神奈川県の難関私立男子中学校とは?各学校の受験情報や進学実績、特徴、学費などを徹底解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
中学受験を目指している家庭の中には、「神奈川県内には、どのような難関私立男子中学校があるのかな?」と思っている親や子どもがいるかもしれません。
今回は神奈川県にある難関私立男子中学校として有名な、「聖光学院中学校」と「栄光学園中学校」「慶應義塾普通部」「浅野中学校」「鎌倉学園中学校」「サレジオ学院中学校」の6校をピックアップ。それぞれの受験情報や進学実績、学校の特徴、学費などを徹底解説します。志望校選びの参考としてください。
【中学受験】神奈川県の難関私立男子中学校とは?
難関校といっても、実は言葉に明確な定義は存在しません。一般的には「偏差値が高い学校」として認識されていますが、そもそも偏差値自体が塾や模擬試験の種類、年度などによって異なります。
たとえば、聖光学院中学校の偏差値は2022年のSAPIXで65ですが、首都圏模試では78と、10以上もの開きがあるほどです。今回の記事で紹介する6校はどれも偏差値が平均して高く、難関校といって間違いはありません。
難関校へ入学する大きなメリットは、レベルの高い学習指導を受けられることでしょう。多くの中学校は中高一貫校で、大学受験を視野に入れたカリキュラムを組んでいます。高校受験をする必要がないため、6年間かけてじっくりと大学受験対策に集中できます。
聖光学院中学校
参照リンク:聖光学院中学校
神奈川県内でトップクラスの進学校として知られているのが、聖光学院中学校です。完全中高一貫校のため、高校から外部生を募集することはありません。
受験・入試情報
2023年度の入学試験は第1回が2023年2月2日、第2回が2月4日におこなわれる予定です。試験科目は国語・算数・理科・社会となっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・東京大学 91名
- ・京都大学 9名
- ・東京工業大学 6名
- ・早稲田大学 172名
- ・慶應義塾大学 130名
海外の大学への合格者もいます。
学校の特徴
キリスト教的精神に基づいた教育理念をかかげ、献身の精神と高度の学識を兼ねた人材育成を目指しています。
大きな特徴のひとつが体験型の学習講座、「聖光塾」です。学院オリジナルのプログラムで、正規の授業カリキュラムや学年の枠を超えておこなわれます。「里山の自然」「海辺の生物」「レゴブロックで学ぶ数学」「医療の現場」といった、知的好奇心を刺激する講座が多数開催。子どもの学習意欲を引き出します。
また、小人数制の英会話やホームステイ、海外企業・海外でのボランティアなど、国際教育も盛んです。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
横浜市中区滝之上100番地
・最寄り駅
JR根岸線の山手駅から徒歩8分です。
創立
1958年に創立されました。
生徒数
2023年度の入学試験の定員が225名のため、3学年合わせて665名ほどの生徒が在籍していると思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は73ほどです。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 25万円 |
設備拡充費(入学前に納入) | 23万円 |
授業料 | 49万2,000円 |
維持費 | 21万円 |
設備拡充費(入学後に納入) | 8万4,000円 |
合計 | 126万6,000円 |
栄光学園中学校
参照リンク:栄光学園中学校
栄光学園中学校は神奈川県鎌倉市にある、カトリック系の中学校です。完全中高一貫校のため、高校から外部生を募集することはありません。
受験・入試情報
2023年度の入学試験は2023年2月2日におこなわれる予定です。試験科目は国語・社会・理科・算数となっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・東京大学 58名
- ・京都大学 9名
- ・東京工業大学 14名
- ・早稲田大学 100名
- ・慶應義塾大学 97名
学校の特徴
「真理を求め、たえず学び続ける人間」や「素直な心をもち、人々に開かれた人間」などを目指し、キリスト教的価値観に基づいた学習指導がおこなわれます。
中高6年間を初級段階・中級段階・上級段階と3つのステージに分けて、それぞれの発達段階に応じた教育を実践。中学1年生・2年生では、基本的な生活習慣や自律的な学習習慣を身につけます。
