2024/04/12
公開

神奈川県立横浜翠嵐高等学校の進学実績は?校風、カリキュラム、部活動も紹介!

横浜翠嵐高校は、神奈川県横浜市にある公立高校です。2024年で創立110周年を迎えました。 神奈川県で屈指の進学校であり、早稲田・慶応など有名私立大学への合格者や、東京大学や京都大学など難関国公立大学合格者を多数輩出しています。とくに東京大学の合格者数は、県内の公立校でトップかつ全国の公立校の中でもトップクラスで、2023年度は全国2位です。 今回は、塾選が、横浜翠嵐高校のカリキュラムや進学実績、部活などについて幅広くご紹介していきます。

目次

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横浜翠嵐高校の基本情報

写真はイメージです

住所 〒221-0854 
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢南町1-1
アクセス ◆市営地下鉄ブルーライン
「三ツ沢下町」駅より徒歩約12分

◆東急東横線
「反町」駅より徒歩約18分

◆市営バス34系統
横浜駅西口ザ・ダイヤモンドC階段6番のりば
市営バス34系統「沢渡循環」で約10分
「翠嵐高校前」下車

◆横浜駅西口より徒歩約20分
創立年 1914年
生徒数
(令和5年5月現在)
男子:697名
女子:361名
共学・男女別 共学
制服 あり

横浜翠嵐高校の教育理念

 

横浜翠嵐高校は、初代校長である滝沢又市の「大平凡主義」を基に、自由で個性を尊重する教育方針を重視しています。

【学校教育目標】

1.人格を重んじ個性の伸長をはかる。

2.円満な人格を育成し協調の精神を養う。

3.日本国民としての自覚を喚起し進んで国際親善の精神を養う。

4.公共の福祉と人類の幸福とに貢献する素地を作り上げる。

5.真理と正義とを愛し民主的文化国家建設の基盤を築く。

6.学問芸術に対する情熱を喚起しその充実をはかる。

7.意志強固で実行力に富む人物をつくる。

8.健康に留意し心身の調和的発達をはかる。

9.勤労と責任とを重んじ自主・自律の習慣を身につける。

10.明朗闊達で気品のある風格と豊かな情操とを養う。

「大平凡主義」とは、平凡であることの価値を認めて大切にする、すなわち当たり前のことを大切にすること。横浜翠嵐高校は、この理念をもとに、「国内外を問わず広く社会に貢献する真のトップリーダー」を目指す生徒像を掲げています。

高い学力と幅広い教養を身につけ、主体的に考えて他者と共に納得解を生み出す能力を持つ生徒を育もうとしています。日々授業改善がされており、「生徒の心に火をつける授業」が理想です。文部科学大臣優秀教職員表彰を受けた教員も在籍しており、外部からも高い評価のようです。

また、神奈川県教育委員会から「学力向上進学重点校(アドバンス校)」に指定されています。

横浜翠嵐高校のカリキュラム・クラス編成

 

横浜翠嵐高校の土曜講習

横浜翠嵐高校では、土曜日に「土曜講習」が開講されています。年間は3期制で、各期5日、1日あたり50分授業が4コマの授業が行われます。生徒は複数の講座の中から受講したい講座を選択することができます。

横浜翠嵐高校の夏期講習・冬期講習

また、夏期講習や冬期講習も充実しています。夏期講習は部活動の夏合宿と日程が重ならないように配慮されており、参加しやすい環境が整っています。また、全教室にはエアコンが設置されているため、暑さや寒さの心配がありません。

横浜翠嵐高校の国際交流事業

将来のグローバルリーダーの育成が目指されている横浜翠嵐高校では、国際交流委員を中心に、国際交流事業も行っています。具体的な活動内容は、大使館の訪問や留学生との交流などです。翠翔祭では、国際交流ブースの運営も行われています。また、姉妹校である、米国E・ルーズベルト高校への訪問も行っているようです。

横浜翠嵐高校の進路指導

生徒の学力状況を的確に把握するために定期考査以外にも、全員受験の校外模試や年2回の学力テストを実施しています。また、1年生から行われる進路集会、現役大学生の先輩から研究などについて学ぶ東大ガイダンスや医学部ガイダンスといった、進路について考える様々な機会が充実しています。

