オンラインライブ授業で「質の高い授業」と「リーズナブルな料金」を両立。受験生の合格を支える【オンライン予備校StudyOn】

▼プロフィール
福田慶子　オンライン予備校StudyOn　塾長
大阪府出身。大手予備校の教務としてキャリアをスタート。その後『オンライン予備校StudyOn』の塾長に就任する。オンラインライブ授業で質の高い指導とリーズナブルな授業料の両立を実現させ、現在も生徒数拡大を目指し優秀な講師陣の獲得に尽力している。

きっかけは「結果が出ない子」を救いたい気持ち

ーー『オンライン予備校StudyOn』について教えてください。

『オンライン予備校StudyOn』は、オンラインで質の高い授業を提供する、少人数制の予備校です。オンラインライブ授業を採用しているため、授業中に講師と生徒がコミュニケーションでき、対面授業のように、チャットだけではなく会話でも質問のやりとりができることが特徴です。

ーー『オンライン予備校StudyOn』を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは二つあります。一つは「他の塾で結果が出なかった子たちを救いたい」ということ、もう一つは「近くに塾がない、塾や予備校にかかる費用を抑えたいといった理由で塾に通えない子たちの助けになりたい」ということです。

私は講師の教え方が、子どもの成績に直結すると考えています。そして、教え方の相性の良い講師との出会いが、子どもの成績が伸びるきっかけの一つだとも思っています。うちの講師陣は、全員が大手予備校のトップクラスの人気講師です。全員が掛け持ちで、大手予備校で培った経験や知見をうちの塾で発揮してくれていて、指導方法が洗練されています。こうした質の高い講師による授業を少人数クラスで受けることができるため、うちに来て成績が上がったというケースが多くあるんです。

オンラインならどこにいても授業を受けられるので、他の塾で成績が上がらない、結果を出せていなかったという子たちに新しい選択肢を提供できればと思ったのが一点目です。

もう一点の授業料については、教え方が上手な講師が在籍する大手予備校に通うとなるとどうしても授業料が高くなってしまいます。授業料が高すぎると親に通いたいと言いづらいという生徒もいるので、少しでもリーズナブルに、質の良い授業を受けてもらえたらいいなという気持ちもあり、この塾をスタートさせました。

ーー指導方法が洗練されている優秀な講師陣を集めるのは大変だったのでは？

いえ、実は最初から多くの講師が協力してくれたんです。私が大手予備校に勤めているときに、生徒のためになる指導方法やカリキュラムについて自分で考えるようになり、さまざまな理由で塾に通えない子たちによい学びを提供する方法はないかと模索していました。そんな話をすると、予想以上に多くの講師が賛同してくれました。そこで、彼らと一緒に成績アップと第一志望校合格への最短距離を目指せる予備校として『オンライン予備校StudyOn』を立ち上げたんです。

現在も、優秀な講師が同じく優秀な講師を紹介してくれるという仕組みで、良い講師を集め続けることができています。

講師の最重要課題は「成績アップと第一志望校合格」

ーー講師の皆さまの共通点はありますか？

生徒の「成績向上」と「第一志望校への合格」を最重要課題にしている講師ばかりです。

大手予備校講師というのは採用される段階で、かなりふるいにかけられています。そのため、大手予備校講師という時点でとても優秀な人であるということは間違いないんです。ただそれだけでなく、私たちは採用させてもらう前に必ず、生徒の立場になって、生徒に分かりやすいように授業をおこなうことができる人かどうかを確認しています。

生徒の成績を上げること、そして合格へと導くこと。それを意識した授業や指導ができて、はじめて最短距離で目標を達成させることができると考えております。

ーー優秀なだけでは務まらないんですね。

生徒の成績を上げたい、合格させたいという気持ちが強い先生は授業が丁寧ですし、作るプリントも丁寧。そして質問対応も丁寧。オンラインにもかかわらず、授業前でも授業後でも親身になって質問対応をしてくれています。また授業時間外でさえも空いた時間にTeamsのチームチャットで質問対応をする熱心な講師もいます。部活で忙しかったり、塾や予備校はお金がかかりそうと敬遠していたり、そういった困難を抱えている子たちも、技術と愛情のある講師と出会うことでぐんぐん伸びていく。塾や予備校に通えず、実力を発揮できていなかった子たちをフォローするために、優秀で教え方の上手い講師の授業を全国どこからでも受けられるようにしたかったんです。

