神奈川県立湘南高等学校の進学実績は？校風、カリキュラム、部活動も紹介！

湘南高校の基本情報

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湘南高校の教育理念

湘南高校では、学習面・生活面・定性面の3つを柱として、それぞれ下記の教育理念を掲げています。

【学校教育目標】

◆真摯な態度をもってより高い知識の習得に努める。

　謙虚ー学ぶことは素直に受け入れることから出発する。

　理想ー絶えず自己を新たにし厳しく目標に向かう。

　読書ーすぐれた書物に親しんで啓発に努める。

◆豊かな個性をはぐくみすぐれた社会の形成者となる。

　創造ー深く自己をみつめて資質の伸長をはかる。

　交友ー積極的に交わり他人の長所をとり入れる。

　実践ー使命感をもつことによって実行への意欲を高める。

◆公正な判断力を培い敬愛と協力の精神を育てる。

　寛容ー互いに他の人格を包容し均衡のとれた生活感覚を養う。

　自律ー明確な意見をたて自己を表明する勇気と責任を持つ。

　スポーツー進んで参加しともに心身を鍛え合う。

さらに、柱それぞれにも3つずつ細かな教育目標を用意していることが特徴です。優れた知識、豊かな個性、社会性など、学力・定性の両方において今後の社会で活躍できる生徒像が期待できるといえるでしょう。

また、神奈川県教育委員会が定めた学力向上進学重点校のアドバンス校にも指定されています。逞しさと思いやりを兼ね備えたグローバル・次世代で活躍できるリーダーの育成を使命とし、総合的な人間力を高めることに努めているようです。生徒一人ひとりにおいて最高レベルの文武両道を目指し、授業や講習はもちろん、行事や部活動にも注力しています。

湘南高校のカリキュラム・クラス編成

湘南高校の2学期制

湘南高校では2学期制を取り入れており、4〜9月を前期、10〜3月を後期としています。2学期制にすることで、年間スケジュールの見通しが立てやすく勉強と行事のそれぞれに注力できる点がメリットでしょう。

湘南高校の4つのコース分けと選択科目

湘南高校では3年生になると4つのコースに分かれて授業を行います。文系・理系など志望校や進路に合わせてコース配属を行うようです。

また、各コースの中でもかなり多くの科目で選択制を取り入れています。授業時間を有効に活用し、生徒一人ひとりに最適なカリキュラムを行うことで、効率的に学習を進められる仕組みです。

湘南高校の70分授業

湘南高校は1コマ70分授業制を導入しています。さらに時間割は2週間単位で構成され、同じ曜日・時限でも1週目と2週目では異なる科目の授業が行われることもあるようです。

一般的な高校より1コマの授業時間が長いため、授業数は少なめですが、授業の切れ目が少なく、授業内でより深い内容に触れることができます。

湘南高校の進路指導

卒業後、ほぼ全生徒が大学進学を希望しています。湘南高校での日常生活で培った積極性や集中力を活かし、全生徒がそれぞれの希望を実現できるよう全力でサポートしています。また、国公立大学へ進学した卒業生を招いて公演を行う機会も提供されています。

湘南高校の夏期講習

湘南高校では夏休みに夏期講習を開講しています。文武両道を掲げ、行事や部活にも力を入れているので、学期内で習得できなかった勉強を夏休みで補うことが目的です。とくに3年生は夏休みに体育祭の準備に全力で取り組むために、勉強面の課題をひと通り解消する良い機会となっています。

Shonan Global Program 海外研修旅行

希望者には、春休みを利用して、1週間程度海外研修旅行を行います。11回目の開催となる2023年はニューヨークに赴き、英語研修に加えて9.11メモリアルやタイムズスクエアの観光、コロンビア大学・国連本部の見学などを行うプログラムでした。

世界の中心ともいえるニューヨークで現地の社会や文化に触れることは、貴重な経験であるとともに、将来のキャリアや自分自身を見つめなおす機会となるでしょう。

湘南高校の部活動

文武両道を掲げている湘南高校は、部活動にも力を入れており、運動部・文化部ともにたくさんの部活があります。全校生徒の95％以上は何らかの部活に所属し、熱心に活動しているようです。高校では珍しく兼部も可能で、3つ以上の部活に所属している生徒も少なくないとのことです。

クイズ研究部は高校生クイズの本選出場、フェンシング部は全国大会出場など実績も十分です。部活動以外に、ダンス同好会も人気があり、メンバー数は60人以上（令和5年5月現在）と多くの生徒が参加しています。

湘南高校の学校行事

湘南高校の陸上競技会

湘南高校は年間行事の皮切りとして、4月にクラス対抗の陸上競技会が開催されます。陸上競技会に限らず、湘南高校の行事のほとんどは、生徒によって準備・進行するようで、陸上競技会は陸上競技部が中心となって運営します。入学したての1年生にとって、同級生との交流を深める機会にもなっているようです。

