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高3の春休みの勉強時間は?

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

大学受験学年を迎える新高校3年生にとって、最後の春休みはとても重要な時期。過ごし方に配慮することで、志望校合格にグッと近づけるようになるでしょう。今回は新高校3年生向け春休みの過ごし方について、1日の勉強時間の目安や科目別の学習法などと一緒に紹介します。

目次

高3向け春休みの過ごし方

新高校3年生の中には、これまでにまともな大学受験勉強をしてこなかった子どももいるかもしれません。「いまから勉強をスタートして間に合うのかな?」と不安に感じることもあるでしょう。

現在の学力や志望校のレベルにもよりますが、春休みから大学受験を意識した生活を過ごすことで、十分合格圏内に入ることは可能です。以下で紹介する6つのことを意識して過ごすようにしましょう。

志望校の情報収集をする

高校3年生の4月以降は、本格的な受験勉強がスタートします。学校の授業に加えて塾や自宅での学習時間も増えることから、ゆっくりと志望校を検討する余裕がないかもしれません。そのため新高校3年生の春休み中に、志望校の情報収集をしておくことが大切です。

大学のホームページや複数の大学の情報がまとまったサイトを見るだけでなく、大学で開催しているオープンキャンパスや各種イベントにも積極的に足を運んでみましょう。オープンキャンパスと聞くと夏休みに開催しているイメージがありますが、実際には1年中おこなっている大学も少なくありません。

大学のキャンパスや建物、設備を目で見たり、先輩から大学生活についての話しを聞いたりすることで、志望校のイメージが固まっていくはずです。

できれば春休み中に、志望校を絞っておいてください。大学や学部・学科によって、入試科目が異なるためです。春休みのうちから勉強する科目を明確にしておくと、4月以降の受験勉強にムダが生じません。

年間スケジュールを立てる

ある程度の志望校と勉強するべき科目が絞られたら、年間の学習スケジュールを立てます。現在の学力と志望校とのレベルにどの程度差があるのか、どの科目に重点を置いて勉強する必要があるのかを考えながら、合格に向けたスケジュールを立てていきましょう。

年間スケジュールなので、大雑把なもので構いません。「夏休みまでに基礎力を身に付けておく」「夏休み中は苦手科目を克服する」「夏休み以降は、大学入学共通テストの問題演習をくり返す」などです。

作った学習計画は、必ず第3者にチェックしてもらいましょう。学校の先生や塾の講師など、大学受験に精通している人に見せて、必要なアドバイスなどをもらってください。

苦手・できない科目を克服する

受験を予定している大学入試で、苦手な科目やできない科目が課されることがわかっている場合、春休み中にできる限り克服するように努めましょう。

特に国公立大学を目指す際は入試科目が多くなるため、4月以降は苦手科目の克服に十分な時間を割けないかもれしれません。また英語と数学を苦手な高校生も、春休み中から克服に向けて勉強を始めてください。英語と数学は積み上げ式の科目で、短期間の集中学習では十分な克服は期待できないためです。

志望校や共通テストの過去問を解いてみる

4つ目は志望校や大学入学共通テストの過去問を解いてみることです。春休みの段階では学力が十分でないことから、わからない問題が多かったり、全部解き終わっても合格点に達していなかったりするかもしれません。

現段階で大切なのは、入試問題の雰囲気をつかむことです。どのような種類の問題が出題されるのか、問題量は多いのか、そして現時点との学力差を理解することが目的です。入試問題の大まかな傾向を理解することで、今後の学習をどのように進めていけばよいのかわかるようになるでしょう。

長時間勉強できる習慣を身に付ける

高校3年生になると、これまでよりも勉強時間がグンと増えるのが一般的。夏休みや受験直前になると、1日10時間以上の自主学習も普通です。

しかしこれまでに長時間勉強した習慣がない子どもが、いきなり1日10時間の勉強するのは非常に困難なこと。1日目や2日目は勢いで達成できるかもしれませんが、その後は不完全燃焼に終わってしまうことが予想されます。

長時間勉強できる体質を身に付けるためには、普段からコツコツと勉強に取り組み、少しずつ学習時間を延ばしていくしか方法がありません。春休みはまだ比較的余裕があるため、長時間勉強できる習慣を身に付けられるように毎日机に向かうようにしましょう。

スキマ勉強も習慣化させる

最後はスキマ勉強も習慣化させることです。まとまった勉強時間を確保し、机に向かわなくてもできる勉強はたくさんあります。

普段の生活をふり返り、どこにスキマ時間があるのかを考えてみましょう。通学するときの電車の中、部活動の休憩中、お風呂に入っている間など、勉強に活用できる時間がたくさんあるはずです。

特にまだ部活動に取り組んでいる子どもは、まとまった勉強時間を確保できないかもしれません。春休みのうちからスキマ時間の勉強を習慣化させておくことで、時間をムダにすることなく勉強を進められるようになります。

新高3 春休みの効果的な勉強法|科目別

春休み中に新高校3年生が取り組むべき科目は、子どもによって異なります。

たとえば国公立大学を目指す場合は文系・理系に関わらず、国語・数学・英語・理科・社会の5教科が必要です(2025年以降は情報も加えた6教科)。一方私立大学の場合は、一般的に文系では国語・英語・社会、理系では数学・英語・理科の3教科が基本となります。

春休みは期間が短いことから、あれもこれもと手を出さず、重要な科目に絞って勉強するようにしましょう。特にカギとなるのが英語・数学・国語の3つになりますのでこの3教科に絞って各科目の勉強法を見ていきましょう。

