四日市高校の偏差値とコース別難易度!入試状況と塾選データ比較
四日市高校の偏差値は、公開模試の目安で60から65まで幅があります。学科・コース別では国際科学コース65、普通科60です。国際科学コースは同じ模試の県立高校一覧で最も高い値で、北部学区では桑名高校の理数科がこれに次ぎます。普通科は伊勢高校の国際科学コースと同じ水準です。
ただし、合否は偏差値だけでは決まりません。入試は3月の後期選抜1回のみで、5教科各50点・計250点の学力検査を受けます。国際科学コースは調査書で選ぶ人数が募集定員の120%に設定されており、普通科を第2志望にして出願することもできます。
塾選に寄せられた入学者25件のデータでは、学習開始時の偏差値が平均56.7から受験直前には63.7まで上昇していました。
編集部
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目次
四日市高校の基本情報と公開模試の偏差値

四日市高校は、三重県四日市市富田にある県立の共学校です。2026年度の生徒数は965人で、男子499人、女子466人です。学科は普通科のみで、普通科の中に国際科学コースが置かれています。この記事では、国際科学コースを除く普通科を「普通科」と表記します。
普通科と国際科学コースは募集人員が別に定められており、偏差値の目安も分かれています。
前身は1899年(明治32年)に創立された三重県第二中学校です。1948年に3校の統合により現在の学校が発足し、1994年に普通科・国際科学コースが設置されました。
四日市高校の基本情報は次のとおりです。
【四日市高校の基本情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 三重県立四日市高等学校 |
| 公開模試の偏差値 | 60~65 |
| 所在地 | 〒510-8510 三重県四日市市富田四丁目1番43号 |
| 交通アクセス | ・近鉄富田駅から徒歩1分 ・JR富田駅から徒歩7分 |
| 学科・コースと募集人員(2027年度) | 普通科 320人(普通科 240人、国際科学コース 80人) |
最寄り駅は近鉄とJRの2つで、いずれも徒歩10分以内と案内されています。公式サイトでは、電車での所要時間として、近鉄四日市駅から6分、桑名駅から8分、津駅から40分なども案内されています。
※この記事では、eisuが公表している「三重県立高校入試[前期・後期]主要高校偏差値ランク表[80%合格ライン]」(2026年版)の数値を使用します。この表は、令和7年度受験者の情報開示データをもとに作られています。
※偏差値の数値は、「三重県統一テスト」「三重県立高校入試プレ」という三重県内の公開模試にもとづいています(以下、三重県公開模試)。いずれもeisuが実施する民間の模試で、三重県教育委員会が実施するものではありません。表に示されているのは、合格可能性80%の目安となる偏差値で、学科・コースごとに1つの値が示されています。模試を実施する会社によって算出方法や母集団が異なるため、同じ学校でも数値に差が出ます。ほかの模試で示される偏差値とも異なる点に注意が必要です。
四日市高校の学科・コース別偏差値は次のとおりです。
【四日市高校の学科・コース別偏差値(三重県公開模試・2026年版)】
| 学科・コース | 三重県公開模試の偏差値(合格可能性80%の目安) |
|---|---|
| 国際科学コース | 65 |
| 普通科 | 60 |
国際科学コースと普通科の間には5ポイントの差があります。
四日市高校の入試は、県立高校の後期選抜の1回だけです。2027年度入試で前期選抜を実施する学校の一覧に、四日市高校は含まれていません。
出願時には、普通科と国際科学コースのどちらを志望するかを選びます。試験科目や合否の決め方は、後述の入試制度の章で詳しく紹介します。
参考:三重県立高校入試[前期・後期]主要高校偏差値ランク80%合格ライン|eisu、アクセス|三重県立四日市高等学校、沿革|三重県立四日市高等学校、令和8年度 学年別・男女別生徒数|三重県立四日市高等学校、令和9年度三重県立高等学校入学定員(資料1②)|三重県、令和9年度前期選抜を実施する高等学校一覧(資料4)|三重県、令和9年度三重県立高等学校入学者選抜実施日程|三重県