また、フィリピンのセブ島にあるイエズス会との短期交換留学、アメリカのボストンカレッジへの夏季研修など、国際教育の場も設けられています。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
神奈川県鎌倉市玉縄4-1-1
・最寄り駅
JR東海道線・横須賀線・根岸線、または湘南モノレール江の島線の大船駅から徒歩15分です。
創立
1947年に設立された、栄光中学校が前身です。
生徒数
2023年度の入学試験の定員が180名のため、3学年合わせて540名ほどの生徒が在籍していると思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は71ほどです。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
施設設備費 | 25万円 |
授業料 | 52万8,000円 |
栄光会費 | 2万4,000円 |
傷害扶助費 | 3,600円 |
合計 | 80万5,600円 |
上記のほか、1口5万で2口以上の寄付がお願いされます。
慶應義塾普通部
参照リンク:慶應義塾普通部
慶應義塾普通部は神奈川県横浜市にある私立男子中学校で、慶應義塾が運営している学校の中で、唯一の男子校です。慶應義塾幼稚舎からの内部進学者もいます。
受験・入試情報
2022年度の入学試験は2022年2月1日におこなわれました。試験科目は国語・算数・社会・理科と面接試問(本人のみ)、体育実技となっています。
進学実績
中学校の卒業生は普通部長の推薦を得ることで、系列の慶應義塾高校と志木高校、湘南藤沢高校、ニューヨーク学院の中から選んで進学できます。そのため、慶應義塾普通部卒業生だけの大学進学実績はわかりません。
学校の特徴
創設者の福沢諭吉の教えのもと、個人として独立し、先導者として社会に貢献できる人材育成を目指しています。「なぜ」「どうして」を大切に捉え、実験のレポートやノート作成、プレゼンテーション、発表といったさまざまな形を通して、読む・書く・話す・聴く・発表する力を伸ばします。
授業は受験勉強から離れて、すべての教科をバランス良く学習。基礎や基本の習得だけでなく、高度な学習内容も取り入れながら子どもの知的好奇心を刺激します。質疑応答や問題解決力を高め、将来にも役立つ生涯学習力を身につけられるのが特徴です。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
神奈川県横浜市港北区日吉本町1-45-1
・最寄り駅
東急東横線・目黒線、または横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅から徒歩5分です。
創立
1858年に福沢諭吉が東京築地に開いた、蘭学塾が慶應義塾の全身です。
生徒数
3学年合わせて、705名ほどの生徒が在籍しています。
偏差値
2022年度の偏差値は68ほどです。
学費
2022年度入試における、初年度の学費は次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 34万円 |
授業料 | 87万円 |
教育充実費 | 20万円 |
普通部会費 | 1万5,000円 |
保有金 | 約7万円 |
林間・自然学校費用 | 約5万円 |
普通部独自の物品 | 約9万円 |
合計 | 約163万5,000円 |
浅野中学校
参照リンク:浅野中学校
神奈川県内の男子御三家のひとつといわれているのが、浅野中学校です。完全中高一貫校のため、高校から外部生を募集することはありません。
受験・入試情報
2022年度の入学試験は2022年2月3日におこなわれました。試験科目は国語・算数・社会・理科となっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・東京大学 36名
- ・京都大学 4名
- ・東京工業大学 24名
- ・早稲田大学 96名
- ・慶應義塾大学 132名
学校の特徴
学業と部活動、学校行事の3つを柱にかかげ、頭と心、身体をバランスよく育てます。中学1年生から大学受験を見越した、6年間のカリキュラムがスタート。基礎学力養成期間・実力養成期間・応用力養成期間と3つのステージに分けて、無理なく志望校合格に必要な学力を身につけられます。
すべての教室にはプロジェクターと電子黒板を設置し、視覚・聴覚をフル活用した授業が展開。貿易ゲームや模擬国連といった生徒が主体となる授業もあり、主体的に学ぶ姿勢を育めます。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
