塾のための個別指導塾。“受験戦略”を保護者と共に作り上げる【中学受験　個別指導のSS-1】

中学受験に向けて大手進学塾に通っているけれど、第一志望合格に向けてもう一歩学力を伸ばしたい、学習課題を解決したい……。そんな生徒をサポートしているのが『中学受験　個別指導のSS-1』です。現在、東京・神奈川・大阪・兵庫に8教室とオンライン校を運営しています。 「大手進学塾の成績を最短で上げる」にフォーカスした授業内容や保護者との連携強化など、独自の取り組みについて副代表の馬屋原さんにお聞きしました。

▼プロフィール
馬屋原 吉博（うまやはら よしひろ）中学受験　個別指導のSS-1 副代表
大手進学塾や予備校にて、中学受験・高校受験・大学受験の指導経験を積んだ後、『中学受験　個別指導のSS-1』に入社。筑駒・開成・桜蔭など難関中学に多くの生徒を送り出している。『今さら聞けない！政治のキホンが2時間で全部頭に入る』（すばる舎）『CD2枚で古代から現代まで 聞くだけで一気にわかる日本史』（アスコム）等著書多数。

「大手進学塾での成績を上げる」個別指導塾

——『中学受験　個別指導のSS-1』について教えてください。

『中学受験　個別指導のSS-1』は、中学受験を目的とした1対1の個別指導塾になります。他塾と大きく異なるのは、生徒の9割以上が、SAPIX、四谷大塚、浜学園、日能研、早稲田アカデミーなどの大手学習塾にも通っている点です。中学受験を目指して、大手塾の集団授業を受けているけれど、なかなか成績が伸びない、苦手科目が足を引っ張っているといった学習課題を抱えている方や得意科目をさらに伸ばして志望校への合格確率を上げたいと考えられている方が中心です。

——「塾のための塾」ということでしょうか？

そうです。前提として、大手進学塾のカリキュラムは、長年にわたって改良が加えられており、志望校合格に向けた「最短かつ最強のツール」といっても過言ではないでしょう。ですから、大手進学塾での成績をしっかり向上させることが成功への鍵になるのです。『中学受験　個別指導のSS-1』では、その点にフォーカスした取り組みを行なっています。

——なるほど。実際の授業はどのような形になるのでしょうか？

一般的な塾のようにクラスごとの決まったカリキュラムがあるわけではありません。入塾時の学習カウンセリングによって一人ひとりの生徒の学習課題や理解状況を把握し、そこから授業内容や受講数を決めていきます。

もちろん、入塾時に決めた学習プランが継続するとも限りません。志望校合格に向けて課題は常に変わりますから、その都度、面談を実施し、保護者の方と相談しながら最適なプランを決めていきます。ですから、月に1~2コマの授業で十分な生徒もいれば、週2~3コマが必要な生徒もいて科目や時期によっても変わります。1コマ80分1万円からで、生徒が必要とする授業を受けていく形です。

——全ての授業が「1対1の個別指導」になるのでしょうか？

基本は完全1対1の個別指導になりますが、一部オンライン授業として少人数制の授業を実施しています。こちらは「最速シリーズ」と呼ばれるもので、原則として1回150分の授業で通常の個別指導と同じく、親御さんの視聴も歓迎です。大手進学塾で教わった授業に対してまだ理解が深められていない単元に対して、「分かりやすい解説で繰り返し説明する時間」をしっかり設けることで、成績向上を実現しています。授業の対象学年の中学受験が終わるまで、録画を繰り返し視聴できるのもポイントですね。

——オンライン授業にも取り組んでいらっしゃるんですね。

新型コロナウイルスの影響を受けてオンライン化には特に注力していますね。

2021年4月からは、人気の高い「最速シリーズ」を組み込んだ形で、有料会員制サービス「SS-1テラス」もスタートさせました。こちらは月額3,300円(税込)で会員登録いただくと、過去の「最速シリーズ」を40テーマ以上無料で受けることができ、気になるテーマを受講する場合も特別価格でのご利用が可能です。また、保護者の悩みを徹底解説している「オンライン保護者会」も人気のイベントとなっています。月数回、中学受験に精通したベテラン講師が家庭の悩みや最新の入試問題についてお伝えしています。