四日市高校の偏差値と近隣・同難易度帯の高校との比較

四日市高校の学科・コース別の偏差値だけでは、三重県内でどのくらいの難易度に位置するのかつかみにくいかもしれません。同じ三重県公開模試のデータで、近い偏差値帯にある県立高校と比較してみます。
下の表は、三重県公開模試の一覧から、四日市高校と近い偏差値帯の学科・コースを偏差値の高い順に並べたものです。この一覧は北部・中部・南部の学区ごとにまとめられているため、学区の列も加えています。
【四日市高校と近い偏差値帯の三重県立高校(三重県公開模試・2026年版)】
| 学校名・学科・コース | 学区 | 三重県公開模試の偏差値(合格可能性80%の目安) |
|---|---|---|
| 四日市高校(国際科学コース) | 北部 | 65 |
| 桑名高校(理数科) | 北部 | 61 |
| 四日市高校(普通科) | 北部 | 60 |
| 伊勢高校(国際科学コース) | 南部 | 60 |
| 津西高校(国際科学科・後期選抜) | 中部 | 58 |
| 四日市南高校(数理科学コース) | 北部 | 57 |
※一覧では、前期選抜と後期選抜で値が分かれている学科・コースがあります。四日市高校は後期選抜のみのため、津西高校(国際科学科)は後期選抜の値を載せています。
四日市高校の国際科学コースは、三重県公開模試の一覧に掲載された学校・学科の中で最も高い値です。北部学区では、桑名高校の理数科がこれに次ぎます。
四日市高校の普通科は、北部学区の一覧で桑名高校の理数科に次ぐ水準です。南部学区の伊勢高校の国際科学コースと同じ値になっています。
なお、この一覧は三重県内の主要な県立高校を対象としたもので、データが不十分な学校は掲載されていません。私立高校も含まれていないため、県内のすべての高校と比べた位置を示すものではありません。
この資料だけで高校の序列を断定することはできず、1〜3ポイントの差で難易度の優劣を決めつけることもできません。受検校の候補を広げたり、学力の目安をつかんだりするための参考として使うのが適切です。
参考:三重県立高校入試[前期・後期]主要高校偏差値ランク80%合格ライン|eisu
偏差値だけではわからない四日市高校の入試制度と応募状況

四日市高校の合否は、三重県の県立高校に共通する「後期選抜」のルールで決まります。この章では、試験の内容、合格者の決め方、出願のルール、過去の受検倍率の順に確認します。
後期選抜は、前期選抜などで合格内定を得ていない受検生が受ける試験です。2027年度入試の日程と試験の内容は、次のとおりです。
【四日市高校の後期選抜の日程と試験内容(2027年度入試)】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Web出願システムでの入学願書の入力 | 2027年2月4日(木)9時〜19日(金)17時 |
| 出願書類の受付 | 2月22日(月)〜25日(木)12時 |
| 志願変更期間(1回のみ) | 3月2日(火)〜4日(木)12時(Web入力は2月26日(金)9時から) |
| 学力検査 | 3月9日(火)、志願先の高校で実施 |
| 合格者発表 | 3月16日(火) |
| 教科と試験時間 | 国語・数学・社会・英語・理科の5教科、各45分(英語はリスニングを含む) |
| 配点 | 各教科50点、合計250点(傾斜配点なし) |
| 面接・作文など | なし |
試験は学力検査だけで、普通科と国際科学コースで試験の教科や配点に違いはありません。
合格者は、中学校の成績を記した「調査書」と、当日の「学力検査」の2つをもとに決まります。調査書で見るのは、中学3年生の「各教科の学習の記録」と「特別活動の記録」などです。
大まかにいうと、調査書と学力検査の両方で上位に入った人から先に合格が決まり、残りの枠を学力検査の得点などで埋めていく仕組みです。具体的には、次の5つの段階を順に進みます。
- 調査書で、募集定員とほぼ同じ人数を選ぶ
- 学力検査の得点が高い順に、募集定員の約80%の人数を選ぶ
- 1と2の両方に選ばれた人が合格となる