湘南高校の文化祭

湘南高校の文化祭は、6月に定時制の生徒との合同開催です。運営は生徒が中心となって行い、主に部活動の発表の場となっています。

中でもグラウンドのステージで行う青空パート（通称青パ）では、体操部やチアの発表や、ミスコン・ミスターコンが開催され、大きな盛り上がりを見せているようです。一般的な高校と開催時期が異なっているので、他校の文化祭に参加しやすいメリットもあるでしょう。

湘南高校の合唱コンクール

湘南高校では7月に合唱コンクールを開催します。神奈川県民ホールや鎌倉芸術館などの大ホールを貸し切り、音楽の専門家を審査員として招いて行う本格的な行事です。クラスが一致団結して高得点を狙います。

湘南高校の体育祭

9月に開催される湘南高校の体育祭は全校生徒が参加する学内最大級の行事です。運営は生徒による実行委員会を中心に行われ、夏休み利用して準備に尽力します。種目は体育競技に限らず、50年以上の伝統を誇る仮想演技や畳21畳分の巨大な絵画など、生徒の個性を引き出せる総合的な内容となっています。

湘南高校の駅伝大会

11月に八景島そばの「海の公園」で行われる駅伝大会は、クラス対抗競技の集大成です。走者はもちろん応援する生徒も一体となって、毎年大きな盛り上がりを見せているようです。

湘南高校の進学実績

早稲田・慶応など有名私立大学への合格者も多数輩出しており、東京大学・京都大学など難関国公立大学へ進学する卒業生も少なくありません。

令和5年度の進学実績は以下の通りです。慶応義塾大学の合格者数は全国の公立高校の中で2位でした。

湘南高校を卒業した有名人は？

湘南高校の著名な卒業生は以下の通りです。政治家や社長など社会の根幹で活躍する人材を輩出しています。社会で活躍する人材の輩出を目指す教育理念が結果として繋がっているのかもしれませんね。

• 石原慎太郎（元東京都知事、元日本維新の会代表　ほか）
• 小池裕（最高裁判所判事）
• 根岸英一（化学者、パデュー大学特別教授、2010年度ノーベル化学賞受賞者）
• 後藤芳光（福岡ソフトバンクホークス社長、ソフトバンクグループCFO)
• 飯田亮（セコム創業者、元日本卓球協会会長）

湘南高校の制服と校則

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男子は詰襟の学生服（学ラン）を、女子は紺・黒のブレザーにスカートであれば、とくに規定はないようです。パーカーやセーター、寒い時期はジャージ等の着用も認められています。また、靴下やスカート丈にも規定はなく、髪染めやメイク・ピアス等も認められていて、自由度は比較的高いと言えるでしょう。

湘南高校の学費

初年度に必要な費用は、199,450円です。内訳は以下の通りです。

湘南高校の学校情報まとめ

今回は神奈川県立湘南高校の校風や進学実績について解説しました。

湘南高校は、2021年に100周年を迎えた歴史ある高校です。学力向上進学重点校のアドバンス校に指定されており、文武両道を掲げてグローバルで多様化する社会の中で活躍できる生徒の育成を目指しています。

進学実績としては、私立大学では早稲田大学や慶應義塾大学、国公立大学では東京大学や京都大学など、難関大学への合格者も多数輩出しています。学校行事も盛んで、とくに生徒自身が中心となって準備・運営する体育祭は毎年盛り上がりを見せつつ、協調性や社会性の成長できる機会でしょう。

湘南高校の入試情報・対策については以下の記事で解説しています。湘南高校を志望校として検討している方は、合わせてご覧ください。

湘南高校に合格した人の体験記

湘南高校に合格した人はどんな塾に通い、どんな勉強をしたのかをレポート！

湘南高校を目指している人は参考にしてみてください。

【塾での取り組み】
勉強がにがてと言うより、勉強の仕方がわからないから勉強ができないというかんじだったため塾で勉強のやりかたを教えてもらいながら勉強をするとわからなかったところが一回でも解けると勉強が楽しくなって解く時間も早くなりよかった

【家庭での取り組み】
勉強勉強になると本人が疲れてしまうため、休みの日は一日中寝かせたり、塾の日は一日中勉強したりと好きなようにさせていた。生活リズムはなるべくくずさないように心がけた。体調面もくずさないように気をつけたりと子供と一緒になって受験までがんばってきた
【創英ゼミナール出身】 （湘南高校合格・保護者）受験体験記をもっと読む

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【参照元】
神奈川県立湘南高等学校　全日制