中学受験に向けた共働き家庭の塾選びのポイント!面倒見のよい塾も紹介
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
中学受験のために塾探しをしたいけれど、何を基準に選べばよいかわからないという共働き家庭の方も多いのではないでしょうか。日々の家事に育児に加えて仕事があると、じっくり塾を探すのもなかなか難しいでしょう。
とはいえ、子どもの将来のためにも安心して任せられる良い中学受験塾を探したいところです。本記事では、共働き家庭に特に知っておいてほしい塾選びのポイントについて解説しています。
中学受験におすすめの塾も紹介していますので、ぜひ子どもにとって最適な塾選びのための参考にしてください。
共働きで中学受験を成功させるのは難しい?
結論からいうと、共働きだからといって中学受験の成功が難しいということはありません。
女性が社会で活躍しやすい世の中になり、今や共働き世帯は全体の7割以上を占めている時代です。
(参照:内閣府 第7図 共働き世帯数と専業主婦世帯数の推移(妻が64歳以下の世帯))
そのため、中学受験を目指す子どもの多くは両親が共働きという家庭環境で育っています。
中学受験を目指すとなると、両親が共働きの家庭では十分に子どもの勉強をみられないのため大丈夫かな?と、不安に感じる保護者の方もいるでしょう。
共働きは中学受験において後ろめたさを感じるようなことではありません。
むしろ、親が一生懸命仕事をがんばっている姿勢は子どもにとって「かっこいいお父さん・お母さん」として受け取られれば良い刺激となる場合があります。
「お母さんも今日は仕事がんばるから、〇〇くんも塾がんばってきてね!」と声かけができれば、一緒にがんばっているという気持ちも芽生えやすいでしょう。
とはいえ、もちろん共働き家庭だからこそ注意しておきたいポイントもあります。中学受験を成功させるために共働き家庭が気を付けておきたいことについては、別の記事でも詳しく解説しているのでぜひ確認してください。
・中学受験がうまくいく親のメンタルや心構え|親の役割やメンタルを良くする方法など解説
・中学受験に失敗する原因は?うまくいかない親・子どもの特徴や失敗しないためのポイント
中学受験に向けた共働き家庭における塾選びのポイント
中学受験を決めたら、子どもの合格のために中学受験対策ができる学習塾を比較検討することになります。
共働き家庭で中学受験対策を進める時に気にかけておきたいのが、家庭での受験勉強のサポートです。
授業がない日でも塾を利用できるか、そもそも子どもが行きたいと思える居心地のよい塾か、小学生が一人で通っても大丈夫な場所に塾があるかどうかなど、子どもが一人になる時間が多くなる共働き家庭だからこそチェックしておきたいポイントがあります。
ここからは子どもの中学受験に向けて塾を選ぶ際にチェックしておきたい共働き家庭ならではのポイントを、以下の5点に絞って紹介します。
・保護者がやるべきことが少ない
・学習管理などサポート体制が充実している
・家から近く通いやすい
・自習室が完備されている
・気軽に質問できる
・講師との相性や塾の雰囲気があっている
一般的な中学受験に向けた塾の選び方については、以下で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
・中学受験に向けた塾の選び方!失敗しないためのポイントを紹介
・約40%の保護者が後悔している中学・高校・大学受験の塾選び。失敗しないために重要な体験授業の活かし方を徹底解説!
