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2022/06/10
公開

8畳一間の個人塾から、日本民間教育協議会会長へ。目指すは、民間と学校の垣根を超えた教育

三重県で数十校舎を運営する『安藤塾』を、22歳のときにスタートさせた安藤大作さん。たった一人で始めた私塾がわずか数年で、看板やパンフレットなど広告宣伝することなく、口コミだけで300名を超える生徒が集まる名物塾となりました。「特別なメソッドやノウハウはありません。子どもたちの“思い込みのカラ”を破ることで、無限の可能性が広がると信じ、一人ひとりに向き合ってきただけ」と語ります。 現在は塾の運営だけでなく、全国学習塾協会会長、日本民間教育協議会会長を務める安藤さんに、これまで取り組んできたこと、これから目指す教育についてお聞きしました。【『ベスト塾ガイド』編集部 奥澤】

▼プロフィール
安藤大作(あんどう だいさく)

大学卒業と同時に22歳で『安藤塾』を開業。口コミが広がり数年で生徒数300名を超えるまでになり、三重県内に十数校舎を展開する県内トップクラスの塾へと拡大。塾に限らず、保育園、学童施設、サッカークラブチームも設立。地元テレビ番組や地元FMラジオ局でも番組を持ち、子育て・教育に関する情報を発信し続ける。経済産業省委員、文部科学省委員を経験し、現在は「全国学習塾協会会長」「日本民間教育協議会会長」「みえの学力向上推進会議委員」も務めている。

個人塾の経営から、全国学習塾協会会長まで

——『安藤塾』は、安藤さんが個人塾としてスタートされたとお聞きしました。

『安藤塾』は、私が22歳のときに立ち上げた個人塾が始まりです。8畳一間の教室で、「みんな無限の可能性を持っている」「子どもたちに勇気を持って未来を切り拓いていってもらいたい」…そんな想いで始めました。立ち上げた当初は看板もなく、パンフレットもない状態でのスタートでしたが、情熱を持って子ども達と向き合う中で少しずつ評判が広がっていき、ありがたいことに数年で生徒数は300名を超えるまでになったのです。

校舎数も増え、現在では三重県を中心に十数校舎を運営しています。他には、塾に限らず保育園や学童施設の経営、地域サッカークラブの運営にも携わってきました。勉強だけを「教育」と捉えるのではなく、子どもを取り巻く環境全体から教育について考えていく中で、さまざまな場面でお声がけをいただくようになり、経済産業省委員や文部科学省委員、地元FM局で自身のレギュラー番組を担当など活動の幅を広げてきました。

——現在、安藤さんは「全国学習塾協会会長」「日本民間教育協議会会長」も務められていらっしゃいます。どのような団体なのでしょうか。

全国学習塾協会は、民間教育を担う団体・個人として、お客様に信頼されるよりよい学習塾業界の確立をめざしている組織です。塾団体において唯一の公益法人であり、具体的には自主ルールの普及推進、学習塾業者のコンプライアンス活動支援などに取り組んでいます。学習塾は、教室を始める上で特別な許可が求められないからこそ、全国学習塾協会が担う役割は大きいと考えています。

もう一つ「日本民間教育協議会」は、教育の国際化、主体性と創造性をもった人材育成の観点から民間教育を考えていく組織です。学習塾といった特定の教育サービスに偏ることなく、ピアノやダンス、スイミングといったあらゆる習い事までを「民間教育」と捉え、子どもや国の未来、そして社会に貢献していきたいと考えています。

——活動の範囲を広げていく中で、安藤さんが「目指す未来」に変化はあったのでしょうか?

