2024/03/26
公開

将来の可能性を最大化させる学習プログラム。「社会での活躍」を見据えた学習塾【モチベーションアカデミア】

中学生・高校生を対象に、東京・神奈川・大阪・兵庫に7教室+オンライン校を展開している『モチベーションアカデミア』。塾名からも分かるように、同塾が重視しているのは、生徒一人ひとりの“モチベーション”。それぞれが自立的かつ主体的に勉強に取り組む力を養う場を目指しているといいます。 今回は、『モチベーションアカデミア』副代表の横山さんに、独自の学習システムや取り組みについてお聞きしました。

目次

目次を全て表示 
目次を一部非表示 

▼プロフィール
横山 翔一(よこやま しょういち) モチベーションアカデミア副代表

神奈川県出身。早稲田大学卒業。大学在学中にモチベーションアカデミアのインターンに参加したことをきっかけに卒業後は『モチベーションアカデミア』に新卒入社を決める。スクールマネージャー、新校舎の立ち上げなどを経験し、現在は副代表として『モチベーションアカデミア』の運営全体に携わる。

「社会で必要な力の習得」までが指導範囲

——まずは『モチベーションアカデミア』の概要について教えてください。

『モチベーションアカデミア』は、東京・神奈川・大阪・兵庫を中心に7校舎、そしてオンライン校を展開してる学習塾になります。生徒の構成は、教室によっても多少異なりますが、全体でみると中学生が4割、高校生が6割程度。また「中高一貫校」に通われている生徒が多いのも特徴の一つだと思います。中学生で見ると、9割が「中高一貫生」に該当していますね。

——中学受験を終えて、『モチベーションアカデミア』に通われていると?

中高一貫校の悩みに“中だるみ”というものがあります。保護者の方から「中学受験を終えてからは、全く勉強をせずにどんどん成績が落ちてしまって…」と相談を受けることも少なくないのです。私たちも特別「中高一貫生」に限定しているわけではないのですが、中学・高校の6年間を『モチベーションアカデミア』に通うことで、充実した時間にしてほしいとお考えの親御さんが多くいらっしゃるように感じています。

——充実した時間…どういうことでしょう?

中学受験を経て、「これから自分は何をしたいのか?」「どのようなことにチャレンジしてみたいのか」…改めて自分自身と向き合い、将来の夢を見つける。そういった時間と捉えていますね。そこに対して、『モチベーションアカデミア』が目指しているのは、成績向上や志望校合格に必要な知識や解答力、いわゆる“テクニカルスキル”だけではありません。目標に向かって頑張るモチベーション、受験に対する前向きな姿勢、学習・生活の管理力…といったスキルを身に付けるところまでを指導範囲としています。

——受験で必要な力だけではないんですね。

おっしゃる通りで、私たちは「社会で活躍するための力」と定義しています。『モチベーションアカデミア』では、高校受験・大学受験のその先にある「社会での活躍」を見据え、生徒一人ひとりがビジョンを描き、目標に向かって主体的に行動していけるようサポートしていきたいと考えているのです。

将来の可能性を最大化させるオリジナルプログラム

——具体的には、どのような学習システムなのでしょうか。

授業の面でいえば生徒一人ひとりにあわせた学習カリキュラムをご提案し、「完全1対1の個別指導」の勉強スタイルによって学習効果の最大化を実現しています。同時に学習サポートの面でいえば、週1回の「個別カウンセリング&コーチング」を行なっています。

——「個別カウンセリング&コーチング」というのは?

担任との面談を実施していて、ここでは学習状況や理解度を確認するのはもちろん、自らの目標を言語化し、担任としっかり話し合います。その結果、目標に向かって計画的かつ積極的に挑み続ける力を養っていく時間になるのです。あわせて、保護者の方との連携も強化していて、面談での内容についても報告。お子さんの現状や今後の学習方針、ご家庭でのフォローについてお話する時間を設けているんです。

——なるほど。個人に深く関わる印象を持ちました。

それはあると思います。成績を上げる、というよりは、一人ひとりの生徒を理解するといったほうが近いかもしれません。実際に入塾前には1時間、場合によっては2時間近く個別カウンセリングを行なっていて、お子さんの状況をしっかり把握することから始めます。どのような悩みを抱えていて、どのような希望があって、何につまづいていて…洗いざらいお話していただいた上で、適切なアプローチを、短期・長期の視点から提案しています。

さらに、オリジナルの「やる気タイプ診断テスト」を行ない、お子さんのタイプによってコミュニケーションの取り方も工夫しています。たとえば、宿題を出すにしても、声掛けによって生徒のモチベーションは変わります。ちょっと量を多めに出して「絶対にできるからチャレンジしてみよう」と伝えるほうがよいのか、「ここまでは絶対やってきてほしいけど、ここまでできたらすごい」と話すほうがよいのか…やる気が出る方法は、生徒によってそれぞれ。担任や講師が生徒を理解して、向き合うことがとても重要だと考えています。

——他にも独自の取り組みはありますか?