保護者のやるべきことが少ない
子どもの勉強面については一通り任せられる面倒見のよい塾を探すようにしましょう。
多くの中学受験の塾では、宿題や予習・復習などの自宅学習については保護者が家で見ることが求められます。中学受験の塾から課される宿題の量は、学校の量とは比べ物にならないほど膨大です。
週末にまとめて取り組むだけで、大量の宿題をただこなすだけになってしまい、学習効果向上に期待するのは難しいでしょう。とはいえ、毎日じっくり子どもと一緒に勉強時間を設けられる家庭ばかりではないのが実情です。
昨今、生徒一人ひとりに寄り添ったサポートが手厚くなっている傾向にあり、保護者がやるべきことを最小限にしてくれている塾もあります。
子どもからしても自分の学力を把握してくれている塾の講師が手厚くサポートしてくれれば、安心して勉強に集中できます。
学習管理などサポート体制が充実している
授業時間以外でも充実したサポート体制が整えられているかを確認しましょう。
授業は参加しているだけで「今何をすればよいのか」を明確に指示されるため、効率よく学習ができます。しかし自学自習では、自分で学習計画を立てなければなりません。
受験勉強に慣れていない子どもにとって、自分で何をすればよいのかを考えて計画を立てるのは難しいことです。
学習塾の中には個別に家庭学習計画を立ててくれるところや、学習の進捗管理をしてくれるところがあります。
保護者が子どもと一緒に学習計画を組み立てるのが難しいという家庭の場合は、学習管理のサポートまで手厚く行ってくれる学習塾を探すようにしましょう。
家から近く通いやすい
塾を選ぶときは、子どもが一人でも通える距離にある教室を探すのがおすすめです。
一般的な中学受験の塾の授業は、17時頃から授業が始まるように設定されています。
共働き家庭では、塾まで子どもを送るのが難しいということもあるでしょう。
特に冬の時期は17時でも日が落ちているため、子ども一人で家から塾まで行く道中の安全面が心配になりますよね。
家の近くに進学塾がないという場合には、候補の塾までの行き方を事前に確認しておくことが大切です。
自習室が完備されている
授業がない日でも利用しやすい自習室が完備されている塾を探しましょう。
小学生が長時間自宅で一人で勉強するのは、集中力が低下しやすいのであまりおすすめできません。
勉強時間を確保することは重要ですが、環境を整えてあげることも大切です。
自習室があれば、受験勉強に励んでいるライバルと一緒に勉強できるというメリットも生れます。塾の講師が見守ってくれているため、自宅で一人で勉強するよりも安心です。
子どもに声をかけてくれたり、励ましてくれたりするような雰囲気の自習室がある塾を選べれば、子どもの勉強へのモチベーションも上がりやすいでしょう。
気軽に質問ができる
気軽に質問できる環境が整っているかどうかも重要視したいポイントです。
中学受験対策として塾に通う場合、授業が多く塾にいる時間が長くなりがちです。
平日はほぼ毎日、放課後から夜まで塾で勉強するというスケジュールの受験生も少なくありません。
だからこそ、子どもにとって疑問に思ったことや質問を気軽にできる環境なのかどうかは重要です。
自分から発信できる環境であれば、一人でがんばらないといけないと気張りすぎることもなく、楽しみながら塾に通いやすくなります。
授業の雰囲気や、授業時間以外での塾長や講師の雰囲気などを見学の際に確認しておきましょう。
子どもたちが楽しそうにコミュニケーションを取っている様子が見れる塾であれば安心です。
講師との相性や塾の雰囲気があっている
実際に指導を担当する講師との相性は事前に必ず確認しておきましょう。
また、塾の雰囲気が子どもに合っているかチェックするのも重要です。
「塾=子どもがイヤイヤ通うところ」というイメージを持ちがちですが、実際にはそのようなことはありません。
塾の授業は中学受験の指導のプロが集中できる工夫をたくさん取り入れており、新しい知識を子どもたちに提供しています。新たな知識を身につけ、できることが増えていくのは、本来子どもにとって知的好奇心が刺激される楽しい経験です。
もちろん勉強が結果につながらなかったり、わからないことが増えて壁にぶつかったりすることもあるでしょう。うまくいかないときでも子どもが信頼している講師がいたり、がんばろうと思えるような雰囲気であれば乗り越えていけます。
しっかり成果が出る塾を探すためにも、講師との相性や塾の雰囲気はチェックしておくべき重要なポイントです。
共働きで中学受験を成功させるためのポイント
共働きの家庭が中学受験を成功させるためには、以下のようなポイントがあります。
・夫婦でやることを分担する
・宿題や学習計画・進捗を確認する
・土日は徹底して子どもの面倒を見る
