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生徒一人に講師一人。「完全1対1の個別指導」という理想の学習環境を形に。【進学個別指導塾TOMAS】

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

東京・神奈川・埼玉・千葉エリアに91教室を展開している『進学個別指導塾TOMAS』(以下『TOMAS』。最大の特徴は、完全1対1の個別指導である点です。1対2、1対3ではなく、なぜ1対1にこだわっているのか。完全1対1だから実現できる授業とは?その価値とは?『TOMAS』のこだわりと取り組みについて、現在ブロック長として18校舎を統括する扇谷さんに話を聞きました。

目次

▼プロフィール
扇谷洋平(おうぎや ようへい) ブロック長
大学卒業後、小学生・中学生を対象とした集団塾で講師・教室長を経験する。2008年より『進学個別指導塾TOMAS』自由が丘校にて勤務。現在は18校舎を統括するブロック長として活躍。

生徒一人と講師一人、対面式の個別指導

——『TOMAS』について教えてください。
『TOMAS』は、主に小学生・中学生・高校生を対象にした「完全1対1の個別指導塾」になります。私たちの指導スタイルのこだわりは「一つの部屋に生徒一人・講師一人」をお約束している点です。講師はホワイトボードを使って板書をしながら、目の前にいる一人の生徒のためだけに授業を行っています。

——学校の授業と同じような「対面式」なんですね。
一般的な個別指導の場合、講師が生徒の横に座って授業を行うケースが多いようですが、「対面式」にこだわり、教える側・教わる側の関係性を大事にしています。講師と生徒の距離感が近すぎると馴れ合いになってしまうし、遠すぎると生徒の様子が見えなくなってしまいます。『TOMAS』では、適切な距離を保ちながら授業を行っているのです。

——授業の80分、生徒は解説を聞くだけになるのでしょうか?
そんなことはありません。講師が解説をするだけ、反対に生徒が答えるだけといったどちらかに偏った時間ではなく、授業では発問と解説をバランスよく行います。講師が生徒に問いを投げかけ、生徒が答える。その答えを受けて、講師が解説をする…。80分の授業はこの繰り返しです。

生徒の正解/不正解だけを見るのではなく、「なぜこう思ったのだろう?」「なぜこういう解き方をしたのだろう?」をしっかり掘り下げ、生徒が自らの言葉で説明していくことで理解を深めていきます。

——講師の「発問」に生徒が答える時間を大事にされているのですね。
そうですね。集団指導塾でも発問の機会はあると思いますが、生徒数が多い分、いつも自分が当たるわけではありません。自分の順番が来るまでは緊張感が持てずリラックスして過ごしているなんて話もよく耳にします。それに対して、『TOMAS』では、発問の機会が圧倒的に多いです。それは学びの理解度や定着度に大きく影響する話だと考えています。

志望校に合わせて、入試問題を徹底対策

——完全1対1の個別指導の効果を感じられるのは、どのような場面でしょうか?
受験に向けた取り組みにおいて日々感じてはいますが、特に効果を発揮するのは「受験の追い込み時期」だと思います。その頃になると各生徒がそれぞれの志望校を定めていますから、各学校の入試問題に合わせた対策が必要になってきます。

この学校の問題構成はどうなっているのか、記述式に力を入れているのか、途中の式を大事にするのか…志望校の過去問を徹底的に分析し、戦略を立てていくことが「合格の鍵」になるといっても過言ではありません。言ってみるならば、個別指導でなければ勉強が難しい状況が増えていくのだと捉えています。

——なるほど。
今から10年ほど前に見ていた小学生の男の子で、駒場東邦中学を目指していた生徒さんがいらっしゃいました。学力を見てみると、偏差値は10以上ひらきがあってなかなか難しい挑戦になるなと感じていました。受験の年、秋になり第二志望・第三志望の学校も検討しつつ受験勉強を進めていたのですが、お母様からある申し出がありました。

それは「ここから先は、残り全ての時間を駒場東邦中学の対策のみにしてほしい」「たとえ、たくさんの中学に合格したとしても、通えるのは1校だけ。息子にとってのその1校は駒場東邦中学なのです」というお話でした。

——扇谷さんはどのような判断を?
非常に悩みました。第一志望がかなりのチャレンジになるのであれば、併願校の対策にも時間を割いて臨むのが一般的な考え方でしたから。しかし、お母様も息子さんにも強い気持ちがあって覚悟を決めていらっしゃった。それであれば、私達も「やるしかない」と心を決めました。そこからは、改めて「合格逆算カリキュラム」を作成し、100%の時間を駒場東邦中学のためだけに使い、入試問題に取り組んでいったのです。

——「合格逆算カリキュラム」とは?

これは、『TOMAS』全ての生徒に対して実施している合格のための学習計画です。志望校に合格するために必要な力と現在の力の「差」を埋めていくための戦略を立てていきます。大きな特徴は、一度作成して終わりではない点です。それぞれの志望校や授業の進捗や学習の理解度にあわせて、細かな修正を加えていきます。今回のケースも志望校に合わせて最適な「逆算合格カリキュラム」を作成していきました。

——結果はいかがでしたか?

見事、合格です!他の中学も受験をしたのですが、結局、合格したのは駒場東邦中学だけでした。これは極端な実例ではありますが、完全1対1の個別指導であればやろうと思えばここまでできるのか、と改めて自信を持てたエピソードですね。

「担任制」で責任を持って成績を管理

——他にも『TOMAS』の強みはありますか?
担任制によって生徒を管理している点です。生徒と保護者と講師との窓口になる担任の存在が他塾とは違う強みになっています。

たとえば、生徒に対しては定期的な生徒面談を実施し、学習や進路の相談に乗ったり、各科目の定着度を確認したりしています。保護者に対しては、保護者面談や電話報告を通じて、課題の共有や進捗報告。講師に対しては、講師面談を実施し、次回の授業計画や進捗チェックなどを行っています。このように生徒・保護者・講師の間に入ることで受験全体を客観的に把握し、管理していくことで第一志望合格までをサポートしているのです。

——チーム体制になっているのですね。

その結果として、『TOMAS』は高い合格実績を出してきました。これまで個別指導というと進学塾ではなく補習塾のイメージが強くありましたが、そうではありません。「完全1対1の個別指導」「合格逆算カリキュラム」「担任制による成績管理」などによって2ランク、3ランク上の難関校に合格している生徒が数多くいるのです。

現在は、東京・神奈川・埼玉・千葉エリアに91教室を展開するまでになりましたが、まだまだ通いたいけれど通えないという生徒さんがいらっしゃるのも事実です。今後も関東エリアを中心に年間2,3校舎の展開を考えています。一人でも多くの生徒から選ばれる塾になるべく、これからも努力を重ねていきたいと思います。

取材後記

今回取材に対応してくださったのは、ブロック長の扇谷さん。取材の中では「世の中に多くの塾がある中で、“良い塾”の定義をするとしたら、私は生徒のモチベーションを上げられる塾、やる気を引き出せる塾だと思っています」との言葉をもらいました。しかしながら、生徒がやる気を出すポイントはそれぞれ違います。一人ひとりの生徒の状況を正確に把握して、適切な言葉をかけなければならない難しさがあるのだとか。

生徒と1対1で向き合う学習環境であれば、生徒のモチベーションを上げる指導ができるのではないかと感じられた取材でした。

【『塾選(ジュクセン)』編集部 有藤千夏】

 

※掲載内容は2022年10月時点の情報です。

執筆者プロフィール

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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