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塾の体験授業って何するの?目的やメリット、流れを解説

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

「気になっている塾があるけど、入塾して本当に成績が上がるのかな?」「どのような授業をするのか、実際に試してみたい」と思っている方にピッタリなのが、塾の体験授業です。多くの学習塾で体験授業を実施しているため、塾選びの参考材料となるでしょう。 そこで今回は塾の体験授業を取り上げて目的やメリット、一般的な流れ、準備するものなどについて解説します。

目次

塾の体験授業とは?

塾の体験授業とはその名の通り、入塾を考えている子供たちが実際に授業を体験するものです。現在塾に通っている生徒の多くも、入塾前の体験授業を受けていますので、まずは気軽に受けてみることをオススメします。

体験授業を行っているかどうかは塾によってさまざまです。開催している塾では無料としているところが多いですが、中には有料となっているところもあるのでよく確認しましょう。また体験できる回数も塾によって異なります。

 

体験授業の目的

体験授業はどのような目的で開催されるのでしょう。

授業の進め方や雰囲気を理解する

実際に体験授業に参加している子供たちの多くが、授業の進め方や雰囲気を理解することを目的としています。塾に通おうと思っているほとんどの子供は成績アップや、志望校合格を目指していることでしょう。成績アップや志望校合格に直結するといっても過言ではないのが、塾の授業内容です。

現在日本にはたくさんの塾があり、それぞれでカリキュラムや指導方法は異なります。そして学習の成果を確実に出すためには、自分にピッタリ合った授業を提供する塾を選ばなければいけません

体験授業に参加することで、授業の進め方や雰囲気が本当に合っているのかどうかを理解できる機会となるでしょう。

他の生徒の様子を観察する

2つ目は他の生徒の様子を観察することです。特に集団型の塾では他の生徒と一緒に授業を受けることになるため、互いに何かしらの影響を与え合います。授業中にもおしゃべりが多い生徒がたくさんいるようでは、せっかく塾に通ったとしても思うような学習効果は得られないでしょう。生徒の勉強に向き合う姿勢などを確認することも、体験授業に参加する目的の一つです。

講師が子供に合っているかどうかを確認する

塾の講師と一口にいっても、考え方やパーソナリティは人それぞれ。生徒のモチベーションを上げるために常に優しく接してくれるような講師から、厳しく指導してくれる講師までいることでしょう。

どちらにしても、塾のカリキュラムや目標が自分に合っていたとしても、講師との相性が悪ければ塾通いは継続しません。実際に指導してくれる講師がどのような感じなのかを、体験授業で確認できます。

 

体験授業に参加するメリット

体験授業に参加するメリットは、入塾後のミスマッチを防ぐことです。前述したように一口に学習塾といっても、カリキュラムや対象となる子供像はさまざま。例えば同じ中学3年生を対象とした学習中でも、「学校の授業理解を目的としている」「最難関高校受験対策をする」「集団型で画一的に授業が進む」「個別型で一人ひとりのニーズに合わせて指導をする」など、中身はバラバラです。

ある程度の情報はホームページやパンフレットなどから取得していたとしても、やはり細かい部分は実際に授業を受けてみないと分かりません。上記で紹介した体験授業に参加する目的を達成していくことで、入塾後のミスマッチを防いで継続的に塾に通えるようになるのです。

 

体験授業の流れ

体験授業はどのような流れで行われるのでしょうか?続いては一般的な体験授業の流れを紹介します。

【1】予約

まずは予約です。体験授業に参加するためには、基本的に予約を取らなければいけません。

予約の方法は塾によって異なりますが、電話やメールの他、塾のウェブサイトから申し込むのが一般的です。電話で予約をする際は名前や住所、学年、体験を希望する日時や授業などが聞かれるため、あわてないように準備をしておきましょう。

また塾によっては入塾を検討している人向けに説明会を開催し、説明会終了後に体験授業を申し込むスタイルとしているところもあります。

体験授業を行っている期間は塾によってバラバラです。常に行っているところもあれば、期間を限定して行っているところもあります。

【2】来校

体験授業の予約が無事できたら、次は予約した日時に塾へ向かいましょう。

受付で体験授業を予約した旨を伝えれば、塾のスタッフが案内をしてくれるはずです。

【3】体験授業

体験授業の内容は塾によって異なります。集団型の場合は、他の生徒と一緒に特定の授業を受けることになるでしょう。知らない講師や知らない子供たちに囲まれて緊張するかもしれません。でも過度に緊張する必要はまったくなし。他の生徒も体験授業に参加したときは緊張していたはずです。講師から質問されて上手く答えられなかったとしても、恥ずかしがる必要もないので安心してくださいね。

個別型の場合は1対1や1対2など、塾が普段行っている指導スタイルで授業を受けられます。

【4】授業後面談

体験授業が終わった当日、または別の日に授業後面談を設けている塾は少なくありません。体験授業の感想が塾スタッフから聞かれ、また体験授業だけでは分からなかったことを質問できる機会となります。不明な点をすべて解消できるように、事前に質問事項をメモにまとめていくとスムーズですね。

もし入塾する意志があれば具体的なコースや受講科目、受講日時などの話しに進んで行くことでしょう。

体験授業で準備するもの

体験授業に行く際、いくつか準備しておくべきものがあります。

持ち物と服装に分けてチェックしていきましょう。

持ち物

まずは持ち物です。体験授業で持って行くべきものはエンピツや消しゴムなどの筆記用具一式、そしてノートです。

ただし塾から学校で使っている教科書や問題集、スリッパ、飲み物などの持ってきてほしいものが指定された場合、塾の指示に従うようにしてください。また体験授業当日に面談も行う際は、学校の定期テストの結果や模擬試験の結果、成績表なども持参しておくと良いですね。