・子どものメンタルケアを欠かさない
保護者でやることを分担する
保護者と子どもがチームになることは中学受験を成功させるために大切です。
チームとして家族が一致団結するために重要なのが、子どもの中学受験における役割を保護者がそれぞれがしっかり担うということです。
例えば「子どもの塾の送迎はお父さんが行く」「お弁当はお母さんが用意する」など小さなことでも良いので誰が担当するのかを決めてみましょう。
どちらか一方が受験に対して無関心になってしまうと、子どもにとっても保護者にとっても良い方向には進みません。
家庭によって担当するバランスは多少変わってくるかもしれませんが、何かしらの役割を明確にして「一緒に受験する」というチームとしての意識を高めることが大切です。
宿題や学習計画・進捗を確認する
共働きで忙しくてもぜひ取り組んでほしいのが宿題や学習計画の進み具合を確認することです。
中学受験対策として塾に通っている場合、塾からほぼ毎日何かしらの課題が出されます。
個別指導塾であれば、日割りで家庭学習計画を作成していることも多いです。
自宅では、塾で出されている宿題や学習計画に子どもがしっかりついていけているかどうかをチェックするようにしましょう。
いくらすばらしい学習計画や効果の高い宿題が出ていても、実際に取り組めていないようであれば意味がありません。
基本的な学習のペースは受験のプロである塾に任せた方が効果的ですが、塾に任せきりにするのではなく保護者が家庭での子どもの様子を確認することが大切です。
塾と保護者が連携して子どもの学習をサポートすることは中学受験の対策を効率的に進めていくために、とても重要なポイントといえます。
土日は徹底して子どもの面倒を見る
子どもと一緒になって受験勉強に向き合う時間をつくることはとても大切です。
特に共働きの家庭では、仕事が終わって帰宅すると家事で手一杯ということも多いでしょう。
子どもと学校や塾の話を少しできても、勉強に一緒に取り組んだり、腰を据えて受験勉強について話し合ったりする時間を確保するのは難しいです。
だからこそ、土日は時間が許す限り子どもと一緒に受験勉強に向き合う時間をつくるよう心がけましょう。
隣で勉強の様子を見たり、集中力が切れてきたら一緒に気分転換に外出するのもおすすめです。
テストの結果などが返却されているのであれば、前回よりもできたところや、がんばった過程をしっかりと褒めてあげてください。
保護者が子どものことを応援しているという気持ちが伝われば、土日を楽しみにして平日は学校や塾で一生懸命がんばろうというモチベーションの向上が期待できます。
子どものメンタルケアを欠かさない
子どもを一番近くでサポートするのが保護者の役割です。
中学受験の勉強を進めていく過程で、成果が出なかったり、必要以上に周りと比較しまったりなどナイーブになる時期も出てきます。
特に受験が近づいてくる時期はメンタルが不安定になる子どもも少なくありません。
子どもの気持ちの小さな変化や不安をいち早く察知して、早期にメンタルケアをすることが大切です。
思い詰めているようであれば、外に連れ出して一緒に楽しい体験をしてみるのもよいでしょう。
子どもが不安な気持ちを吐き出そうとしている様子があれば、否定せずにとにかく受け入れてあげてください。
塾では丁寧な指導や適切なアドバイスはできますが、子どもの心に寄り添った深いサポートができるのは家族です。最も近くにいて子どものことを大切に思っている保護者だからこそできることなので、メンタルケアは意識するようにしましょう。
中学受験の時期の子どもへの関わり方については別の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
・中学受験における親の関わり方|親子喧嘩や関係を悪化させる原因、解決法など解説
志望校の学校説明会には休みを調整して参加する
志望校の学校説明会には積極的に参加するようにしましょう。
第一志望以外にも、通いやすい学校や気になる学校の説明会には足を運ぶのがおすすめです。
志望校と比較することもでき、行きたい学校がより明確になるきっかけにもなるでしょう。
学校説明会の日程は早い時期から公表されているので、余裕をもって確認し、仕事の休みを調整してください。
子どもも一緒に参加することで、学校の雰囲気や通っている学生の様子を見ることができるため、モチベーションアップも期待できます。
一つの家族イベントだと捉えて、楽しい気持ちで家族全員で出向きましょう。
・中学受験に向けて親ができることは?受験が成功する親の特徴、子どものやる気をアップさせる方法も解説
・中学受験で親がイライラする原因は?ストレスを解消する方法や親の役割、すべきことも解説
共働きの家庭で4大塾はおすすめできる?
