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市進教育グループだからできる。個別指導と映像授業を組み合わせ、リーズナブルに全教科をサポート。【個太郎塾】

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

市進学院・市進予備校グループの個別指導部門として、首都圏を中心に約230教室を展開している個別指導塾『個太郎塾』。市進教育グループが持つネットワークや豊富なデータを有効活用しながら、講師1人対して生徒2人の個別指導授業を実践。他にも、講師と生徒のコミュニケーションを大事にした5分間の「チュータリングタイム」や授業レベルを維持するための「カリキュラム」導入など、“どうすれば生徒の成績を伸ばすことができるのか?”を講師全員で徹底的に考え、一つひとつ形にしてきたといいます。今回は代表を務める金澤さんに『個太郎塾』が考える学習塾について、詳しくお聞きしました。

目次

▼プロフィール
金澤 匠時(かなざわ しょうじ) 株式会社個学舎 代表取締役社

2001年株式会社市進に入社し講師として活躍。2016年に個学舎統括本部本部長、その後、個学舎取締役に就任。2020年には代表取締役社長となる。現在は、市進ホールディングスの執行役員も務める。

 

市進教育グループが持つノウハウを有効活用

——まずは『個太郎塾』について教えてください。

『個太郎塾』は、もともと市進学院から誕生した個別指導塾になります。現在では、市進教育グループの一員として、東京・千葉・神奈川・埼玉・長野に約230教室を展開しています。ですから、グループ全体が持つ入試情報や受験生データなど、あらゆる受験ノウハウを参考にできるのが『個太郎塾』の強みの一つでもあります。

——グループのメリットが活かされていると。

そうですね。たとえば、私立に通っている高校生が自宅近くの『個太郎塾』に通った場合、同じ高校に通っている生徒がいないケースもあるかと思うんです。一般的な塾であれば、その高校の定期テストの傾向を把握するのは難しいところですが、『個太郎塾』の場合、グループ全体で見ると、それらの情報を持っていることがほとんどです。

他にも、講師同士で定期テスト分析会など情報共有会が定期的に行われているので、「A中学の英語は、ワークからの出題率が50%超えているので、そこを重点的に指導していこう」など、具体的かつ効果的な対策を取ることができます。

——それは魅力的ですね。授業スタイルについてもお聞かせください。

『個太郎塾』の授業スタイルは、基本的には講師1人に対して生徒2人の個別指導です。2人の生徒の間に講師が座り、1人の生徒に解説している時間は、もう1人の生徒は演習問題を解く。1対2であれば、「先生から教えてもらう時間」と「自ら主体的に問題に取り組む時間」をバランスよく組み合わせられると考えています。

「1対1の個別指導」にはもちろん魅力もたくさんありますが、どうしても先生主導になりやすい。生徒につきっきりだからこそ、先生が説明しすぎてしまい、生徒の自主性が育まれないことが少なくないんです。

——なるほど。

ですから『個太郎塾』が1対1の授業を実施するのは、全ての授業時間を講師の説明に使う場合だけ。たとえば、自習室や自宅で過去問等を解いている場合は、できなかった問題を塾に持ってきてもらって、授業内で徹底的に解説を行っていきます。

個別指導と映像授業の併用で、受験をトータルにサポート

——『個太郎塾』では、『自立型個別指導MANA』も開催していますが、これはどのようなものなのでしょうか?

『自立型個別指導MANA』は、市進学院の実力講師陣による映像授業です。自分の苦手・得意科目に合わせて、個別指導と併用することが可能です。生徒によっては、苦手な英語と数学を個別指導で受けて、国語と理科と社会は『自立型個別指導MANA』で映像授業を受けるといった使い方をしていますね。

——『個太郎塾』と併用する理由は何になりますか?

苦手科目や受講科目だけに向き合うのではなく、“生徒の合格”そのものにコミットすることが、学習塾の役割だと考えています。本来であれば、全教科に対して個別の指導ができればよいが、そうするとどうしても費用が高くなってしまう。

何かよい解決策を…ということで生まれたのが、『自立型個別指導MANA』です。質の高い映像授業を導入することで、リーズナブルな価格かつ5教科トータルで学べるようになりました。しかも、『自立型個別指導MANA』の映像授業は、ただ映像を見るだけではありません。

——どういうことでしょう?

