2024/03/26
公開

【教室長インタビュー】学習目的が明確になれば、合格は見えてくる|大学受験予備校「BLOOM(ブルーム)」

「大学受験」の目的を志望校合格とするのではなく、自分の将来を本気で考えるタイミングにしてほしい、と考える予備校があります。それが、大学受験予備校「BLOOM(ブルーム)」。長年、教育業界で経験を積んできたメンバーが立ち上げ、現在は神奈川県横浜市に教室を構えます。 大きな特徴は、キャリア教育と大学受験指導を融合している点。「何のために大学に行くのか」「なぜ勉強するのか…」を問いかけ、生徒自身が学習の目的を明確にすることを大事にしているのだそう。もう少し詳しく知りたいと思い、今回は大学受験予備校「BLOOM」で、教室責任者を務める西村さんにインタビューを実施。その想いについてお聞きしました。 【『ジュクセン』編集部・有藤】

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▼プロフィール

西村裕樹(にしむら ひろき) 大学受験予備校「BLOOM」 教室責任者

大学卒業後は、企業の新卒採用を支援する人材コンサル業に従事。企業支援を行なうと同時に、大学生の就職活動にも深く関わる中で、“就職活動における大学受験の重要性”を強く感じるように。大学受験のタイミングからアドバイスできれば、それぞれが持って生まれた価値を引き出すこと・発揮することの手伝いができるのではと考え、塾講師に転職。全国300以上を運営する『武田塾』で高い実績を残し、現在は大学受験予備校「BLOOM」 教室責任者として活躍中

「学習目的」を明確にするから、やり続けられる

――大学受験予備校「BLOOM」が大事にしている“考え”について教えてください。

私たちが大事にしていることは、生徒それぞれが、自身の「学習目的」を明確にし、自ら主体的に学習に取り組めるようにサポートすることです。

多くの大学受験予備校は、合格実績を最重要項目に掲げ、志望校合格に向けたカリキュラムを提供しています。もちろん、予備校ですから大学に合格することは重要です。しかし、本当に大事なことは、その大学に行って何を学びたいのか、どのようなスキルを身に付け社会でどのような活躍をしたいのかだと考えているのです。

少し極端な例ですが、たとえば、ある学生から大学合格に向けて偏差値30アップを目指したいという話があったとします。その時、私たちは偏差値を上げるだけのプランニングを立てることは可能です。これまで培ってきたノウハウ・知識をフル活用すれば、そう難しいことではないと考えています。ですが、最終的に、合格/不合格の分かれ目になるのは、その本人自身が、プランニングされた学習をその通り、やり続け、やり遂げられるかどうかです。やり遂げるためには、自分の未来を見据え、「自分自身はどうなっていきたいのか」という明確な自分の未来への意志が必要です。その意志が、「学習目的」となり、誰のためでもない自分自身のための受験勉強になると考えています。

――明確な目的があるからこそ、やり続けられると。

おっしゃる通りです。ですから、大学受験予備校BLOOMでは、「学習目的」を明確にするためのプログラムをいくつか実施しています。例えば、「VISION CAMP」や「キャリアコーチング面談」などです。

「VISION CAMP」は、「将来の自分の理想像を描き、未来のVisionを明確にする」ためのキャリア教育プログラムです。ほかの誰でもない「自分がどうしたいのか」と向き合います。大学を目指すことに対して、ふわりとした動機で終わるのではなく、自分の長い人生の中での受験勉強の意味や価値をとことん考え抜いていきます。自分の理想の未来を描き、そのための”通過点”として、最終的に大学合格の決意を固めることがこのプログラムの目的です。

「キャリアコーチング面談」も目的は同じです。「自分がどうしたいのか」を明確にするために、個別で向き合います。他の誰でもない「自分がどうしたいのか」という問いから、大学受験を考え、「学習目的」を明確にするので、自分自身が100%納得して、主体的に受験勉強に向かうことができるのです。