英語の勉強法

英語は文系と理系、国公立と私立志望を問わずに必要となる最も重要な科目です。入試における配点も高く設定されていることが多く、ほとんどの大学が重要視しています。

一方で英語は積み上げ式の科目であることから、短期間の学習で大きく成績をアップさせることができません。特に英語を苦手とする新高校3年生は、比較的余裕のある春休み中に取り組んでおきましょう。

志望校のレベルによって春休み中の目標はさまざまですが、まずは高校2年生までに習った単語と文法を完璧に仕上げておくのが理想です。

単語と文法はどちらも長文読解やリスニング、英作文などの基礎となるもの。単語や文法の知識があいまいなままでは、いくら長文読解やリスニングの練習をしても学力アップは望めません。

単語は教科書や単語帳を活用して、毎日コツコツと覚えていきましょう。単語の意味を和訳するだけでなく、日本語から英単語を想像できるようにすることが大切です。

文法は参考書などで単元ごとの概要を一通り理解した後、問題演習に取りくみます。間違えた箇所は解説をよく読み、必要があれば参考書に戻って学習し直してください。解説と問題演習を交互にくり返すことで、文法力が身に付いていきます。

数学の勉強法

理系の高校生は国公立と私立を問わず、数学が必須です。また国公立志望の文系学生も、大学入学共通テストで数学が求められるでしょう。

数学も英語と同じように、積み上げ式の科目です。数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲと科目数も多いため、特に苦手とする高校生は春休み中の学習が欠かせません。入試に必要な科目に沿って、これまでに勉強した内容を一通り復習してみましょう。復習する中で苦手な単元や分野が明確になってくるはずです。

苦手な単元・分野がわかったら、教科書や参考書の該当箇所をよく読んでください。基本的な概念を理解したら、簡単な問題からチャレンジしていきましょう。同じような問題を数多く解くことで、典型パターンが出てきた際にすぐに対応できる力が身に付きます。

国語の勉強法

最後は国語です。文系の高校生は必須、また国公立志望の理系も大学入学共通テストで国語が課されます。

国語は現代文・古文・漢文の3つに分けられ、短期間で得点アップが望みにくいのが現代文です。そのため特に現代文が苦手な場合、春休みから現代文の学習に取りかかっておくとよいでしょう。

現代文の攻略で欠かせないのが、読解力の習得です。実際に文章を読んで問題を解き、答え合わせをします。答えが間違っていた場合は解説をよく読み、解答にいたった理由と根拠を細かくチェックしてください。もう一度文章と問題に目を通し、自分でも解答へいたった理由や根拠を説明できるようにしましょう。

多くの問題で上記のトレーニングをくり返すことで、読解力は確実に上がっていくはずです。また文章を読み始める前に、設問を読むクセも身に付けておきましょう。何が問われているのか、特にどこに着目して文章を読んでいけばよいのかがわかり、読解効率が大きくアップします。

新高3 春休みの勉強時間は?

大学受験を視野に入れた場合、新高校3年生は春休み中にどのくらい勉強すればよいのでしょうか?

具体的に必要となる勉強時間は、子どもによって異なります。すでに志望校合格に必要な学力があり、私立大学志望で受験科目が少ない場合は、ガツガツ勉強する必要はないかもしれません。

反対に基礎学力も身に付いておらず、国公立大学を志望する場合は、長時間の学習が必要となります。1つの目安となるのが、1日5時間です。4月以降の長時間学習に慣れていくためにも、1日5時間の勉強時間をキープできるように頑張りましょう。

基本的な学習習慣が身に付いていないと、「1日5時間も勉強できない!」と感じるかもしれません。しかし必ずしも5時間続けて勉強する必要はなく、たとえば午前中と午後に2時間ずつ、夕食後に1時間など、1日の中で勉強時間を小分けにすれば達成できるはずです。

もちろんすでに十分な学習習慣が身に付いている子ども、長時間の学習に慣れている子ども、難関大学を目指している子どもは、1日5時間以上の勉強をしても構いません。体調を壊さない程度に学習量を増やすことで、志望校合格にグッと近づきます。

新高3 大学受験におすすめの春期講習

「自分一人では勉強に集中できない」「苦手科目の勉強方法がわからない」といった悩みを持っている新高校3年生は、塾や予備校で開催している春期講習へ参加するのがおすすめです。「基礎学力の育成」「苦手科目の克服」「大学入学共通テストの問題演習」など、講習やコースによってさまざまなカリキュラムが準備されています。

ジュクセンがおすすめする、大学受験に適した春期講習は次の通りです。

  • 東進ハイスクール/東進衛星予備校
  • 個別教室のトライ
  • 大学受験ディアロ
  • 坪田塾
  • 河合塾マナビス
  • 個別教室の明光義塾
  • 東京個別指導学院
  • 難関私大専門塾マナビズム
  • 個別指導塾スタンダード
  • 河合塾

個別指導、集団指導、映像授業など、指導スタイルごとに特徴や主な対象者は異なるため、子どもの学習ニーズや性格などに合わせて選ぶとよいでしょう。

春期講習の詳細はこちらの記事でも解説しています。

高校生の春期講習おすすめ10選!選び方や塾ごとの特徴を解説

まとめ

受験学年となる新高校3年生にとって、最後の春休みは志望校合格に向けた大切な時期。短い期間の中でも受験を視野に入れた過ごし方を意識することで、4月以降の受験勉強をスムーズに進められるようになるでしょう。

今回紹介した過ごし方や勉強法も参考にして、短い春休みを有意義なものにしてください。

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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