- 残りの枠のおよそ半分を、1で選ばれた人の中から学力検査の得点が高い順に合格とする
- 最後に残った枠は、各高校があらかじめ示した「特に重視する選抜資料等」をもとに決める
国際科学コースだけは、1の段階で選ぶ人数が募集定員の120%に広げられています。募集定員80人で計算すると、1で選ばれるのは約96人、2で選ばれるのは約64人です。1の人数が多い分、2で選ばれた学力検査の上位者が1にも含まれやすくなり、3の段階で合格者になりやすくなります。
三重県教育委員会は、この設定を「学力検査結果を重視して選抜する趣旨」と説明しています。普通科はこの設定の対象ではなく、1で募集定員とほぼ同じ人数を選ぶ標準の扱いです。
出願では、第1志望として1つの高校の1つの学科・コースを選びます。さらに、同じ高校の別の学科・コースを、第2志望・第3志望として書くことができます。四日市高校では、国際科学コースを第1志望、普通科を第2志望として出願できます。出願後に志願先を変えられるのは、志願変更期間の1回だけです。
参考:令和9年度三重県立高等学校入学者選抜実施要項 第3 後期選抜|三重県、令和9年度三重県立高等学校入学者選抜に関する各高等学校別実施要項(別表1)|三重県、調査書により選ぶ人数を110%又は120%に設定する高等学校一覧(別表3)|三重県、令和9年度三重県立高等学校入学者選抜実施日程|三重県
過去5年間の後期選抜の受検者数と倍率
三重県教育委員会は、後期選抜の受検者数と受検倍率を学校・学科・コース別に公表しています。四日市高校の直近の状況は次のとおりです。
【四日市高校の後期選抜の募集人数・受検者数・受検倍率(2022〜2026年度)】
| 年度 | 学科・コース | 募集人数 | 受検者数 | 受検倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(令和8年度) | 国際科学コース | 80人 | 201人 | 2.51倍 |
| 普通科 | 240人 | 173人 | 0.72倍 | |
| 2025年度(令和7年度) | 国際科学コース | 80人 | 182人 | 2.28倍 |
| 普通科 | 240人 | 175人 | 0.73倍 | |
| 2024年度(令和6年度) | 国際科学コース | 80人 | 166人 | 2.08倍 |
| 普通科 | 240人 | 193人 | 0.80倍 | |
| 2023年度(令和5年度) | 国際科学コース | 80人 | 202人 | 2.53倍 |
| 普通科 | 240人 | 156人 | 0.65倍 | |
| 2022年度(令和4年度) | 国際科学コース | 80人 | 206人 | 2.58倍 |
| 普通科 | 240人 | 152人 | 0.63倍 |
※受検者数・受検倍率は、各年度の後期選抜実施日の午前10時時点の数値です。合格者数は、この表の出典には含まれていません。
国際科学コースは毎年2倍を超えており、普通科は1倍を下回っています。ただし、国際科学コースを第1志望とした受検生は普通科を第2志望にできるため、普通科の倍率だけを見て入りやすいと判断することはできません。
倍率が低いことは、合格しやすいことを意味しません。募集人数は5年間とも普通科240人・国際科学コース80人で変わっていないため、倍率の差は受検者数の増減によるものです。
参考:令和8年度三重県立高等学校後期選抜受検状況|三重県、令和7年度三重県立高等学校後期選抜受検状況|三重県、令和6年度三重県立高等学校後期選抜受検状況|三重県、令和5年度三重県立高等学校後期選抜受検状況|三重県、令和4年度三重県立高等学校後期選抜受検状況|三重県
偏差値以外で比べたい四日市高校の校風・部活動・制服・進学実績

四日市高校を志望校として考えるときは、偏差値だけでなく、学校生活の中身も確かめておきたいところです。公式サイトで公表されている校風・部活動・制服・進学実績を紹介します。
「文武両道」を校是とする教育方針
四日市高校は、1899年の創立以来、一貫して文武両道を校是としていると公式サイトで紹介しています。校長あいさつでは「遍く険しく、光輝く八稜星のごとく」という言葉が掲げられ、三重県教育委員会の学校案内ではこの言葉が校是として紹介されています。