社会人による講習会で、未来を描くきっかけを

――面白いですね。ですが「学習目的」というのはそう簡単には見つからなそうです…

確かにそうだと思います。「学習目的」を明確にするためには、自分の未来の理想像をありありと描いていく必要がありますが、そのためには、「情報」が必要です。そこで、私たちは、自分の未来を描くための「情報」を得る機会として、『キャリゼミ』というプログラムを主宰しています。

これは、実際にビジネスの現場や社会で活躍する方々をお招きし、高校生、受験生向けに特別講習を行っていただくというものです。話し手の方は、起業されて自身でビジネスを手掛けておられる方、企業で勤務されている方、時には、教え子で社会に出ておられる方々など、実にさまざまです。皆さん、自分の理想の未来を描き、そこに向かって日々奮闘されている方ですし、その考え方や目標達成に向かう姿勢などは、受験合格のための姿勢とも非常につながりますし、あらゆる業界・職種の方々の話を聞く中で、自分の理想の未来を描くきっかけにつながるとも考えています。

世の中にはさまざまな仕事があるし、社会の変化によって常に新たな仕事が生まれています。情報を持っていなければ、将来どのような仕事をしたいかや、どんな自分になりたいかを考えることは難しいと思います。そういう点で、外部の社会人や大人の方々から話を聞くことは大きな意味があると考えています。

――なるほど。確かに、身近な人の話から“将来の仕事”を想像することは多くありますよね。では、次に、目的が見えてきてからの流れはどうなるのでしょう?

学習の目的が明確になると、進むべき大学や学部の候補が出てきます。そこからは、現状の学力を把握し、目指す大学までの差を埋めていく流れですね。大学受験予備校「BLOOM」がまず最初に行なうのは、一人ひとりに合わせた「スタディプランナー」の作成です。これは、志望校合格に向けた年間の学習計画をまとめたもの。年間・月間・週間での学習計画を立てることで、生徒も先生も状況が把握できますし、自分一人で勉強する時間も何をやるべきか迷うことがなく明確です。

さらには、毎日の学習振り返りとして『サイクルチェック』を実施しています。これは、LINEやオリジナル手帳を利用し、講師と生徒で毎日の学習状況・メンタル面の共有をしています。毎日を振り返ることで成長を実感できる、日々の不安や悩みなどをすぐに相談できるなど多くのメリットがあると考えています。

自分の未来が描けると、驚異的なパワーを発揮する

――実際のところ、目的が明確になったからといって、生徒は大きく変化するのでしょうか。

もちろん最終的には、生徒次第ですが、大学受験予備校「BLOOM」に来ていただいた多くの生徒やその保護者の方が、自身の変化を感じられています。これまで勉強といえば、親や先生から言われてやるものと、どこか受身的に思っていた生徒さんたちが、学習や将来のことを自分事として考えたときに、本当に驚くようなエネルギーを発揮するんですね。

ある生徒の話なのですが、大学受験予備校「BLOOM」に入った当初、その生徒の成績は学年で下から2番目でした。ですが、私たちが提供しているカリキュラムを通して大学受験に取り組んだところ、自分の未来を描くことができ、3カ月で学年成績が150位アップするという驚異の成長を見せてくれたたことがありました。

あとは、シンプルにみんな楽しそうです。将来の希望や夢の話をピュアに話をしている生徒たちの表情は明るく、とてもいきいきしていますね。自分の考えを気兼ねなく言葉にできることは、想像以上に気持ちがいいものなんだと思います。そして、その想いが言語化され勉強とつながったとき、大きなパワーを発揮するのだと感じています。

――最後に、大学受験予備校「BLOOM」が目指すことについて教えてください。

大学受験予備校「BLOOM」は、まだ立ち上がったばかりですが、代表を務める高橋も私も、これまで長きにわたって教育業界に身を置き、数多くの経験を積んできました。だからこそ、見えてきたことがたくさんあります。

合格はもちろん、大学受験を通して、本当の意味で自分自身や自分の将来と向き合って、納得した人生の第一歩を踏み出せるように、そして、1人ひとりが本当の意味で「自分らしく」自分の人生の舵を自分自身が取っていけるように、全力でサポートしていきたいですね。

――本日はお忙しい中、ありがとうございました!

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塾選(ジュクセン)編集部

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