横浜翠嵐高校の部活動

横浜翠嵐には30以上の部活動や同好会があり、部活動の加入率は90%以上です。複数部活動に所属している生徒もいます。とくに文化部の活動は盛んで、神奈川県の文化芸術全般への貢献が高く評価され、「かながわ部活ドリーム大賞 団体の部 かながわ部活文化賞」を受賞しています。

運動部 文化部
野球部 音楽部
サッカー部 演劇部
ハンドボール部 生物部
バレーボール部 科学部
バドミントン部 茶道部
卓球部 書道部
バスケットボール部 美術部
テニス部 吹奏楽部
ソフトテニス部 弦楽部
水泳部 棋道部
体操競技部 漫画研究部
剣道部 ポピュラーソング部
山岳部 クイズ研究部
陸上競技部 文芸部
ダンス部 数学研究部
  IT研究部
  写真部
  天文部
  競技かるた部

この他に同好会として、柔道同好会、フィールドワーク同好会、鉄道研究同好会があります。

横浜翠嵐高校の学校行事

横浜翠嵐高校の中でとくに大きな行事が、翠翔祭(文化祭)と体育祭です。また、年2回の球技大会も大いに盛り上がります。

行事は生徒が主体となって企画・実行されるようです。問題や困難が生じることもありますが、仲間と協力してそれを乗り越えることは、受験勉強だけでは得られない貴重な経験でしょう。

翠翔祭

翠翔祭とは、毎年6月に2日間に渡って開催される横浜翠嵐高校の文化祭です。食品販売や野外ステージでの出し物、吹奏楽部等のパフォーマンスが行われます。クラスの出し物も、迷路やアトラクションなど工夫に富んだものが展開されます。

横浜翠嵐高校の体育祭

体育祭は毎年9月に開催されます。独特な種目がたくさんあり、50年以上も続いている「可愛子(かわいこ)」というダンス種目はとくに有名です。この競技では先輩からダンスを教わることで縦の繋がりが形成されます。

横浜翠嵐高校の球技大会

球技大会は、前期と後期で年2回の開催です。自分の好きな種目を選び、各クラスで大会に向けて昼休みに練習するので、クラスメイトとの仲が深まります。他にも、修学旅行や芸術鑑賞会なども行われます。

4月 入学式 5月 - 6月 前期球技大会
翠翔祭
7月 芸術鑑賞会 8月 夏期講習 9月 体育祭
10月 修学旅行 11月 後期球技大会 12月 冬期講習
1月 - 2月 - 3月 国際交流イベント
卒業式

横浜翠嵐高校の進学実績

東京大学や京都大学を筆頭とする難関国公立大学や、早稲田、慶應などの有名私立大学への合格者を多数輩出しています。

令和5年度の進学実績は以下の通りです。

国公立大学 私立大学  
東京大学 44 早稲田大学 179
京都大学 14 慶應義塾大学 138
東京工業大学 25 上智大学 42
一橋大学 9 東京理科大学 180
北海道大学 18 学習院大学 9
東北大学 15 明治大学 180
名古屋大学 2 青山学院大学 42
大阪大学 8 立教大学 38
九州大学 2 中央大学 44
横浜国立大学 37 法政大学 63

東京大学や慶應義塾大学の合格者数は県内の公立高校で最多です。

横浜翠嵐高校を卒業した有名人は?

横浜翠嵐高校の著名な卒業生は以下の通りです。

社長や議員からエンタメ界まで、幅広く活躍されています。目指す生徒像にある「広く社会に貢献するトップリーダー」が実現されていることの表れでしょう。

  • 新浪剛史(株式会社ローソン社長)
  • 岡村仁美(アナウンサー)
  • わたりとしお(ダンサー)
  • 横澤彪 (プロデューサー)
  • 桜井秀俊(ミュージシャン(真心ブラザー
  • ズ))
  • 水谷修 (夜回り先生)
  • 生島治郎(小説家)
  • 大森美香(脚本家)
  • 大前研一(経営コンサルタント)
  • 那谷屋正義(参議院議員)

横浜翠嵐高校の制服と校則

 

男子は学ラン、女子はブレザーを着用しています。セーターやカーディガンの着用も認められており、夏はポロシャツでの登校もできます。スカート丈等もあまり注意されないそうです。校則は厳しいものではなく、生徒の自主性に任せているようで、髪型や靴、カバンなども自由です。