学習面では「理数教育」と「グローバル教育」を二本柱としています。2003年に文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を初めて受け、現在は2023年4月から5年間の第Ⅲ期の指定期間です。2014年度から5年間はスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定も受けており、その成果を継承していると紹介されています。
SSHの活動報告では、2026年10月の三重県高等学校科学オリンピック大会に8人が参加し、準優勝したことが掲載されています。
生徒1人1台の学習端末としてiPadを使った授業も取り入れられています。授業以外にも、定期試験前後の土曜学習会、夏休みの約20日間の課外授業、学年ごとの自習室の開放といった学習支援が行われています。
進路面では、普通科・国際科学コースともに難関国立大学や医学部への進学を希望する生徒が多いと紹介されています。そのため、1年次から系統的な進路指導が行われています。
参考:校長あいさつ|三重県立四日市高等学校、沿革|三重県立四日市高等学校、SSH|三重県立四日市高等学校、10/18 三重県高等学校科学オリンピック大会で準優勝!|三重県立四日市高等学校、授業の内容|三重県立四日市高等学校、学習活動|三重県立四日市高等学校、三重県立四日市高等学校|三重県立高等学校案内
運動部16・文化部15の計31の部活動
四日市高校の部活動は、運動部16、文化部15の合わせて31団体です。公式サイトでは、文武両道を目指す学校として、部活動が学校内外で活動していると紹介されています。
運動部は、バスケットボール部、硬式野球部、バドミントン部、サッカー部、陸上競技部、山岳部、体操部などです。文化部には、吹奏楽部、将棋部、調理部のほか、SSH科学部・SSH生物部・SSH電氣部というSSHの名を冠した3つの部があります。
2026年5月8日現在の所属人数は、運動部が計606人、文化部が計422人です。所属人数が最も多いのは、運動部ではバドミントン部の111人、文化部では吹奏楽部の96人です。
参考:部活動|三重県立四日市高等学校、令和8年度 部活動所属人数一覧|三重県立四日市高等学校
全国総体出場の山岳部など主な大会実績
公式サイトに掲載されている大会結果は、2021年12月から2022年6月までの期間のものです。この期間の主な実績を紹介します。
山岳部の女子チームは、2022年5月の三重県高校総体登山競技で1位となり、全国総体への出場を決めました。公式サイトでは、20年ぶりの全国総体出場と記載されています。同年6月の東海高校総体登山大会では、女子チームが5位、男子チームが3位でした。
このほか、2022年には次のような実績が掲載されています。
- 体操部(新体操):三重県高校総体で男子個人総合2位、東海高校総体に出場
- 陸上競技部:三重県高校総体の男子400mで5位、東海高校総体に出場
- 将棋部:全国高校将棋選手権大会三重県予選の男子個人戦で優勝
- 吹奏楽部:三重県アンサンブルコンテストで金賞を受賞し、東海アンサンブルコンテストで銀賞
カーディガン3色を含む制服と着用規定
四日市高校には指定の制服があります。冬服にはスカートとスラックスがあり、カーディガンは3色から選べます。
生徒心得では、本校指定の制服を正しく着用し、変形をしないことが定められています。ブレザーを着るときは、ネクタイまたはリボンを必ず着用します。学校指定以外のカーディガン・セーター・ベストは着用できません。

参考:制服紹介|三重県立四日市高等学校、生徒心得|三重県立四日市高等学校
旧帝大・国公立医学部を含む系統別の合格実績
四日市高校の2026年の主な合格者数を系統別にまとめると、次のとおりです。
【四日市高校の主な大学合格実績(2026年)】
| 系統 | 大学名と合格者数 |
|---|---|
| 旧帝大・一橋大・東京科学大 | 東京大17人、京都大18人、名古屋大41人、大阪大13人、北海道大8人、東北大3人、九州大3人、一橋大2人、東京科学大1人 |
| 東海地区の主な国公立大 | 三重大49人、名古屋工業大16人、名古屋市立大9人、岐阜大3人 |
