ校ですが、自由の使い方に違いがあります。戸山高校は、自分の興味や探究テーマに向かって深く進んでいく学校。青山高校は、勉強・部活・行事に全力で取り組みながら、学校生活全体で成長していく学校です。 偏差値や進学実績だけで見ると近い2校ですが、入学後に得られる経験はかなり違います。「理系・探究・医学部」への関心が強いのか、「勉強も部活も行事も全部やり切る高校生活」に魅力を感じるのか。そこを見極めることが、志望校選びでは大切になります。

戸山高校・青山高校の部活動を比較

戸山高校・青山高校の部活動を比較

部活動を目的に高校選びをしたいという方も多くいると思います。ここで、公式ホームページやパンフレット上で掲載されている実績や、ネット上で見られる評判などを総合して、各校特に有名な部活動を一部まとめていきます。

運動部

部活動 戸山高校 青山高校
硬式野球部
サッカー部 〇(男/女)
陸上競技部
男子バスケットボール部
女子バスケットボール部
男子バレーボール部
女子バレーボール部
バドミントン部
剣道部
水泳部
硬式テニス部 〇(男/女)
ソフトテニス部
ダンス部
卓球部
空手道部
アメリカン・フットボール部
山岳部
ラグビー部
アルペン部

文化部

部活動 戸山高校 青山高校
生物部
演劇部
美術部
軽音楽部
漫画研究部
競技かるた部/百人一首部 〇競技かるた部 〇百人一首部
管弦楽部 〇管弦楽部 〇青山フィルハーモニー管弦楽団
文学部
地理歴史部
写真部
囲碁将棋部
化学部
天文気象部
ブラスバンド部
合唱部
クッキング部
英語部
クイズ研究部
新聞部
放送部

同好会

部活動 戸山高校 青山高校
パソコン同好会
クイズ同好会
物理同好会
鉄道研究同好会

戸山高校は自主性を生かして幅広い部活動に取り組める

戸山高校は、部活動と生徒会活動が盛んな学校です。運動部では、剣道部、卓球部、空手道部、水泳部、バドミントン部、バスケットボール部、サッカー部、アメリカン・フットボール部、陸上競技部、山岳部、硬式テニス部などがあります。

文化部も、新聞部、放送部、文学部、美術部、囲碁将棋部、化学部、生物部、天文気象部、管弦楽部、ブラスバンド部、軽音楽部など幅広くそろっています。

戸山高校らしいのは、部活動にも自主自律の雰囲気があること。学校全体の校風と同じく、生徒が自分で考え、仲間と切磋琢磨しながら活動する文化があります。部活動にも本気で取り組める環境です。

青山高校は部活も学校生活の大きな柱になっている

青山高校も部活動が活発です。特に注目したいのが、ラグビー部と青山フィルハーモニーオーケストラです。

ラグビー部は、東京都ベスト16を目指し、精力的に活動しています。学校の近くには、ラグビーの聖地として知られる秩父宮ラグビー場もあり、立地面から見ても青山高校らしさを感じられる部活動のひとつです。

また、文化部では青山フィルハーモニーオーケストラの活動も特徴的。地域交流の一環として、ヤクルトスワローズの公式戦応援に参加するなど、校内にとどまらない活動も行っています。

青山高校は、勉強や行事だけでなく、部活動でも学校外とのつながりを感じられる機会がある学校といえるでしょう。

参照元:公式学校パンフレット(戸山高校青山高校

戸山高校・青山高校にはどんな生徒が向いている?

戸山高校・青山高校にはどんな生徒が向いている?