神奈川県横浜市神奈川区子安台1-3−1
・最寄り駅
JR京浜東北線の新子安駅、または京浜急行電鉄本線の京急新子安駅から徒歩8分です。
創立
1920年に設置された、浅野綜合中学校が前身です。
生徒数
2023年度の入学試験の定員が270名のため、3学年合わせて810名ほどの生徒が在籍していると思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は68ほどです。
学費
2022年度入試における、初年度の学費は次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 25万円 |
授業料 | 44万4,000円 |
施設拡充費 | 27万6,000円 |
校外研修費(旅行積立金) | 12万円 |
学年会費 | 3万円 |
生徒会費 | 4,500円 |
非常用備蓄食糧費 | 3,000円 |
PTA入会費 | 3万円 |
PTA会費 | 9,600円 |
スポーツ・文化講演会費 | 8,400円 |
同窓会費 | 3,600円 |
合計 | 117万9,100円 |
鎌倉学園中学校
参照リンク:鎌倉学園中学校
100年以上と長い歴史を持ち、グローバル教育にも力を入れているのが鎌倉学園中学校です。併設型中高一貫校のため、高校からは外部生も入学してきます。
受験・入試情報
2022年度の入学試験は一次入試が2022年2月1日、算数選抜が2月1日の午後、二次入試が2月2日、三次入試が2月4日におこなわれました。試験科目は算数選抜以外が国語・算数・社会・理科、算数選抜が算数のみとなっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・京都大学 1名
- ・東京工業大学 2名
- ・北海道大学 5名
- ・早稲田大学 54名
- ・慶應義塾大学 29名
学校の特徴
礼義廉恥を校訓とし、「知・徳・体」のバランスが取れた子どもを育てます。
進学目標を達成するために、中学校の3年間は学ぶ力と基礎体力を付けることが目標です。特に英語と国語、数学の3教科に重点が置かれ、徹底して基礎学力を養います。英語と数学は先取り学習をおこない、余裕を持って大学受験に挑めます。
週6日制を採用し、土曜日には独自のセミナー「鎌学セミナー」を開催。国語と数学、英語の特別授業で、通常の授業とは違ったカリキュラムを通して学力向上を図ります。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
神奈川県鎌倉市山ノ内110
・最寄り駅
JR横須賀線の北鎌倉駅から、徒歩13分です。
創立
1885年に設立された、宗学林が前身です。
生徒数
2023年度の入学試験の定員が170名のため、3学年合わせて510名ほどの生徒が在籍していると思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は60ほどです。
学費
2022年度入試における、初年度の学費は次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 25万円 |
施設費 | 25万円 |
授業料 | 44万4,000円 |
維持費 | 12万円 |
PTA会費 | 9,600円 |
積立金 | 18万円 |
合計 | 125万3,600円 |
サレジオ学院中学校
参照リンク:サレジオ学院中学校
カトリックのサレジオ修道会を教育母体とし、グローバル人材を育てるミッションスクールがサレジオ学院中学校です。完全中高一貫校のため、高校から外部生を募集することはありません。
受験・入試情報
2023年度の入学試験はA試験が2023年2月1日、B試験が2月4日におこなわれる予定です。試験科目は国語・算数・社会・理科となっています。
進学実績
2022年度の大学入試では、以下のような大学への合格実績があります。
- ・東京大学 8名
- ・京都大学 5名
- ・東京工業大学 6名
- ・早稲田大学 81名
- ・慶應義塾大学 86名
学校の特徴
サレジオ会創立者ヨハネ・ボスコの教育法をもとに、「25歳の男づくり」を目指した中高6年間の教育が展開。「勉学」「問題解決」「奉仕」の3つを柱にかかげ、全人的な成長を目指します。
各教科は最も効率よく勉強できるように配慮されており、季節講習の他に補習や個別指導もおこなわれます。英語はネイティブスピーカーと日本人教師によるスピーキング、リスニングの授業を用意。中学3年生では英検準2級合格を目指します。
概要