| 国公立大学医学部医学科 | 21人(うち現役生14人) |
| 早慶上理 | 早稲田大11人、慶應義塾大12人、上智大6人、東京理科大28人 |
| 関関同立 | 同志社大71人、立命館大109人、関西学院大23人、関西大19人 |
| 東海地区の主な私立大 | 名城大85人、南山大26人 |
| 合計 | 国立大学237人、公立大学32人、私立大学579人 |
※合格者数は「のべ人数」で、高卒生の合格者も含まれます。
国立大学では三重大学と名古屋大学の合格者が多く、旧帝大の中では京都大学・東京大学にもそれぞれ10人以上が合格しています。私立大学では、立命館大学・同志社大学・名城大学の合格者が多くなっています。
参考:卒業生進路状況|三重県立四日市高等学校、令和8年大学等合格者数|三重県立四日市高等学校
塾選独自データから読み解く四日市高校入学者の偏差値傾向

四日市高校に実際に入学した人は、受験勉強を始めた時点でどのくらいの偏差値だったのでしょうか。塾選に寄せられた四日市高校入学者の口コミ25件から、学習開始時と受験直前の偏差値を比べます。
なお、このデータは回答者が自己申告した偏差値で、三重県公開模試の偏差値とは算出方法も母集団も異なります。そのため、この記事で紹介した三重県公開模試の数値と直接比較することはできません。
塾選データで見る四日市高校入学者の偏差値推移は次のとおりです。
【塾選データで見る四日市高校入学者の偏差値推移】
| 時期 | 偏差値の平均 |
|---|---|
| 学習開始時 | 56.7 |
| 受験直前 | 63.7 |
※塾選に寄せられた四日市高校入学者の口コミ25件(生徒本人・保護者の回答を含む)の平均値です。
学習開始時から受験直前にかけて、偏差値の平均は7.0ポイント上がっていました。これは25件の平均値の差であり、一人ひとりの入学者が同じだけ伸びたことを示すものではありません。
→三重県立四日市高等学校の合格者・不合格者のデータ比較はこちら
偏差値に頼らない四日市高校合格への対策

四日市高校の合格を目指すうえでは、模試の偏差値に加えて、三重県の後期選抜の仕組みと四日市高校の募集の形を理解しておくことが大切です。ここでは、出願や試験の準備に直接関わる3つの点を取り上げます。
国際科学コースと普通科の第2志望の活用
四日市高校の国際科学コースは、受検倍率が2倍を超える年が続いています。一方で、三重県の後期選抜では、同じ高校の別の学科・コースを第2志望にできます。
国際科学コースを目指す場合は、普通科を第2志望にするかどうかを出願前に決めておく必要があります。第2志望を書いておけば、国際科学コースに届かなかった場合でも、同じ四日市高校の普通科で合否を判定される道が残ります。
また、出願後に志願先を変更できるのは1回だけです。2027年度入試の志願変更の受付は3月4日(木)12時までなので、出願時点で第1志望・第2志望の組み合わせを固めておくことが大切です。出願や志願変更の手続きは在籍する中学校を通じて行うため、詳しい手順は中学校に確認しましょう。
2つのコースの違いを確かめる材料として、四日市高校は公式サイトの「受験者の方へ」のページで学校案内(パンフレット)2027を公開しています。中学3年生向けの学校説明会も、2026年度は10月3日(土)に開かれました。
参考:令和9年度三重県立高等学校入学者選抜実施要項 第3 後期選抜|三重県、受験者の方へ|三重県立四日市高等学校
国際科学コースの調査書120%枠の意味
後期選抜では、最初に調査書で「およそ募集定員に当たる人数」を選ぶのが標準の手順です。国際科学コースでは、この人数が募集定員の120%に広げられています。
この設定は、三重県教育委員会が「学力検査結果を重視して選抜する趣旨」と説明しているものです。調査書で選ばれる範囲が広がる分、学力検査の得点で上位に入った受検生が合格者になりやすい仕組みです。
ただし、調査書が選抜に使われないわけではありません。中学3年生の評定を一定の水準に保ちつつ、当日の学力検査で上位に入る力をつけることの両方が求められます。普通科は120%設定の対象ではないため、調査書の扱いがコースによって異なる点も押さえておきましょう。
