2024/03/26
公開

授業では定着するまで繰り返し練習。教わるだけで終わらないから成績がアップする【代々木個別指導学院】

東京、神奈川、埼玉に70教室を展開している『代々木個別指導学院』。同塾が大事にしているのは、“認める・ほめる・励ます指導”です。フランチャイズ展開せず「全教室直営」にこだわることで、その理念を浸透させているといいます。 今回は、総合学習アドバイザーの辻さんに“認める・ほめる・励ます指導”について、『代々木個別指導学院』の成績アップ方程式について、話をお聞きしました

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辻俊樹(つじ としき)『代々木個別指導学院』小岩校 総合学習アドバイザー
社会人向け資格取得スクールの教室運営を経験した後、『代々木個別指導学院』へ。“認める・ほめる・励ます指導”を体現すべく、日々、生徒一人ひとりに向き合っている。

生徒と保護者の方とのコミュニケーションを重視

——最初に『代々木個別指導学院』の概要について教えてください。

『代々木個別指導学院』は、小学生・中学生・高校生を対象に東京、神奈川、埼玉で70教室を展開している学習塾になります。特徴の一つは、全70教室が直営であること。全ての教室において、当塾が創業当時より大事にしてきた“認める・ほめる・励ます指導”を実践しています。

——“認める・ほめる・励ます指導”とは?

私たちが重視しているのは、何から何まで人に頼るのではなく「自分で考える力」「自分でやりとげる力」を育てることです。そして、その力は、認める・ほめる・励ます指導で養われていくと考えています。

たとえ小さなことだったとしても、認められ、ほめられたから、自信につながっていくものです。できなかったことに注意を向けるのではなく、できたことに目を向けていく。「こんなことができるようになった」「あれもできた」…そのような経験をどれだけ積むことができるかが重要だと考えているのです。

——しっかりと生徒との様子を把握していることが大事になりますね。

おっしゃる通りで、“認める・ほめる・励ます指導”には生徒はもちろん、保護者の方とのコミュニケーションは欠かせません。そして、その役割を中心となって担っているのが「総合学習アドバイザー」になります。

生徒に対しては、自分が目指すゴールは何なのか、そのためには何が足りていないのか、今やるべきことが何なのか…本人が納得する形で話をしていきます。そして、学習だけに限らず、学校や友達のことについても多くの会話を重ねていくのです。生徒の少しの変化も見逃さない関係性があって初めて、“認める・ほめる・励ます指導”ができるのだと考えています。

——保護者の方に対してはどのようなコミュニケーションを?

保護者の方に対しては、電話にて塾での日々の様子を丁寧に報告していくようにしています。今日は表情が明るかった、5枚だったプリントが10枚できるようになった…そういったリアルな声を伝えることで、保護者の方も安心されるのだと考えています。

定期的に連絡を取っていく中で、それぞれの生徒の家庭での学習状況も見えてきます。しかも、保護者の方が抱えている悩みについても気軽に相談いただけるので、すぐに対処が可能です。どんな小さなことでも気軽に話して大丈夫なんだ、と思っていただける存在を目指していますね。

——保護者の方も塾での様子が見えると安心できますね。

それはあると思います。授業についていけてるのか?宿題はやれているのか?成績はあがっているのか?…学習の進捗度が分からない状況にならないよう、その時の生徒の様子をスピーディに伝えることが塾への信頼につながっていくのだと思います。

「ピッタリ教える」×「定着させる」で成績アップを実現

——授業スタイルについても教えてください。

『代々木個別指導学院』が提案する成績アップ方式は、「ピッタリ教わる」と「定着させる」の2つを掛け合わせることです。

「ピッタリ教わる」というのは、生徒一人ひとりのタイプや学習課題、生活習慣など、その生徒にピッタリ合った方法で学んでいくこと。勉強の仕方はもちろん、受講科目や授業頻度、家庭学習のやり方なども含めて、カリキュラム設計をしていきます。生徒の中には、「部活も頑張りたい」「習い事もあって週1日しか塾に通えない」というケースも少なくありません。その場合も限られた時間の中で、どうすればゴール達成が目指せるのかを一緒にプランニングしていくのがポイントです。

——もう一つの「定着させる」とは?