授業の流れを簡単に説明すると、最初に定着の確認を行います。前回内容の確認テストを受けて、担任の先生がチェック。それから7分程度の導入解説映像を視聴し、再び担任の先生が確認します。そして、定着演習を行い、問題に対する解説映像を見た上で、再び担任の先生がチェックを行う流れです。映像の先生と教室の先生がダブルで指導していき、各ステップごとに理解・定着状況を確認しています。

“見せっぱなし”で終わらない。これが『自立型個別指導MANA』の映像授業の強みになっていると思います。

「受験を通して成長できる場所」でありたい

——金澤社長は講師として市進に入社したとお聞きしました。印象に残っている生徒さんについて具体的なエピソードがあれば教えてください。

これまで本当にたくさんの生徒たちと向き合ってきて、どの生徒もとても深く記憶に残っていますが、中でも強く思い出されるのは、中学受験に向けて入塾してきた女の子のことです。小4から通っていて、3年間一緒の時間を過ごしてきましたが、残念ながら第一志望の中学には合格することができなかったんです。

合格発表の日、結果を聞くために私がそのご家庭に電話をしたときのことです。お母様が出られたのですが「娘は部屋で泣きじゃくっていて、先生と話せそうになくて…」とお話をされていて、「分かりました」とその場は電話を切ったんです。数時間後、今度はお母様から塾に電話がかかってきました。「今から、娘が塾に行きます。娘は、先生に直接お礼を言いたい、第一志望には合格できなかったけれど、泣かないで笑顔で報告をしたいと言っています」と、お話をしてくれました。

塾に現れたその子は、涙一つみせず、私に話をしてくれているんですね。誰よりも辛いはずなのに、その苦しさを必死に乗り越えようとしている様子が伝わってきて、大きな成長を感じました。もう何年も前の話なのですが、私は今でもその子の様子を思い出すと涙があふれてしまうんです。

その子は最終的に第二志望の中学校に進み、大学受験対策のために再び塾に通ってくれることになりました。そこで彼女が言っていたのは「先生、私はあのとき第一志望に落ちてよかったと思っています」という言葉。失敗したから中学でも高校でも一生懸命勉強に取り組めたし、あの思いをもうしたくないから大学受験も頑張ろうと思えるんだ、と話してくれたんです。もちろん学習塾ですから第一志望に合格を目指すのですが、受験を通じて「努力したこと」「取り組んだこと」はきちんと残るのだと改めて実感させてくれました。

自分の頑張りを応援してくれる人やいつでも相談できる人がいる。そんな安心できる場所であることが、子供の成長にとって大事なのだと思っています。

——今後の展望について、お聞かせください。

『個太郎塾』では、これまでも“どうすれば生徒の成績を伸ばすことができるのか?”を講師全員で徹底的に考え一つひとつ形にしてきました。たとえば、授業の中で取り入れている5分間の「チュータリングタイム」。これは、生徒と講師のコミュニケーションの時間で、勉強の話だけでなく、部活のこと、友人のこと、家族のこと…何でも自由に話をする時間にしています。他にも、教室ごとに授業レベルの差が生まれないよう、細かなルールが定められた「カリキュラム」を導入。どの教室においても質の高い授業が提供できる仕組みを取っています。

そしてこれからは教育のデジタル化がさらに進んでいきます。コロナの前後では、“塾のあり方”も大きく変化しました。そこに対して、私たちも保守的になるのではなく、どんどんチャレンジをしていきたい。「どうしたら生徒のやる気が引き出されるのか?」「どうすれば効率的に勉強ができるのか?」を常に追求し続ける。生徒にとってベストな選択をしていきたいと思っています。

取材後記

今回取材に対応してくれたのは、『個太郎塾』代表の金澤さん。講師についてお話をきいてみると、「『個太郎塾』の生徒が卒業後、そのまま講師になるパターンも多いんです」とのこと。『個太郎塾』について熟知しているので、どうやって利用してきたのか?どう活用するといいのか?など、実体験に基づいてアドバイスができるそうです。

金澤さんはもともとは講師として市進に入社し、一人ひとりの生徒と向き合う面白さに出会い、こんなに素晴らしい仕事はないと感じたとお話してくださいました。金澤さんのような考えを持つ講師が多くいるからこそ、その情熱が生徒にも伝わり、卒業後も『個太郎塾』の講師をしてみようと思う生徒が多くいるだろうと感じました。

【『塾選(ジュクセン)』編集部 有藤千夏】

※掲載内容は2023年5月時点の情報です。

 

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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