ーー生徒はどんな子が多いですか？

部活との両立をしたい子、あとは近所に塾や予備校がない子というのが多いですね。

部活のあとに塾や予備校に通うというスケジュールは時間的にも体力的にもとてもハードですよね。部活のせいで塾の授業時間に間に合わず、結局授業についていけなくなって辞めてしまう子もたくさんいるんです。そういう子には移動時間を節約できるオンライン授業が人気です。

近所に塾や予備校がない場合に重宝していただいている理由としては、ライブ授業にこだわっている点が大きいと思います。同じオンラインでも、録画した講義を流したものだと最後まで集中して受けられない子も多いです。ライブ授業は映像でありながら、リアルタイムで授業が進行します。そのおかげで先生は生徒の様子を見ながら授業の進行を調整できますし、やり取りしながら授業を進められるので、生徒も飽きずに集中が続きます。分からない部分は先生にチャットだけでなく会話でも質問できるのも大きなメリットです。

授業後には報告書を共有。スムーズな保護者連携で成績が上がる環境づくり

ーーオンラインでは生徒や保護者とのコミュニケーションが難しそうですが、何か工夫されていることはありますか？

授業内容の確認や欠席者の管理もオンラインでおこなっていて、授業が始まったらその部屋を確認しに行く、欠席している生徒がいたらその場で保護者の方に連絡をするという仕組みをとっています。

そして、授業が終わるごとに講師が生徒一人ひとりについての報告書シートを書き、保護者に提出しています。授業のたびに小テストをおこなうので「少し点数が下がっている」「理解度が増してきた」といった変化や授業態度、授業に対するモチベーションについてなど、細かい部分まで共有できます。

※原則非公開のため以前のものを掲載。現在は更に多数の項目あり

保護者の方とのコミュニケーションは基本、メールでおこなっていますが、もちろんお電話でという場合もありますし、オンラインの対面でお話をさせていただくこともあります。そこは保護者の方のご希望に沿うかたちでサポートさせていただいています。

ーー授業内容はもちろん、保護者へのサポートもしっかりしていて安心できますね。ほかにも『オンライン予備校StudyOn』ならではの特徴はありますか？

オリジナルで作成しているテキストと、小テストですね。テキストは講師陣が作っていて、年に1回ブラッシュアップしています。大手予備校でもテキストや模試を作成している講師ばかりなので、それぞれがアイデアを持ち寄ることでおのずと質の高いテキストが完成するんです。

私たちの学習カリキュラムは、試験範囲を何周も繰り返し学ぶ作りになっています。小テストを授業のたびに実施することで弱点を見つけ、苦手を克服できる仕組みになっているんです。カリキュラムに沿って授業をすることにこだわっているので途中入塾の制度はなく、入塾できる時期は基本的に生徒を募集している期間のみというのも大きな特徴ですね。

ーー今後の展望を教えてください。

現時点で改善したいと思っている点は、生徒の受け入れ人数です。講師の数が足りなくて受け入れられる生徒数に限界があるというのが課題ですね。講師陣の質に妥協はしたくないので、急に改善することはできないかなと思うのですが、少しずつ丁寧に吟味して、優秀な講師を増やしています。

あとは、受講科目の幅を広げることも今後力を入れたい部分ですね。個別指導では全科目対応可能なのですが、1時間あたり1,100円で受講することのできる科目は英語と数学だけ。これをなんとか全科目対応にしていきたいと考えています。

私たちの願いは、この予備校を始めた当初から変わらず『生徒の成績アップと、最短距離での第一志望校への合格』です。私たちに求められているのはこれだと思っているので、そこにコミットしたいということはいつも講師陣と話し合っていますね。

取材後記

リーズナブルな価格で一流講師陣の授業を受講できることが魅力の『オンライン予備校StudyOn』さん。授業料が安い秘密は教室を持たずランニングコストがかからないため、一流の講師ばかりがそろっているのは講師同士のつながりがあるためと、インタビューを通じてなるほどと膝を打つことの連続でした。福田さんが一貫しておっしゃっていたのは「成績アップと、第一志望校合格への最短距離」という言葉。予備校を利用されている生徒一人ひとりへの熱い気持ちが伝わってきて、胸が熱くなりました。授業1回あたりの価格を抑えることに尽力した結果、安すぎるあまり保護者の方から懐疑的な目で見られることがあり悩んでいると苦笑いしていらっしゃったことも印象的でした。

【『塾選（ジュクセン）』編集部 佐々木愛】

※掲載内容は2024年3月時点の情報です。