服装

服装は基本的に何でもOKです。

私服や学校の制服など、多くの塾は子供の服装に指定をしていないため好きなものを着ていきましょう。教室内は温度調整がされていますが、念のために衣類調整ができるように準備をしていくと良いですね。リラックスして授業を受けられます。

授業後の面談で聞くべき内容

体験授業の後に行われる面談では、こちら側からいくつか聞いておくべき内容があります。

全部で3つ見ていきましょう。

子供の様子について

1つ目は子供の様子についてです。体験授業中の子供の様子について、塾のスタッフに尋ねてみましょう。

「良くやっていましたよ」「頑張っていました」など、誰にでも当てはまるような返答を受けた場合、もしかすると入塾をしても成績アップは見込めないかもしれません。誰にでも当てはまるような内容を話すということは、もしかすると子供をしっかり見ていなかった可能性があるためです。

「講師の目をしっかり見て授業を聞いていました」「分からないところは自ら質問をしていました」などの具体的な様子の返答を得られれば、一人ひとりをしっかり見てくれる塾と判断できるのではないでしょうか。

 

塾の理念

多くの子供や保護者にとって気になるのが「入塾して成績はアップするのか」「志望校への合格率はどのくらいあるのか」など、具体的な内容や結果ではないでしょうか。もちろんほとんどの人にとっての入塾目的が成績アップや志望校合格となるため、大切な要素です。

しかし本当に良い塾というのは、経営理念や教育理念がしっかりしているところ。根本的な理念がしっかりしているところは、自ずと指導レベルも高いものとなります。授業後の面談では塾の理念についても尋ねてみましょう。

 

ホームページを見て疑問・不安に思ったこと

最後はホームページを見て疑問や不安に思ったことです。インターネットが普及した現代では、ほとんどの人が塾のホームページを見てから体験授業を申し込んでいることでしょう。しかしホームページの情報だけでは、分からないところもたくさんあるはず。例えば塾によっては授業料を掲載していないところもあります。

カリキュラムや指導スタイル、合格実績、授業料など分からないところは遠慮せずに質問してください。事前にメモにまとめておくと、聞きたいことを全部質問できますね。

 

よくある質問

最後に体験授業でよくある質問をまとめたのでチェックしていきましょう。

Q.親も同行していいの?

まずは親も体験授業に同行しても良いのかどうかです。親が同行できるかどうかは塾によって異なりますが、基本的には問題はないと思って良いでしょう。子供が小学生で親も同行できる場合は、ぜひ一緒に行くようにしてください。授業も見学するのがおすすめです。

小学生はまだ判断能力が高くなく、どのような学習塾が自分にとって合っているのかどうかを見極められません。「良かった!」と入塾に前向きな感想があったとしても、実は「講師や他の友達とのおしゃべりが楽しかっただけ」というケースも珍しいことではないのです。

一方の中学生と高校生に関しては、基本的に子供一人で体験授業に参加しても問題ありません。授業が自分に合っているかどうかをある程度判断できる年齢のため、子供に任せても大丈夫ではないでしょうか。

ただし体験終了後の面談には保護者も参加するようにしましょう。コースの説明や授業料のことなど、細かい点について説明を受けてから、入塾するかどうかを最終的に判断してください。

 

Q.断り方は?

体験授業が終わった後、塾側から入塾するかどうかを聞かれるのがほとんどです。しかし中には「体験授業を受けてみたけど、雰囲気が合わなかった」などの理由で入塾を断りたいケースもあることでしょう。

執拗に入塾を促されるようなことはないので、入塾する意志がなければ素直に断ってしまって構いません。ただしいきなり断るのは気が引けてしまうため、まずは体験授業に参加させてもらったお礼を述べてから断ると良いですね。

「本日は授業に参加させていただいて、ありがとうございました。とても良い授業でしたが、子供のレベルには合っていないように感じました。せっかく授業を設定していただいて申し訳ありませんが、今回はお断りさせていただきます」といったように伝えると、角が立ちません。

「ちょっと考えます」「他の塾と迷っていますので」など、入塾する意志がまったくないのに曖昧な返答をするのは止めましょう。やんわりと断ったつもりでも、塾にとってみれば断ったうちには入らず、体験授業終了後も勧誘の連絡が来る可能性がありますから。

Q.体験授業はどのぐらい参加するのがよい?

体験授業は最低でも2か所は参加すると良いでしょう。複数の塾で開催される体験授業に参加することで、それぞれの良い部分や不足している部分が分かってくるためです。しかし多ければ多いほど良いわけではありません。あまりにも体験授業に参加する回数が多いと、子供にとって負担となってしまいます。

また比較する情報量が多すぎて、実際に通う塾を決められなくなってしまうでしょう。

まとめ

塾の体験授業は、入塾を考えている子供にとって絶好のチャンスです。授業がどのように進んで行くのか、教室の雰囲気、他の生徒の様子、そして講師との相性など、継続的に塾に通えるのかどうかを判断できる機会となります。体験授業を受けておくことで、入塾後のミスマッチを防げるようになるでしょう。

いくつかの体験授業を通して気になる塾を比較して、自分にピッタリ合った一つを見つけてくださいね。
 

執筆者プロフィール

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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