中学受験を目指すなら大手の進学塾を検討する家庭も多いでしょう。
進学実績・指導実績共に豊富なため、通わせておけば安心というイメージがありますよね。
ここからは4大塾といわれる以下の中学受験塾の特徴について紹介していきます。
共働き家庭ならではのチェックしておきたい観点を中心にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
SAPIX
SAPIXは小学校1年生から6年生を対象にしている中学受験を専門とした進学塾です。
指導実績は豊富で、毎年各地の難関中学校への合格者を輩出しているため、進学意欲の高い生徒が多く通塾しています。
SAPIXではテキストを授業がある当日に配布されるため、予習を行えないシステムになっているのが特徴です。
毎回新たなテキストが手元に来るので、プリント類の整理が苦手な子どもにとっては管理が難しいでしょう。
自宅で取り組むのは復習のみですが、扱っているテキストの量が多いため学習スケジュールを効率的に組み立てる必要があります。
共働き家庭では毎日じっくり子どもの学習に向き合ったり、時間を取って一緒に考えたりするのが難しいという場合もあります。
SAPIXを検討する場合は、家庭学習のサポート体制を確認しておくことが必要です。
日能研
「中学受験と言えば日能研」というイメージを持っている方も多いほど、知名度が高い大手進学塾です。
小学校1年生から6年生までを対象とした集団授業スタイルですが、対話式で指導が行われています。
講師が生徒一人ひとりと向き合い発言を促しながら授業を展開しているため、受け身で指導を受けるよりも高い集中力を持って授業に臨むことができるでしょう。
また、受けたばかりの問題を即座に採点できるシステムを導入しているため、試験結果をすぐに確認して見直せるのも特徴です。
使用するテキストの量が多く、授業で扱うものから家庭学習用のものまで豊富に用意されています。
いずれも秀逸な教材ですが、上手に活用できるかは本人次第なので注意が必要です。
得意や苦手を把握し、持っている教材から自分にとって必要なところを抜粋して取り組まなければなりません。
保護者が試験結果などを基に一緒に振り返りをして、これからどう勉強していくかについて子どもと話し合う時間を設けることが必要になるでしょう。
仕事で忙しい日々を送っていたとしても、週に1回程度は学習スケジュールを子どもと一緒に考える時間をつくることが大切です。
四谷大塚
四谷大塚は、年長から小学校6年生までの中学受験生を対象に指導している進学塾です。
年長から小学3年生までは、学ぶ楽しさを知ることを目的としたカリキュラムで授業が進み、本格的な中学受験に向けた対策は小学校4年生から始まります。
早い段階から通っていることで勉強に対して前向きな気持ちで自主的に取り組む姿勢が身につくため、中学受験のよいスタートを切りやすいのが特徴です。
四谷大塚では「週例テスト」が毎週実施されています。一般的な進学塾の中でも頻度が高く、平均点が約50点~60点と難易度が高いのが特徴です。
せっかく取り組んでも復習が追い付かなかったり、なかなか点数が取れないことでモチベーションが下がってしまったりする子どももいます。
テスト結果の確認だけでなく、家庭で頻繁に復習を行ない、テスト結果の受け止め方についてもサポートすることが重要です。
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーの中学受験対策は、熱量の高い講師から激励されながら指導を受けるのが特徴的な進学塾です。
ほかの大手進学塾と比較すると1クラス当たりの人数が15名程度と少人数なため、一人ひとりに目が行き届きやすい環境で授業が行われています。
また、家庭との連携を意識したサポートが受けられるのも特徴です。定期的に電話での報告を行い、塾の様子を聞けるので、共働き家庭にとっては心強いサポートといえるでしょう。
受験直前になると、強制ではないもののハチマキを頭に巻いて指導を受けるというシーンが見られ、体育会系の印象が強い側面があります。
塾の熱量の高さと、子どもの温度感が合わないというケースもあります。
特に共働きの家庭では、テストの結果だけでなく、子どもから最近の塾の様子などをヒアリングする習慣をつけておくように意識するとよいでしょう。
中学受験に向けた面倒見のよいおすすめの学習塾10選
共働き家庭におすすめできる面倒見のよい中学受験塾を10選ご紹介します。
それぞれのおすすめポイントについてもまとめていますので、塾探しの参考にしてください。
中学受験におすすめの学習塾 | 共働き家庭におすすめのポイント | 問い合わせ |
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個別教室のトライ | 子どもの状況に合わせた オーダーメイドの学習プランがある。 |
料金を知りたい |
臨海セミナー中学受験科 | 少人数制での指導で一人ひとりに 目が行き届くので安心。 |
料金を知りたい |
市進学院 | 個別に作成した学習計画表で 家庭学習もサポートしてくれる。 |
料金を知りたい |
個別指導の明光義塾 | 定期的なカウンセリングを実施するなど 保護者との連携体制が充実。 |
料金を知りたい |
進学個別指導のTOMAS | 完全1対1なので子どもの学力や メンタルの変化にもすぐに気付ける。 |
料金を知りたい |
個別指導WAM | 大手進学塾別の対策コースもあり 併塾する場合はサポートを任せられる。 |
料金を知りたい |
代々木個別指導学院 | 定期的な面談で志望校の選び方や 保護者のやるべきことなどを相談できる。 |
料金を知りたい |
湘南ゼミナール | 理解度を重視した対話型の授業で 子どもの様子を丁寧に見てくれる。 |
料金を知りたい |
栄光ゼミナール | 受験する学校や日程などを組み込んだ 最適な合格プランを個別に提案してくれる。 |
料金を知りたい |
希学園 | 授業だけでなく家庭学習の 計画立てから実施までサポートしてくれる。 |
料金を知りたい |
個別教室のトライ
個別教室のトライでは、子ども一人ひとりの現状を丁寧に分析したうえで志望校の最新受験情報を基にして学習プランを作成しています。
志望校の入試傾向に合わせたプランとなっているため、中学受験の知識として必要とされている単元の中から重要なものだけに焦点を絞って、効率的に対策することが可能です。
中学受験の指導実績豊富なプロ講師が授業を担当するため、安心して子どもの指導を任せられます。
また、最新の受験情報の共有や受験スケジュールの提案は、教育プランナー兼教室長が担当しています。
なかなか受験について調べる時間が取れない共働き家庭にとって、心強いサポートが受けられるのも特徴です。
【参考記事】個別教室のトライの料金は実際いくら?学年ごとの費用を徹底解説!