学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
神奈川県横浜市都筑区南山田3-43-1
・最寄り駅
横浜市営地下鉄グリーンラインの北山田駅より、徒歩5分です。
創立
1960年に設立された、目黒サレジオ中学校が前身です。
生徒数
2023年度の入学試験の定員が160名のため、3学年合わせて480名ほどの生徒が在籍していると思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は65ほどです。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 25万円 |
授業料 | 46万8,000円 |
施設整備費 | 12万円 |
維持管理費 | 15万円 |
保護者会費 | 12万円 |
合計 | 110万8,000円 |
上記のほか、生徒会費と学年積立金、副教材費、各行事参加費が必要です。
難関私立中学受験に向けたおすすめの学習塾
上記で挙げた難関の私立中学校へ合格するためには、塾通いが欠かせません。以下でジュクセンがおすすめする学習塾を、全部で5カ所紹介します。
おすすめ塾1.SAPIX
SAPIXは難関中学受験におすすめの学習塾です。2022年度の入試では聖光学院中学校に237名、栄光学園中学校へ113名、慶應義塾普通部へ141名の合格者を輩出しています。
授業は集団指導型で、小学1年生から通塾可能。「じっくりと本物の学力を育てていく」を大切にしながら、成長過程と個性に合わせたカリキュラムで合格力を育成します。
授業料は小学6年生で、月5万9,950円となっています。
おすすめ塾2.日能研
2つ目のおすすめ塾は、日能研です。2022年度の入試では聖光学院中学校に42名、栄光学園中学校へ67名、慶應義塾普通部へ17名の合格者を輩出しています。
授業は集団指導スタイルで、複数の生徒が一緒に授業を受けます。1クラス25名ほどで、思ったことや考えたことは、各自が積極的に発言。仲間との学びを通して、相乗効果を目指します。
小学6年生が通塾する場合の授業料は、「Wコース4科」で月3万2,076円です。
おすすめ塾3.四谷大塚
四谷大塚は中学受験の教材、「予習シリーズ」で有名な学習塾です。2022年度の入試では聖光学院中学校に81名、栄光学園中学校へ28名、慶應義塾普通部へ40名の合格者を輩出しています。
授業は複数の生徒が一緒に授業を受ける、集団スタイルです。予習シリーズを始めとするさまざまな教材を用いながら、合格力を養います。毎週末には週テストがおこなわれ、学習の定着を確認。インプットとアウトプットのサイクルを通じて、学力を伸ばします。
小学6年生が通塾する場合の授業料は、8月までが月5万7,750円、9月以降は月7万9,750円です。
おすすめ塾4.個別指導の明光義塾
個別指導の明光義塾は、個別指導スタイルの学習塾。中学受験の合格実績はホームページ上で公表されていないため、各自でお問い合わせください。
個別指導のため所定のカリキュラムは存在せず、一人ひとりのニーズや希望に合わせてオーダーメイドで作成してくれます。志望校別の入試傾向に沿って、より効果的な受験勉強を進められるでしょう。
小学6年生が週1回通塾した場合、月の授業料は1万3,200円(90分授業)です。詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
おすすめ塾5.進学個別指導のTOMAS
最後のおすすめ塾は、進学個別指導のTOMASです。2022年度の入試では聖光学院中学校に10名、栄光学園中学校へ7名、慶應義塾普通部へ7名の合格者を輩出しています。
授業は1対1の完全マンツーマンスタイル。オーダーメイドのカリキュラムをもとに、難関私立中学受験に対応するハイレベルな学習指導を受けられます。また、講師とは別に担任が付き、家族との連絡や面談といったマネジメントを実施。チームによるサポートで、志望校合格を目指します。
授業料はホームページ上で公表されていません。各自でお問い合わせください。また、こちらの記事でも塾の詳細を解説しています。
まとめ
神奈川県内には東京大学を始めとする難関大学への合格実績が多い、難関の私立男子中学校がいくつかあります。恵まれた教育環境やカリキュラムの中で、ハイレベルな学習指導を受けられるのは大きな魅力です。
ただし、合格には塾へ通って専門的な学習指導を受けることが欠かせません。今回紹介した塾情報を参考にしながら、子どもの学習ニーズに合った場所をみつけてください。
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