横浜翠嵐高校の校則は厳格ではなく、生徒たちに自主性が委ねられています。髪型や靴、カバンなども自由に選択できます。この柔軟性が、生徒たちの個性を尊重し、自己表現を奨励する雰囲気を築いているようです。

横浜翠嵐高校の学費

初年度に必要な費用は、約254,450円です。内訳の詳細は以下の通りです。

入学料 5,650円
教科書・制服等 約70,000円
授業料 118,800円
諸会費 約60,000円
約254,450円

横浜翠嵐高校の学校情報まとめ

今回は神奈川県立横浜翠嵐高校の校風や進学実績について解説しました。横浜翠嵐は100年以上の歴史を持つ学校で、「大平凡主義」を校風の基盤とし、国内外で広く社会に貢献する真のトップリーダーの育成を目指しています。

また、「学力向上進学重点化校エントリー校」にも指定されており、教員の優秀さも外部から高く評価されています。東京大学や京都大学などの難関国公立大学や、早稲田・慶應など有名私立大学に多数の合格者を輩出しています。部活動もたくさんあり、おもに文化部の活動が盛んです。

横浜翠嵐高校に合格した人の体験記

横浜翠嵐高校に合格した人はどんな塾に通い、どんな勉強をしたのかをレポート!

横浜翠嵐高校を目指している人は参考にしてみてください。

【塾での取り組み】
第一志望で自信と余裕を持って受験を迎えられるように、安全校とチャレンジ校を日程に組み込んだ受験プランを一緒に考えてくれた。
うちは少し特殊で、第一志望の合格率が50%程度だった。
普通は受験させないと言われたが本人の努力とそれでも50%受かるんだという葛藤があり、それを最後まで一緒に考えてくれた。

【家庭での取り組み】
・子供の勉強中は家族もテレビを消すなど、勉強の環境作りを心がけた
・親も一緒に問題を解くなどを実施した
・生活リズムが崩れないように心がけた
トイレに必須漢字や英単語を貼って隙間時間の有効活用を行った。 食事も毎回母親が栄養バランスを考慮し、弁当を持たせるようにした。
テレビやスマホは休憩時間のみ許可して、メリハリのある生活にさせた。
親も問題の解説を見て、教えられる所は教えたし、わからなくても採点を手伝ったりは可能。
臨海セミナー ESC臨海セレクト【難関高校受験専門】出身】 (横浜翠嵐高校合格・保護者)受験体験記をもっと読む

【塾での取り組み】
中学校の成績とは違い、偏差値や合格判定など、より具体的な数値を得ることができたこと。また同じ塾、クラスの友達も学習レベルが同じようなランクの友達も多いことが結果的にレベルアップに繋がったのではないかと思います。

【家庭での取り組み】
・受験勉強だけでなく、お手伝いや学校生活なども大切にするよう心がけた
決して無理をすることのないように心掛けていました。塾やその宿題の時間以外は、ゲームで遊ぶことや、テレビの視聴時間等々、やりたいことの制限をすることなく、なるべく精神的に不安になることのないように心掛けていました。
臨海セミナー ESC臨海セレクト【難関高校受験専門】出身】 (横浜翠嵐高校合格・保護者)受験体験記をもっと読む

【塾での取り組み】
通塾することで、自己学習の時間管理が上手になりました。 タイムスケジュールをしっかり作って、リストアップができ、優先順位をつけて取り組めましした。 根気強く、粘り強くなったと思います。 苦手科目にもとことん向き合えるようになりました。

【家庭での取り組み】
・1日のスケジュールを一緒に作成した
・親も一緒に問題を解くなどを実施した
・生活リズムが崩れないように心がけた 睡眠時間の確保をしてあげました。 バランスよく食事を取れるように心がけました。 お弁当も食べやすく、休憩時間にリフレッシュできるようにこころがけてあげました。 冬は暖かいお弁当でほっこりできるように作りました。 お友達との声掛け合いも良かったと思います。
湘南ゼミナール出身】 (横浜翠嵐高校合格・保護者)受験体験記をもっと読む

※一部読みやすいように編集を施しています。

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【参照元】
神奈川県立横浜翠嵐高等学校HP
神奈川県HP

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塾選(ジュクセン)編集部

この記事を執筆した執筆者

塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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