ここまで戸山高校と青山高校を様々な角度から紹介してきました。各校、特徴を整理した上で、どのような生徒が向いているのかをまとめます。

戸山高校に向いている生徒

「理系・医学部・探究活動に強い関心がある」
「自由な環境で、自分のテーマを深く掘り下げたい」

戸山高校に向いているのは、知的好奇心が強く、自分でテーマを見つけて学びを深めたい生徒です。SSHやチーム・メディカルなど、理系・医療系に関心のある生徒を伸ばす環境が整っています。

また、校則や制服がない自由な校風の中で、自分の行動に責任を持てることも大切です。自由を「好き勝手にできる」と捉えるのではなく、「自分で考えて動ける」と捉えられる生徒に向いています。

文系志望でも、探究型の学びに魅力を感じる生徒や、落ち着いた環境で自分の関心を深めたい生徒には合いやすいでしょう。

青山高校に向いている生徒

「勉強・部活・行事を全部頑張りたい」
「明るく前向きな雰囲気の中で高校生活を存分に楽しみたい」

青山高校に向いているのは、学習面で高い目標を持ちながら、部活動や行事にも全力で取り組みたい生徒です。授業、土曜授業、講習、自習室、進路ガイダンスなど学習サポートが整っているため、学校生活の中で自然と学習量を確保しやすい環境があります。

さらに、外苑祭や体育祭など、クラスで団結する行事に魅力を感じる生徒にも合います。学校生活そのものを大切にしながら、難関大学を目指したいタイプに向いているでしょう。

自由度の高い環境で自分らしく過ごしつつ、行事や部活動で仲間と盛り上がりたい生徒には、青山高校の明るい校風が合いやすいです。

戸山高校・青山高校に合格するために必要な学力

戸山高校・青山高校に合格するために必要な学力

では、戸山高校・青山高校に合格するためには、どの程度の学力が必要でしょうか。

内申点は4と5が半分ずつが目安

2校とも都立高校のトップ校であり、オール5に近い内申点を持つ受験生も珍しくはありません。ただし、3科目は独自作成問題であり、平均点が下がるため挽回の余地があります。それを踏まえると、およそ4と5が半分ずつであれば、受験において足かせとなる内申点ではないと言えるでしょう。

逆にオール5であっても、当日の入試でつまずいてしまった場合は不合格となる可能性が高いです。そのため、入試演習も含めて当日の得点をしっかり取る実力が求められます。

内申オール4・ESAT-JがAランクの場合の当日点・合格めやす

成績表がオール4の場合、換算内申点は240点の計算になります。かつ、中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)でAランクの場合に合格めやすとなる当日点(2025年)は以下の通りです。

・戸山高校 5教科355点=1教科71点以上
・青山高校 5教科365点=1教科73点以上

※5教科中、3教科は独自作成問題です。  

参照元:都立合格ドットコム2025 合格ラインアンケート 各校の昨年度の推計ボーダー得点(アンケートデータから算出)

※アンケートデータを基にした推計得点のため、正確なボーダー得点ではありません。また、合格点は倍率や問題の難易度にも左右されるため、毎年度変動します。

まとめ:戸山高校は探究型、青山高校は三兎を追う青春型

戸山高校と青山高校は、いずれも進学指導重点校に指定される都立トップ校。偏差値帯や入試難度、大学合格実績は近く、志望校選びで比較されやすい2校といえます。

戸山高校は、SSHやチーム・メディカルを軸に、理系・医学部・探究活動に強い学校。自由で落ち着きのある校風の中で、自分の興味を深く掘り下げたい生徒に向いています。

青山高校は、進学指導重点校としての学習サポートに加え、部活・行事にも全力で取り組む学校です。外苑祭をはじめとした行事の一体感や、明るく前向きな校風に魅力を感じる生徒に合うでしょう。

2校は同じ都立トップ校でも、学びの軸や学校生活の雰囲気に違いがあります。理系・探究を深めたいなら戸山高校。勉強・部活・行事をすべて全力で楽しみたいなら青山高校。偏差値だけでなく、自分が3年間でどんな力を伸ばしたいかまで考えて選ぶことが大切です。

パンフレットだけで判断せず、積極的に学校見学・説明会へ足を運んでみてください。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部のサムネイル画像
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

大山雅司のサムネイル画像
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

最大12,000円分プレゼント
目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
塾選で塾を探す