“定期テストの点数アップ”にこだわる塾。無料の補講授業など、できるまでとことん指導【KEC個別指導メビウス】
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
“先生1人対して生徒2人まで”の個別指導を運営している『KEC個別指導メビウス』。現在、大阪エリアに4教室を展開しています。同塾の一番のこだわりは、学校の定期テストの点数を確実にアップさせること。その実現のために「公立中学校の授業内容に特化したカリキュラム」「無料補講授業」「特訓部屋」「最大30時間無料の体験授業」など独自の取り組みを多数実践しているといいます。 今回は 寝屋川本校で教室長として活躍されている佐藤さんに、『KEC個別指導メビウス』のこだわりについて詳しくお聞きしました。
佐藤 弘樹(さとう ひろき) 『KEC個別指導メビウス』 寝屋川本校 教室長
アパレル関連企業を経て、学生時代の個別指導の講師経験を活かし塾業界へ転職。一人ひとりの生徒と向き合う姿勢に魅力を感じ『KEC個別指導メビウス』へ。教室長候補として勤務した後、教室長に就任。現在は、寝屋川本校 教室長として活躍している。
先生1人対して生徒2人まで。最もバランスのよい指導スタイル
——まずは『KEC個別指導メビウス』の概要について教えてください。
『KEC個別指導メビウス』は、中学生を中心とした個別指導塾で、現在は大阪エリアに4教室を展開しています。
指導スタイルは、先生1人対して生徒2人までの個別指導である点。1対1でもなく、1対3以上でもなく、1対2が最良の形だと考えています。たとえば1対1の場合、先生を独占できるメリットはありますが、他の生徒が誰もいないため“あの子には負けない”という競争意識が育ちにくくなります。また、分からないときにはすぐに先生に質問できる環境なので、自らじっくり考え、諦めずに答えを導き出そうという力がつきにくくなってしまうのです。
もう一つの1対3以上の場合は、単純に先生が一人に生徒にかけられる時間が少なくなります。質問したいけれどできない、次に進みたいけれど先生が他の生徒に解説をしている…など、待ち時間が多くなるため授業の進捗がどうしても遅くなってしまいます。
——1対2の個別指導が最もバランスが良い形だと?
そう考えています。解説する時間、質問する時間、演習の時間、どれをとってもバランスよく配分することが可能です。しかも、先生は2人の生徒の間に座るので、常に生徒の様子を把握することが可能。どの問題が苦手なのか、どのプロセスでつまずいているのかなど、情報をキャッチできるのです。
最終的に私たちが目指しているのは、生徒一人ひとりが“自ら学べる力”を身につけることです。手取り足取り全てを面倒見るのでもなく、だからといって手を差し伸べないのでもなく、生徒の様子を把握しながら、生徒に合った指導をしていきたいと考えています。
——どのようなタイプの生徒が多く通っていますか?
『KEC個別指導メビウス』に向いている生徒は、学校の授業についていけない…集団塾の授業だとついていけるか分からない…そもそも勉強の仕方が分からない…といった悩みを抱えている生徒です。ですから、現時点で5教科400点以上取れている、勉強の基礎は出来ている、難関校受験を目指したい、といった生徒には正直お勧めはしていないんです。
——そうなんですね。
他にも、勉強はある程度できているけれど、性格的に集団塾が苦手…というタイプの生徒もいますが、基本的には、学校の定期テストが全くできていない、内申点が「2」や「3」ばかり…という悩みを抱えている生徒が中心ですね。メビウスのミッションの一つとしては、そういった生徒たちが、1科目あたり80点を取れるように伸ばすことです。
学校の定期テストの点数アップにこだわる
——そういった生徒たちに向けて、どのような取り組みを行っていますか?