臨海セミナー中学受験科
臨海セミナー中学受験科では、少人数制のクラスで中学受験専門の講師が指導を行います。
カリキュラムが週単位で組まれ、個別対応も行ってくれるため、なかなか子どもとじっくり向き合う時間が取れないという共働きの家庭でも安心です。
授業では毎回確認テストが実施されるため、学力を細かくチェックできる体制が整えられています。
また、宿題の管理も徹底的に行ってくれるので、取り組み具合で習熟度を把握してくれているのも心強いポイントです。
集団塾なので切磋琢磨できる仲間がいる環境でありながらも、細やかなサポート体制で子ども一人ひとりと向き合ってくれるのが特徴の学習塾です。
【参考記事】臨海セミナーの料金を徹底解説!他塾と比べて授業料は?
市進学院
市進学院は特に千葉県の中学受験に強い学習塾です。
「めんどうみ合格主義」を掲げており、志望校合格を目指して一人ひとりに寄り添った丁寧な指導を実践しています。
授業で学ぶだけではなく、家庭学習との両輪指導を重視しており、授業内容と完全にリンクしている家庭学習専用の教材が用意されています。
自宅で一人でも取り組めるように詳しい解説がセットされているため、家庭学習をそばで見守るのが難しい共働き家庭でも安心です。
また、電話連絡以外にも定期的に面談の機会を設けるなど、保護者との細やかな連携を行っているのも特徴です。
最新の学校情報や受験情報についてもタイムリーに受け取ることができるため、進路指導も安心して任せられます。
【参考記事】市進学院の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
個別指導の明光義塾
個別指導の明光義塾は、中学受験に必要とされている学力と思考力を伸ばす指導を行っています。
中学受験の形式は多様化していますが、授業は全て一人ひとりの志望校別の学習プランを基に行われています。
適性検査型入試やプログラミング入試、英語入試など志望校の特徴に合わせながら授業を進めるため安心です。また、家庭での勉強量を確保することも重視しているため自宅学習の進め方の案内もあります。
定期的なカウンセリングを実施しているので、決めるのが難しい子どもの進路について一緒に考えて受験計画や学習計画を組み立ててくれます。
受験の知識がないという家庭でも丁寧に中学受験をリードしてくれる学習塾です。
【参考記事】明光義塾の料金(授業料・季節講習料金)は?774名への独自調査から分かった実際の料金や成績変化などのリアルな声、他塾との授業料比較も紹介
進学個別指導のTOMAS(トーマス)
進学個別指導のTOMAS(トーマス)は、完全1対1で指導をしている個別指導塾です。
志望校の入試出題傾向や難易度と現状の学力を踏まえて、合格まで逆算したカリキュラムを作成しています。
指導は担任制で行われるため、子どもの授業を担当するのは毎回同じ講師です。子どもとの信頼関係が築きやすく、小さな変化にも気付き、すぐに対応してもらえるので安心して任せられるでしょう。
また、進学個別指導のTOMAS(トーマス)では、講師の指導・マネジメントを行う担当社員が子どもの担任として成績を管理するシステムとなっています。
保護者へは状況をよく把握している担任から進捗の報告や課題の共有として適宜面談や電話での報告があるので、連携が取りやすいのも特徴です。
担任がいることで保護者も相談先が明確になるため、疑問や質問があった時にもスムーズに対応してもらえるのも嬉しいポイントでしょう。
【参考記事】進学個別指導のTOMAS(トーマス)の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
個別指導WAM
個別指導WAMは、中学受験対策として個別指導WAMだけで受験を目指すコースと進学塾と併塾できるコースが用意されています。
一人ひとりの志望校と現状に合わせて、最適な学習プランを用意してくれるのが特徴です。地域の学校情報を各教室が把握しているため、子どもが通っている小学校の学習状況を踏まえて授業を進めます。
中学受験生ならではのメンタル面のサポートもできるプロ講師が揃っているので安心です。
授業がない日でも利用できる自習環境が整えられているので、学習習慣を身につけることもできるでしょう。自習サポートもしてくれるので、毎日安心して通わせられます。
【参考記事】個別指導WAM(ワム)の料金を徹底解説!他塾と比べて授業料は?