参考:調査書により選ぶ人数を110%又は120%に設定する高等学校一覧(別表3)|三重県
前期選抜なし・5教科250点の後期選抜対策
四日市高校は前期選抜を実施していないため、受検の機会は3月の後期選抜の1回です。2027年度入試では、3月9日(火)の1日で5教科の学力検査を受けます。
学力検査は5教科とも50点の均等配点で、面接や作文はありません。合否の資料は、学力検査の得点と調査書が中心になります。特定の教科で大きく失点すると、ほかの教科で取り返すのは簡単ではありません。
各教科の試験時間は45分で、英語にはリスニングが含まれます。三重県の後期選抜の問題は県教育委員会が作成する共通問題なので、過去の県の問題で時間配分を練習しておくことが準備につながります。
参考:令和9年度三重県立高等学校入学者選抜実施要項 第3 後期選抜|三重県、令和9年度三重県立高等学校入学者選抜に関する各高等学校別実施要項(別表1)|三重県
四日市高校の偏差値・入試難易度に関するよくある質問

四日市高校の偏差値や入試について、受検生や保護者の方から寄せられやすい質問に簡潔に答えます。
四日市高校の学科・コース別偏差値の目安
三重県公開模試の2026年版の目安で、国際科学コースが65、普通科が60です。同じ学校の中でも、コースによって5ポイントの差があります。国際科学コースの値は、三重県公開模試の県立高校一覧に掲載された学校・学科の中で最も高い値です。
四日市高校の後期選抜の受検倍率の推移
2022〜2026年度の後期選抜では、国際科学コースが毎年2倍を超え、普通科は1倍を下回っています。2026年度は国際科学コースが2.51倍、普通科が0.72倍でした。ただし、国際科学コースの受検生は普通科を第2志望にできるため、普通科の倍率だけで難易度を判断することはできません。
四日市高校の前期選抜の実施状況
四日市高校は前期選抜を実施しておらず、入試は3月の後期選抜の1回です。2027年度入試の学力検査は3月9日(火)に行われます。
四日市高校の国際科学コースと普通科の併願
国際科学コースを第1志望、普通科を第2志望として出願することができます。三重県の後期選抜では、同じ高校の別の学科・コースを第2志望・第3志望にできる仕組みがあるためです。第2志望の書き方や扱いは、中学校に確認しておくと安心です。
四日市高校の合否判定での調査書の扱い
調査書では、中学3年生の「各教科の学習の記録」や「特別活動の記録」などが使われます。国際科学コースは、調査書で選ぶ人数が募集定員の120%に設定されており、学力検査の結果を重視する扱いです。普通科は標準の扱いです。国際科学コースを目指す場合は、中3の評定を一定の水準に保ちつつ、当日の学力検査で上位に入る力をつけることが求められます。
四日市高校と偏差値が近い三重県内の高校
三重県公開模試の一覧では、桑名高校の理数科、伊勢高校の国際科学コース、津西高校の国際科学科、四日市南高校の数理科学コースが近い偏差値帯にあります。普通科同士では、桑名高校と津高校の普通科がいずれも56です。なお、この一覧は三重県内の主要な県立高校が対象で、私立高校は含まれていません。そのため、県内すべての高校と比べた位置ではありません。
四日市高校の東大・京大などの合格実績
2026年は、東京大学に17人、京都大学に18人、名古屋大学に41人が合格しています。いずれも高卒生を含む数値です。国立大学では三重大学と名古屋大学の合格者が多く、私立大学では立命館大学・同志社大学・名城大学の合格者が多くなっています。
まとめ:四日市高校の偏差値と後期選抜の仕組みから現在地を確認

四日市高校の偏差値は、三重県公開模試の目安で国際科学コース65、普通科60です。前期選抜はなく、3月の後期選抜1回で、5教科250点の学力検査と中学3年生の調査書をもとに合否が決まります。
まずは模試の結果をコース別の目安と照らし、国際科学コースと普通科のどちらを軸にするか考えましょう。国際科学コースを選ぶなら、普通科を第2志望にするかを出願前に決めておきます。そのうえで5教科を偏りなく仕上げ、中3の評定も保つことが合格への準備になります。
執筆者プロフィール
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