その時々で活動のステージは異なりますが、私が成し遂げたいことは今も昔も変わりません。

一人で塾を始めた当初、実現したかったのは子どもたちの「思い込みのカラを破りたい」ということ。これまで育ってきた環境から作られた半ば無意識的な思い込みを取り払うことで広がる世界の素晴らしさを伝えたかった。この人生の主人公は自分である、自分は何にでもなれる、無限の可能性が広がっている。一人ひとりの子どもにそんな勇気を届けたくて、ここまで走り続けてきました。

両親と一緒に暮らせなかった幼少時代

——“思い込みのカラ”を破る大切さを知ったのは、どのような体験からでしょうか。

私自身の話になりますが、私は家庭の事情から、幼い頃に両親と暮らすことができませんでした。まだ小さな子どもですから、親が近くにいないことは悲しいし、寂しい。学問や運動などに打ち込んで学校生活を充実させてみても、目の前の辛さを忘れられるのは一時のものでした。精神的にはずっと孤独だったように思います。その後、両親への不満を抱えたまま大学に進学し、4年生のときには、自らの存在価値に悩み続ける日々が続きました。まさに出口のないトンネルを彷徨っている状態で、「なぜ自分は生まれてきたのか?」「なぜ母親は自分を愛してくれなかったのか?」…これまで我慢し、言えなかった想いをノートに永遠と書き綴っていったのです。

そして、もう我慢の限界となったとき、私はそのノートと共に母親に自らの気持ちを伝えることにしました。目の前に座る母親に向かって、長きに渡って言えなかった想いを全て吐き出したとき、私はこれまでに体験したことのない感情を得たんです。

いま、目の前にある人生は誰の物でもなく、自分のものであること。自分を取り巻く環境を、どう捉えるかは自分次第だということ。そう思えるだけで、心が穏やかになり、毎日を前向きに生きられることに気づいたんですね。母親に全ての気持ちをぶつけた翌日、自宅の窓から見た外の景色がまるで違って見えたことを、今でも鮮明に覚えています。

——ご自身の体験を通じて、子ども達にも勇気を持って人生を歩んでもらいたいと思うようになられたのですね。

ですから、誤解を恐れずに言うならば、私は『安藤塾』の運営にこだわる必要はないのだと思っています。これまで私が、保育園の経営、サッカークラブの監督、全国学習塾協会会長、日本民間教育協議会会長…とさまざまな活動に取り組んできたのもそんな背景があってです。チャネルは変われど、貫く信念は変わらない。教育に関するあらゆる場面から、子ども達が思い込みのカラを破り、自分たちの未来を切り拓く手助けをしていきたいですし、それが私の使命なのだと思っています。

過去にこんな生徒がいました。二人姉妹の長女で、受験が近づくにつれて手が震えるほど緊張を表すようになったんです。よくよく話を聴いてみると、緊張の原因は「両親からの期待」でした。長女であるその子は、受験に合格しなければ家庭での自分の居場所がなくなると思い込んでいたんですね。自由にのびのびとしている妹と比較し、自分のキャラクターを無意識的に創り上げていました。これがまさに“思い込みのカラ”です。親御さん含めて話し合いをすることで、その生徒の緊張を解くことができたんです。

メディアで取り上げられ、講演会をするようになった頃あたりから“メソッドは?”“教育のコツは?”と問われる機会が増えてきました。でも、そのたびに私はコツはありません、と回答するんです。子どもによって状況は違うし、抱く感情もさまざま。私の指導は、その子の心に寄り添いながら、本当の課題を見つけて解決していくものだからです。

民間教育と学校教育の垣根を超えて

——これから実現していきたいことについて教えてください。

塾、ピアノやスイミングなどの習い事、学校教育…と視野を広げ、子ども達を取り巻く環境全体から教育を考えていく中で、最大の課題は「民間教育と学校教育の垣根」だと捉えています。その理由は明確で、多様化する社会のニーズに応えられる人材を育成していくには、民間教育と学校教育の垣根を取り払い、ワンチームとなって子どもの教育を考えていかなければならないからです。

何もこれは学校教育を否定することではありません。学校で体験した学びをより深く、より広く追求したいと考えたときに、民間教育が支援していく。そんな体制が作れたらよいのではないでしょうか。

ありがたいことに、今、私はそういった制度設計に携わる立場にあります。大きな枠組みから「教育の在り方」そのものを変えていく。そういった取り組みの一つひとつの積み重ねが、子どもたちの明るい未来につながっていくと信じています。

※上記は2022年6月取材時の内容になります。

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