月例面談も電話もメールも、担当は講師

——「塾のための塾」という話はありましたが、大手学習塾での学習課題は何なのか。この把握がとても重要になりますね。

おっしゃる通りです。一人ひとりの学習課題を正しく把握していなければ、最適な学習プランを立てることはできません。ですから、『中学受験　個別指導のSS-1』では入塾時から徹底したカウンセリングを実施しています。ベテラン講師が保護者の方から目標や学習の課題、現状の不安や困りごとなどをしっかりお聞きして、成績向上を達成する計画を一緒に作り上げていくのです。

その後も、毎月講師との面談を実施して、テスト結果や家庭での学習時間、受講講座、使用テキストなどをチェックしながら、志望校合格に向けた学習プランを丁寧に見直していきます。『中学受験　個別指導のSS-1』では、クラスごとではなく生徒に合わせて学習カリキュラムを組んでいきますから、このような定期的な学習カウンセリングがとても大切になってくるのです。

——なるほど。しかも面談は講師が行うんですね。

塾によっては担任制を取っているケースも多々ありますが、『中学受験　個別指導のSS-1』では、講師が実施することにこだわっています。実際に授業を教えているのは講師ですし、その時の生徒の様子を間近で見ているのも講師です。保護者の方に、より正確な生徒の情報を伝えていけるのは、講師だと考えているのです。

——それだけのレベルが講師に求められるとも言えそうです。

そうですね。講師が保護者の方と約束しているのは、ストラテジー（受験戦略）の立案・実行の部分です。塾名にもある“SS-1”は、“Strategy of Success for only 1”の略でもあって、私たちが大切にしている点でもあるのです。

保護者と月1回の学習カウンセリングを行ったり、授業ごとに指導内容を詳細に記載した「指導レポート」をお渡ししたり、必要に応じて週に1度、電話での「週例コール」を行なったり……中学受験をどうプランニングするのか？どうデザインするのか？といった観点から、講師が生徒の受験をトータルにサポートしています。

些細な疑問や不安も解消できるようサポート

——きめ細やかな対応から、保護者の方との連携をとても大切にされている印象を持ちました。

小学校高学年は、大人と子どもの間にいるような多感な時期でもあります。「本人が受験をすると決めたから」と、全てを子ども任せにするのは少し乱暴すぎますし、だからといって親が全てを手助けしても、必ずしも本人がやる気になるとは限りません。特に反抗期を迎える年頃だけに、相談相手がお父さんお母さんではなくなってくるのも事実なのです。

だからこそ、私たちが中立的な立場から「集団授業塾の活用方法」や「入試の併願校」「講座選択」などのアドバイスはもちろん、家庭での不安や悩みなども含めてフォローしていく存在でありたいと考えています。保護者の方には、毎月の面談では日々の困りごとは全てこの場で解消しいただくようお願いをしています。

——ここまで見ていただけると保護者の方も心強いですね。

中学受験を終えた保護者の方からは、「何でも相談に乗ってもらえて、本当に救われた」「些細な疑問や不安も、全て話せる環境がありがたかった」といった言葉を多くいただきます。その話をお聞きして、保護者の方も悩んだり不安になったりしながら、手探りで中学受験に真剣に向き合っていらっしゃるのだと感じますし、私たちもその気持ちにしっかり寄り添っていきたいと思うんです。

そして、中学受験を終えたとき、全ての生徒と保護者の方に「中学受験をやってよかった」と心から感じてもらいたい。第一志望合格はもちろんですが、それを同じぐらい大事にしてもらいたい気持ちでもあるんです。『中学受験　個別指導のSS-1』での経験が、これからの人生をより充実させていく“学び”になるよう、私たちも努力を重ねていきたいと思います。

取材後記

今回取材に対応いただいたのは、副代表の馬屋原さん。取材では「授業は全て保護者の方にいつでも自由に見学いただけるようにしています」とお話ししてくれました。その理由は、講師は生徒のタイプやクセなどを理解した上で指導を行なっているため、保護者の方に実際に見ていただくことで、家庭学習を効果的にサポートするヒントにつながるとのことでした。実際に、全ての授業に同席される保護者の方もいらっしゃるのだとか。

毎月の学習カウンセリングやメールや電話での定期的なフォローなど、保護者との連携をとても重視している同塾。中学受験に向き合う上で、これも安心できる信頼関係が築かれる取り組みの一つなのだと感じました。

【『塾選（ジュクセン）』編集部 有藤千夏】

※掲載内容は2022年9月時点の情報です。