一つは、「公立中学校の授業内容に特化したカリキュラム」です。私たちは定期テストの点数アップにこだわっていますから、授業で使うテキストも「公立中学校の学習内容に準拠した教材」を使用しています。毎回、授業の始まりには学校の授業の進捗状況を確認し、授業内容が理解できるよう塾での勉強にも取り組んでいます。
塾によっては、受験対策が中心で定期テスト対策は各個人に任せているケースも少なくありませんが、『KEC個別指導メビウス』では違います。定期テストの点数アップが前提になるので、学校の授業内容や出題範囲、中学校ごとの出題傾向などを把握した上で、個別授業を行っているのです。
もう一つは、「無料補講授業」「特訓部屋」です。
「無料補講授業」というのは、学校の定期テストの出題範囲まで、既定の授業回数で指導が追いつかない場合は、無料で追加授業を行なうというもの。もちろん決まった授業回数で、決まったところまで授業が終わるよう管理していきますが、生徒の得意・不得意によって進捗ペースが変わることは当然ありえます。足りていない分に関しては、定期テストごとに1科目2回までというルールはありますが、1対2の個別指導の授業スタイルのまま授業を実施しているのです。
次に「特訓部屋」というのは、簡単に言うと補習で、完全無料で実施しています。授業日以外の日に来ていただき、授業毎の小テストをクリアするために必要な勉強をフォローしています。こちらは、授業毎の小テストで不合格になった生徒が対象となります。小テストでの不合格が続くと、日々の学習の定着が遅れ、定期テストの点数に影響が出ます。そうならないように、勉強が苦手な生徒でも、日々の授業の理解と定着ができるよう、とことんフォローしています。定期テストの点数アップを目指し、最後まで教えきる。これが、『KEC個別指導メビウス』がこだわっていることです。
最大30時間無料の体験授業で、5教科100点アップ!
——特に印象に残っている生徒について教えてください。
『KEC個別指導メビウス』では通年、体験授業を行っているのですが、テスト前になると「テスト対策パック」と呼ばれる期間限定の体験授業を実施しています。これは、最大30時間の授業を無料で受講できるというもので、タイミングを合わせてこの体験に参加すれば、そのままテスト対策ができてしまうというオススメの内容になっています。
過去に、中2の双子の男の子が参加してくれたことがありました。成績が伸び悩んでいるとのことで、お母さまと一緒にいらっしゃったのですが、聞いてみると成績は5教科220点ぐらい。1科目50点あるかないかぐらいでした。今なら「テスト対策パック」という体験授業をやっているので、とお勧めしたところ2人とも受けてくださることになりました。2週間ぐらいの間、授業も受けながら、自習室でも勉強に取り組んでいきました。短い期間ではありましたが、2人とも少しずつ分かることが増えていき、手応えを感じてくれていたようです。
そしてその結果、なんと2人とも定期テストでは5教科100点以上アップ!わずか2週間ほどで、これだけの成果が出たことに、誰よりも本人たちが驚いていましたね。その後、正式に入塾し、勉強を積み重ねていき、高校受験では入った当初よりも偏差値が上の高校を選ぶことができました。
——すごい効果ですね。体験授業は1回限りだと思っていました。
多くの塾が行っている体験授業は1回が基本だと思います。もちろん私たちも全ての授業を無料で行なうことはできませんが、根底には『KEC個別指導メビウス』に出会ったことで、その子の人生が変わり、将来の選択肢を広げる機会になればいい、と心から思っています。勉強しても意味がない、自分は勉強ができない、将来に対しても夢が持てない…そんな悲しい言葉ではなく、夢や希望にあふれた未来を描いてもらいたいと思うんです。
そして、『KEC個別指導メビウス』を卒業していった生徒たちが、高校生、大学生などになり、そして社会に出て活躍してくれていたらこんなに嬉しいことはないですね。
取材後記
今回取材に対応してくださったのは、寝屋川本校 教室長の佐藤さん。『KEC個別指導メビウス』にはどのような生徒が向いていますか?と質問すると、「学校の授業についていけない…集団塾の授業だとついていけるか分からない…そもそも勉強の仕方が分からない…といったお子さんです。実は僕自身がまさにそんな生徒だったんです」との返答をもらいました。「中学時代、私も勉強が苦手な時期がありました。授業が分かるようになりたい、問題が解けたらいいのにと思っていたけれど、どこか諦めていたんですよね。だから、ここに来る生徒の気持ちがよく分かる。他人事とは思えないんです」とお話いただきました。生徒の気持ちを誰よりも理解している先生がいる。それは保護者にとっても安心できる環境のように感じました。
【『塾選(ジュクセン)』編集部 有藤千夏】
※掲載内容は2022年3月時点の情報です。
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執筆者プロフィール
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。