将来の可能性を最大化させる“オリジナルプログラム”があります。すでに社会で活躍されているプロフェッショナルや大学生との交流を通じて未来への選択肢を増やす「モチベーションゼミ」、興味関心に基づいて問いを立て、講師と研究を進める「わくわくBASED LEARNING」、異文化にふれることで視野が広がる「イギリス短期留学」(※)、グループワークや相互理解ワークを取り入れた2泊3日の「エントリー合宿」、社会問題や哲学的なテーマについてみんなで議論し、視野を広げる「i-Communityディスカッションイベント」…など多くの独自プログラムを用意しています。

(※)新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現在は実施を見合わせています。

——こんなに!しかも、どれも魅力的な内容です。

現役大学生から「どのような勉強をしているのか?」「大学はどのようなところなのか?」などリアルな話を聞くことで自分の大学生活がイメージできるようになったり、社会で活躍されている方々から失敗や苦労、そして成功するまでの話を聞くことで、自身の夢が見つかったり…今後の人生に大きな影響を与えるイベントばかりです。私はこのプログラムを通じて自分の夢を見つけた生徒をたくさん見てきました。

——印象に残っている生徒さんはいらっしゃいますか。

過去に、英語に対して強い苦手意識を持っている高校生の女の子がいました。性格は人見知りで、担任や講師にもなかなか心を開いてくれず、少しずつ関係性を深めていたところ、『モチベーションアカデミア』の「イギリス短期留学」に参加することになったんです。お母さんの勧めによって決めたところもあったので、本人としてはそこまで乗り気ではなかったんですね。

ところが、「イギリスの短期留学」を経て、その子の価値観がガラリと変わりました。留学先の語学学校にはさまざまな国の学生が集まっていて、そこでは多くの交流があり、新しい体験をしたそうです。留学最終日には海外の仲間たちとみんなでファッションショーをして、そこから彼女の夢は「海外でデザインを学ぶ」になりました。苦手だった英語にも、自分の夢を叶えるためには必要だから、と積極的に向き合うようになっていったんです。最終的にその子は、夢を叶えるべく、高校卒業後はアメリカに渡りました。

嫌いだからやらないのではなく、体験したからこそ得られる学びがある。価値観が変わり、可能性が無限に広がっていく。そんな瞬間を目の前で見たように感じています。受験のその先、社会に出てからのビジョンを描けた瞬間だったのだと、とても印象に残っていますね。

「イキイキとした個人」を応援する場所でありたい

——『モチベーションアカデミア』が目指す役割とは?

自分自身が変わった!新しい自分に出会えた!そんなきっかけが見つかる場所でありたいと思っています。担任や講師とのやり取り、共に頑張る友人とのコミュニケーション、これまでやったことがなかった体験…さまざまなチャレンジを通じて、自分の可能性を広げていく。体験してみて、もし“違うな”と感じたのだとしたら、それはそれで大きな学びだと思うんです。

自分自身を振り返ってみても、高校の時に“自発的に行動する”経験をしていて、そこで得た喜びや嬉しさはその後の人生に大きく影響していると感じているんです。

——横山さんはどのような高校生活を?

私は県内で最も自由と呼ばれる高校に進学して、本当に自由な毎日を過ごしました。制服も校則もなければ、時間割も自分で決めるような学校で。先輩に誘われて演劇を始めたら、すっかりはまってしまって、友人と演劇サークルを立ち上げたり、学校行事のほとんどは実行委員として参加したり…学校生活を謳歌していたんです。当時の私は、間違いなくイキイキとしていましたし、同時にそんな私を受け入れてくれた学校があったことが大きなポイントだったように思うんです。

——どちらか一方では成立しなかったと。

そう思います。そして、同じように『モチベーションアカデミア』は、やりたいと思ったこと「どうやって進めていけるんだろう?」と主体的に考えていける場所でありたい。そうやって行動した先には、次なる行動が生み出されていくはずです。これからも、一人ひとりが自分の力で未来を切り拓いていける「学習塾」を目指していきたいと思います。

取材後記

取材に対応してくださったのは、副代表の横山さん。「受験という体験を無自覚的に進めるのではなく、受験勉強のプロセスを“自分の経験”にしてほしいと思っています」との言葉が印象的でした。成績を上げるため、志望校に合格するため。もちろんそこは重要な指標にはなるけれど、受験では多くの力が磨かれると考えているそうです。自分で自分のモチベーションを上げる力、日々のタスクをやり遂げる行動力、テストまでの計画を立てるプランニング力、全体を俯瞰する力…社会に出てから必要となるスキルが磨ける良い機会なのだと言います。高校受験、大学受験の先にある社会を見据えたオリジナルの学習プログラムは、「人生を充実させるプログラム」なのかもしれないと感じられた取材でした。

【『塾選(ジュクセン)』編集部 有藤千夏】

※掲載内容は2022年10月時点の情報です。

注目記事

すべての注目記事を見る

新着記事

すべての新着記事を見る

塾選(ジュクセン)編集部

この記事を執筆した執筆者

塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

塾選(ジュクセン)編集部の記事一覧を見る