代々木個別指導学院
代々木個別指導学院では、学力を高めるだけでなく、志望校の決定など中学受験の進め方についても丁寧にサポートしています。
初めての中学受験の場合では、そもそも志望校をどのように決めたらいいかわからないという家庭も少なくありません。
最新の学校情報を提供してもらえるのはもちろんですが、合同説明会への参加や学校見学など、具体的な志望校決定までのプロセスについても提案してもらえます。
また、定期的に受験した模擬試験の結果について細かなフィードバックがあるのも特徴です。
志望校判定だけでなく、科目や単元ごとでの変化、結果を踏まえた今後の学習方針についてのアドバイスを受けられます。
子どもの現状を把握して適切な関わりをしやすくなるため、忙しい保護者にとってはうれしいサポートです。
【参考記事】代々木個別指導学院の料金は実際いくら?塾生116名に聞いてみた
湘南ゼミナール
湘南ゼミナールでは、公立中高一貫校の受験対策コースや個別指導での私立中学の受験対策コースが用意されています。
公立中高一貫校の受験対策コースでは、公立中高一貫校を専門とする講師が指導を担当。
個別指導のコースで講師1名に対して、生徒は最大2名までの形式で指導が行われており、一人ひとりの志望校と現状を踏まえて学習をサポートしています。
首都圏に教室を展開していますが、特に神奈川県の受験に強い学習塾です。
【参考記事】湘南ゼミナールの料金は実際いくら?塾生155名に聞いてみた
栄光ゼミナール
栄光ゼミナールでは、中学受験専用のカリキュラムを用いて順序よく学習が進められています。
講師と生徒の距離感が近く、一人ひとりの成長と向き合いながらきめ細かいサポートをしているのが特徴です。特に家庭との連携は密に行っており、十分に話し合いを重ねながら志望校合格に向けた最適な学習プログラムを用意しています。
授業では定着度を測るテストが実施され、その結果や授業の様子・学習状況を記した個別のカルテを確認しながら生徒ごとに課題を設けてマネジメントを実施。家庭学習計画表を作成しているので、子どもが何をしたら良いかわからずに手が付けられないという状況を防げるのもうれしいポイントです。
自習室も用意されているため、授業以外の日でも塾で勉強ができます。
【参考記事】栄光ゼミナール(集団コース)の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
希学園
希学園は、難関国立中学校・難関私立中学校を目指す中学受験生をサポートする進学塾です。
中学受験での学びを通して「克己心」を育み、将来の生きる力を養うことを目指して指導を行っています。
第一志望校合格のために必要な知識を習得させることはもちろんですが、人間性を高めることにも力を入れているのが特徴です。難関校合格を目指す生徒ばかりが通う塾のため、指導の熱量は高く、厳しさもある指導が行われています。
家庭学習についても自分で計画を立てて必ず行うことを指導し、塾で状況を把握しているので、勉強の様子を細かく見れない家庭でも安心して任せられます。
保護者からの希望があれば随時教育相談も行っているので、疑問や不安があればいつでも解消できるのも心強いポイントです。
【参考記事】希学園の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
まとめ
共働きの家庭だからといって子どもの中学受験に影響が出ることはありません。
重要なのは、保護者は仕事を、子どもは受験勉強を一生懸命がんばりながら、一緒に受験を乗り越えていこうとする姿勢です。
共働きの家庭では、十分に子どもの勉強を見る時間が取れないなど、多かれ少なかれ「できないこと」は出てきます。必要なサポートは塾の力も借りながら、子ども・保護者・塾がチームとなって受験に臨める態勢を整えていきましょう。
この記事では、共働き家庭に特におすすめできる塾を中心に紹介してきました。ぜひ参考にしながら、家庭環境や子どもにあったサポートが受けられる学習塾を探してください。
執筆者プロフィール
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。