「定着させる」は、問題の解き方を教えて終わるのではなく、授業内に確認の時間を設け、教わったことが定着するまで徹底的に練習を繰り返すこと。テストで点数を取るには、教わっただけでは難しくて、実践でできるようになるまで何度も取り組む必要があるのです。この部分を宿題や課題にするのではなく、授業内で一緒に行なう点が他塾との大きな違いだと考えています。

——確かに、宿題にしてしまうと本人次第になってしまいますね。

そうですね。「塾は問題の解き方を教える場」であり、「定着のための時間は自宅で」と考えていらっしゃる塾も多くありますが、実際に家で問題を解いてみたら“全然できなかった…”となるパターンもあります。新しい問題、難しい問題こそ先生が近くにいる場所で、繰り返し解くことが大事なのです。塾でしっかり「定着させる」ことで、家での勉強にも取り組みやすくなると考えていますね。

これからも、“認める・ほめる・励ます指導”を大事に

——印象に残っている生徒さんのエピソードを教えてください。

中2の2月頃に入塾してきたある女の子の話を紹介します。その子は4人兄弟の末っ子だったのですが、お兄ちゃんやお姉ちゃん含め、もともと家庭での勉強習慣がない生徒でした。親御さんも「勉強しなさい」「この高校にいきなさい」というタイプではなくて、『代々木個別指導学院』に入塾した理由も知り合いが通っていてお勧めされたので「ちょっと通ってみようか…」ぐらいの気持ちだったようなんです。

入塾して数ヶ月が経った頃でしょうか。その子が「勉強のやり方が分かるようになって嬉しい」と話をしてくれました。聞いてみると、「これまではどうやって勉強すればいいのか全く分からずにいたし、頑張っても誰かにほめてもらうこともなかった。でも、ここでは先生が少しやっただけですごくほめてくれる!」と嬉しそうに言うんです。そこから成績が劇的に変化していきました。

もともと全教科30点~40点ぐらいだったのですが、中3の6月にはなんと210点アップ!あまりの驚きで本人も報告しながら号泣してしまった程でした。さらに、その3ヶ月後には入塾前から254点アップの成績を取ることができたんです。『代々木個別指導学院』が実践する“認める・ほめる・励ます指導”の成果を目の前で感じられたエピソードでした。

——大げさではなく、人生が変わった瞬間ですね。

そう思います。ですから、これからも『代々木個別指導学院』の”認める・ほめる・励ます”指導を大事にしながら、教室を展開していきたいと思っています。何か新しいことにチャレンジするというよりは、これまで積み上げてきたものを見つめながら、一人でも多くの生徒と保護者の方に喜んでいただける塾を作り上げていきたいですね。

取材後記

今回取材に対応いただいたのは、総合学習アドバイザーの辻さん。以前は社会人向けの資格スクールの教室長をされていたそうです。塾業界に転職するにあたり、『代々木個別指導学院』を選んだのは、“認める・ほめる・励ます指導”が現場に根付いていると感じたからだそう。講師と生徒のやり取りを見て、今まで思い描いていた学習塾のイメージとは全く異なっていたとお話されていました。取材の中でも「保護者の方には、生徒のできるようになったことを細かく伝えていくようにするんです。僕たちも認めて、ほめて、励ましていきますが、お母さんやお父さんからも褒められたらやっぱり嬉しいと思いますから。やる気につながっていくと思っています」との言葉をいただきました。塾が掲げる教育方針が言葉だけで終わらず、現場にまで行き渡っていることを実感できた取材でした。

【『塾選(ジュクセン)』編集部 有藤千夏】

※掲載内容は2023年2月時点の情報です。

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塾選(ジュクセン)編集部

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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